【感想・ネタバレ】マツリカ・マジョルカのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年06月22日

シリーズ一作目。
ミステリー要素としては重くないから、怖がりな私でも読めた。
日常の謎ということで、よく考えたらあ、そっか!となってスッキリ。
でも最後の最後の展開には驚きました。

柴山くん視点の描写が細かくて、読んでるこっちが恥ずかしくなった

0

Posted by ブクログ 2021年06月06日

不思議なテイストの本でした。自分が中高男子校だったこともあり、この作家さんの学園ものの本を読んでいると、共学の学校に行きたかったなと思います。

1

Posted by ブクログ 2024年03月13日

 クラスに馴染めず鬱屈した学校生活をおくる柴山祐希がある日廃墟に住むマツリカと名乗る女性と出会い、都市伝説や自分の身に起こった出来事を話し、それを聞いたマツリカがその謎を解く4つの短編からなるお話。それぞれ春夏秋冬で短編が描かれ、個人的にはミステリーというよりは青春小説としての面白さを感じた。それに...続きを読むしてもマツリカは何者なんだろう?

0

Posted by ブクログ 2024年03月10日

まずこの官能的な表紙のインパクトに惹かれます。そしてマツリカさんの切れ味鋭い推理力。そしてこの対照的な語り手の男子高校生のサエない性格にイラッとしながらも、不思議な魅力があって、また、若いなぁと思わせる青春小説でした。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月21日

ドハマリしている「霊媒探偵 城塚翡翠シリーズ」の著者、相沢沙呼さんの作品です。

帯にね、帯に書いてあるんですよ、
このミステリーがすごい!2020年版(宝島社)1位「medium」はこのシリーズから生まれた
って。

この帯を見ていなければおそらく手にすることのなかった本書......

翡翠ちゃ...続きを読むんは出てきませんよ。
でも、2016年初版の本書を読めばわかるんです。
本書の3年後に相沢先生が翡翠ちゃんを生み出すのが。

あっ、翡翠ちゃん愛を語るところではありませんね^^;

コホン(´ρ`*)

えーっと、本書はシスコンの冴えない高校1年生柴山祐希が主人公の青春ミステリー。

クラスメイトと話をする訳でも、部活にうちこむ訳でもなく、学校に行っても1人ボッチで過ごしていた祐希ですが、学校近くの廃墟に住む謎の女子高生マツリカ様と出会いで退屈だった日常が一変します。

本作は4作からなる連作短編。

いやいや、このマツリカ様の美人で頭脳明晰&スーパーツンデレ感は反則でしょー。

そりゃ、「柴犬」(マツリカが柴山に名付けた呼び名)も惚れちゃうよ~
いや、柴山(柴犬はマツリカ様だけの呼び名)だけじゃなくて、多くの男子はやられちゃいますよね^^;

初対面で「お前」よばわり、メールで無茶な要求、パシリに使われ、「お前つまらないね」だってさ。

それでもマツリカ様の魅力に取り憑かれていく祐希、ピュアだね~

正直、翡翠ちゃんの影を追い求めて読み始めた為、途中までの評価は☆3つ。
それがですね、最終話で☆4つに昇格した訳で、でも、その理由は内緒にしとこうかな( ・…・)クチチャック

☆5つに出来ないのは、やはり翡翠ちゃんとの比較ですが、個人的には満足( ¯﹀¯ )

そして、マツリカ様がいたから翡翠ちゃんが生まれたのはよく理解出来ました(*^^*)v

最後の終わり方も気になったけど、マツリカ様の続編ってあるのかなぁ...気になります。

あっ、もちろん翡翠ちゃんの続編も楽しみに待ってますよ~♪


高校1年の柴山祐希は、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで生活が一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いながらも、学園の謎を解明することに。男子高生の心情を描きだす、学園ミステリ。

内容(「BOOK」データベースより)

柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされつつも、学校の謎を解明するため、他人と関わることになる祐希。逃げないでいるのは難しいが、本当は逃げる必要なんてないのかもしれない…何かが変わり始めたとき、新たな事件が起こり!?やみつき必至の青春ミステリ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

相沢/沙呼
1983年、埼玉県生まれ。2009年、『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月09日

【購入本】相沢沙呼part.2 ミステリアスで蠱惑的なマツリカさんと、地味で気弱な男子高校生、柴山の学園・青春ミステリ。ところどころの描写がキツい(というか、“ど”がつくほどエロい)が、話の内容としては十分。マツリカさんのひと言ひと言にもグッとくる。明るく快活なメガネ女子、小西さんの存在も魅力的だ。...続きを読む次巻も読みたい。

0

Posted by ブクログ 2022年12月26日

マツリカさん、あんたはいったい何者なんでしょうか。この謎が解明されるまで私は、このシリーズを読み続けるでしょう。

女子高校生にして、スーパー女王様、そして安楽椅子の名探偵。「柴犬」君ならずともマツリカさんには惑わされ、その虜になってしまいます。マツリカさんの正体を知りたい様な知りたくない様な複雑な...続きを読む気持ちです。

ミステリーとしては日常のちょっとした謎解きですが、その切れ味はなかなかのものです。個人的には「原始人ランナウェイ」が、中高生にはいかにもありそうなお話で面白かったです。

これからの柴山君と小西さんの関係も気になりますし、これはもうすぐ続編を読むしかない。それにしても、作者の男心をくすぐる描写、見事に勘所を押さえています。もうニヤニヤが止まりません。通勤電車の中では読まない方がいいかもしれない(笑)

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月10日

廃墟に住む美人な女子高生マツリカと臆病で柴犬っぽい男子高生柴山の学園ミステリ。

マツリカから意味不明な命令を渋々受けるけど、振り回される日々も悪くない彼。この関係が好き。
柴山に気さくに話し掛けてくれる小西さんとの関係も好き。

謎に満ち溢れた彼女のことほぼわからなかった。
卒業式の後、引き換えし...続きを読むた柴山はマツリカに会えたのか。マツリカはなぜ廃墟に暮らしてたのか。
続編を読めばわかるかなぁ。

原始人の皮肉や、聞こえないはずの泣き声、いなくなったアリス、柴山の秘密。どの話もちょっとブラックな真相で後味が悪い。

0

Posted by ブクログ 2021年07月09日

主人公の柴山は、高1男子、クラスに馴染めない陰キャラ。そんな彼が、謎多き美少女のマツリカと出合ったことから、学校の不思議な出来事の謎解きに関わる。学園モノ、青春ミステリの連作短編集。圧倒的にか弱い柴山にたいし、マツリカは、絶対的女王様的な存在で、かつ耽美でミステリアスな安楽椅子探偵。キャラ設定がトン...続きを読むがってるのだが、描写もプロットも、そして伏線もしっかりして単なる連作短編集にとどまらない一冊。
『medium』にて、してやられた感の相沢沙呼だが、本作はmediumよりも7年前の作品だという。他の作品も追いかけてみたくなった。

0

Posted by ブクログ 2021年05月04日


男子たるもの、彼女を守って進まなければ、なんて思ってしまった。

書店でのオススメにピックアップされていたので購入。テンポが良い学園ミステリ。マツリカさんがセクシーすぎる!
.
学園で起きる謎を解決しつつ、青春と共に生きるということにも触れる作品。シリーズもあるので今後のマツリカさんにも注目し...続きを読むたい。
.

