相沢沙呼のレビュー一覧

  • 教室に並んだ背表紙

    Posted by ブクログ

    教室 中学生 女の子 と聞くと絡んできそうな 恋愛 部活 が出てこないので、同世代の学生はもちろん大人が読んでも抵抗なく、読後感も悪くなかったです。
    第一話から出てくるあの子がどうなるのか気になりながら読み進めることになります。
    しおり先生がおすすめしてくれた、あのお気に入りの本はどんな内容なのか気になります。実はこの本をイメージしているのかな?

    0
    2023年10月04日
  • 教室に並んだ背表紙

    Posted by ブクログ

    孤独に寄り添うとはなにか、物語を読んで眩しいと思う感性、そして灰色の青春と、どこか真っ直ぐには生きていけない人たちの、ほんの少しの勇気を分け与えてくれる本だった。
    自分が中学か高校生の時に出会いたかった。

    0
    2023年10月02日
  • マツリカ・マジョルカ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ドハマリしている「霊媒探偵 城塚翡翠シリーズ」の著者、相沢沙呼さんの作品です。

    帯にね、帯に書いてあるんですよ、
    このミステリーがすごい!2020年版(宝島社)1位「medium」はこのシリーズから生まれた
    って。

    この帯を見ていなければおそらく手にすることのなかった本書......

    翡翠ちゃんは出てきませんよ。
    でも、2016年初版の本書を読めばわかるんです。
    本書の3年後に相沢先生が翡翠ちゃんを生み出すのが。

    あっ、翡翠ちゃん愛を語るところではありませんね^^;

    コホン(´ρ`*)

    えーっと、本書はシスコンの冴えない高校1年生柴山祐希が主人公の青春ミステリー。

    クラスメイトと

    0
    2023年09月21日
  • 教室に並んだ背表紙

    Posted by ブクログ

    未来が考えていたものと違ったとしても
    その時に抱いていた気持ちは
    きっと無駄にならない。
    そっと栞を挟んで読み返したくなるような
    大切な時間になる。

    0
    2023年08月28日
  • 雨の降る日は学校に行かない

    Posted by ブクログ

    中学3年間は、私にとっても人生で1番、いい思い出のほぼない期間。

    「だって、わたしたちは、たまたま同じ年に、たまたま近くで生まれただけに過ぎない。たったそれだけの理由で一緒くたにされて、教室という狭い空間に閉じ込められてしまう。自分に嘘をついてまで、そんな繋がりを大事にする必要なんて、ほんとうは、どこにでもないんだ。」

    表題作の『雨の降る日は学校に行かない』が、読んでいて一番きつかったです。
    クラスメイトだけでなく、担任の先生の言葉も。
    「(親に)聞かれたら、答えなきゃならない」と思う気持ちも。

    最初の話につながっているとわかってホッとしたけど、現実には解決につながらないケースの方が多い

    0
    2023年08月11日
  • 雨の降る日は学校に行かない

    Posted by ブクログ

    どのお話もラスト、主人公が自信を持って行動しようとするところで終わっていて応援したくなるような気持ちになりました。
    こんな人もいるんだって気付かされました。
    自分の軽い気持ちで発したいじりやいたずらが誰かを辛く惨めな気持ちにさせ、深く苦しめる可能性があると分かりました。

    0
    2023年08月03日
  • 教室に並んだ背表紙

    Posted by ブクログ

    「わかりみが深い」「つらみが深すぎる」

    本作『教室に並んだ背表紙』は青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』の優しさと、武田綾乃さんの『その日、朱音は空を飛んだ』の辛さを併せ持ったような、中学生の女の子達の自分と他人の距離感に悩む姿が6編入った連作短編集でした。

    著者が『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』の相沢沙呼さんなのでミステリ作品かと思ったのですが、スクールカーストに悩まされながら生きる青春を描いた作品でした。

    本作では学校図書室の司書として「しおり先生」が中学生の女の子達の支えになる存在として描かれていますが、最後の短編にして表題の『教室に並んだ背表紙』で、しおり先生が「しおり」

    0
    2023年07月23日
  • 教室に並んだ背表紙

    Posted by ブクログ

    爽やかなイメージを想像していましたが、
    なかなかに辛いストーリー
    特に最終話は、希望の終わり方でなかったですが、
    それが小説の醍醐味なのかも。

    0
    2023年07月15日
  • マツリカ・マジョルカ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【購入本】相沢沙呼part.2 ミステリアスで蠱惑的なマツリカさんと、地味で気弱な男子高校生、柴山の学園・青春ミステリ。ところどころの描写がキツい(というか、“ど”がつくほどエロい)が、話の内容としては十分。マツリカさんのひと言ひと言にもグッとくる。明るく快活なメガネ女子、小西さんの存在も魅力的だ。次巻も読みたい。

    0
    2023年07月09日
  • 午前零時のサンドリヨン

    Posted by ブクログ

    そう来たかーーー!っていうクライマックスはさすが!!どうしても翡翠ちゃんのイメージが強い作者さんだけれども、そのいしずえは既に固められていた。

    舞台は埼玉県の私立共学。

    はっきり言おう。

    埼玉県の公立女子高出身の私からすると母校の女子生徒をすべて敵に回すかのような甘酸っぱい青春ストーリーである。こんな感じでデートしたいなー(埼玉の高校生ver)を見事に演出してくれてるくっっっっっそ!!!

