小川一水のレビュー一覧

  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

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    シリーズ5作目は宇宙で野菜を作る農夫と娘の物語を軸に、前作まで“断章”でチラ見せしていた話がぐんっと詳しく語られる二段構え(あらすじ下手か)
    本当にこのシリーズは面白い。読み出したら止まらない。SFって面白いなぁって思える作品

    主人公のタックがいいんだよなぁ。思春期の娘に振り回されるシングルファザーかと思いきや……みたいな(ネタバレする〜)
    “断章”側も良き。そういうことかぁぁぁ!って4作目まで何となくわかってなかった背景が少しだけ見えた感じ……??ゴフルキルA8に通じるキャラが私的に良き。次巻も楽しみ〜!

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    2026年09月25日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    シリーズ第3巻。
    第2巻から300年ほどが経過し、打って変わって人間が太陽系へ広がった時代の物語。
    宇宙戦艦エスレルの描写や戦闘場面が多く、シリーズのこれまでとは違った面白さがあった。
    アンチ・オックス(アンチョークス)やアウレーリア、セナーセー、ドロテアなどの第1巻で出てきていた単語がよく見られたほか、前作で描かれていたあれやこれやの答えが終盤で明かされ、描かれるテーマや時代、主人公たちは違えど、シリーズとしての繋がりをしっかりと感じる作品だった。

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    2026年09月16日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    シリーズ3作目は2310年が舞台。アンチ・オックス(酸素いらず)たちが主人公。
    主人公のアダムスと彼らが乗る船エスレルがめちゃくちゃゴージャスだし、内容はスペースオペラっぽいしとにかくワクワクする一冊。
    1.2巻のキャラも出るよー!

    途中少し途切れたんだけど、続きを読めばそこからはぐいぐい引き込まれて気がつけば最後の1行だったという恐ろしいまでのリーダビリティの高さよ……そういえば2巻も止まらんかったし、1巻も下巻後半は一気読みだったわ……小川一水氏恐るべし……。

    私の好きキャラはセアキ。大好き。潤滑油→

    あと、おじさん好きとしては外せないのが癖強めの船大工(?)のウルヴァーノ。こういう変態キャラがいるお話は大好き。

    そして差し込まれる〈断章〉という項目。2巻にもあったんだけど、おそらくシリーズ通じて描かれるチラリズムだと思われる(言い方)次の話も楽しみがすぎるわこれは笑


    以下読書中ツイート

    天冥、なぜ同性愛がタブーじゃないかの世界観説明が入ってめちゃくちゃ読みやすくなった!!!
    そうか、私は(恋愛関連に関して)意味がわからん設定が入るとノイズを感じるのか……?

    よくわからぬが、グイグイ引き込まれていて楽しい……!セアキありがとう……!作中でお前がいると息がしやすい!



    まぁ、私が今読んでいるのSFなんですけどね。宇宙大戦争みたいなバトル系の。このお話、アニメ化したら映えそう〜!!エスレルはアニメ絵で見たい。あとアダムスは絶対映える。

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    2026年08月27日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

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    ネタバレ

    こんなに面白い小説を読んだのはいつぶりだろう。
    読みながら、読み終わってから、ずっと考えていた。

    小説を読む人がうっすら目をそらしてることがある。
    それは「本当に面白いと思っているのか?」ってこと。自分はミステリとホラーを読むけれど、
    心のどこかにある「これはいつもの展開だな」「見た記憶あるな」。心が動くのは新規性がある時だけ。
    グルメがゲテモノにたどり着く感覚も、本読みという観点では多少わかる気がする。

    じゃあ、なんでTCRはこんなに面白いんだと、俺は切れそうだった。
    よくあるガール・ミーツ・ガールの展開にSFを加えただけ。それなのに、こんなに面白い。
    小さい頃に何度も読みふけった冒険小説と同じ感覚を、歳を重ねて沢山の本を読んで来た今の自分が味わえることに感動すら覚えている。
    「本を読んで心が震えた」なんてやっすい言葉を、文字通り使いたくなるほどの面白さだった。おそらく小説でこのレベルに感動したのは「星を継ぐもの」ぐらいしかない。

    まず地の文も会話も、テラとダイオードがいる世界に即した書かれ方をしていることに驚く。
    小説の会話はある意味記号と同じで「こういう台詞を言った」という情報でしかない。
    でもTCRでは「んっ」とか「んお」とか「あは」とか、彼女たちから出た声をそのまま書き起こしているように感じる。読み手と登場人物に垣根がない。

    地の文は基本、第三者風テラ視点で描かれていて、その説明の仕方や比喩表現から彼女の枠にとらわれない発想力が伝わってくる。気がつけば読み手はテラの考え方や性格が手に取るようにわかる。身体にコンプレックスがあり、他人を気遣う優しさがあっても、本性の自由な気質が抑えられない。そして失敗しては自省する。それが初登場のテラだ。そこへテラを上回る規格外のダイオードが現れて、彼女の心は救われながらも、次第にダイオードを振り回していく。この関係性がまさに「ツインスター・サイクロン」だと思う。