0

Posted by ブクログ 2021年05月01日

日常、それも高校で起こる様々な出来事の小さな謎を何個も解明しながら伏線を貼り、最後に大きな謎を1つ解明するという感じの本で相沢沙呼さんはこの書き方を良くするのだと思う。
僕はこの書き方がとても好きで読んでいてとても楽しい。
また、この本にはマツリカさんの事がとてもセクシーに書かれていたが果たして何者...続きを読むなんだろう?
1冊でも楽しめるが、やはり続編がとても気になる終わり方をしたので次もはやく読みたい。

0

Posted by ブクログ 2021年04月21日

衝撃的な結末があると思って読み始めたので、肩透かしな感じではありました。読み終わると自分の10代の頃と重なり合ってジワジワと懐かしさや痛みや優しさが広がってきます。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月21日

〇 概要
 クラスに居場所を見つけられず,冴えない学生生活を送っている高校生,柴山祐希は,学校近くの廃墟ビルに住む上司構成「マツリカ」と出会う。「柴犬」と呼ばれ,いいように扱われるが,学校でおこるさまざまな「謎」を解明するために,他人と関わることになる。柴山の周囲の「何か」が変わり始める…青春ミステ...続きを読む

〇 総合評価 ★★★★☆
 この作品の評価は,主人公の柴山祐希の心理描写を是と見るか,非と見るかで大きく変わりそう。非常にネガティブな思想で,結構露骨にいやらしい描写がされており,嫌悪感を抱く人もいると思う。しかし,個人的には,自分の高校時代と非常にダブってしまい,とても感情移入をしてしまった。ここさえ気にならなければ,相沢沙呼の文章は雰囲気がある。この作品では,マツリカのキャラクターについては深い描写や説明がなく,謎の少女という位置付けで終わってしまっており,やや消化不良。とはいえ,写真部の小西さんという存在が非常に魅力的に描かれており,キャラクター小説としても十分楽しめた。ミステリとして見ると,個々の作品で描かれている謎と真相はとても小粒。しかし,総じてブラックな味付けがされていて,この点も非常に好み。全編を通じて描かれる謎,柴山の姉が自殺していたという部分も,きっちりとした伏線もあって秀逸。さすが,相沢沙呼と思えた。
 文体が非常に肌に合うし,作風も好み。相沢沙呼作品には,採点が甘くなってしまうが,★4を付けたい。

〇 サプライズ ★★★☆☆
 なんてことがない日常の謎系のミステリと思って読むと,最後に出てくる柴山の姉の自殺というブラックな真相。さりげない伏線も用意されており,サプライズとしてはそこそこ。日常の謎系ミステリに仕込まれた全編を通じて描かれる謎としては十分なサプライズだろう。個々の短編の真相にそこまでのサプライズはないので,★3で。

〇 熱中度 ★★★☆☆
 相沢沙呼作品は,リーダビリティの高い小説というよりは,独特の雰囲気を持った小説なので,そこまで熱中度は高くない。柴山の姉の自殺というサプライズは用意されているが,先を読み進めたたくなる謎というほどのものがなく,文体が肌に合わない人は,途中で読むのを辞めてしまうかも。個人的には文体が肌に合うので最後まですんなり読めたが。★3で。

〇 インパクト ★★★★☆
 廃ビルに住む謎の女子高生,マツリカという女性の存在はインパクトがあるのだが,結局,マツリカが何者かという点は一切語られない。そのため,マツリカについてのインパクトは少し薄くなってしまう。その分,柴山の姉が自殺していたという全編を通じての謎はインパクトがある。トータルで見ると,結構,印象に残る作品だと評価できる。★4で。

〇 読後感 ★★★★☆
 柴山の姉の自殺というブラックな真相はあるのだが,ラストは,柴山が再びマツリカのいる廃ビルを訪れるというもので,明るい印象。続編もあるので,これはこれでよいラストだろう。柴山をとりまく周囲の状況も好転しており,いいラストだと思える。★4で。

〇 キャラクター ★★☆☆☆
 主人公の柴山は,感情移入できるキャラクターなので嫌いではないが,嫌悪感を感じる読者もいそう。正直といえば正直なのだろうが,なんか,こう,リアルにいやらしい。マツリカは超常的な存在として描かれていてリアリティなし。この作品で最も魅力的なキャラクターは写真部の小西さんだろう。トータルで見ると,そこまでキャラクター的な魅力にあふれる作品とはいい難いか。★2で。 

