小川一水のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズ3作目は2310年が舞台。アンチ・オックス(酸素いらず)たちが主人公。
主人公のアダムスと彼らが乗る船エスレルがめちゃくちゃゴージャスだし、内容はスペースオペラっぽいしとにかくワクワクする一冊。
1.2巻のキャラも出るよー!
途中少し途切れたんだけど、続きを読めばそこからはぐいぐい引き込まれて気がつけば最後の1行だったという恐ろしいまでのリーダビリティの高さよ……そういえば2巻も止まらんかったし、1巻も下巻後半は一気読みだったわ……小川一水氏恐るべし……。
私の好きキャラはセアキ。大好き。潤滑油→
あと、おじさん好きとしては外せないのが癖強めの船大工(?)のウルヴァーノ。こういう -
Posted by ブクログ
ネタバレこんなに面白い小説を読んだのはいつぶりだろう。
読みながら、読み終わってから、ずっと考えていた。
小説を読む人がうっすら目をそらしてることがある。
それは「本当に面白いと思っているのか?」ってこと。自分はミステリとホラーを読むけれど、
心のどこかにある「これはいつもの展開だな」「見た記憶あるな」。心が動くのは新規性がある時だけ。
グルメがゲテモノにたどり着く感覚も、本読みという観点では多少わかる気がする。
じゃあ、なんでTCRはこんなに面白いんだと、俺は切れそうだった。
よくあるガール・ミーツ・ガールの展開にSFを加えただけ。それなのに、こんなに面白い。
小さい頃に何度も読みふけった冒険小 -
Posted by ブクログ
SF特集!国内SF作家さんの短編集をこれでもか、と楽しめる一冊。
個人的にツボ短編は
⭐︎長い別れ 天沢時生
⭐︎光路 宮西建礼
⭐︎星間戦艦ゴフルキルA8の完勝 小川一水
の三作品。
SF読んでる〜って言う感覚が最高→
「にじみ」「数と泥」「踊れ生徒会長」は設定や物語はめちゃくちゃ楽しかったんだけど、オチが個人的にイマイチ。
「鳥なき島」は文章は好きなんだけど少しわかりづらい&それをパワーで押し込めない感じが。
あ、ときときチャンネルはめちゃくちゃ読みやすい。私の中で短編の括りに入れるか悩む→
んだけど、キャラもノリも大好き。個人サイト時代にこういうサイト見つけたら日参してBBSに書き -
Posted by ブクログ
ミクロネシアの島国で発生した謎の疫病と、そこから始まるパンデミック。
コロナ後の世界で読むと、まさにコロナ禍。コロナ前にこの描写を描く小川一水氏……すげぇよ……ってなりながら一気読み。止まらなかった……彼らには逞しく生きてほしい→
1巻の冒頭で描かれていた“冥王斑”の始まりが描かれる。でも、1巻ではイサリの血液由来だったのに……??となりつつ、ページを捲る手が止まらねぇぇぇ!!
あと、児玉と矢来のペアが好きすぎる……この子達が後のカドムという認識で良いのか……?いやもう、ほんま頑張って生きてほしい。→
千茅もだしジョプもだし主要メンバーが好きすぎて続きが読みたい。でもまぁ、3巻は時代が変わ -
購入済み
リグ・ライトとろーどそうるずが特に好きです。誰かのために働きながら、社会や同族とフィードバックを重ねて積み上げていく機械にとても生き物を感じました。この世界の今後は、機械同士の連携に庇護される人間の世界になるのかなとか、主導権を人間に戻そうとするカウンターが出るのかなとかぼんやり想像する楽しみもありました。
-
Posted by ブクログ
ここ最近読んだ本ではかなり衝撃的で面白かった。1巻はメニー・メニー・シープという地球外惑星を舞台に、人間や変異した人間、アンドロイドといった様々な種族の群像劇を中心に壮大なスケールで話が展開されるSFファンタジーである一方、2巻は私たちが生活している現代社会のような世界が舞台で、パンデミックとそれに翻弄される人々を精緻に描写したかなりヘビーな作品だ。1巻と2巻で時系列が大きく前後しており、「時系列の把握が困難だ」という批判はあるかもしれない。しかし、2巻で地に足の着いた世界観を提示することで、1巻で披露された数多くのSF/ファンタジー要素が、そこから飛躍した結果であるということを巧みに示唆して
-
Posted by ブクログ
ネタバレ互いが互いを思い合っているからこそのすれ違いとまでは発展しない感情。そんな気持ちを簡単に晴れやかにさせてくれない現状も相まって、なかなか心苦しい。彼女たちの体が粘土であれ、人在たらしめるのは精神であり、彼女たちは十分に人在だ。
彼女たちが彼女たちの真実に触れるたび、私はその事実が導き出す結論を否定している。それでも現実への介入をやめない二人は強い。現実から目を背けて、ただただ大丈夫だと信じる私と、現実を打ち返し、二人の世界をなんとしてでも手に入れようとする二人とでは大きな差がある。
最高の物語だった。
二人が抱えてきた大きな問題も、二人の前に立ちはだかる大きな壁も、その全てを乗り越えた先にあ -
Posted by ブクログ
ついに始まった二人だけのランデヴー。彼女たちの素性から考えれば、うまくいくことばかりではないため、当然のように苦労を重ねていく。全く知らない世界に飛び出して、互いのことを一番に思い合い、小さな仕事を引き受けて、時には人助け———
再読。
とても面白い。今まではテラとダイの二人が知っている世界で漁をして旅をしていたけれど、本書からは読者である私は当然ながら、二人も知らない世界を旅していくため、より彼女たちに感情移入できて深い感動を覚えた。彼女たちと同じ景色を見ているなんておこがましいことはいえないが、擬似的に同じ感動や衝撃を味わえて楽しかった。
読み終わってというか、読んでいる途中で気付いたの -
Posted by ブクログ
26/07/07 再々読(再読記録に感想有)
本書発売当時の初読以来の再読。
当時は私自身の読解力が、ほとんどないと言っても良いほどであったため、本作品の魅力を最大限理解できていなかったと思う。それでも当時から面白く好きな作品であったため、ほんの少しだけ成長した今の自分が読めばより好きになるのは間違いなかった。愛も変わらず素晴らしい作品だった。
テラとダイオード。二人の女性の間にあるのは、互いを思う信念、互いの為に自らを捧げる覚悟、そして愛情。彼女らの行動一つ一つから感じ取れるそれらの感情は、美しい。向かい風の世の中に立ち向かい、自らの存在を証明していく様には勇気をもらう。ただ本書の魅力はそ