小川一水のレビュー一覧

  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ1

    購入済み

    面白い

    宇宙で魚を捕える話。

    1巻でやったことといえば、コンビを組んで漁に出ただけ。本当にそれだけなんですが、引き込まれる面白さがあります。絵もクセが強くなく読みやすい。良い作品です。

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    2025年05月31日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ4

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    ネタバレ

    根本のSFアイデア自体は独創的であり、脳内映像化しやすくて非常に面白いので堪能した。
    キャラクター2人も対照的で活きが良く、魅力的であり、リーダビリティに優れている。
    然し4巻で思ったのだが、この人達全体、思想が強くないですか?

    どこかしら封建主義の旧体制へのカウンターとしての生き方に縛られている気がして、時折???となりました。
    つまりフェミニズムの闘士とかなんとか、そういうふうに見えかねないというかそうなんですか?
    自由と言ったらどこへなりとも好きな様にして、その、アイデンティティとかそんな大事ですか?という遠回りをちょいちょい感じました。
    その点ではエダとマギリの方がナチュラルにやりた

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    2025年05月27日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    21世紀と23世紀が時の蛇『カイアク』の
    難破事故によって繋がれるストーリー。

    23世紀に囚われたカイアクの尻尾の近くに
    たまたまいた2人の少年と、
    21世紀の太陽観測所に突っ込んだ
    カイアクの頭の場所にいた研究員たちが、
    過去と未来を通して助け合い、
    カイアクを救出するストーリー。

    これぞSFジュブナイル。
    引き込まれるストーリー。
    最後に待ち受けるハッピーエンド。
    そして難解な理論を
    理解した気になって読み進めた時の
    誇らしさとワクワク感。

    読むべき名作です。

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    2025年04月14日
  • フリーランチの時代

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    地球幼年期の終わりを彷彿とさせる
    短編集を詰め込んだ小川一水の作品。

    どの作品も面白いが
    1の『フリーランチの時代』
    5の『アルワラの潮の音』が特に面白い。

    フリーランチの時代の、
    「無料の昼食は存在するのよ」
    という下りは
    『月は無慈悲な夜の女王』へのオマージュで
    思わずニヤリとしてしまう。

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    2025年04月14日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

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    ネタバレ

    待ちに待った下巻!

    正直もっと書いて!という部分がいっぱい。
    ・アクリラ帰還、に伴うカヨのナレ死
    ・いつの間にかのキャスラン退場
    ・カドムのイサリへの蛙化現象の経緯
    などなど

    読んでてキツかったのは、上巻であれだけイサリイサリ言ってたのに、イサリ喋り始めた途端、コレが蛙化現象か?というくらいカドムが冷めた態度で、読んでて最後までイライラした。コイツにタコハのにーちゃんはもったいなかった!

    それでも終盤怒涛の展開で次巻以降気になるし、マルフォイぐらにしか思ってなかったユレインが時行様ぐらいに見えて応援してしまう。
    舞台は時間も場所も変わるみたいだけど、誰が再登場してくるのか楽しみにして

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    2025年03月05日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART2

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    ネタバレ

    PL 2025.3.3-2025.3.4
    救世群プラクティスと2PA艦隊陸戦隊の正門軍団、MMC新政府軍とダダーのフェオドールの裏門軍団、アクリラ、カドム、イサリ、クルミ姉妹たちの破れ手袋号がついにドロテア攻略に。
    一方、ラゴスやユレインたちは茜華根禍と手を結ぶためにシェパード号で旅立つ。
    ここまでくると、オールスター登場の反面、退場していく主要キャラもいて寂しくなる。
    いよいよ残り一冊。途轍もなく壮大なこの物語がどんな結末を迎えるのか。

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    2025年03月04日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1

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    ネタバレ

    PL 2025.2.28-2025.3.2
    コルホーネン、ジニ号の立役者。
    そんなの忘れてるよ!
    最終巻のPart1。
    シグナレスウォー後の、セレス以外の人類が辿った道が明らかになる。コルホーネンとパラスのヴァンデイたちと地球の運命が語られる。
    そしていよいよカルミアンもノルルスカインも協力してオムニフロラに抗する闘いが始まる。

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    2025年03月02日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ4

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    面白さは安定。
    期待通り。
    シリーズはこれで終了かな。
    百合ネタが少し読みにくいのは許容。
    中国語読み?の単語が覚えきれないのだけど、読みの語感が良き。

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    2025年03月02日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ4

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    完結編。テラとダイのコンビとエダとマギリのコンビの対決が主軸ですが、これまでの登場人物の再登場もあったりして、完結編らしい構成になっています。最後の余韻がいかにもSFぽくて気持ちいい。
    映像で観たいけど、いろんな意味で難しいだろうなぁ。

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    2025年02月27日
  • 天冥の標 IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと

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    ネタバレ

    PL 2025.2.21-2025.2.23
    カドムやイサリ、アクリラたちの想いと闘いが続き、ついにメニー・メニー•シープと救世群と太陽系艦隊が手を携えるところまできた。
    残るは1巻3冊。
    最終巻手前のあとがきを読むと、この後のコロナ禍やウクライナ侵攻、ガザ攻撃に作者は何を思うだろうか。