〇 希少価値 ★★☆☆☆
 相沢沙呼という作家そのものがそんなに売れている印象がない。一応,シリーズになっているし,映像化とかしたら売れそうではあるが…。多量に生産されているラノベの大群に紛れて,消えていく可能性もある。現時点では,希少価値はないけど…。★2で。

〇 トリックなどのノート
〇 原始人ランナウェイ
 柴山祐希が,マツリカと出会う話。学校の校庭に原始人が現れるという怪談の謎を調査する。校舎裏に「カサブランカ」の花束が置かれていた。
 原始人の怪談が廃れず,広がっていた理由をマツリカが語る。原始人の怪談には真実が含まれている。全裸に近い恰好の生徒が,旧校舎の裏を逃げるというような「いじめ」がかつて存在していたのだという。花束は告発の意味があり,教育実習生の紺野が,鶴岡というもう一人の教育実習生に向けた告発をしたのではないか。自分達のせいで,辱められた子がいる。それにもかかわらず,自分達は教師を目指す。それでよいのか…と。

〇 幽鬼的テレスコープ
 柴山は,小西という写真部の生徒(女子)に誘われ,生徒主催の肝試し企画,隻眼山探索オリエンテーションに参加する。肝試しでは不思議な出来事が起こった。驚かすためのポイントは10か所なのに,11か所だったという生徒が複数存在する。ゴールしたときに渡すはずのお札が1枚足りない。女の子の鳴き声を聞かせるという幽霊ポイントは存在しないのに,女の子の鳴き声を聞いた…。
 マツリカは,真相を推理する。秋和という女生徒に恋愛感情を持っていた根岸という男子生徒は,肝試しの場を利用し,無理矢理,二人きりになったのではないか。事前にお札を入手しておき,中継地点を通らずに,コースを外れる。告白を断られた根岸は,精神的にか,肉体的に彼女を傷つける行動をとった。柴山達が聞いた少女の鳴き声というのは,秋和の泣き声だったのではないかと。主催者側の生徒は,騒ぎにならないように,この事実を隠蔽した。

〇 いたずらディスガイズ
 文化際に現れるという「怪奇ゴキブリ男」を見張るために,自分のクラスで行っているメイド喫茶に客として訪れる柴山。そのメイド喫茶で,写真部の小西から,D組が劇で使うアリスの衣装がなくなったので探すのを手伝ってほしいと依頼を受ける。柴山は捜索の中で,偶然,アリスの恰好をした少女を見つけるが,その少女はアリスの衣装を残し消えてしまう。
 マツリカは真相を推理する。消えたのはアリスの衣装ではなくユーコという役者だったのだという。柴山が偶然見つけた少女がユーコだった。ユーコは,クラス全体が,さほど演劇を成功させたいと思っていなかったという事実に気付き,当日に逃げ出した。アリスの衣装の捜索を依頼した牧田は,演劇を成功させたいと思い,ユーコから衣装だけでも取り返そうと思っていたのだ。牧田は,ユーコを見つけた柴山の目をごまかすために,衣装だけが残るという不可解な結末を用意したのだった。

〇 さよならメランコリア
 マツリカは3年生であり,卒業する…そう思った柴山はいつまでも今のような生活を続けることができないと,寂しい気持ちに浸る。ある日,柴山はマツリカから面白い話をするように言われる。謎を提示し,答えられなかったら,何でもいうことを聞いてやると。柴山は卒業アルバムの写真から写真を切り取られた姉の話をする。
 マツリカは,解答できないという。柴山は,マツリカに対し,「触っていいですか」と言い,「つらいことがあった言ってください」と言う。マツリカは最初の願いを聞くといって柴山の手を握り,語り始める。柴山の姉が既にこの世にいない。卒業アルバムの写真は遺影に使われたのではないかと。
 柴山の姉は自殺していた。…少なくとも自殺と判断された。柴山は納得できなかった。なぜ,姉が自殺をしたのか分からない。マツリカは「私に話してくれて,ありがとう」と伝えた。
 3年生の卒業式が終わったあと柴山は思う。マツリカはちゃんと学校に行っていたのか。本当は卒業できていないのでは。そう思ってもう一度廃ビルに向かう。

