相沢沙呼のレビュー一覧

  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    相沢砂呼は小説の神様の編集者河杢目線のお話を書いていて、これは小説の神様が好きな読者なら絶対面白いと思う。あとの作品は小説の神様をどっかに取り入れたお話達だった。
    これまでのアンソロジーは知ってる作家さんが多く書いてるもの読むことが多かったので、知らない人が一杯で新鮮だった。こういうので次の推し作家さんを見つけるのもアリです。実際発行数が少ない本を手に取ることは稀だと思うので。
    斜線堂有紀さんは気に入って読んでいて、この本の話も良かったです。
    後は櫻いいよさんの、本を読めなくなった書店バイトさんの話も好きでした。

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    2021年05月16日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    意識してなかった自分の小説への考え方に読んでいて気づいたり、好感が持てる文章の作家が多く作品の雰囲気がどれも良かった。

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    2021年05月13日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(上)

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    間違えてこの続編から読んでしまったが、さほど困らずに読めた。でも、ちゃんと続編として読んだ方が色々楽しめたんだろうな。
    自分に自信がもてずにうじうじした性格の人が語り手の割には読むのが辛くない。日常感じてることの表現が透明感があって、登場人物の年齢と合ってて良かった。

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    2021年05月13日
  • マツリカ・マハリタ

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    ネタバレ

    やっと少しずつマツリカさんのことが明らかになってきた。やはり最後の章で怒涛の伏線回収はとてもスッキリするし気持ちが良い。
    だんだん柴山にも友達が増えてきて少し嬉しいがマツリカさんの出番が少し減ったかな?
    まあ1番気になるのは小西さんと柴山の関係がどうなっていくかかなぁ〜、
    まあ最終巻も早くよもう、最近一気読みし過ぎているな、

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    2021年05月05日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(上)

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    作家と読者側の両方の視点から書かれていて色んな考え方が有って信じたいような話が薄っぺらく感じて残酷な真実が頭に残るのが印象に残った。登場人物がどんな結論に辿り着くのか気になる。

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    2021年05月04日
  • 卯月の雪のレター・レター

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    む〜ん...(^ ^;
    作品自体のクオリティはとても高いのですが、
    これまた「おっさんが読むものじゃなかった」感が(^ ^;

    それぞれが独立した短編集で、
    共通点としては全作品にミステリ要素があることと、
    若い女性が主人公の、若い女性向け作品だ、ということか。
    昭和の香りただよう「少女小説」という単語が浮かんだ(^ ^;

    ミステリ「要素」はあるが、それが主体と言うよりは、
    登場人物たちの小さくも深い「成長の一歩」
    みたいなものに主眼を置いているような。

    作品ごとの登場人物の造形は、とてもリアルで、
    それぞれに自分たちの考えがあり、
    それぞれの人生をちゃんと生きている感じがする。

    その中

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    2021年04月20日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    日常系であえて密室に挑んで多重解決を提示するあたり、挑戦的だしとても成功していると思う。さらに、高校を舞台にした青春もので、友人たちとの関わりの中で主人公が成長する様を描くという欲張りな作品。なのだけれど、前作といい、今作といい、どうしても主人公のキャラに違和感が。理屈としてなぜそうなっているかはわかるのだけれど、理屈としてわかる分だけ逆に馴染めないというか。フェチ的な描写もあまりマッチしない気がするんだけどなあ。でも、話としては面白い。

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    2021年04月10日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    ネタバレ

    シリーズ3作目にして初の長編。現実的に無理だろうと思われる推理の展開が続く中盤は中だるみしたけれど、最後は結構好きです。シリーズの良さも出ていたと思います。

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    2021年01月29日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    マツリカシリーズ初の長編は読みごたえがあった。
    マツリカの登場シーンが少ないが、ラストの劇的な登場には驚かされた。
    柴山の友達は徐々に増え、結構青春をエンジョイしているように見える。小西の想いは届くのか?
    口の悪い春日は、これからも柴山に絡んで欲しい。

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    2020年12月20日
  • マツリカ・マハリタ

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    マツリカの秘密は結局分からず。せも、少し分かってきた。柴山の仲間も増えてきて、3巻目が楽しみ。
    小西の気持ちも気になる。
    それにしても、この作者は太腿が好きだなあ。
    松本まりか という名前も、今読むとタイムリー。

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    2020年12月10日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    ネタバレ

    読後にまず思ったのは「小説の神様」であって「小説家の神様」じゃないんだ、ということ。小説に関わる人――書く人、読む人、売る人、評する人――すべての人の神様なんですね。だから、小説家以外の人達にも「小説の神様」と関わる物語があって、それぞれの人たちが小説と真摯に向き合って……というお話が生まれ、小説好きな私はそうしたところで本作が気にいったんだろうな、と思いました。

    個別の作品で言えば、収録作群の中では異色に映りますが「モモちゃん」が一番気に入りました。ラノベテイストに最初は違和感を覚えましたが、自作の世界に入り込んで自分の描写力の無さや知識の浅さを身をもって痛感するところなど、それこそ宮沢賢

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    2020年11月20日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(下)

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    全て良い終わり方だったのでよかった。
    小説がすごく好きなのでこんな感じなのかなーって
    思いながら、読んだ。

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    2020年10月31日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    ミステリー初心者だからかも知れないけれど,間違っていた謎解きも含め,すべての謎解きが面白かった.何種類もの謎解きを提示していって,最後にもっとも意外性のある謎解で締めるという趣向がすごくいい.
    解説に書いてあったように,1巻と2巻を本作のプロローグと捉えると,ずっと気に入らなかった哀れな柴犬も成長したようだし,物語の厚みがというか深みが違ってくる気がする.