    テラとダイオードの会話から伝わってくる。気遣いはしても遠慮はしないというスタンス。初期のテラからは考えられない、まさに「ウマが合う」状態。お互いに「そういう関係」を望みながらも叶わないと思っていたからこその、とても近いのに最後の最後で壁があるような、ある意味究極のバディにも見える。それがもどかしくもあるし、だからこその良いとも言える。

    「あなたの船を飛ばしてもいいですか」
    「いいですよ好きなだけモフらせてやります嗅がせてやりますから、こっちに来てもいいって言え!」
    「むしろおっきくて柔らかそうなのって……」

    クールな反面むっつりなダイオード。ぽやぽやしたお姉さんなのに、ちゃんと大人としての知識も、邪な視線にも敏感なテラ。作中にもある「私が何にも知らないと思って寄せてきましたよね」に全てが詰まっている。アピールに気づいていながらも、気づかないフリをしていたのはテラで、アピールを明確にしなかったのは、星の外に一緒に行ってくれるか、拒否されたらどうしようという恐怖で動けなかったダイオード。その二人が、もう死ぬかも知れないという最後の最後で本音をさらけ出す。

    「来てくださいな、ごほうびあげます」

    これに全てが詰まっている。この下りを読んだ時の衝撃はとんでもなかった。
    二人と一緒に旅してきたAMC粘土の俺が成仏しそうになった。

    そして全てが終わって帰る時の会話では、もうテラはダイオードのものになると覚悟を決めた強さが宿っている。個人的には「小さな火竜みたいに強い抱擁だった」って表現が、ダイオードがムガーっ!って抱きついてる様を表現していてすごく好き。

    FBBの深部が実は生物で、エダが落ちた時に拾われて魚の知識を与えたことで、ベッシュという形で少しづつ脱出を測っていたという壮大なスケールも良かった。

    そうだ。一つだけ。
    深部から脱出する時の「外部ログは4038気圧を計測していた」という一文。
    そしてエダの「全てを等価で変換できる粘土が世界を作ったらそれは夢か?」という問い。
    さらにダイオードの「二人手も繋げずに、バラバラに底に落ちた」という言葉。
    自分はこれを読んで、二人はあの時一度死んで、エダによってAMC粘土で全く同じ存在として作られたのでは?……って思ったんだけど、皆はどう思う?

    最後に。
    この作品は確かに女女のクソデカ感情が交錯する百合SFなのは間違いない。
    しかし軽い文体の根底にあるのは、テラとダイオードの中にある「自分らしく生きたい」という欲求に従った結果、女女として鍵がハマるように巡り合った二人の物語だと思っています。

    ここ十年でも間違いなくトップに入る小説でした。

    おいおいおい。これが後3冊もあるの……。嬉しくておかしくなりそう。

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    2026年08月26日
  • 紙魚の手帖Vol.30

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    SF特集!国内SF作家さんの短編集をこれでもか、と楽しめる一冊。

    個人的にツボ短編は
    ⭐︎長い別れ 天沢時生
    ⭐︎光路 宮西建礼
    ⭐︎星間戦艦ゴフルキルA8の完勝 小川一水
    の三作品。
    SF読んでる〜って言う感覚が最高→

    「にじみ」「数と泥」「踊れ生徒会長」は設定や物語はめちゃくちゃ楽しかったんだけど、オチが個人的にイマイチ。
    「鳥なき島」は文章は好きなんだけど少しわかりづらい&それをパワーで押し込めない感じが。

    あ、ときときチャンネルはめちゃくちゃ読みやすい。私の中で短編の括りに入れるか悩む→
    んだけど、キャラもノリも大好き。個人サイト時代にこういうサイト見つけたら日参してBBSに書き込みしてるわ(笑)

    英米SF史概観は読み応えたっぷりだったし、巻末の本紹介も楽しかったー!!
    大満足な一冊でした。買って良かった!!

