小川一水のレビュー一覧
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ネタバレ―――セレス地表で世界の真実を知ったカドムら一行は、再会したアクリラとともにメニー・メニー・シープへの帰還を果たした。そこでは新政府大統領のエランカが、《救世群》との死闘を繰り広げつつ議会を解散、新たな統治の道を探ろうとしていた。いっぽうカドムらと別れ、《救世群》のハニカムで宥和の道を探るイサリにも意外な出会いが――。
あまりに儚い方舟のなか、数多のヒトたちの運命が交錯する、シリーズ第9巻完結篇
いま、日本SFで間違いなく一番熱いシリーズ『天冥の標』
その第9章の完結編
スケールは大きければ大きいほど良い、とは言わないが
銀河系の縦横奥行めいっぱいと、人と人あるいはヒトとの繊細な関係性が -
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「葉物は鮮度が命だからな」
という天冥の標、第5巻。
超スケール!ワイドスクリーン・バロック!(?)
3,4は正直いまひとつだと思っていましたが、
5は文句なく最高です!
今回は、今から遡ること6000万年前、地球から遠く離れた惑星の海の中で「我あり!」と覚醒したノルルスカインの誕生から長い旅の話と、
西暦2349年、アステロイドベルトの小惑星の一つで細々と農業を営む農夫タックヴァンディのお話。
超銀河団規模の舞台とアステロイドベルトあたりでウロウロしてるお話が並行で語られるのが面白いですね。
サンゴ虫(に似た生き物)を(人間でいう)ニューロンのひとつひとつのようにして -
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宿怨に続くアインとスカウトのメンバー達の物語。
ここに至ってようやくメニーメニーシープの側面が見えてきた。この話を読んでいて、ガンダムのホワイトベースのことを思い出したのだが、状況が状況だけに背負っているものがこちらの方が桁違いに大きい。
スカウトのメンバー達は、かなり訓練された優秀な人材なんだろう。あるいはノルルスカインが後ろで糸を引いているのか。
今回の話は、読んでいて色々と胸に来るものがあり、強く印象に残った。
さて、この「植民惑星ハーブC」においてカドムとイサリが出会うまで、メニーメニーシープ約300年の歴史が始まったわけだが、今後どんな展開が待っているのか、ますます興味深くなって -
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Part2から続く太陽系国家群と「救世群」の戦いもいよいよ大詰め。硬殻化した「救世群」は無敵とも思えたが、どうも副作用もあるようだ。咀嚼者とは...。カルミアンの意図がよくわからないが、これから「救世群」との関係はどうなっていくのだろう。
今回の話では、パナストロにおけるブレイドとシュタンドーレのやりとりが印象深かった。お互い敵であっても、何度も話し合うことによって人類というのは理解し合えるという希望があることが示されたような気がする。
この戦争の結果は意外なものだったが、ミヒル・ヤヒロには色々と謎があるようで気になる。
この後の展開がますます楽しみだ! -
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すごくすごくすごく面白かった!
山のてっぺんから宇宙をつなぐエレベーターがある、シンガポール沖の島・リンガ島で働く女性たちの話。舞台は2050年です。(前後の話もある)
工業デザイナーから、芸術家から、船乗りから、保育士から、不動産屋から、客室乗務員から…とにかくたくさんの女性が出てきます。彼女たちは強くて、アイディアがあって、一生懸命。
今の働く女性と同じで、それでいて少し進展してるんだなと思いました。
残念なのは常に横に男性がいて、支えたり励まして、最後は恋愛になるところ。きっと作者は男女の友情を信じない人なんだなと思いました。
そこ以外は本当に素晴らしかった!
特に最初の工業デザイ -
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アクリラ・アウレーリアが登場するとテンション上がります。好きなキャラなので。
なので、セナーセー関連の事だけ、今回は一言。
イサリの恋心とあわせて、今回はサブテーマとなっているのが、家族のありかた。
男と男、女と女のカップルでも全然OK!というのがノイジーラントの恋愛というのは従来このシリーズで登場していたけれど、そのようなカップルが家族となった時どうであるのかという事が、カドムの視点を通して語られる。
男と男に女。あるいは女と女そして男。そんな家族を作る。そして子供を作る。そこに至る心の動きが、ふたつのキャラクター群を使って表現されているところが興味深い。但し、奇しくも双方、男と男のカップル -
購入済み
意外と熱血青春バトル!
以前読み逃していた懐かしいタイトルの復刻ものだったので買ってみました。
あらすじからすると猟奇ホラー的な印象を受けますが、学園友情バトルの要素のほうが強いです。
クラスのみんなで異界の怪異と戦う明るめのライトノベルなので安心して読めますよ。
個人的にはヒロインの親友の鈴鹿ちゃんがおバカで萌えキャラです。 -
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わぁ〜今度はスペースオペラ系だ^_^
1作目に登場したアクリラたち《海の一統》に繋がる人びとの話がメイン。
物語の始まりである2作目からの繋がりも織り込まれ、長い長い歴史の過程を発見したり想像したりする、ちょっと他の作品には無い楽しみ方ができる、これはひょっとしなくても、ものすごいシリーズなのでは?と思う作品です。
想像するのも楽しい形の宇宙強襲砲艦や、真空でも宇宙服が要らない身体、木星の大赤斑にあった超古代の遺跡…
中高生の時にエンタテイメントなSFをたくさん楽しみましたが、その時に還ったようなウキウキした気分で読みました。読み終わるのがもったいなかった^_^ -
Posted by ブクログ
ーーーホモ・サピエンス MMS人 倫理兵器 二惑星天体連合軍 フェオドール 《酸素いらず》 《恋人たち》 カルミアン 被展開体ダダー ミスン族総女王 ミスチフ 万能植生 《救世群》 誰を討ち、何と結び、何処を救う。
待ち望んだ『天冥の標』シリーズ最新刊
それぞれのプレイヤーが、各々の持つ情報と目的と動機によって、広大で狭い世界の中を奮闘するのはもう「最高」の一言に尽きる。
この巻でも再認識したけれど、小川一水の作品は
共通して"人間賛歌"というか、諦めずに前を向き、状況をより良くするために取り組む姿を美しく描いてくれるから良いよね。
全10巻構成ということなので、 -
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SF作品集。普段あまりSFを読まないので、頭ん中のいつもと違う部分が刺激されました。いきなり訳のわからない世界に放り込まれて、手探りで進む内に色々と判明してきて楽しくなり、もっと先へと進みたくなる。そんな感覚を楽しみました。
過酷な環境の惑星に適した姿を得た知的生命体が、自分たちと別の存在へコンタクトしようとする「老ヴォールの惑星」には、小説ならではの味わいがありました。この惑星に住む生命体や生存法は、それこそ映像にすれば一目瞭然なのでしょうが、文章で表わされたものを想像する時の刺激は、何とも言えない面白味がありました。その後で表紙のイラストを見て改めて感嘆の声が出たものです。
また水の惑星に