相沢沙呼のレビュー一覧
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シリーズものの1作目。現在3作目まで出版されています。普段は手に取らないタイプの作品なのですが、ネットでミステリ小説を探していたところ、3作目の「マツリカ・マトリョシカ」の評価が高く、そちらを先に読んでみました。結果、大ハマりとまではいかないものの、1作目と2作目も読んでみようかなと思えるくらいには面白かったです。
それで1作目と2作目も読んでみると、分かりやすく作者の成長が感じられるシリーズでした。(後発の霊媒探偵城塚翡翠シリーズは未読ですが、ドラマは見ていて、かなり面白かったです)。
特に1作目である今作は、文章自体の読みにくさはないものの、表現や話の展開、構成力などはイマイチでした。ただ、それを考慮してか、短編集てきな構成になっていたので、サクサク読み進めることはできました。ミステリ部分も一定のレベルに達していると感じました。
ネタバレにならない範囲で少しだけ具体的に上げると、主人公の男子生徒はもの凄い劣等感と後悔を持っていて常にクヨクヨしています。表紙の女性は女王様タイプでそんな主人公に接するのですが、彼の下心とか妄想とかいつも爆発させています。それでも3作目ではミステリとか青春のパートなどのバランスがそこまで悪くないのですが、1作目の今作ではクドイくらいに悩みと妄想が繰り返されるので胸焼け気味です。
なので、この手の作風が得意でない方は、シリーズ3作目の「マツリカ・マトリョシカ」から読むことをおすすめします。3作目は、1作目の評価で読むのをやめるには、勿体ない程には面白い作品だと思うからです。なお、一応1作目と2作目と登場人物が揃っていくという形なので順番に読むのがベストですが、今シリーズにおいては想像で補える範囲かと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレねぇ、卵の殻が付いている
サエ
中学二年生。保健室登校をしているが、クラスに戻る。
ナツ
中学二年生。保健室登校をしている。
長谷部
保健の先生。
松本先生
好きな人のいない教室
律子
森川
中学二年生。
塚本
いつも、ピーチの匂いがする。ぱんぱんに膨らんだ化粧ポーチを鞄に隠し持っているような子。
岸田
森川の隣の席の男子。絵が上手い。
田村先生
吉田
クラスメイト。おとなしい女の子。
ミウ
松尾先生
死に死にたいノート
真希
藤崎と同じ小学校で、私立中学に進学。
藤崎
図書委員。ノートを落とす。
河田千瀬
弓道部。
宇佐美先生
あっちゃん
河田の友だち。バスケ部。
プリーツ・カースト
梓
ふわふわとしておしゃれさん。
福原真由
梓と同じダンスの班。体育が苦手。
エリ
真由とは同じ小学校だった。
野田
馬鹿な男子の筆頭。
里穂
天文部。
マキ
加奈子
放課後のピント合わせ
堀内しおり
自撮りをネットにあげている。
ヨーコ
ナオ
三年生の彼氏ができた。
吉沢
大西
柳先生
しおりの担任。数学教師。
雨の降る日は学校に行かない
飯島
小町サエ
さっちゃん。
千恵
しおりとは小学校で何とも同じクラスになった。
飯島
背が高くて、モデルをしているみたいに可愛らしい。
由希枝
小学校のとき仲が良かった。
川島
担任。
長谷部
保健の先生。
岡崎ナツ
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ネタバレ好きだったやつだけ感想
『恋澤姉妹/青崎有吾』
唯一現代百合じゃない。何となくスチームパンクっぽいというかデカダンぽい印象。武器が靴べらって???
『九百十七円は高すぎる/乾くるみ』
ひたすら算数。先輩に対する思慕と友人に対する恋情が女子高百合っぽい。「先輩に飼われたい」って言ってる女子高生、なんか笑ってしまう。
『上手くなるまで待って/円居挽』
主人公の記憶に穴がある所、まあ人間だからそういう事もあるか、と思いつつそんな忘れてる事ある?と思って最後まで違和感。
『百合である値打ちもない/斜線堂有紀』
一番現代ぽい百合。女の子の方が美醜を気にすると思うし、配信に対するコメントがリアルで醜い。「私の為にわかりやすく可愛くなってくれてありがとう」っていう台詞が良かった。そんな事言える?好き。
『微笑の対価/相沢沙呼』
一番好きだった。結局こういう女王様みたいな美少女が一番良いんだよな。最後のモノローグだけ蛇足感。 -
Posted by ブクログ
ーたぶん、きっそう。
あたし、ずっとずっと、さびしかったんだ。ー
テーマは6人の少女の「孤独」
彼女たちが抱える孤独はどこか覚えがあるけれど完璧に理解できるわけではない。彼女たちの抱える感情は彼女たちのものと思える絶妙な読者との距離感。
それぞれのお話のどこかが繋がってるのが短編の醍醐味。前の話ででてきた子が主要人物になったりするから読んでて切り替えはスムーズに出来ました。
とある短編だけ繋がらないのも最後には納得できる。
いわゆる日常シーンで使われる「若者言葉」に違和感があったけど、それ以外の日常はリアルに感じました。
どの物語も先が気になる終わり方をします。その先を読むことは出来ないけれどその先は彼女達の物語。そういう終わり方は好き嫌いがありそう。私は苦手じゃない -
Posted by ブクログ
面白かった。学校もので、連作短編もののミステリに欲しい技も効いている。
いまいちハマりはしなかったのは、わたしがもはや思春期男子だった頃を忘れかけているためと、不思議で高圧的でセクシーなお姉さん?(本作の安楽椅子探偵であるマツリカさん)になじられパシられながらも大事にされてドキドキもする……という所が自分のツボ…というか性癖とは違う所にあったからで、本作が悪いわけではないし、ドキドキして悶々としちゃうシーンの書きぶりがなんか書いていて楽しそうなのがこっちにもしっかり伝わってくるのはむしろ好感度が高いです 笑
シリーズ3作目が本格ミステリ大賞のノミネート作なので、そこまで読んでみるつもり…