相沢沙呼のレビュー一覧
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高校生小説家二人による、小説を書く事の意義を描いた物語
中学生で覆面作家としてデビューした千谷一也
作品を出し続けても初版部数は減る一方
ネットの感想を見ては酷評されて、自分が書く意味を見いだせなくなっている高校二年生
そんな中、有名進学校から転校してきた人気作家の小余綾詩凪
担当編集の河埜さんの勧めで、小余綾がプロット、千谷が文章を書くという合作をする事になる
片や出せば売れる人気作家の考えた物語を、売れない作家である自分が文章を書いて台無しにしてしまうのではないかという考え
しかし、彼女にも秘密があり……
物語を綴る意義、物語の力とは?を考える物語
映画を見たので、小余綾さんのイメー -
Posted by ブクログ
ネタバレドハマリしている「霊媒探偵 城塚翡翠シリーズ」の著者、相沢沙呼さんの作品です。
帯にね、帯に書いてあるんですよ、
このミステリーがすごい!2020年版(宝島社)1位「medium」はこのシリーズから生まれた
って。
この帯を見ていなければおそらく手にすることのなかった本書......
翡翠ちゃんは出てきませんよ。
でも、2016年初版の本書を読めばわかるんです。
本書の3年後に相沢先生が翡翠ちゃんを生み出すのが。
あっ、翡翠ちゃん愛を語るところではありませんね^^;
コホン(´ρ`*)
えーっと、本書はシスコンの冴えない高校1年生柴山祐希が主人公の青春ミステリー。
クラスメイトと -
Posted by ブクログ
中学3年間は、私にとっても人生で1番、いい思い出のほぼない期間。
「だって、わたしたちは、たまたま同じ年に、たまたま近くで生まれただけに過ぎない。たったそれだけの理由で一緒くたにされて、教室という狭い空間に閉じ込められてしまう。自分に嘘をついてまで、そんな繋がりを大事にする必要なんて、ほんとうは、どこにでもないんだ。」
表題作の『雨の降る日は学校に行かない』が、読んでいて一番きつかったです。
クラスメイトだけでなく、担任の先生の言葉も。
「(親に)聞かれたら、答えなきゃならない」と思う気持ちも。
最初の話につながっているとわかってホッとしたけど、現実には解決につながらないケースの方が多い -
Posted by ブクログ
「わかりみが深い」「つらみが深すぎる」
本作『教室に並んだ背表紙』は青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』の優しさと、武田綾乃さんの『その日、朱音は空を飛んだ』の辛さを併せ持ったような、中学生の女の子達の自分と他人の距離感に悩む姿が6編入った連作短編集でした。
著者が『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』の相沢沙呼さんなのでミステリ作品かと思ったのですが、スクールカーストに悩まされながら生きる青春を描いた作品でした。
本作では学校図書室の司書として「しおり先生」が中学生の女の子達の支えになる存在として描かれていますが、最後の短編にして表題の『教室に並んだ背表紙』で、しおり先生が「しおり」 -
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そう来たかーーー!っていうクライマックスはさすが!!どうしても翡翠ちゃんのイメージが強い作者さんだけれども、そのいしずえは既に固められていた。
舞台は埼玉県の私立共学。
はっきり言おう。
埼玉県の公立女子高出身の私からすると母校の女子生徒をすべて敵に回すかのような甘酸っぱい青春ストーリーである。こんな感じでデートしたいなー(埼玉の高校生ver)を見事に演出してくれてるくっっっっっそ!!!
というのは置いといて、やはりマジックを取り込んだミステリーというのは面白い。私はどう足掻いても見破れない。悪意を全面にぶつけられて胸がはりさけるシーンもあるが、それも乗り越えないといけないのだと思い知