小川一水のレビュー一覧

  • 復活の地2

    Posted by ブクログ

    震災からの復興の様子を描く2巻。

    政治経済、さらに外交や民族問題など、あらゆる観点から話が描かれます。一方で個人の思いにも焦点が当てられ、さらに惑星に危機が迫ることも明らかになるなど、読み応え十分でした。

    まとまった感想は最終巻の3巻で書く予定。

    0
    2023年07月16日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    故郷のガス惑星FBBを飛び出して「汎銀河往来圏」を目指すテラとダイオードの姿を描く大宇宙巨大ロケット百合SF第3巻。星系を股にかける大冒険ということで、二人が飛び回る世界が広がって前回までとはまたひと味違う面白さに心が躍り、何だかんだとテラが大々大好きなダイオードのデレた姿に微笑ましくなりました。そして今回は「粘土」や「光貫環」が何であるかという真実が明かされるとともに、テラとダイにまつわる衝撃の事実が発覚して驚愕。二人はこれからどうなってしまうのか…。続編が大いに楽しみです。

    0
    2023年07月02日
  • 時砂の王

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分を自分たらしめるものは何か?十万年の戦争に耐え抜き、任務を達成させるような強いものとは何か?オーヴィルにとっては愛であるーーサヤカとの儚い夢のような。あらゆるものが時の風に吹かれ、時の砂に埋もれ、遥か遠くの時間枝に別れてしまっても、胸に残る愛の残像。これらが本作の根底に流れており、知性体としてのオーヴィルをぶれることなく描いている。
    叙情的な描写の繊細さもさながら、時間遡行と歴史改変をテーマにしたSFとしても秀逸である。未来からの援軍が来ないので、この時間枝が滅びることが分かってしまう辛さ。カッティ・サークの冷徹なまでの理屈は分かるのだが、どうしても情緒の部分で受け容れることのできないもど

    0
    2023年05月31日
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

    Posted by ブクログ

    また、また違う世界のお話、宇宙農場を舞台にした冒険譚と、謎の知性体「ノルルスカイン」の生い立ちが明かされる。その壮大なスケール感に圧倒される。

    宇宙農場の農夫・・・いやいや実は。
    また、物語のピースがはまり始めて、ますます次巻が楽しみになります。

    0
    2023年05月10日
  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち

    Posted by ブクログ

    エロ!!
    エロはきらいじゃないですが、さすがに全編となると・・・。

    ただ、これも意味があって最後はちゃんと繋がっていくんだろうなぁ。
    そう思うと、小川先生すごい!

    0
    2023年05月10日
  • 天冥の標 II 救世群

    Posted by ブクログ

    1巻(メニー・メニー・シープ)から読み続けると、?
    「あれ、現代?」、しかも内容がコロナ禍と似ている。かなり前に書かれた小説なのに。
    お話しは読みやすく、1のある登場人物に繋がるんだろうなと想像できるが、2010年代の地球と2803年のメニーメニーシープまで800年がどう繋がっていくのか、これは楽しみ、次巻を早く読みたくなります。

    0
    2023年05月10日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

    Posted by ブクログ

    壮大な物語の始まり。下巻
    ここはどこなのか、イサリは人間?、また"海の一統"の設定がいい。
    人間、改造人間、アンドロイド、異星人等、登場人物のキャラがいい。謎が大きく、でも話しは庶民中心に、いづれ国、星、宇宙、時間軸まで超越して進む、読書好きなら読むべき小説だと思う。SF好きなら迷わず読むべし。

    0
    2023年05月10日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)

    Posted by ブクログ

    壮大な物語の始まり。上巻
    ここはどこなのか、イサリは人間?、また"海の一統"の設定がいい。
    人間、改造人間、アンドロイド、異星人等、登場人物のキャラがいい。謎が大きく、でも話しは庶民中心に、いづれ国、星、宇宙、時間軸まで超越して進む、読書好きなら読むべき小説だと思う。SF好きなら迷わず読むべし。

    0
    2023年05月10日
  • 老ヴォールの惑星

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これは面白い。極限状況におかれた孤独な者が、他者とのつながりを見いだして懸命に生きようとする、そんなシチュエーションの短編集4編。

    「ギャルナフカの迷宮」:政治犯として捕まった主人公が地下迷宮に放り込まれる。わずかな食糧と水、迷宮の地図の一部だけを頼りに脱出を試みるが、迷宮の中には「生肉喰い」がいて...
    極限状況での孤独なサバイバルのはずが、少しずつ様相が変わっていくところにグイグイ引き込まれる。

    「老ヴォールの惑星」:超臨海水の海面が支配する世界のお話。天変地異をきっかけに惑星外交信を夢見るが...
    感動的な展開が待っている。

    「漂った男」:8億平方キロの海原しかない惑星パラーザに遭

    0
    2023年05月05日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

    Posted by ブクログ

    副題が「改変歴史SFアンソロジー」と書かれ、帯には「5人のSF作家が語る偽史」と書かれ、知っている書評家の2人が「大推薦!」としている。5人の作家はいずれも知っている人で、今回は私の嫌いな伴名練もいるが短い作品なので一応読んでみようと思う。しかし、大袈裟に歴史改変SFって言っているが、ちょこちょことタイムスリップさせる程度のレベルじゃないかと思い、あまり肩肘張らずに読み始めた。