    というのは置いといて、やはりマジックを取り込んだミステリーというのは面白い。私はどう足掻いても見破れない。悪意を全面にぶつけられて胸がはりさけるシーンもあるが、それも乗り越えないといけないのだと思い知

    0
    2023年07月04日
  • 午前零時のサンドリヨン

    Posted by ブクログ

    短編四篇からなる物語。マジック×謎。
    個人的に主人公が途中まで苦手だった。好みが別れそう?

    でも、やっぱり山場の文章力と勢いが凄くて惹き込まれました!

    0
    2023年06月22日
  • ロートケプシェン、こっちにおいで

    Posted by ブクログ

    好きなことを好きって言える居場所があることは本当に嬉しいことなんだな。

    自己防衛のために知らないうちに誰かを傷つけているかもしれない。

    『心の声と自分の声をまったく一緒にするだけのことなのに、どうしてこんなに難しいのだろう。』

    0
    2023年06月22日
  • 卯月の雪のレター・レター

    Posted by ブクログ

    よく読書する子=頭がいい、賢いってイメージなくなってほしい。決めつけないで。
    あと暇だから読書してるわけじゃない、読みたいから読んでるの。

    それぞれに生き方の違いがあることを理解して、押し付けずに生きていきたいな。

    0
    2023年06月22日
  • ココロ・ファインダ

    Posted by ブクログ

    「あなたたちのイメージを、押し付けないで。」っていうのにすごい共感した。結局自分ってなんなんだろうって考えるきっかけになりました。答えは出なかったけれど。

    カメラ詳しくないから調べながら読んでたら、フィルムカメラで写真撮ってみたくなった。

    0
    2023年06月22日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    ネタバレ 購入済み

    ドラマ見てなくて結末知らずに見ましたが、だいぶ面白かった。最初は、あー普通の在り来りな感じなのねと思ったけど、大どんでん返しだった!まさかってかんじ!全く分からなかった
    読むべき 買って良かった。

    #アガる #深い #ドキドキハラハラ

    0
    2023年06月18日
  • 雨の降る日は学校に行かない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昔読んだ作品。

    保健室登校をしているナツとサエ。
    2人の平和な楽園は、サエが"自分のクラスに戻る"も言い出したことで、不意に終焉を迎える─。
    学校生活に息苦しさを感じている女子中学生の憂鬱と、微かな希望を描き出す6つの物語。
    現役の中高生達へ、必ずしも輝かしい青春を送ってこなかった大人達へ。
    あなたは1人きりじゃない。
    そう心に寄り添う連作短編集。

    この本は、短いお話が6つ入っている本なのですが、私が特に気に入ったお話は、6つ目の「雨の降る日は学校に行かない」です。
    このお話は、中学に入学してすぐ、とりあえず一緒にいる様な上っ面だけのグループに入った主人公のお話です。

    0
    2023年06月17日
  • 雨の降る日は学校に行かない

    Posted by ブクログ

    保健室通学が無い時代に生まれた自分は
    この物語のようにクラスカースト最下位
    の生き方を見いだせなかったので、実は
    羨ましく思える部分もある(´・ω・`)

    ナツとサエの物語・・・最近このような
    イジメの小説を読むなあ(心が痛い)

    0
    2023年05月17日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠(1)

    無料版購入済み

    絵がとても綺麗

    コミカライズ担当の清原紘の絵が非常に緻密できれいである。原作本の遠田志帆のカバー絵も大変に目を引いて魅力的であるが、このコミカライズ版の絵もなかなかに魅力的である。ただストーリー展開は原作を先に読んだせいか、物足らなく感じた。あまりアクションシーンもないしな。

    1
    2023年04月06日
  • 小説の神様

    Posted by ブクログ

    学生作家の2人が小説を合作するという設定が好き。作家の気持ち、小説を書くことへの向き合い方などが描かれているのも面白かった。
    主人公が悩んでる期間が長かったのが残念。まぁ悩みの部分が作者としては一番伝えたいところだったんだろうなとは思った。

    0
    2023年03月25日
  • 雨の降る日は学校に行かない

    Posted by ブクログ

    「学校へ行く=普通」
    という考え方が一般的だけど
    その枠組みに順応できない子、なんとか与えられた場所にいるけどもがき苦しんでいる子、いろんな子がいる。
    それは、フィクションに限った話ではない。

    本書の短編はどれも結末は明確に描かれていないけど、彼女たちの物語は続いていく。どこまでも。

    中学まではみんなと同じじゃなきゃいけない?
    そんなことない
    ある程度の規律は必要だけど自分も楽に呼吸できる場所を見つけられれば

    0
    2023年01月29日