卯月の雪のレター・レター

卯月の雪のレター・レター

693円 (税込)

3pt

両親を亡くした後、就職を機に「わたし」は妹を引き取る。ふたりで懸命に生きてきたが、最近になって妹が不可解な行動を取るようになり……。姉妹のあやうい関係を描く「小生意気リゲット」。教育実習先の小学校で出会った、嘘つき呼ばわりされる少女。彼女の言葉の真意を実習生が読み解く「狼少女の帰還」。祖父宛に届いた、六年前に亡くなった祖母からの手紙。それに込められた秘密を女子高生が追う表題作ほか、揺れ動く少女たちの心と、温かさや切なさに満ちた謎を叙情豊かに描いた全5編を収録。青春ミステリの名手が贈る珠玉の短編集。/解説=紅玉いづき

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卯月の雪のレター・レター のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月22日

    よく読書する子=頭がいい、賢いってイメージなくなってほしい。決めつけないで。
    あと暇だから読書してるわけじゃない、読みたいから読んでるの。

    それぞれに生き方の違いがあることを理解して、押し付けずに生きていきたいな。

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    Posted by ブクログ 2022年07月14日

    人生に"if"はないと言う。その時その時で精一杯の選択をしてきた結果、今の自分があるのだから。その線の上で、生きてゆくしかない。
    そのことを悟ってから、私はとても楽になったように感じています。自分の生き方に自信がついたというか。若い頃は、選択する場面はたくさんあるのに、選択の根拠...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月02日

    酉乃初シリーズと「ココロ・ファインダ」の後にこの本を読んで、静かで抑揚が抑えられた文章が印象的でした。

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    Posted by ブクログ 2021年04月20日

    む〜ん...(^ ^;
    作品自体のクオリティはとても高いのですが、
    これまた「おっさんが読むものじゃなかった」感が(^ ^;

    それぞれが独立した短編集で、
    共通点としては全作品にミステリ要素があることと、
    若い女性が主人公の、若い女性向け作品だ、ということか。
    昭和の香りただよう「少女小説」という...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月23日

    2018年46冊目。青春の揺れ動く感情を丁寧に描く繊細な短編集。⌈小生意気リゲット⌋謎解きの要素もあって、爽やかな読後感が光る。⌈チョコレートに、躍る指⌋一番重たい作品だけど、一番入り込める作品でもある。

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    Posted by ブクログ 2017年03月02日

    (内容)
    両親を亡くした後、就職を機に「わたし」は妹を引き取る。ふたりで懸命に生きてきたが、最近になって妹が不可解な行動を取るようになり……。姉妹のあやうい関係を描く「小生意気リゲット」。教育実習先の小学校で出会った、“嘘つき"と呼ばれる少女の言葉の真意を、実習生が読み解く「狼少女の帰還」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月24日

    何気ない日常のちょっとした違和感や事件とも言えないくらいの出来事を、関係者の心情とともに描いた短編集。
    中学生か高校生の時に読んでいれば、少女たちが持つ悩みや将来への不安に、もう少し共感できただろうか。

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    Posted by ブクログ 2021年06月15日

    傷つきやすかったり、不安定だったり。
    そんな少女や女性たちの心理を、叙情豊かに淡く静かに描きつつ、作中の温かい視点にほっと安心できる短編集だったと思います。一人静かに勉強していたら、そっと後ろからホットミルクを差し出されるような、そんな感覚。

    相沢沙呼さんといえば、青春小説+ヘタレ・陰キャ男子の印...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月17日

    繊細な少女の心情を綴っているところは相沢氏らしいのですが、ミステリー要素がなく繊細さだけでは明らかにターゲットから外れている自分は楽しめなかった。
    それにしても氏の作品を読んで毎回思いますが、男性が書いているとは信じ難いです。

    0

    Posted by ブクログ 2017年04月11日

    問題や影を抱える少女たちの心の揺れ動きを丁寧に描く短編集。ちょっとほろ苦くて、でも優しい気持ちになる。「小生意気リゲット」と「卯月の雪のレター・レター」が好み。ともに共感するところが多くて少し刺さる。

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