小川一水のレビュー一覧

  • 老ヴォールの惑星

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    ネタバレ

    これは面白い。極限状況におかれた孤独な者が、他者とのつながりを見いだして懸命に生きようとする、そんなシチュエーションの短編集4編。

    「ギャルナフカの迷宮」:政治犯として捕まった主人公が地下迷宮に放り込まれる。わずかな食糧と水、迷宮の地図の一部だけを頼りに脱出を試みるが、迷宮の中には「生肉喰い」がいて...
    極限状況での孤独なサバイバルのはずが、少しずつ様相が変わっていくところにグイグイ引き込まれる。

    「老ヴォールの惑星」:超臨海水の海面が支配する世界のお話。天変地異をきっかけに惑星外交信を夢見るが...
    感動的な展開が待っている。

    「漂った男」:8億平方キロの海原しかない惑星パラーザに遭難した男の物語。遭難ではあるが極めて安全で生命の危険は無し、故郷への帰還は絶望的で音信だけは使える、という特殊設定。遭難したタテルマ少尉を音信で励ますタワリ中尉の存在が泣かせる。そして劇的な展開が待っている。

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    2023年05月05日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    副題が「改変歴史SFアンソロジー」と書かれ、帯には「5人のSF作家が語る偽史」と書かれ、知っている書評家の2人が「大推薦!」としている。5人の作家はいずれも知っている人で、今回は私の嫌いな伴名練もいるが短い作品なので一応読んでみようと思う。しかし、大袈裟に歴史改変SFって言っているが、ちょこちょことタイムスリップさせる程度のレベルじゃないかと思い、あまり肩肘張らずに読み始めた。

    全体を読み終えた感想としては、石川宗生が意外と健闘している、宮内悠介は全く響かなかった、斜線堂有紀は新しい概念で歴史を引き戻し、小川一水はスパイ系の要素を加え、一番驚いたのは伴名練。伴名練、やればできるじゃないか、ダラダラ無駄に長い長編よりもコンパクトに纏まった短編の方が合っているんじゃないか?感心した!見直した!

    それでは、いつものとおり各作品について簡単なコメントをさせて戴こう。
    〇 石川宗生「うたう蜘蛛」
    最後のどんでん返しでSF登場。それまではどうしてこの作品がSFなんだろうかと思ったが、読み返してみると結構伏線を撒いている。このなかなか巧みな技術に感心した。広義の錬金術師は何でもできる、所謂何でも屋。中にはいかがわしいイカサマ野郎もいただろうに。人を甘利信用し過ぎることは昔も今も危険行為だ。警戒感の薄い偉い人は破滅する。あれ、これってネタバレか?

    〇 宮内悠介「パニック――一九六五年のSNS」
    おもしろくない。

    〇 斜線堂有紀「一一六二年のlovin' life」
    「詠語」って素晴らしい当て字。これだけでこの作品を最高評価せざるを得ない。それと、時間旅行者(女房)が昔改変させられた歴史を元に戻す地味な歴史改変とも思えるが、違う背景シナリオの可能性もある。主人公の心の動きも考えると百合の要素もある。結果として、かなり盛沢山な作品になり、今後の作品にも期待がかかる。

    〇 小川一水「大江戸石廓突破仕留(おおえどいしのくるわをつきやぶりしとめる)」
    ちょっと大雑把な展開、更に悪く言うとこじつけの様な気がするが、エンタテインメントの要素もあり、小川作品らしい面も垣間見られた。

    〇 伴名練 「二〇〇〇一周目のジャンヌ」
    こちらは石川作品と真逆で、最初からSFの世界、典型的なパラレルワールド、王道ですね。これまで主人公が何回も何回もループする作品はあり、本作品の様に少しずつ良い方向に改変するものはあったが、さすがに20,001回も繰り返すアイディアは凄い。それだけでも伴名作品を十分に評価できる。余談だが、最近の将棋中継では形勢判断にAIが用いられる。AIが読みを深める度に形勢が徐々に変化していく。1万手読むのと1億手読むのとではかなり未来が違ってくる場合がある。まあ、AIほどではないが、この世界も場面を少しずつ変化させることで無数の将来が生じる。勿論、今回は億レベルまでには行かないが、主人公は永遠に繰り返す世界を体感する訳だ。ある意味、凄まじい程のパラレルワールドが折り重なった世界を漂流しているとも言える。素晴らしい作品だ。

    今年突然現れたこのアンソロジー、日本SF界に楔を撃ち込む一冊になる可能性を秘めている。

    藤井竜王、棋王戦挑決敗者復活戦、頑張れ!

