小川一水のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本作により、やっと最初の各勢力が出そろい、それらの立ち位置が明確になった感がある。それにしても話が長く、間もあくので前の話を忘れてしまっているためでもあるが、多くの登場人物が登場しながらも実は、その多くが血縁であるという狭い世界でありながらも、話の全貌は未だ見えない。本来、二つの精神的寄生体の戦いの話ではあるが、それぞれが利用する駒としての人類側の陣営が複雑に、その立ち位置を変えることと、サブストリームや異星人たるメイスンがいつのまにやら、相手に取り込まれていたりすることにより、その戦いの様相がより複雑になっている。前にも思ったのだが、太陽系侵略にとっているミスチフ側の戦略が何故、ここまで複雑になっているのか、その動機が不明である。ドロテアの様な圧倒的な武力があり、圧倒的な繁殖力があれば、ここまで手をかける必要があるとは思えないので、ゲームとして考えているであろうか。
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Posted by ブクログ
ーーー西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ、極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億、そして建設地は月……。
月面の中国基地へ、現地調査に赴いた機動建設部の青峰が目にしたのは、想像を絶する苛酷な環境だった―民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工!
裏表紙を読んだ瞬間レジに並んでいた、小川一水の長編
しっかりと踏みしめられる物語の設定から、重力6分の1のSFの空へと飛び立つ過程がきちんと描かれていて好印象。
「月に行って商業施設をつくる」
SF作品としては、ともすれば控えめにも思える目標。
それに伴う様々な課題がシビアにシミュレートされ、なおかつ夢を見させてくれるSFの楽しさと絶妙にバランスをとっている。
強いて欠点をあげるとすれば、後半〜終盤のイングーの登場が少し唐突に思えたぐらいか。
立ち塞がる壁を次々クリアする、経済小説的な側面もあるように思った。
「飛べ。速く、高く。」 -
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ーーー西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ、極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億、そして建設地は月……。
月面の中国基地へ、現地調査に赴いた機動建設部の青峰が目にしたのは、想像を絶する苛酷な環境だった―民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工!
裏表紙を読んだ瞬間レジに並んでいた、小川一水の長編
しっかりと踏みしめられる物語の設定から、重力6分の1のSFの空へと飛び立つ過程がきちんと描かれていて好印象。
「月に行って商業施設をつくる」
SF作品としては、ともすれば控えめにも思える目標。
それに伴う様々な課題がシビアにシミュレートされ、なおかつ夢を見させてくれるSFの楽しさと絶妙にバランスをとっている。
強いて欠点をあげるとすれば、後半〜終盤のイングーの登場が少し唐突に思えたぐらいか。
立ち塞がる壁を次々クリアする、経済小説的な側面もあるように思った。
「飛べ。速く、高く。」 -
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ーーー彗星都市での生活に閉塞感を抱く少女と、緩衝林を守る不思議な少年の交流を描く「都市彗星のサエ」から、
“祈りの力で育つ”という触れ込みで流行した謎の植物をめぐる、彼と彼女のひと冬の物語「グラスハートが割れないように」、
人類から“未知の探求”という使命を与えられたAI宇宙船エクスの遙かな旅路を追う表題作まで、
様々な時代における未知なるものとの出逢いを綴った全6篇を収録
ハマりつつある小川一水の短編集
全部名作!ってわけでもないけど、都市彗星のサエ、守るべき肌、表題作が良かったな。
特に表題作!まさかあそこでオーバーロードが出てくるとは!
アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」に登場したオーバーロード。彼らに隠された深い哀愁を織り込んで読むと、また違う印象になるはず!
それは人間の普遍的な願い。 -
Posted by ブクログ
ーーー火星やまと基地の隊員4名が体験した、あまりにもあっけないファーストコンタクトを描く表題作
いつのまにか不老不死を獲得してしまった人類の戸惑い「千歳の坂も」
そして傑作長篇『時砂の王』に秘められた熾烈な闘いを描くスピンオフまで
心優しき人間たちのさまざまな"幼年期の終り"を描く全5篇収録。
小川一水二冊めは短編集。
こういう「日常系SF」とでも言うべきやつも結構好きやな。明確な敵がいるわけでもなく、必然ドンパチもまずない。
SFにもいろいろある中で、俺がやっぱりSFが好きな要因には、登場人物が進歩に対して前向きなことがあげられると思う。
この中では、表題作かLive me Me が面白かった。最後のスピンオフは、やはり「時砂の王」本編を読んでからがいいでしょう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの興奮をぶつけるところがここしかないのが悔しいくらい面白かった。
少しずつ少しずつ明かされていく事柄に驚かされてばかり。キャラクターの名前で大抵のことは想像してしかるべきなんだが、全てを覚えているわけでもないので、時折伏線に息をのむ。そうだよね、セアキさんだもんね・・・
part3待ち遠しい!
イサリちゃんは1巻のイサリちゃんと同一人物なんだろう。哀しすぎる…1巻では「人類」とは思いもよらなかった。当たり前か。
今後は、人類が長命になること、繁殖の制限による得失についても書かれていくのかな。でかい星間航行物を飛ばす術をどう描いてくるかも楽しみ。