0

Posted by ブクログ 2024年04月03日

面白かった。学校もので、連作短編もののミステリに欲しい技も効いている。
いまいちハマりはしなかったのは、わたしがもはや思春期男子だった頃を忘れかけているためと、不思議で高圧的でセクシーなお姉さん?(本作の安楽椅子探偵であるマツリカさん)になじられパシられながらも大事にされてドキドキもする……という所...続きを読むが自分のツボ…というか性癖とは違う所にあったからで、本作が悪いわけではないし、ドキドキして悶々としちゃうシーンの書きぶりがなんか書いていて楽しそうなのがこっちにもしっかり伝わってくるのはむしろ好感度が高いです 笑
シリーズ3作目が本格ミステリ大賞のノミネート作なので、そこまで読んでみるつもり…

0

Posted by ブクログ 2024年03月05日

私も美しい女性は好きだけど、表現が気持ち悪いと感じる部分が多くて眉間にシワを寄せながら読んでいました。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月16日

学園で起こる謎をマツリカと柴山が解決していく話。
全4篇からなる短編集。
マツリカは、何者なのだろう。続編も気になる。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月10日

冴えない男子高校生と大人びた先輩美少女マツリカが活躍する学園ミステリ。
主人公は勉強も運動もできないし、人との会話もままならず、クラスの中心に入っていけないのにもかかわらず美少女とお近づきになるという、現実にはあまり無さそうな設定ではある。でもここはとことん男子高校生目線で楽しませてもらった。
廃墟...続きを読むに住んでいるというマツリカさんは謎が多すぎて、洗濯とか食事とかトイレとか諸々の生活はどうしているのか、その妙な言葉遣いはなんなのか、何も分からないけれどなんだか許せてしまう。明らかに人間に興味を持ちながら、自分のことには無頓着で虚無すら感じさせるところ、気まぐれに見せる優しさ。今のところ分かったのはそれくらいである。
高校生たちの謎だけれど結構犯罪寄りの暗い謎も含まれ、明るい青春という雰囲気ではない。この感じだとマツリカさんの謎もそういった種類のものになるのかな。続編も読みたいと思う。

0

Posted by ブクログ 2023年10月21日

学園ミステリーになるのかな?
高校1年生の柴山君が学校近くの廃墟に住むマツリカと言う女子高生と出会い、学校で噂になる怪奇現象を推理していく。
柴山君のお姉さんは何となく初めから予想がついた。マツリカ様の正体が気になって仕方ない。

0

Posted by ブクログ 2023年06月20日

僕と「マツリカ」さんの出会いから日々は少し変わっていく。
何の変哲もない日常の謎モノかと思いきややはり一筋縄ではいかない相沢沙呼作品。ミスリードが巧みである。日々の謎を追いつつそれに青春の悩みを絡めてくるのも実によかった。

0

Posted by ブクログ 2023年05月08日

軽いミステリで、一番の謎は放置して物語は進む
マツリカ、女王にして下僕を従える様がステキ
柴犬(本名は名乗らせてもらえない)は、廃墟に
棲むマツリカという生物を上目遣いに見る('ω')ノ

腰まである髪、切れ長の眼、スカートの裾から覗
く白い太腿、それを眺め、同じ空間にいる代わり...続きを読む
に雑用をこなすこの作品・・・気に入っているw

0

Posted by ブクログ 2023年02月25日

マツリカシリーズ1作目。
四つの短編からなる、連作短編。
高校で起きる謎を、ミステリアスな美女・マツリカさんが話を聞くだけで解決してしまうという、分類的には学園ミステリになるのかな?