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    2022年11月29日
  • 復活の地1

    匿名

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    発刊時期

    紙の書籍は東日本大震災前に発刊されています。
    当時の首相がこの作品を読んでいたら、上に立つものとしてまた違った対応の仕方もあったのかと思います。

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    2022年11月27日
  • 老ヴォールの惑星

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    良いですねー。社会科学的な観点も含めて、本寸法のハードSFですね。

    「環境による意識の変容」を共通のテーマとした4篇を収録。といってもそれぞれの作品に繋がりはなく、テイストも様々で、同じ素材を様々な手法で調理したコース料理を味わった感覚です。なかなか贅沢。

    あまりSFを読み慣れていない人が「SF」と聞いて想起するイメージをそのまま作品にしたような、無駄なく引き締まった端正なハードSF揃い。冒頭の「ギャルナフカの迷宮」はSFの「S」風味薄めですが、社会科学系SFと言えますし、普段SFを読まない人にもお勧めできる、文句なしの傑作。
    明るい結末の話ばかり、ではありません。暗い未来が待ち受けている不穏な雰囲気を漂わせたまま幕を閉じる作品もあります。それでも、登場人物たちが(時には悲壮な決意混じりながらも)共に協力し合い、前向きな勇気を持ち続けていることが、爽やかな読後感を残します。ちょっと理想的過ぎやしないか、と思うところも、正直ありますけどね(^_^; SFだもん、これぐらいキレイでも良いじゃないか!

    小川一水氏の作品は、これまでアンソロジー収録の短編をいくつか読んだことがあるのですが、実はその「理想的過ぎる」ところが少々鼻についてしまい、あまり楽しめなかったのでした。この作品集に納められている短編群は、バランス感覚が絶妙で鴨的にもとても楽しく読むことができました。他の作品も、機会があればチャレンジしてみたいと思います。

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    2022年11月02日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    ネタバレ

    時系列が1巻を追い抜く瞬間「うおお…」って声が出たし同じストーリーを別の人間の語りで進めて(そして伏線を回収して)いくのめちゃくちゃ鮮やかで面白い。そして広義のセアキと広義のイサリカップル推しの私大勝利の巻でした。

    0
    2022年09月21日
  • 妙なる技の乙女たち

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    連作短編8作
    近未来、軌道エレベーターってワクワクするような設定
    それを超える彼女たちの溌剌さにしゃんとせねばと
    短編なのに長編的読み応え、抜群の爽快感

    0
    2022年09月07日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    SF。シリーズ8作目。
    ようやくストーリーは1作目に追いつき、アナザーストーリー的な感じ。
    主役のイサリが、1作目の影で何をしていたのかを描く。
    控えめに言って面白すぎ。

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    2022年08月28日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

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    粘土練り練りして船や網にする機構。共同体同士の関係。そして主人公二人。
    体制やしがらみにとらわれないで自己実現する。
    はようイチャイチャしてくれ。
    周囲から求められる姿。慣習に整合できない自分。低下する自己肯定感。それでも自分は戦えると信じてる能力。自信を得て世界が変わる、或いは世界を変えるかも知れないし世界は冷たいままかも知れない。だけど、二人ならどこまでも飛べるような気がする。
    おっぱいは正義。
    〇〇ライクとプリントされた食べ物が結構気になる。

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    2022年08月25日
  • 老ヴォールの惑星

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    ギャルナフカの迷宮を読んだだけだけど,どうしてもこの気持ちを書いておきたすぎて…

    とにかくおんもろぉぉぉぉぉぉぉぉぉという感じ.
    脳が死ぬかと思った.
    なんでだろ,小説読んだの久しぶりだからかな?
    よくわからんけど脳が焼け死ぬかと思った.