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    2026年08月21日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ4

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    テラとダイオードの旅を描くシリーズ最終巻。
    第3章からは一気読みした。
    1つの惑星で始まった物語がここまで大きな規模になるとは予想していなかった。
    何にも縛られず自由に飛んでいったのがいかにもこの2人らしいと感じた。

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    2026年08月18日
  • 天冥の標 II 救世群

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    ミクロネシアの島国で発生した謎の疫病と、そこから始まるパンデミック。
    コロナ後の世界で読むと、まさにコロナ禍。コロナ前にこの描写を描く小川一水氏……すげぇよ……ってなりながら一気読み。止まらなかった……彼らには逞しく生きてほしい→

    1巻の冒頭で描かれていた“冥王斑”の始まりが描かれる。でも、1巻ではイサリの血液由来だったのに……??となりつつ、ページを捲る手が止まらねぇぇぇ!!
    あと、児玉と矢来のペアが好きすぎる……この子達が後のカドムという認識で良いのか……?いやもう、ほんま頑張って生きてほしい。→

    千茅もだしジョプもだし主要メンバーが好きすぎて続きが読みたい。でもまぁ、3巻は時代が変わっちゃうので、彼らの純粋な「その後」はおそらくもう読めないんだよね……子孫は出てくるんだろうけど(というか、3巻の前半で出てくる)それは悲しいが、彼らの意志がどう生きるのかを見届けたい。

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    2026年08月16日
  • 天冥の標 II 救世群

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    第1巻から時代が大きく巻き戻り、西暦2010年代の物語となっている。
    前作との時代の違いが大きく、どのように繋げるのだろうと思いながら読んでいたが、プラクティスという言葉が出てき始めてから一気に物語が前作と繋がり始めたように感じた。
    次作も楽しみに読みたい。

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    2026年07月26日
  • アリスマ王の愛した魔物

    購入済み

    リグ・ライトとろーどそうるずが特に好きです。誰かのために働きながら、社会や同族とフィードバックを重ねて積み上げていく機械にとても生き物を感じました。この世界の今後は、機械同士の連携に庇護される人間の世界になるのかなとか、主導権を人間に戻そうとするカウンターが出るのかなとかぼんやり想像する楽しみもありました。

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    2026年06月13日
  • 老ヴォールの惑星

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    日本のSFでは一番好きだな。ラノベよりリーダブルなのにいちいちスーパー本格的なSFなので。10代を主人公にしたジュブナイル風味のものを除いて日本のハードSFは文体が硬くなりがちだけど、著者のそれはすごくやわらかいのでありがたい。
    表題作はよくわかんないおっきい生き物が可愛いし、みんなで頑張る感じが良かった。
    最後の漂流譚的な中編は鬱になるくらい重くてこれもまたよかった。こわいよ途方となく何もない世界。
    迷宮の話もまあまあおもしろい。筆者は性の書き方がなんか変にうまいよね、たいして書き込まないのにすごくエッチでキュンキュンするんだわ。

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    2026年05月22日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART3

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    重要人物がバッタバッタ死んでくので清々しい。1巻に向けての答え合わせって感じで状況が畳まれていく感覚。
    アイネイアとイサリはなんかロミジュリめいている。

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    2026年04月28日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART2

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    うわーこの異星人マジ…… という感想なのだが、この癖のある喋り方が面白くて嫌えない感じ。

    技術レベルに大きな差がある同士の宇宙戦はめっちゃ面白い。Cシップにソニータイマー仕込まれてるって伏線はいつ回収されるんだろうとヒヤヒヤして読んでいた。

    スキットルこんなかっこいいのに1巻であんなことになってしまうのか……と悲しみを禁じ得ない。

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    2026年04月26日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ4

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    ネタバレ

    互いが互いを思い合っているからこそのすれ違いとまでは発展しない感情。そんな気持ちを簡単に晴れやかにさせてくれない現状も相まって、なかなか心苦しい。彼女たちの体が粘土であれ、人在たらしめるのは精神であり、彼女たちは十分に人在だ。
    彼女たちが彼女たちの真実に触れるたび、私はその事実が導き出す結論を否定している。それでも現実への介入をやめない二人は強い。現実から目を背けて、ただただ大丈夫だと信じる私と、現実を打ち返し、二人の世界をなんとしてでも手に入れようとする二人とでは大きな差がある。

    最高の物語だった。
    二人が抱えてきた大きな問題も、二人の前に立ちはだかる大きな壁も、その全てを乗り越えた先にあるのは、いつも通りの逃走劇。彼女達はそれで全てを成してきた。今回もまた、二人だけの逃避行で、エダとマギリが残した昏魚の卵を捕え続ける。
    本当に良かった。周回者から、防軍からしたら、大きな仕事を果たすギリギリでとんずらこいた女二人という扱いになるかもしれないけど、私達読者からすればそんな事はどうでもよくて、二人が幸せになってくれればそれで良い。そう思わせるのは、テラとダイオードが何者をも犠牲にしてまで自らの幸せを確約する人達でないからであって、彼女達ははっきりと「よく寝られるために何かを助ける」と言ってるからこそ、助けられる側の私達も彼女達の世界に邪魔者が入って来ないように願うことができる。
    ここから先のテラとダイオードが紡ぐ世界は、私は見ることができない。そしてそれは私が死んでしまった後も、歩みを止めない。これから巻き込まれる事件や、引き起こす事件。更には彼女達が産み出す愛の結晶の行方など、知りたい事は山ほどあるが、それらは想像するだけに留めておきたい。テラとダイオードはいつまでも自由に飛び回る。毎日が愛に包まれて。

