小川一水のレビュー一覧
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天冥の標シリーズ全10作17巻のうち6巻目。前作から数十年後の小惑星パラスに暮らす農夫の生活と、ダダーのノルルスカインの誕生からの歴史が交互に描かれる。本シリーズは宇宙SF世界を構成する様々な文明的な要素を著者の想像の限りを尽くして一つずつこれでもかと描いているような印象を受けるのですが、今巻のそれは農業ということ。宇宙時代における農業、農家のあり方とはどんなものだろうか、というのは想像しがいのあるテーマですよね。本作ではかなり閉塞感のある状態が想定されていたのですが、サイバーパンク的な世界の基礎を支える農業生産みたいなものはこういうものなのかもしれないなと思った。デブリ対策など低重力下ならで
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Posted by ブクログ
女性主人公によるSFお仕事短篇集
しっかし、このタイトル酷すぎない?笑
近未来設定なのでその仕事自体が現代からすると特殊だけれど、近未来に時間軸を置いたことできっとこうなるだろう、なって欲しいという女性の社会進出を楽しく読める(やや少年ジャンプ風)
強い女性、をイメージするといつも浮かぶ物がある
ナンシー・シナトラ「These Boots Are Made For Walkin」という曲だ。
大変有名な曲なのだけどピンと来ない人も最後まで聞いてもらえればこんな歌だったのかと思うほど日本でも馴染みはある
そしてこの歌の歌詞、まさにこの本だ。
そこに痺れる憧れる アネキーっ -
Posted by ブクログ
短編集。どの話も総じて面白く、満足。
・ギャルナフカの迷宮
テーオを中心に、極限状況の中で人がどう秩序を作っていくのかを描く話としてかなり面白かった。タルカ、ホクストル、グンド翁といった人物の配置も効いていて、過酷な舞台設定なのに読み味は単なる殺伐さだけに寄らず、社会や制度が立ち上がっていく過程そのものに引き込まれた。
・老ヴォールの惑星
ヴォールやフライマが属する種族の設定がとにかく魅力的で、「これは生命なのか」と考えさせる感覚そのものが読みどころ。こういう設定めっちゃ好き。サラーハという舞台も含めて、文明や知識のあり方を壮大でありつつも静かなスケールで描いていて、派手さよりも余韻の深さ