相沢沙呼のレビュー一覧

  • ロートケプシェン、こっちにおいで

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    ネタバレ

    登場人物の苗字しか出てこないから、誰と誰のことかなと思いながら読みつつ、普通に読んでいくと矛盾が出てきて、あぁ、これは騙されてるんだろうなと思いながら読んでた。
    わかったあとに読み返してみると、なるほどと納得。それでいくと、マックでトイレから出てきた織田が急に帰る件とかも、酉乃が言った理由とは違うことに気がつく。
    それにしても、シリーズこれで終わりですか?と思ったところで、続編を書きたくないとかなんとか、小説の神様に出てきたっけかなと思い出す(うろ覚えだけど)

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    2020年04月19日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    マツリカがなんだかんだで、ミステリの謎を解き明かす。

    偶然を装い、謎解きの役を担うことになった芝犬くん。
    さて、どうなる?

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    2020年04月06日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(下)

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    ネタバレ

    小説を書くのは読者のため。えらく遠回りをして、当たり前のことにたどり着いた。
    だからと言って、簡単に書けるものでもないのだろうが。

    顔を顰めたり、眉を顰めたりするシーンの多い小説だな、と感じた。

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    2020年03月27日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(上)

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    ネタバレ

    いつの間にか秋乃と真中さんの話が中心になってきている?
    小説を書くことの意義が延々とこうされている感じ。青っぽい議論も悪くない。

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    2020年03月25日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(上)

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    ネタバレ

    映画化すると聞いたので手にとって見たが
    こちらはシリーズの続刊のようだ。

    上巻を読んだ限りでは、九ノ里がやや良い印象だが
    そこまで活躍を見せておらず
    共感できるキャラクターがいない為、
    淡々と読んでいる。

    そんなにも『最近の高校』は未だに漫画を嫌い、
    図書委員は漫画や雑誌、ラノベを読むことも許されないのだろうか。
    漫画村をモデルにした件にしても、
    こんなに最近の高校生はモラルがなく頭が悪いのか?
    と疑問に感じた。
    好む物語の話でも、同族嫌悪で失敗し成長する主人公を
    好きにならないというのも同じく疑問だ。
    本当にそんなものなのだろうか。

    ただ、確かに
    もう物語じゃ人の心は動かせなのかもしれ

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    2020年02月10日
  • 卯月の雪のレター・レター

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    繊細な少女の心情を綴っているところは相沢氏らしいのですが、ミステリー要素がなく繊細さだけでは明らかにターゲットから外れている自分は楽しめなかった。
    それにしても氏の作品を読んで毎回思いますが、男性が書いているとは信じ難いです。

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    2020年01月17日
  • ココロ・ファインダ

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    高校の写真部に所属する4人の女子高生のそれぞれの視点から語られる短編集。

    ハタから見るとキラキラして悩みや葛藤も無さそうな少女たちですが、容姿に自信が持てなかったり、学校や家の居心地が悪かったり、自分らしさを見失ったり、人知れず悩みを抱えています。

    人は誰もが悩みを抱えて生きていますが、彼女たちはその若さゆえ、悩みに直面した時、立ちすくんでしまうのです。
    自分の悩みが他人より深刻に感じてしまったり。
    お互いに思いやる気持ちはあるのにうまく届かず、行き違いが生じてしまったり。
    幸せになりたいのに、悩みを自分で作り出してしまう自家中毒な面もあったりして。

    そんな彼女たちの繊細な心の動きを、カ

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    2019年12月31日
  • スキュラ&カリュブディス―死の口吻―(新潮文庫nex)

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    好きな作家さんだけど、これまでの著作とはだいぶ世界観が違います。伝奇物は好きだけど、これは普通かな。題材が同じでも、もう少し料理の仕方が違ったら、印象は違ってたかなと思う。

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    2019年09月15日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(上)

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    ネタバレ

    小余綾と千谷は、小説としての意義・価値が何であるかを模索する。成瀬は、裏切った唯一の友人と再会する。

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    2019年01月31日
  • ココロ・ファインダ

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    高校の写真部に在籍する四人の日常の葛藤。可愛い友人と服を選ぶことに複雑なミラ、自分でもわからない似合う服を教えて欲しいような押し付けないで欲しいような面倒さの秋穂、孤高で才能もあるけれど遊びじゃないと認めて欲しくてくずおれそうなシズ。ハブっていた過去が終盤で反転するカオリの話は印象も反転した。

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    2018年10月10日
  • マツリカ・マハリタ

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    相変わらずうじうじした自分語りが鬱陶しい/ しかし青春模様はいい/ マツリカさんの年齢が明らかになり、残すは名前だけか/

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    2018年10月08日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(下)

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    どうして物語を書くかの問いの答えは持ち合わせてないけれど、どうして物語を読むかの答えなら常に持ってる。