マツリカさんの描写がセクシーで、それを見つめる柴山の思春期男子ならではの妄想もリアルで、なんだかドキドキしてしまっ...続きを読むた。

0

Posted by ブクログ 2022年10月22日

大事件ではなく、身近な出来事の謎解きなのでミステリー要素は今一つだった。マツリカさんのキャラを愉しむための本という感じ。

0

Posted by ブクログ 2022年05月17日

著者の作品を読んだのは2作目である。
あの癖の強い城塚翡翠を知っているから物語に対して抗体を付けていたのがとても幸いであった。
あいも変わらず魅力的な文節は簡単に心を摑まされた。
物語の開始から魑魅魍魎の世界が繰り広げられる。
現代が舞台なのに冒頭で、「原始人を探させられてる高校生」が登場する。
...続きを読むレには好き嫌いがハッキリと別れるんだ。
こう言う訳の分からない事を始めさせられた事を茶番だと一蹴して呆れるか何が起こるのかわからない衝動に駆られて楽しめる人。
私は圧倒的に後者なのでイカれたキャラクターや物語はかなり許容できる。
だからコミカルなこの作品は大好きだ。
癖の強い魅惑の魔女に魅せられて犬の様というか下僕な駄犬のような男の物語を心から楽しめた。
そして何より伏線回収の上手さは流石としか例えようがない。
主人公が内気で陰気なのでそれに嫌気が刺してしまう方も少なからずいると思う。
私もココまで陰キャではないが負けてない気はする。
作品は3部作あるのでまだまだ楽しませてもらえる事が嬉しくて仕方ないです。
素敵な出会いに感謝いたします。

0

Posted by ブクログ 2022年02月13日

マツリカさんは、何者?
命令口調でも、柴山くんの話を聞き
生きる場所を与えてくれる。
実は柴山くんのような人は沢山いて
みんなとかかわり合いたいのだと
おもう。

0

Posted by ブクログ 2021年11月28日

話自体はグイッと引き込まれる感じではないのだけれど、マツリカさんの事が知りたくて続編を読みたくなる不思議な感じ。

0

Posted by ブクログ 2021年11月18日

スーパーツンデレ マツリカさんと柴犬とのおはなし。謎の美少女とそれに従う年下男子高校生という鉄板な感じだけれど、やはりあっという間に柴犬同様に心を奪われてしまうのは、仕方ないかな。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月01日

マツリカに会ってみたい。

祐希のお姉さんについてはそうなんだろうなーと思っていたし、そこで着地するのも納得。

マツリカについての謎は続編でわかるのだろうか…

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月23日

短編集的な装い。
主人公は根暗で人見知り(クラスの女子の名前を覚えてないレベル)の男子高校生。
ヒロインは学校近くの廃ビルを住処として、学校を望遠鏡で覗いているツンデレ女王様気質の女子高生。

女子高生が男子校生を使い、安楽椅子探偵的に事件を解決(?)する。

・走る原始人の謎では、そういう噂から数...続きを読む年前にイジメで全裸にされて走った少年を揶揄する噂話で、当時学生だった実習生の思いなど。
・文化祭では、アリスの衣装が無くなったと思ったら実はアリス役がイヤイヤやらされて逃げ出したなど
・最後のオチはシスコンの主人公の姉は実は死んでて、女子高生と男子校生の距離が近くなるなど

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年05月19日

男子高校生の成長物語?と思っていたけど、どうなんだろう。続編でどんな変化があるんだろう。

各章でほんのり漂うザワザワする感じ…最終章でやっぱりって…。

マツリカさんはマツリカさんで変化がみられるし、関係性が変わっていくのかな。
というか、こんなに四方山話がたくさんある学校には通いたくないなー。

0

Posted by ブクログ 2023年07月01日

ミステリ。日常の謎。連作短編集。
「原始人ランナウェイ」はアンソロジーで既読。
作者の太ももフェチがハッキリ描かれていて面白い。
内容はまずまず。続編が気になる感じ。

0

「小説」ランキング