    なんだろ,「今まで読んだもの」の中で一番好きです.はい.

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    2022年06月07日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

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    29世紀。地球人の植民星メニー・メニー・シープの港町セナーセーの医師カドムは、親友アクリラの依頼で急速に町に広がる疫病を調査することに。その結果、感染源は甲皮に覆われた謎の生物イサリであると判明する。カドムは凶暴なイサリとなんとか意思疎通できるようになるが、星の支配者である領主ユレインからイサリを引き渡すよう命じられてしまう。メニー・メニー・シープの民たちは現領主による厳しすぎる配電制限で生活が立ち行かなくなりつつあり、各地で反乱の種が芽吹いていた。反骨精神旺盛な《海の一統》アウレーリア家の嫡男であるアクリラとイサリを失ったカドムも、電力を独占しようとする領主の陰謀を阻止するために動き始める。〈天冥の標〉シリーズ第1作。


    上下巻一気読み!面白かった〜。設定も登場人物もてんこ盛りのSF小説だけど、サービス精神にあふれていながら無駄を削ぎ落としたエンタメ特化の文体でリーダビリティが高い。「雄閣」と「雌宮」など、特殊用語のネーミングセンスも好き。
    惑星規模のパンデミックを予見した作品としてコロナ禍中に話題となったのがきっかけで手に取ったシリーズだが、このI巻時点では疫病はイサリという謎の生物が登場するためのフックにとどまっている。メニー・メニー・シープはかつての入植船シェパード号に備わる発電炉のみに電力供給を頼っており、その全権を握る領主への反乱が物語の主軸だ。
    それと同時に、メニー・メニー・シープという星自体に隠された巨大な秘密があるとちょくちょく示唆される。シリーズものなので解き明かされない謎も多いが、この巻でのクライマックスは「ユレインの目的は本当にシェパード号でこの星から逃げることなのか」という謎の真相。それが明かされたあとは突然ガラッと小説のジャンルが変わってしまうのが最高に楽しかった。『鉄血のオルフェンズ』みたいな絵面を思い浮かべながら読んでいたのに、いきなりギュスターヴ・ドレが描いた地獄絵図になる感じ。
    キャラクターでは石工のリリーが好き。クレヴという名を棄て、リリーと名付けられ直して「怒りたい」という自分の気持ちに向き合う彼女には共感せずにいられない。遠い未来の遠い星の話だけど、民の描き方、社会のあり方などに「日本人が書いた小説」だということをビシバシ感じる物語だった。

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    2022年05月05日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

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    男女がペアになって宇宙船に乗り、漁をする風習がある世界。漁は長期にわたることから男女はほぼ夫婦とされる設定。
    女性2人のペアがめざましい成果をあげる。
    百合である必然性があると思った。
    未来とはいえ家父長制の色濃い世界で、もし男性2人のペアだったら勿論なにか言われはするだろうけどここまで立場悪くならないんだろうと思うから

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    2022年04月15日
  • 煙突の上にハイヒール

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    どの話も印象的で、読みやすく面白いです。
    最後の話、2008年に書かれているので驚きました。まるで今のコロナ禍を予見しているかのような話です。この話のように、いつか朝が来ることを信じたいですね。

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    2022年02月14日
  • 導きの星IV 出会いの銀河

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    作者の発想力とそれを小説にする創造力に脱帽。エンタメ的な面白さ以上に色々考えさせられる内容で、SFやファンタジーを読もうかと思わない限り出会えなかったのが残念。

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    2022年02月05日
  • アリスマ王の愛した魔物

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    初、小川一水読みでした!

    作者さんの別作品を人に勧めてもらったものの、そちらは長編シリーズだったため、まずは短編集からと思い、こちらを読みました。
    どのお話も素敵だったのですが、SFにあった固いイメージとは異なる読みやすい文章、思わず顔が綻んでしまう様な描写が魅力的な一冊でした!
    別作品もこれから読むのですが、楽しみです!