    好きだから。

    たったそれだけの簡単な答えをどうして見失ったりするんだろうね。

    どちらの問いもきっと至極簡単で、簡単だからこそ当人は不安になって間違っているのではないかと手放して迷子になる。

    相変わらず世の不満をいろいろぶっこんできて、小気味好くもあり、もういいんじゃないの?とも思うけれど、この鬱蒼とした答え探しの物語を、若い世代に広く読まれてほしいと思います。

    わたしはいつまでも、このシンプルな答えを疑うことなく持ち続け、誰かにとっての九ノ里であり続けたいと思います。

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    2018年09月23日
  • マツリカ・マハリタ

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    ミステリ。日常の謎。シリーズ2作目。
    主人公とマツリカさんの関係に変化が。
    ミステリとしては微妙かな。
    ”写真”がひとつのテーマに。
    主人公の過剰なネガティヴ思考は嫌いです。☆2.5くらい。

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    2018年08月19日
  • マツリカ・マハリタ

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    ネタバレ

    学校近くの廃墟ビルに住みつき、望遠鏡で学校を観察している謎の美少女・マツリカ。
    彼女に命じられ、高校生の柴山は学校の怪談を調べていた。
    『一年生のりかこさん』という、過去に飛び降り自殺をしたという少女の霊にまつわる噂を追いかけるうちに、柴山はある真実に辿り着く・・・。

    前作同様、学校の怪談を調べていく中で出会う「日常の謎」をマツリカと柴山が解決するという話の流れになっています。

    謎自体は小粒で、何気ない謎なのですが、真相には誰かのままならない思いがつまっていて、それが明らかになるたびにどうしようもない切ない気持ちに駆られました。
    他人を羨む自信の無い自分に自己嫌悪を感じたり、楽しそうな周囲

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    2018年05月20日
  • マツリカ・マジョルカ

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    ミステリ。日常の謎。連作短編集。
    「原始人ランナウェイ」はアンソロジーで既読。
    作者の太ももフェチがハッキリ描かれていて面白い。
    内容はまずまず。続編が気になる感じ。

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    2023年07月01日
  • 卯月の雪のレター・レター

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    〇 概要
     揺れ動く少女達の心,温かさや切なさに満ちた謎を叙情豊かに描く,独立した5つの短編からなる短編集。青春ミステリの名手が贈る,珠玉の短編集

    〇 総合評価
     相沢沙呼の作品が持つ雰囲気は非常に好きである。この短編集にある5つの作品も,いずれも十分楽しめた。ベストは,「チョコレートに,踊る指」。この作品の叙述トリックの使い方はとてもうまい。更に,それだけでなく,ユリとヒナとスズという三人の少女の関係がなんとも言えずブラックで心に残る。相沢沙呼らしい作品だと思う。全体を通じた仕掛けもなく,「小生意気リゲット」といったミステリらしさが薄い作品もあるなど,寄せ集め的な短編集だが,相沢沙呼が好き

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    2017年02月26日
  • スキュラ&カリュブディス―死の口吻―(新潮文庫nex)

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    ファンタジー。ミステリー。サスペンス。ホラー。エロ。グロ。伝記。
    個人的にはファンタジーの印象が一番強い。
    序盤は入り込みにくかったが、中盤からはいい感じ。

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    2016年08月14日
  • 卯月の雪のレター・レター

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    揺れ動く少女たちの心理を巧みに描いた日常の謎短編集。

    お互いを思いやる姉妹や女友達同士の葛藤を丁寧に描きながら、すこしだけ切ない謎を加えた5編の短編でした。

    何をやりたいのかわからず、模索して立ち止まっている若者の心の動きに魅せられます。

    将来に対する不安や懼れなど、簡単にはとても表せない気持ちを取り繕うことなく懸命に前を向いている姿には、自分も通ってきた道なので、懐かしさと尊さと感じますね。

    著者は男性だというのはすぐにわかりました。
    何となく、女性が女性を描いた時のリアルさが無いんですよねー。
    これはこれでいいと思うし、悪いわけではないのですが・・・、うっすら「うーん、違うかなー。

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    2016年08月09日
  • 卯月の雪のレター・レター

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    どの作品もとても良かった。でも不思議と☆3つ。
    あらすじ(裏表紙より)
    妹思いの姉に冷たくあたるようになった、高校生の妹の変化と不可解な行動の理由とは。クラスで嘘つき呼ばわりされている小学生の女の子が、教育実習生にある事件を目撃したと言うのだが、はたして本当か。祖父に届いた手紙を巡る謎を女子高生が追う表題作ほか、揺れ動く少女たちの心と、温かさや切なさに満ちた謎を叙情豊かに描く全5編。青春ミステリの名手が贈る珠玉の短編集。

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    2016年04月17日
  • 卯月の雪のレター・レター

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    最後の話。いいねぇ。いわゆる表題作。
    本好きの人には、主人公の気持ちがよくわかる話だね。
    読んでない本が100冊ぐらいあるよ、毎月増加してる、いい加減電子書籍にしなきゃなと、話とは何の関係もない事を考えてしまった話。
    全体的には、ミステリ色がもう少し欲しいと思った。

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    2016年04月07日