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    2020年09月16日
  • 午前零時のサンドリヨン

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    mediumからたどり着き読んでみました。
    学園ミステリーかと思ったら最後は胸キュン小説になっていました。笑
    とは言いつつミステリーとしても、各章に散りばめられた伏線を最後に綺麗に回収していったのは爽快でした。
    あとは須川くんの心の声の描写が良いリズムで読みやすかったです。

    偽善かもしれないし、自分が他者との関係を維持する為かもしれないけど、初が他の人の心を揺さぶって救ってきたのは事実なのだから、最後に報われて良かったなあと。

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    2020年07月27日
  • マツリカ・マトリョシカ

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    ネタバレ

     マツリカ・シリーズ3作目にして初の長編。『密室「殺トルソー」事件』を、柴山君と仲間たちが解決していく。

     作中、登場人物の一人が「人が死なない密室を書いた小説で有名なものはないんですか?」と問うている。作者はこれにチャレンジしたわけだ。
     今作では柴山君と仲間たちがそれぞれの推理を披露していく。《古典部》シリーズの「愚者のエンドロール」に似たような展開だ。そして最後は、あの方の登場となる。1巻目と2巻目を読んでいたほうが楽しめる。それらに、伏線が張られていることに気づくだろう。柴山君の煩悩は相変わらずだが、マツリカさんの過去がまた少し明らかになる。
     
     あと、「もしこれが男性作家が書いた

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    2020年06月28日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(下)

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    ネタバレ

    上巻の感想に「続編が上下巻って、おかしくない?
    と少し思ってしまうが、続きは気になる。」と書いた。

    で、下巻を読んでの感想は…

    主人公2人のパートと秋乃のパートを分ければ、続編1冊とスピンオフ1冊にわかれそう。

    主人公側は、一也が小余綾の部屋で料理を作るシーンでのヘタレ一也の心情が本当によくわかる。
    ※自分もヘタレということかな。


    スピンオフ側は、地味な主人公が煮え切らずウジウジ悩んで、まるで一也の小説のよう。

    それぞれ別だと、星3.5と3.0ぐらいだけど、少し長くなることを我慢できれば、上下巻で3.8ぐらい。

    個人的には、上下巻で良かったと思う。


    ネット上の悪口が、TVで野

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    2020年04月23日
  • マツリカ・マハリタ

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    相沢さんの青春ものは、今も昔も陰キャの自分にはグサグサ刺さります。特に学生時代の居場所や、人との関わり方については、本当に理解・共感するところが多すぎて……

    『ココロ・ファインダ』や『雨の降る日は学校に行かない』といった少女たちを描いた作品しかり『午前零時のサンドリヨン』『ロートケプシェン、こっちにおいで』の須川君、そしてこのマツリカシリーズの柴山君しかり。特にこの柴山君の感情というのは本当に共感できる。今風に書くと「わかりみが深すぎる」というか。

    誰かと話すときに「相手は自分なんかと話していて楽しいのか?」と思って、そのうちそう思うことに疲れて、口数が減ったり、
    「何の取り柄もないし、面

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    2020年01月26日
  • ロートケプシェン、こっちにおいで

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    ネタバレ

    ○ 総合評価 ★★★★☆
     相沢沙呼お得意のスクールカースト,学校世界でのいじめをテーマにしたミステリ。日常の謎系のミステリではあるが,明るいテーマではなく,やや重いテーマの作品。トモという少女がユカという少女のことが好きでありながら,集団から孤立しないようにユカのことを裏切る。構成としては,プロローグと各章のRed Backの部分の視点人物,ユカという人物に好意を持っていながら,集団から孤立しないように振舞っているこの人物(トモ)が誰なのかについて,叙述トリックが仕込まれている。普通に読んでいると,この視点人物が,文芸部の冊子「十字路」に「霧の向こうのロートケプシェン」やネット上での小説の作

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    2020年01月19日
  • ロートケプシェン、こっちにおいで

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    ネタバレ

    読み終えて、まだ、誰が誰のことなのか掴み切れていないが、一つ一つの短編は面白くて、心地よい読後感がある。
    意地悪な気持ちから生じる不幸な出来事もあるが、須川君や初の前向きな姿勢が、それを振り払う。
    後半、初のギャグが減ってきたのが残念。
    ユニークな登場人物が、さらに活躍するところが見たい。

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    2019年12月27日
  • 小説の神様 あなたを読む物語(上)

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    ネタバレ

    年に何百冊も読むような読書家だが、本を買えないのが現実。貢献が少なくてすみません、と呟く。でも、本には意義があり、価値がある。

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    2019年10月31日