小川一水のレビュー一覧
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ネタバレ8巻下巻から見たことのない世界へ(今までは壮大な回想かな)。上へ上へと。面白さは衰えません……終着するのかドキドキです。
コニストン湖のシーン良かった……鯨波乗務員ふたり、人間じゃなかったの?あ、でもだからセレスでの活動を任されてるのかも。
冒頭のアクリラの章は衝撃でした。カヨちゃん、ミスチフだったの……!攻め滅ぼすことなく拡散していくには?みたいなのを考え始めたミスチフだけど、目覚めたアクリラのほうが力が強かったな。どういう状態なんだろ?
ここまできてやっと、フェロシアンは人間というのが思い出されました。エランカが長になってたのは必然だったのか。。
「太陽系は滅んだそうだから、メニー・メニー・シープにいる200万人が最後の地球人類になるかも」って言われたカドムが「全然実感がない」って答えたところ、ラゴスと同じで苦笑しました。
最中にいるときは何もわからない。7巻の、スカウトがブラックチェンバーに住み着いてからのメニー・メニー・シープ建国もそうでした。 -
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ネタバレ1巻に時系列が追い付いた8巻上巻は、1巻の物語がイサリ側から描かれてて、イサリが何なのかわかった今は胸にきます。
特にカドムへの想いにぐっとくる……太陽系冥王斑パンデミック後に300年眠っていたので、かつての記憶はあるけど心は17歳のままのイサリの慈愛。切ない。
えっ《恋人たち》のベンクトってキリアンだったの!?や、メイスンたちがカルミアン→カンミアになってエランカと同盟したりと8巻も激動です。
アクリラ、生きてたんだ、良かった……カヨちゃんも生きてる。頑丈だな。。
フェオドールの皮(羽織?)のお話があるのが面白かったです。ノルルスカインほどの思考はできない人工知能とはいえ、ドロテア・ワットで乗り込んできたのがノルルスカインっぽく振る舞ってるけど全く異質のやつ、とか「カヨちゃんは自分とは違う。誰かに言わなきゃ…」みたいに思ってるの、これ重要では?? -
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ネタバレ第6巻第2弾も怒涛の展開でした。カルミアンのテクノロジーによって強硬路線をとり、遂に始まった〈救世群〉の地球への侵攻。太陽系にはなかった技術での攻撃と原種の冥王斑の感染で地球はボロボロ。太陽系艦隊くるのか。。?
メニー・メニー・シープにいたイサリはこのときの姿から変わってないのかも。ラストに出てきたフェロシアンたちも、ここから?
カルミアン…〈石工〉の子たちだと思うけど、蜂っぽい体制なんだなぁ。蜂の生殖意識みたいなのをそのまま人間に取り入れたらそりゃラストみたいなことになります。ロサリオが気付いた、その前からの〈穏健な者〉と呼ばれるようになった性質もゾッとしない。
アイネイアはドロテア・ワットに乗り込み恒星船ジニ号の護衛に……セアキ家だからフェオドールも手を貸す(?)のかな。ドロテア・ワット、基盤みたいな形してるのか。宇宙空間に浮いてたら異様だろうな。
アイネイアのスカウト仲間ジョージ(ジョージの実家がヴァンディ家で明星の栽培に成功してるのよい)の幼馴染メララがノルルスカインから話しかけられてるのも気になります。続きも読みます。 -
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ネタバレ「恨んだり憎んだりするのはさ、とても楽しいんだよ、イサリ」。スキットルはヒューマノイドだけれど200年近く生きてるので、含蓄ある言葉だ。。(スキットル、「高校事変」の凜香っぽくて好き)
宿怨…積年の恨み。なんてピッタリな題名でしょう。
《救世群》イサリと《非染者》アイネイアの旅で始まる上巻前半のボーイ・ミーツ・ガールはとても良かった。明星が完成していて、美味だと大人気になってるのが嬉しい。
後半は、救世群とマツダ・ヒューマノイド・デバイシズ社の軍事力が支配してる非染者との全面戦争の予感がしてくる不穏な展開に。
アイネイアが面倒くさがってるお母さま、そんな……!人間じゃない、って何、お父さまもっとツッコんで。。
ダダーのノルルスカイン、ここにいるのは消されてしまった。ダダーいっぱいいるとはいえ。ロサリオが頼ってるのって、オムニフロラに侵されてるミスチフ系かな。うわぁ…
フェオドール・ダッシュもドロテア・ワットにいるみたいで嬉しい……いや、大丈夫?体の方はずっとセアキ家にくっついてる。
クレヴたちの祖先?も出た。《石工》より《穏健な者》のほうが良い名前。
さり気なく(?)書かれてたけど、スキットルがイサリに伝えた千茅の言行録が改竄されてる件、歴史修正の恐ろしさに震えます。本来なら《救世群》と《非染者》が殺し合うくらいまでに対立する事はなかったってことでしょう?
