相沢沙呼のレビュー一覧

  • マツリカ・マハリタ

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    ネタバレ

    柴山が行動することで成長し、交友関係が広がっていく。それに伴い、マツリカとの関係性も変化していく。
    おわかれソリチュードでは、松本梨香子、マツリカの関係について、すっかり騙された。

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    2022年08月18日
  • 小説の神様

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    それぞれに心に傷を負った二人が、葛藤を経て小説を作り上げる話。
    やや都合がよいストーリーだったり、主人公がやたらひねくれていたり、前半はなかなか進展しなかったりと、多少ストレスは感じる。
    しかし終盤の、それぞれの過去を乗り越えて心を通じ合わせる様は思わず心を揺さぶられるものがある。小説は願い、という言葉が印象に残った。

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    2022年08月11日
  • 卯月の雪のレター・レター

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    人生に"if"はないと言う。その時その時で精一杯の選択をしてきた結果、今の自分があるのだから。その線の上で、生きてゆくしかない。
    そのことを悟ってから、私はとても楽になったように感じています。自分の生き方に自信がついたというか。若い頃は、選択する場面はたくさんあるのに、選択の根拠に自信がなくて、疲弊していた気がします。
    相沢沙呼さんの作品に出てくる少女たちは自己肯定感の低い子が多いけれど、それはこういうことなのかな? とこの作品を読んで感じました。

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    2022年07月14日
  • マツリカ・マハリタ

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    マツリカシリーズ第2巻 マツリカシリーズ3部作の第2巻。廃ビルに住む謎の魔女マツリカに命令されて学校の怪談を調べる柴山は高校2年生になった。魔女は現実の存在なのか?それとも幽霊か? 前作では人に対して見えない壁を作っていた柴山ですが、高校2年生になり少しづつ壁が取り払われていきます。その過程が青春小説っぽくていい感じに楽しめました。

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    2025年12月21日
  • マツリカ・マジョルカ

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    柴山祐希は、旧校舎の5階から身を乗り出した女性を助けようと飛び込んだ。しかし、マツリカと名乗る女子高生は、祐希に冷たく一瞥して、学校に現れる原始人を探せと命令した。 マツリカシリーズの第一巻です。青春ミステリで殺人が起きない日常系と言われるジャンルです。わたしは、3巻目から読んだのですが、最初からきちんと読んだ方が良いです。物語のもっとも重要な部分をネタバレされてしまいますから。文体は、静かで耽美な感じで、すぅーっと物語に感情移入してしまいます。

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    2025年12月21日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    購入済み

    本当に全部伏線でしたね。それまでの違和感がラスト見事に明かされて爽快だった。騙されたっ!今まで読んだミステリーとは一味違って面白かったです。

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    2025年04月25日
  • マツリカ・マジョルカ

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    ネタバレ

    廃墟に住む美人な女子高生マツリカと臆病で柴犬っぽい男子高生柴山の学園ミステリ。

    マツリカから意味不明な命令を渋々受けるけど、振り回される日々も悪くない彼。この関係が好き。
    柴山に気さくに話し掛けてくれる小西さんとの関係も好き。

    謎に満ち溢れた彼女のことほぼわからなかった。
    卒業式の後、引き換えした柴山はマツリカに会えたのか。マツリカはなぜ廃墟に暮らしてたのか。
    続編を読めばわかるかなぁ。

    原始人の皮肉や、聞こえないはずの泣き声、いなくなったアリス、柴山の秘密。どの話もちょっとブラックな真相で後味が悪い。

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    2022年02月10日
  • 小説の神様(1)

    購入済み

    ありがちな内容なのだけど

    売れない高校生作家の主人公と人気高校生作家のヒロインの物語。
    ありがちな内容なのだけど合作として、どのような物語を生み出すのか?
    主人公は覚醒していくのか?物語がどういう風に展開していくのか興味はあります。

    #アツい #ドキドキハラハラ #萌え

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    2022年01月04日
  • 午前零時のサンドリヨン

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    胸きゅんストーリーだなって思いながら読み進めていたけど、最後はミステリ小説らしく種明かしには感動しました。主人公の男の子が鈍感なのがもどかしい笑

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    2021年08月23日
  • 午前零時のサンドリヨン