    全体を読み終えた感想としては、石川宗生が意外と健闘している、宮内悠介は全く響かなかった、斜線堂有紀は新しい概念で歴史を引き戻し、小川一水はスパイ系の要素を加え、一番驚いたのは伴名練。伴名練、やればできるじゃないか、ダ

    0
    2022年11月29日
  • 復活の地1

    匿名

    購入済み

    発刊時期

    紙の書籍は東日本大震災前に発刊されています。
    当時の首相がこの作品を読んでいたら、上に立つものとしてまた違った対応の仕方もあったのかと思います。

    0
    2022年11月27日
  • 老ヴォールの惑星

    Posted by ブクログ

    良いですねー。社会科学的な観点も含めて、本寸法のハードSFですね。

    「環境による意識の変容」を共通のテーマとした4篇を収録。といってもそれぞれの作品に繋がりはなく、テイストも様々で、同じ素材を様々な手法で調理したコース料理を味わった感覚です。なかなか贅沢。

    あまりSFを読み慣れていない人が「SF」と聞いて想起するイメージをそのまま作品にしたような、無駄なく引き締まった端正なハードSF揃い。冒頭の「ギャルナフカの迷宮」はSFの「S」風味薄めですが、社会科学系SFと言えますし、普段SFを読まない人にもお勧めできる、文句なしの傑作。
    明るい結末の話ばかり、ではありません。暗い未来が待ち受けている

    0
    2022年11月02日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時系列が1巻を追い抜く瞬間「うおお…」って声が出たし同じストーリーを別の人間の語りで進めて(そして伏線を回収して)いくのめちゃくちゃ鮮やかで面白い。そして広義のセアキと広義のイサリカップル推しの私大勝利の巻でした。

    0
    2022年09月21日
  • 妙なる技の乙女たち

    Posted by ブクログ

    連作短編8作
    近未来、軌道エレベーターってワクワクするような設定
    それを超える彼女たちの溌剌さにしゃんとせねばと
    短編なのに長編的読み応え、抜群の爽快感

    0
    2022年09月07日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

    Posted by ブクログ

    SF。シリーズ8作目。
    ようやくストーリーは1作目に追いつき、アナザーストーリー的な感じ。
    主役のイサリが、1作目の影で何をしていたのかを描く。
    控えめに言って面白すぎ。

    0
    2022年08月28日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

    Posted by ブクログ

    粘土練り練りして船や網にする機構。共同体同士の関係。そして主人公二人。
    体制やしがらみにとらわれないで自己実現する。
    はようイチャイチャしてくれ。
    周囲から求められる姿。慣習に整合できない自分。低下する自己肯定感。それでも自分は戦えると信じてる能力。自信を得て世界が変わる、或いは世界を変えるかも知れないし世界は冷たいままかも知れない。だけど、二人ならどこまでも飛べるような気がする。
    おっぱいは正義。
    〇〇ライクとプリントされた食べ物が結構気になる。

    0
    2022年08月25日
  • 老ヴォールの惑星

    Posted by ブクログ

    ギャルナフカの迷宮を読んだだけだけど,どうしてもこの気持ちを書いておきたすぎて…

    とにかくおんもろぉぉぉぉぉぉぉぉぉという感じ.
    脳が死ぬかと思った.
    なんでだろ,小説読んだの久しぶりだからかな?
    よくわからんけど脳が焼け死ぬかと思った.

    なんだろ,「今まで読んだもの」の中で一番好きです.はい.

    0
    2022年06月07日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

    Posted by ブクログ

    29世紀。地球人の植民星メニー・メニー・シープの港町セナーセーの医師カドムは、親友アクリラの依頼で急速に町に広がる疫病を調査することに。その結果、感染源は甲皮に覆われた謎の生物イサリであると判明する。カドムは凶暴なイサリとなんとか意思疎通できるようになるが、星の支配者である領主ユレインからイサリを引き渡すよう命じられてしまう。メニー・メニー・シープの民たちは現領主による厳しすぎる配電制限で生活が立ち行かなくなりつつあり、各地で反乱の種が芽吹いていた。反骨精神旺盛な《海の一統》アウレーリア家の嫡男であるアクリラとイサリを失ったカドムも、電力を独占しようとする領主の陰謀を阻止するために動き始める。

    0
    2022年05月05日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

    Posted by ブクログ

    男女がペアになって宇宙船に乗り、漁をする風習がある世界。漁は長期にわたることから男女はほぼ夫婦とされる設定。
    女性2人のペアがめざましい成果をあげる。
    百合である必然性があると思った。
    未来とはいえ家父長制の色濃い世界で、もし男性2人のペアだったら勿論なにか言われはするだろうけどここまで立場悪くならないんだろうと思うから

    0
    2022年04月15日
  • 煙突の上にハイヒール

    Posted by ブクログ

    どの話も印象的で、読みやすく面白いです。
    最後の話、2008年に書かれているので驚きました。まるで今のコロナ禍を予見しているかのような話です。この話のように、いつか朝が来ることを信じたいですね。

    0
    2022年02月14日