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    2026年03月28日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3

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    ついに始まった二人だけのランデヴー。彼女たちの素性から考えれば、うまくいくことばかりではないため、当然のように苦労を重ねていく。全く知らない世界に飛び出して、互いのことを一番に思い合い、小さな仕事を引き受けて、時には人助け———

    再読。
    とても面白い。今まではテラとダイの二人が知っている世界で漁をして旅をしていたけれど、本書からは読者である私は当然ながら、二人も知らない世界を旅していくため、より彼女たちに感情移入できて深い感動を覚えた。彼女たちと同じ景色を見ているなんておこがましいことはいえないが、擬似的に同じ感動や衝撃を味わえて楽しかった。
    読み終わってというか、読んでいる途中で気付いたのだけれど、私は4巻を読んでいないかもしれない。私の記憶の中にある本シリーズのラストが本書のラストと一致していて、この後に続く物語が頭に思い浮かべることができない(そう言えるほど終わり方がよかったと思う。しかし確かに、いかにも続きがありそうな終わり方ではあった)。初読か再読かわからないけど、こんなに本シリーズを最後まで楽しめることができるのだから、再読してよかったと心から思う。

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    2026年03月26日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2

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    ネタバレ

    再読。
    かつての自分が読んだ時よりも、この世界の設定や人物同士の関係、その人物の立ち位置など、さまざまなことを理解した上で読めているため、当然のように面白い。読者の意見としては、二人に早く汎銀河往来圏へと逃避行して欲しい気持ちがあるけど、弦道氏関係の問題を片付けないといけないのもまた事実だから、この展開は納得できるし、何より面白いからなんでも良いよね。
    このまま3,4まで駆け抜けます。

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    2026年03月24日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

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    26/07/07 再々読(再読記録に感想有)

    本書発売当時の初読以来の再読。
    当時は私自身の読解力が、ほとんどないと言っても良いほどであったため、本作品の魅力を最大限理解できていなかったと思う。それでも当時から面白く好きな作品であったため、ほんの少しだけ成長した今の自分が読めばより好きになるのは間違いなかった。愛も変わらず素晴らしい作品だった。
    テラとダイオード。二人の女性の間にあるのは、互いを思う信念、互いの為に自らを捧げる覚悟、そして愛情。彼女らの行動一つ一つから感じ取れるそれらの感情は、美しい。向かい風の世の中に立ち向かい、自らの存在を証明していく様には勇気をもらう。ただ本書の魅力はそこだけで無い。単純に設定が、世界観が面白い。ベッシュを獲るために、捕獲船を自らの思い通りの形へと変形させるデコンパと、その船を操縦してみせるツイスタ。そんな二人の共同作業で、人々の生活を賄っている。こういった設定があるからこそ、世界に彩りが与えられ、テラとダイオードの関係の美しさもまた、浮き彫りにさせている。

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    2026年03月23日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

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    様々なジャンルの要素をSFで包み込んだ、といった作風で、設定や伏線がこれでもかと詰め込まれていたにも関わらず、上巻と同様にすらすらと読み進められた。
    ページをめくる毎に謎が謎を呼び、答えがほとんど何も明示されないまま物語が進み、結末は予想だにしなかったものになった。
    次巻からは時代がうんと遡り、どのようにして物語がここに至ったのかがじっくり説明されていくものと思う。楽しみに読みたい。

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    2026年01月31日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3

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    テラとダイオードがついに汎銀河往来圏にたどり着き、行く星々で依頼をこなしていくという形で物語が進んでいく。
    前半では、2人が立ち寄った2つの星系での出来事が語られ、故郷を飛び出してきたはいいものの、2人の間のすれ違いも描かれていた。
    後半に進むにつれて物語が加速し、終盤では予想だにしなかった方向へ進んでいった。
    次巻で完結ということで、どんな結末を迎えるのかを楽しみに読みたい。

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    2026年01月27日
  • 紙魚の手帖Vol.24

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    小説以外の掲載作もどれも面白くためになる。
    そしてなにより、小説がね。宮澤伊織のときときチャンネルの連載に小川一水の短編。そういうもはやSF作家として地位を確立している作家だけでなく、注目の新人作家天沢時生の短編なんかも載ってて、まあ面白い。購入して間違いなし。

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    2026年01月21日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)

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    全10巻17冊の超大作シリーズの第1作。
    第1巻の上巻の時点でとても面白い。
    同じ著者の作品でツインスター・サイクロン・ランナウェイシリーズを並行して読んでいるが、それとは全く違ったテイストの作風で、読んでいてとても楽しい。

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    2025年11月28日