相沢沙呼のレビュー一覧

  • 午前零時のサンドリヨン

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    ライトな小説のフリをして謎の立て方・解き方が
    計算されたコージーミステリで、探偵役の女子高
    生が不安定・不完全な精神なのに、マジシャンを
    身にまとった途端、ロジカルに謎を紐解く(´・ω・`)

    サンドリヨンがシンデレラだと知ったのは今です

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    2023年06月05日
  • 小説の神様

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    正確に書くと星3.1。
    小説家が主人公で、主人公が自分の仕事に思うことの節々に現実感があって、もしかして作者が思っていることなのかなと思って読んだ。
    ヒロインの性格の変わりようにちょっと違和感を覚えたが、これは人によるかもしれない。
    2人の小説がその後どうなったのかと、主人公の小説の変化は書いていて欲しかった。

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    2023年05月21日
  • マツリカ・マジョルカ

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    軽いミステリで、一番の謎は放置して物語は進む
    マツリカ、女王にして下僕を従える様がステキ
    柴犬(本名は名乗らせてもらえない)は、廃墟に
    棲むマツリカという生物を上目遣いに見る('ω')ノ

    腰まである髪、切れ長の眼、スカートの裾から覗
    く白い太腿、それを眺め、同じ空間にいる代わり
    に雑用をこなすこの作品・・・気に入っているw

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    2023年05月08日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    最初の2編を読んで、ちょっと合わないかなと思って最後の短編を読んだ。典型的ないじめ描写が、ちょっとリアルさにかけるかなと思ってしまったのは当事者じゃないからだろうか。

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    2023年04月20日
  • 午前零時のサンドリヨン

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    鮎川哲也賞を受賞した、相沢沙呼さんのデビュー作。

    マジシャンである女子高生を探偵役に、彼女に恋する同級生の男の子を語り手に据えた、日曜の謎系ミステリの連作短編集です。

    ミステリにマジックの要素を加える、そのアイデアが面白いですね。

    前半に張り巡らせた伏線を、終盤で一気に回収するのは連作短編集の王道ですが、その手腕がとても鮮やかで、細かいところにも配慮されていると思います。

    ただ、語り手である主人公の恋する気持ちは理解出来るのですが、何かにつけてヒロインに強要するような言動にはイライラすることが多々ありました。

    語り口の軽さとは対照的に、謎の背後にあるものは重く、学校という狭い世界で生

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    2023年04月07日
  • マツリカ・マジョルカ

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    マツリカシリーズ1作目。
    四つの短編からなる、連作短編。
    高校で起きる謎を、ミステリアスな美女・マツリカさんが話を聞くだけで解決してしまうという、分類的には学園ミステリになるのかな?

    マツリカさんの描写がセクシーで、それを見つめる柴山の思春期男子ならではの妄想もリアルで、なんだかドキドキしてしまった。

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    2023年02月25日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    自分の存在価値に疑問を抱く思春期の子供達に焦点を当てた、学園ミステリ。

    シリーズの3作目、、、とは知らず本作から読んでしまった。それ故に少し楽しみきれなかった感がある。「マツリカ」って何者?!と読みながらずっと思ってたので…
    ストーリーの進むテンポ感も少し遅く感じられた。
    1作目と2作目も大枠で伏線になっているらしいので、読んでみたい。

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    2023年02月14日
  • invert II 覗き窓の死角

    匿名

    購入済み

    収録作は2篇と少なめだが、どちらも城塚翡翠の内面が伺える内容になっている。
    そして、今作まであまり深く触れられなかった彼女のイデオロギーに強くフォーカスが当てられている。
    キャラの掘り下げが主軸となっていて、シリーズ三作で一番好みの作風。
    城塚翡翠というキャラが好きな人は読んで損はない作品。

    #笑える #切ない

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    2023年02月08日
  • 小説の神様

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    いかに理想とされる人でもやはり現実は容赦なく何かしらある。それでも前に進む。
    …しかし主人公がウジウジ…グチグチ?してんのがちと長く、思わず流し読みしてしまった…。

    最後は前向きで良かったです。

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    2023年01月23日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    全く違う性格の少女たちでも、理由は違えど「学校に行きたくない」その思いは同じ。
    学校に行きたくない少女たちの成長の奮闘記。

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    2023年01月18日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    ネタバレ

    現在のところこの「マツリカ」シリーズはこの第三巻まで発行されている。予備知識なしにこのシリーズを読み始めたので、この「マトリョーシカ」で最大の謎であるマツリカさんのことが語られてシリーズが終わるのかと思っていたが、どうやら違うみたいだ。