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    2021年12月09日
  • Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー

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    新進気鋭の作家様によるSF中短編書き下ろしプラス創元SF短編賞受賞作アンソロジー

    自分の裡に形成される「SF固定概念」を毎回アップデートしてくれる最先端を走るシリーズ

    ティプトリーを読み涙していた頃、このような未来型が到来すると露ほども予測せず、また今後どのような作品が紡がれてゆくのか、想像するだけで萌えます

    読みごたえあります!

    『未明のシンビオシス』
    南海トラフ大規模地殻変動が発生、列島の姿すら変わってしまった日本
    荒廃した世界で生き延びる主人公たちの微かな希望を描いた近未来SF

    『いつか明ける夜を』
    光のない闇の世界が、夜と昼に別たれた
    言い伝えの神馬と少女は、世界の救世主になれるのか? 世界の真実とは?
    詩的に描かれた作品

    『1ヘクタールのフェイク・ファー』
    気がついたらブエノスアイレスに居た…主人公の日本人男性…好意で拾ってもらった女性に部屋から追い出され…めくるめく思考を文字で綴った興味深い作品

    『時間飼ってみた』
    動画生配信でリアルSF考察する《ときときチャンネル》シリーズ
    絶え間なく入るコメントも愉快で、まさに新世代の作品

    『ラムディアンズ・キューブ』
    電車内で目があった男女…恋愛に発展、、ではなく、壮大な物語が待ち受ける骨太の中編バトルSF

    『ほんとうの旅』
    “ほんとう”って、何だろう?
    事実は人の捉え方によって違うものだし…
    列車に乗り合わせたふたりの垣根のない会話に癒される作品

    『神の豚』優秀賞
    「兄貴が豚になった」
    連絡を受けた主人公リリーは急ぎ実家に戻るが、そこに居たのは兄らしからぬピンクの可愛い子豚だった…
    食糧、感染症、世界は未だ問題が山積だけれど、伝えてゆきたいことがある、若者たちの熱いメッセージが込められた近未来SF

    『射手座の香る夏』正賞
    「意識転送中」で横たわっているだけの作業員の「生身の体」が忽然と消えた
    まるでミステリーのような物語は、調査する警察官と若者たちの流行「動物への意識転送」が互いに絡み、伝説の狼へそして真実へと導かれる近未来SF


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    2021年12月05日
  • BLAME! THE ANTHOLOGY

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    実は初BLAME!でした。

    有名な作品なのに、初BLAME!がこの本でした。飛浩隆先生目当てで買いました。
    予備知識なしで読み始めたのですが、とても面白かったです。一番最初の「はぐれ者のブルー」を読むと、世界観を大まかに理解できるので、その後の話もスムーズに入って来ました。そして、その後の話も新しい情報を提供してくれるので、どんどん世界が広がります。
    どの話もワクワクするような世界観で、BLAME!の世界に引き込んでくれます。原作の漫画も読みたくなってしまいました。

    #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2022年09月29日
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

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    ネタバレ

    前巻から一転して、天冥の標という物語が進むにつれどんどんとスケールアップしていくのを感じられてワクワクした。
    あと、オムニフロラの展開はハインラインの操り人形っぽいとかんじた

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    2021年10月10日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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     第1巻のアナザーサイドストーリーとなる。ようやく第1巻に追いついた(?)。
     ところでSFで冷凍睡眠って、都合よく使われすぎじゃないか。「三体」シリーズなんかその感があった。PART2に続く。

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    2021年10月05日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART3

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     やはり第6巻は「ターニングポイント」だった。これが第1巻「メニー・メニー・シープ」に繋がっていく。

     冥王斑ウイルスキャリアの《救世群(プラクティス)》と非感染者との壁。ロイズ非分極保険社団を中心とする人類と《救世群》の宿怨による戦いが始まる。これからどうなる? これから第1巻で「描かれた世界」(作られた世界でもある)の成り立ちが始まるのだろう。

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    2021年09月16日
  • 導きの星IV 出会いの銀河

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    思えば遠くに来たもんだ、の最終巻。最後がやや中途半端に感じるんだけれど、この辺が天冥の標に繋がったんだろうなと感じた。全般的には小川一水らしい話で読み応えがあり、楽しめました。

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    2021年09月04日