イサリがどうくるか、続きも楽しみです。
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ネタバレシリーズ5巻は宇宙農場の奮闘と、ダダーのノルルスカインの生誕と成長譚。面白かったです。
実家が農家なので農夫タックの仕事の忙しさに身につまされながらも、プラスで年頃の娘さんがイシスのクローンということで苦労にしみじみしました。
タックは元海賊で(しかもエルゴゾーン!)これまで奪ってきたから、娘さんと生み出す農業やってるのかなと思いました。レッドリートとか大農場ミールストーム社とか問題も山積みだけれど、明星よかった。。
ノルルスカインの方は別ベクトルでとても面白かった。生命に意識が誕生して成長し、遠くまで移動していく。億単位の時間をかけて。。
ダダー〈偽薬売り〉となったノルルスカインは何でもお見通しな絶対的強者だと思ってきたけれど、変な友人(?)ミスチフを取り込んだオムニフロラと大バトルを繰り広げながら太陽系まできてたんだなぁ。
オムニフロラがドロテア・ワットだとすると強力で邪悪なのも頷ける。
時系列整理しなきゃいけなくなってきた気がするけれど続きも楽しみです。6巻は上中下か。。。 -
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ネタバレ3巻も面白かったです。2巻の人々の子孫が登場人物で、この登場人物の子孫が1巻の人々……大河スペース・オペラにふさわしいスケールの大きさで良いです。
アンチョークス家とセアキ家、カヨちゃんにフェオドール。フェオドールこの頃喋ってたんだ…しかも2巻のフェオが使ってたAI。
ダダーの話によるとセアキ家は華奈子の子孫っぽい。アンチョークスの始祖爆誕からの歴史ももの凄かったです。心を押し殺さずに機能を変えるのか。そしてここからこの2家仲良いのですねきっと。
ドロテア・ワットという木星の大赤斑にあった巨大動力炉、これアクリラが見付けてた戦艦?と同じ名前してるけどそのものなのかな。
それにしても大主教デイム・グレーテル格好良い。動けるおばあちゃんな彼女の過去も描かれるといいです。
プラクティス→フェロシアンの道筋も薄っすらと。身体が変形してるのは今後なんかあるんだろ。。海賊エルゴゾーンとロイズ保険会社は何処へ。3→1の間にここも何かあったのかな。
明らかになっていくこと、未だ謎に包まれていること…3巻なのでまだまだこれからです。読みます。 -
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オススメして頂いて読みましたが、面白かった……!
環境が「生物」に与える影響や変化をテーマにしたSF短編四作。いずれも完成度が高く、設定の斬新さ・科学的説得力・ストーリーテリングの全てが高水準。そして皮肉を残しながらも爽やかなハッピーエンドというのがとても素敵///
四編のどれもとても楽しめましたが、個人的には表題作「老ヴォールの惑星」と、「漂った男」の二編が特に好みでした。
前者はヒトとは異なる生命体の目線での異星間交信への挑戦という設定が興味深く、また、スケール感のある惑星の設定に驚嘆させられます。想像力が全く追いつかないけれど、青一面の世界に群れを成す「生命体」をぼんやりと思い浮かべれば、実に神秘的でわくわくしました。
後者は絶望的な状況にもかかわらず、どこかコメディのようなやりとりが面白く、妙なリアルさが怖くもあります。そして終盤の力強い書きぶり……! ラスト一行で感嘆が漏れました。 -
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推進剤はあなた。
…難点は、何処へ飛ぶかが自分でも解らないところ。けどそれって操舵のせいだよね。エンジンにも罪はないよね。
というわけで待望の3作目。SF読者になったのが遅めの自分が、こういう国産SFをリアルタイムで読んでいける、というのは幸せなことなのだろうなぁと思います。振り落とされないように努力する必要があるサイクロンだけれど、その分入り込んだときのズキズキ感が、たまらん。
スピーディに展開する物語は、あれよあれよと核心へ到達したかに思えたところでまたぶっちぎられて。ランナウェイがランナウェイされるという衝撃の展開もまた別の衝撃に置き換えられてしまえば、不思議と読み終えてひと安心というか、ちょっと落ち着いて考えましょう、って気になっている。
うわぁはやく次巻まだか、ってならないのがたっぷり詰めこまれた空想科学の効果で。
これをコミカライズってなかなかだよね…アニメ化、とかなっていった場合見ものである。うー楽しみでしかない。
それまで自分なりに脳内で絵図面を描いておくわけだけれど、それってデコンプに似た作業だよなぁ、と思っている。
さぁさあ、形になるのと次巻が出るのと、どちらがはやいかな?
☆4.3 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった〜!巻数の多さに怯んでたけどグイグイ読めておすすめして頂いて感謝です。
人間、自ら改造してる人間、原住民?の知性体、アンドロイド…と多種多様にたくさん出てくるけど、この人誰だっけ?という混乱を全くしないのもすごい。何故か個別の意識を持ってる《石工》のクレヴが好き、話し方がかわいい。
加えて、惑星ハーブCの植民地メニー・メニー・シープの歴史や〈領主〉の悪政と《海の一統》との対立もてんこ盛り。世界観作り込んであって好みです。
《ラバーズ》は「そうだろ」となりました。エランカ議員がどうなるかだ。
別行動とってるカドムとアクリラ、それぞれ大変なことになっているので下巻も楽しみです。初期の自治政府に、宇宙士官アウレーリア、建築家ラゴス、医師セアキって書いてあるので、カドムとアクリラはそもそも甲板長→領主に対抗する血筋みたいな…。ラゴスはこの時点でアンドロイドだったのかも。