    まさかこのままこのシリーズが、様々な謎を回収しないまま終わるとは思えないので、続編を楽しみに待ちたい。

    さて本作であるが、シリーズ初めての長編である。「マツリカ」さんの登場場面が少ないのが寂しい。その分柴山君は相変わらずウジウジしながらも頼もしく成長しており、八面六臂の活躍を見せる。

    密室の謎があまりに回りくどく、その謎解きに自分自身がのめり込めなかった

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    2023年01月08日
  • 小説の神様

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    一也と詩凪の掛け合いが、見ていて微笑ましかったです。スランプに陥る作家、千谷一夜の作品をファンとしていつまでも待ち続けてくれる編集の河埜さんと一也の妹、雛子ちゃんの存在が温かかった。
    ラストで一也が気づく、「小説とは、◯◯だと思う」のセリフにグッと来ました。シリーズの続きも読んでいきたいです。

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    2022年12月04日
  • 小説の神様

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    ・小説に込められている「願い」のちからと、それを綴る戦いの話し。
    ・書店に並んでいる全ての小説と作家の後ろにこれがあるかと思うと、本棚がとても大きく見える。
    ・もし、この作家が実はこんな想いをしていないとすると、むしろその想像力に驚嘆する。

    1.小説の神様
    2.小説の神様 上 あなたを読む物語
    3.小説の神様 下 あなたを読む物語
    4.小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    2023年02月22日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    ネタバレ 購入済み

    やはりこの手は・・・。

    2022年11月読了。

    TVドラマが始まる前に入手していたのだが、何だかんだで積ん読していて、ネットニュース等で「信じられないどんでん返し」等の字句を見て、それなら「早く原作読まないと、碌にドラマも観られないな」と急いで読んだ。

    感想としては、「○○が犯人」のパターンはそれ程世に珍しくは無いのだが、主人公が「全く○○の○力を持っていない」と云う点が、今までに無かったタイプなのかなと感じた。
    ただ、この手法を使ってしまうと、その後のシリーズは初作の「神秘性」を全放棄することに成るので、主人公の魅力が半減してしまうのでは?と云う気持ちも残った。

    正直言って、ラストのタネ明かし

    #シュール #アガる #切ない

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    2022年11月28日
  • 午前零時のサンドリヨン

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    デビュー作を読んだ事がなかったため早速読んでみました。
    ミステリーより学園青春(恋愛)の方が高く感じましたがテンポ良く読み進める事が出来ました。
    マジックを絡めながら伏線を上手く回収していく物語に続編も楽しみな一冊。

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    2022年11月20日
  • 雨の降る日は学校に行かない

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    普遍的なテーマだと思うけど、良かった。
    心理描写が繊細で、主人公たちの気持ちがよく伝わってきた。私が特に好きなお話は「放課後のピント合わせ」。しおりの最初の方の行動は、見ていて気持ちの良いものではなかった。でも、しおりの行動にも理由があることがわかって、なんとも言えない気持ちになった。
    「死にたいノート」の涼の気持ちも少しわかる気がした。物語を綴ることが好きなのも同じだった。より良く明日を生きたいと思わされた。

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    2022年11月17日
  • invert II 覗き窓の死角

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    古畑方式は犯人応援しちゃうから苦手

    最初の話しは結局、何のために別荘にいて犯人の動機ってなんだったのか説明ありました???
    ちゃんと読んでなかったのかな

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    2025年06月22日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    j

    購入済み

    ドラマを見て気になって

    ドラマで最後を知るより原作を味わいたいと思い購入しました。ドラマで放送されてる部分に伏線が多いのですが、一回見てる分どうしても流し読みしてしまい後にピンとくる感覚が弱く感じました。

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    2022年11月10日
  • マツリカ・マジョルカ

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    大事件ではなく、身近な出来事の謎解きなのでミステリー要素は今一つだった。マツリカさんのキャラを愉しむための本という感じ。

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    2022年10月22日
  • 小説の神様

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    後半、、というよりほぼ終盤の第五話からようやく面白くなった印象。主人公は内省が多い上にやたら卑屈で自己評価が低いので、気持ちよく読み進めることが困難でした。その調子でまるまる四話分、ほぼ転調もなく続くのでなかなか苦痛でした。もう少しサクッと読めるかなと思っていたので、予想外に体力を使った感じです。
    おそらくわざと描いているのだと思いますが、表現が回りくどい上に結論に裏切りがないので、ただ冗長に感じる描写が多いように感じました。それが私にとっては合わないなと感じるポイントでした。
    また、直感的に読めない名前を主要人物に採用されているので、思い出すために何度も読み返さなければなりませんでした。その

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    2022年10月10日