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    2025年02月23日
  • 天冥の標 IX PART1 ヒトであるヒトとないヒトと

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    ネタバレ

    PL 2025.2.19-2025.2.21
    《救世群》プラクティスたち、つまりミヒルの目的が判明する。そして準惑星セレスは惑星ごと宇宙船となっている。そして太陽系の地球人もちゃんと生きていた。
    アクリラがいると場面が引き締まる。
    カドムへの想いをあっさり認めたところは、ほんと心を打つ。

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    2025年02月21日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2

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    CL 2025.2.16-2025.2.18
    宇宙戦争で太陽系が消滅し、惑星セレスの地下に営々と築いてきたメニー•メニー•シープを咀嚼者フェロシアンに蹂躙される。それでも人類は生きることを諦めない。
    ついに1巻の先へと物語は進む。
    破れ長靴号で地表を目指したカドムたちの一行は旅の仲間のようで面白い。

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    2025年02月18日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    ネタバレ

    CL 2025.2.14-2025.2.16
    1巻の裏側をイサリ視点で描く。ここで1巻と完全に繋がって物語はその先へ。

    イサリは眠っているうちに300年経っていて、6巻でアインを逃した次は1巻でカドムに会うのか。
    ベンクトはキリアン。
    クルメーロは地球で冥王斑が発生した時の回復者メキシコ代表の名前だった。コスタリカの島で千茅と出会う。

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    2025年02月16日
  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC

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    CL 2025.2.8-2025.2.9
    6巻の直後。今までと違いそのまま繋がっている。
    太陽系の人類が滅亡して、残された人々を託されたのは17,8歳のスカウト9人。
    そしてメニー•メニ•ーシープ。1巻で語られたハーブCの真実が明らかになっていく。それでもまだ1巻の2800年まで300年。その間に何があったのかー

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    2025年02月09日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ4

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    ネタバレ

    作者の性癖全開百合+SFなストーリーなのかと一巻を読み終わった時点で思っていたのだけど、4巻を読み終わってじんわり涙してしまった。壮大で切実な女性同士のラブストーリーだった。好きな人と好きに一緒にいるということはどういうことなのか、この社会の中で「選んでいる」という状態は、そこに自分の意志だけしかないのかという問いに対して非常に脆弱で、因習とか規範とかが周囲から練り込まれた末にある意志なのか、と考え始めるときりがない。そんな問いを、彼女たちを「人間」という枠組みから外すことにより、より克明に提示したうえで、最後に「二人」は「互い」を思い合っている、その意志で「ここ」にいる。と締め括ったのはめち

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    2025年02月07日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART3

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    ネタバレ

    CL 2025.2.2-2025.2.3
    ダダーのノルルスカインとオムニフロラに乗っ取られたミスチフの何億年にも渡る戦いに人類が巻き込まれ大宇宙戦争となり、全太陽系応答なしとなってしまった。
    なんと壮大なスケールの作品なんでしょう。
    さて、ここから1巻の惑星ハーブCに繋がるよう。先が楽しみ。

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    2025年02月03日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART2

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    ネタバレ

    CL 2025.1.30-2025.2.1
    《救世群》プラクティスが全宇宙の非染者ジャームレスを相手に戦争を始める。
    いや!大変なことになった。

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    2025年02月01日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1

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    CL 2025.1.27-2025.1.30
    6巻PART1
    だんだん繋がってきて面白くなってきた。
    ただ、ワクワクする感じではなく、不穏になってきたのでドキドキ。

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    2025年01月30日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    ネタバレ

    CL 2025.1.11-2025.1.14
    アウレーリア一統。
    《酸素いらず》アンチ・オックスから《海の一統》アンチョークスへ。
    矢来華奈子の子孫らしいリエゾンドクターの医師セアキ(瀬秋)。
    ロボットメイドのカヨに、フェオドール。
    ノイジーラントの主星セナーセー。
    そしてもちろんドロテア。
    1巻と2巻の歴史を繋ぐ3巻。
    まだまだわからないところも多く先は長い。
    アンチ・オックスのアダムスとアンチョークスのアクリラは似ているのに、瀬秋のジュノとカドムが全然タイプが違うのが面白い。

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    2025年01月20日
  • 天冥の標 II 救世群

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    CL 2025.1.4-2025.1.6
    全ての発端を描く第2巻。
    いきなり舞台は現代の地球。主人公は日本人。
    未知の病原体との闘い。この作品はコロナ前だけど、コロナ禍を経験した2025年に読んでいるとその脅威をいっそうリアルに感じる。
    容赦なく主要人物を殺すことにはもう慣れたけど、この冥王斑の出現が全ての始まりというのなら、この先どうなってあのメニー・メニー・シープまで行き着くのか、そしてその先は?
    楽しみすぎる。

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    2025年01月06日