相沢沙呼のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレマツリカさんの誘惑度が一作目よりもアップしていて「何もそこまでしなくても……」と思ってしまう。でもきっと何か理由があるのかな?と考えて読み進めていった。
最終話でついにマツリカさんの秘密に触れたのかもしれないと思ってソワソワしてしまった!
松本梨香子という名前を何度聞いても「マツリカ」という音を連想しなかったので、まさか?!と素直に衝撃が走ったけれど、そこはマツリカさんだからちゃんと謎は残しておいてくれた。
男子高校生の悶々とした妄想に付き合うのは大変だけど、一応成長はしているし、マツリカさんが一体何者なのかは気になるかな〜。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ冴えない男子高校生と大人びた先輩美少女マツリカが活躍する学園ミステリ。
主人公は勉強も運動もできないし、人との会話もままならず、クラスの中心に入っていけないのにもかかわらず美少女とお近づきになるという、現実にはあまり無さそうな設定ではある。でもここはとことん男子高校生目線で楽しませてもらった。
廃墟に住んでいるというマツリカさんは謎が多すぎて、洗濯とか食事とかトイレとか諸々の生活はどうしているのか、その妙な言葉遣いはなんなのか、何も分からないけれどなんだか許せてしまう。明らかに人間に興味を持ちながら、自分のことには無頓着で虚無すら感じさせるところ、気まぐれに見せる優しさ。今のところ分かったのは -
Posted by ブクログ
まだ2話目までだけど、
中学生とか学生とか、
陰キャで居場所がないとか
読書で現実逃避とか、
あるよねー、わかりみが深い。
やっぱ誰しも
居場所や拠り所になるものって
絶対必要だと思う。
特に思春期で周りからの評価が気になる時ってのは
ほんと辛いのよね。
読書でも友達でも先生でも家族でも、
とにかく何かしら頼れるものあてにできるものがあれば、なんとかしのいでいける。
さて中学生におすすめできる
恋愛でも部活でも友情でもない小説、
なにがあるかなーと考えるんだけれど、
なかなか難しいね。
家族ものならいいなら
重松清かな。東野圭吾もいけるかな。
芥川もいいかな -
Posted by ブクログ
教室には居場所のない女の子たちが、図書室で過ごす中で、司書のしおり先生や、本と出会い、一歩を踏み出す連作短編集。
作家さんを分かって購入したわけではなかったので、『medium』の人かと分かり、驚く。
読んだ後に解説を読むと、とても丁寧に次の作品へと誘ってくれる。良き。
ネイリストになりたいというアイルーが、友達の描いたイラストの爪にネイルを塗るシーンが好き。
趣味やグループで序列が決められていた、あの頃、なんでそんな、しょうもないことを信じるしかなかったんだろう。
その序列でしか、「価値」を見出されなかった人のための世界で、数年間私は生きてしまった。
壊したいと今なら思うけれど。
ど -
Posted by ブクログ
鮎川哲也賞を受賞した、相沢沙呼さんのデビュー作。
マジシャンである女子高生を探偵役に、彼女に恋する同級生の男の子を語り手に据えた、日常の謎系ミステリの連作短編集です。
ミステリにマジックの要素を加える、そのアイデアが面白いですね。
前半に張り巡らせた伏線を、終盤で一気に回収するのは連作短編集の王道ですが、その手腕がとても鮮やかで、細かいところにも配慮されていると思います。
ただ、語り手である主人公の恋する気持ちは理解出来るのですが、何かにつけてヒロインに強要するような言動にはイライラすることが多々ありました。
語り口の軽さとは対照的に、謎の背後にあるものは重く、学校という狭い世界で生