小川一水のレビュー一覧
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小川一水の長篇SF作品『天涯の砦』を読みました。
長篇のSF作品を読むのは久しぶりですね。
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〈壁の向こうは、すべてが敵だった──小川一水作品史上、最も過酷なサバイバル極限の人間ドラマ〉
軌道ステーション“望天”で起こった破滅的な大事故。
その残骸と月往還船からなる構造体は、無数の死体とともに漂流を始める。
だが、隔離された気密区画には数名の生存者がいた。
空気ダクトによる声だけの接触を通じて生存への道を探る彼らであったが、やがて構造体は大気圏内への突入軌道にあることが判明する...。
真空との絶望的な闘いの果てに待ち受けているものとは?
―小 -
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天冥の標シリーズ第二作。
冒頭の世界観に、第一作の未来?と読み進めたらまさかの過去としての現代世界と未知のウイルスの戦いを描くパンデミック物でした。コロナ禍よりも10年前に描かれたものなんですが、作家の想像力ってすごいものですね。もちろん現実に起こったこととの違いは多々あるのだけど、世間のあり方や患者への目線なんかはめちゃくちゃリアリティを感じる。国としての対応という意味では異なる部分もあるというか、むしろ現実に起こったことの方が世間や空気に全乗っかりで対処していった感じがあって現実の方が現実離れしてた気すらしてくる。シリーズとしては第一作とのつながりが見えるところも、第二作で新たに示された伏 -
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全10巻、計17冊
1巻目上下巻(2/17)
壮大なスペースオペラ
全10巻でどの巻から読んでも時間軸が違うため読めます。
もっと評価されなくては行けない本
1巻は入植300年を迎えた植民星メニーメニーシープが舞台
医者のカドムを主人公に謎の疫病が蔓延してると連絡を受け話は進む
魅力的なキャラクター、想像膨らむ世界設定
今後の全ての伏線であり相関図の1つ
地中の戦艦により発電を賄われていたり、酸素を生命維持に必要としない種族がいたり1つ1つの設定を想像しながら楽しめる人には凄まじい体験の始まりだと思う
ハンターハンターやチェンソーマン、進撃の巨人等の考察読みにわくわくできる人なら読んで損はな -
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ネタバレある星にたどり着いた宇宙船の人々はその星に資源があることを期待していたが、あいにく着いた星はガス惑星で資源を得られそうになかった。しかし、大気中を泳ぐ魚が資源化できることが分かり、漁を発達させ、得られた資源をもとに繁栄していく。結果的に主人公らの時代では封建的な氏族社会になっていたが、テラとダイの二人は異例の女性同士のペアで漁に挑み、色々な慣習を打ち破ろうとする。
スピード感のある漁の様子とテラとダイの絡みが魅力。ガス惑星に沈んでいる生き物が自身から魚を作っており、人類にそれを大気圏外まで運んでもらうことで脱出を図っている、という話も個人的には好みだった。
オーディブルで聴いたが、耳慣れな -
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「ギャルナフカの迷宮」「老ヴォールの惑星」「幸せになる箱庭」
「漂った男」の四篇を収録。
読友Mirokuさんのお勧めで購入しました。
実は、SFが苦手なんですが、小川作品は、SFと知らずに
読んだら印象がよくて抵抗なく読めました。
ギャルナフカの、人間としての意識を持ったまま
脱出を諦めない思考が感動的。暴走したとしても心情的に
納得できて、楽な方に逃げてないのがいい。最後のシーンも好き♪
「漂った男」の最後の1行で感動。
もう脱力しながら泣きそうになりました。
すぐに先を想像できちゃうところもスゴイです。
想像を絶する孤独って、体験したことないので、読みながら
ゾクゾクしました。