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    ミステリー&高校生日常&マジック
    デビュー作なのでとっちらかっている印象もあったけど、初が魅力的でマジックは文章なのに目の前で起こっているような驚きがあって面白かった。二人の関係がまどろっこしくて、というか主人公に花がなくてもっと頑張れ男子!!って思ったけどラストはよかった。

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    2021年08月21日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    マツリカシリーズ3作目にして初の長編モノ。
    主人公の柴山は、深い心の傷を負い、それ故煮えきらない性格、そしてモテない陰キャラ、常にメンタル弱々な男子高校生。対して探偵役のマツリカさんはというと、廃墟となった雑居ビルに住んでいるという謎の美少女、態度も振る舞いも絶対的存在、そして芝山を虜にさせる美貌の持ち主、でもってキレッキレの推理能力。このキャラ関係は本作でも健在。
    今回も、柴山はマツリカさんから、学校内での怪談話の調査を命じらる。
    怪談話から曰くありげな過去の不可解な出来事が浮かび上がり、そこから現在の怪しげな出来事に発展し、さながら二重構造の謎を呼ぶ。学園モノ日常の謎の本格ミステリなので殺

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    2021年07月19日
  • マツリカ・マハリタ

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    マツリカシリーズの2作目。前作と同様に連作短編集の体裁を取りつつ一冊の本で大きなお話となっている。
    主人公柴山少年のメンタルか弱さは今回も炸裂。ちょっとづつではあるが高校生活も充実し始めるが、謎の美少女マツリカには、毎回色んな意味で翻弄される。二人の掛け合いは更にパワーアップ。アオハルですな。

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    2021年07月10日
  • マツリカ・マジョルカ

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    主人公の柴山は、高1男子、クラスに馴染めない陰キャラ。そんな彼が、謎多き美少女のマツリカと出合ったことから、学校の不思議な出来事の謎解きに関わる。学園モノ、青春ミステリの連作短編集。圧倒的にか弱い柴山にたいし、マツリカは、絶対的女王様的な存在で、かつ耽美でミステリアスな安楽椅子探偵。キャラ設定がトンがってるのだが、描写もプロットも、そして伏線もしっかりして単なる連作短編集にとどまらない一冊。
    『medium』にて、してやられた感の相沢沙呼だが、本作はmediumよりも7年前の作品だという。他の作品も追いかけてみたくなった。

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    2021年07月09日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    シリーズ三作の中では一番おもしろかったです。トリックはちょっと非現実的な気がしましたが、柴山君が頑張っている姿がよかったです。

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    2021年06月18日
  • マツリカ・マジョルカ

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    不思議なテイストの本でした。自分が中高男子校だったこともあり、この作家さんの学園ものの本を読んでいると、共学の学校に行きたかったなと思います。

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    2021年06月06日
  • 卯月の雪のレター・レター

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    酉乃初シリーズと「ココロ・ファインダ」の後にこの本を読んで、静かで抑揚が抑えられた文章が印象的でした。

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    2021年06月02日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    ネタバレ

    これまでマツリカシリーズは小さな謎を解いていって最後に大きな謎でしめくくるの言う感じが多かったが今回はひとつの謎に集中して取り組んでいく感じの作品だった。
    推理を出しては失敗しての繰り返しは自分も小説の登場人物と試しているようで良かった。

    最後のマツリカさんの登場シーンがカッコよすぎる、
    また、どんな人でも皆自分の存在価値を求めて生きていくんだなと思った。たとえそれがどんなやり方であろうと、、

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    2021年05月20日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    ネタバレ

    今までの流れがあったから芽生えた葛藤や楽しみ。

    正義感?真面目さ?倫理観?何っていうか表現は難しいけど、自分のことを陥れようとした人を思いやれるだろうか?ともに過ごした時間まで、嘘だったかのように思ってしまいそうだ。そんなことはないのに。

    今後は楽しい思い出が増えることを予期させる終わりでした。

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    2021年05月19日
  • マツリカ・マハリタ

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    変化が著しいですね。
    でも学生の時ってそうだったかも。ちょっとしたことが全然ちょっとしたことじゃなく感じたり。些細なことで爆笑したり。
    感情を吐露できる相手ができて良かったように思う。

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    2021年05月19日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(下)

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    一人で悩んで変わろうとも語ろうともしないのが重要だとはわかりつつ辛かったがこれからも悩みつつも自分の考えで書き続けていく、小説を好きでいるという気持ちを感じられて良かった。

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    2021年05月18日