【感想・ネタバレ】ツインスター・サイクロン・ランナウェイ1のレビュー

あらすじ

異例の女性同士ペアで宇宙を駆ける!!


人類が宇宙へと出て早6000年。
男女の夫婦が漁をすると定められた社会で、
都市型宇宙船に住む周回者たちは、
大気を泳ぐ昏魚を捕らえて暮らしていた。

結婚相手を探すもふられてばかりのテラは、
家出少女のダイオードとペアを組み、
漁へ出ることになる。

異例の女性同士のペア…初めての漁で、
誰も予想しなかった漁獲をあげるのだが――!?

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Posted by ブクログ

第40回SF大賞を受賞した小川一水の天冥の標シリーズも九割がた集まって来ているので、近いうちに一気に読み始めることができるだろう。どちらかというと正統派SF作家のイメージが強い小川一水から本作品である百合SFが四年前に刊行された。しかも最近では第3巻が出版され、もしかしたら天冥の標と同じくらいの長寿シリーズになるのだろうか。同じ百合SF系の宮澤伊織の裏世界ピクニック(2024年6月時点での最新刊は第9巻、コミックは第12巻)を意識、いや対抗しているのかもしれない。

コミック第1巻は小説第1巻の約1/4の内容をカバーしている。コミックの出版ペースが今後どれ位になるかは不明だが、希望としては早め早めに見たいものだ。よく、作家の作品を鑑賞するのに、オリジナル小説・コミック・アニメ・映画のうちどれを最初に読む・見るのが良いか話題になるが、私は断然コミックがベストだと思う。短時間で読めるし、小説だと取っかかりやすさに差が出やすい、アニメ・映画はいつ見られるか判らないからだ。一旦、コミックで作品イメージを十分に作り上げてから小説を読めば、読むスピードがかなり高くなる。なので、近いうちに小説の方も読み始めるかもしれない。

コミックの作者と小説の本のカバーは同じ望月けいさんで、両者のキャラクターイメージはほとんど変わらない。主人公以外のキャラクター(昏魚も含めて)をしっかり頭の中に入れて読むと、自然と頭の中でコミックが出来上がっていくのが判る。でも大丈夫、私にはコミックを書く能力が皆無なので、勝手に出版したりしませんので安心して下さい。

最後に、本作品は百合SFと銘打っているが、まだ友達感覚レベルでそれらしき描写もない。それとも、サークスでの常識から鑑みた百合という意味なのだろうか。この疑問点はおいおい明らかになるだろうから、それも含めてコミックを楽しみたい。

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2024年06月26日

購入済み

面白い

宇宙で魚を捕える話。

1巻でやったことといえば、コンビを組んで漁に出ただけ。本当にそれだけなんですが、引き込まれる面白さがあります。絵もクセが強くなく読みやすい。良い作品です。

0
2025年05月31日

Posted by ブクログ

小川一水のSFのコミック化1巻。
原作は買ってあるものの、他の多くの本と同じく積読になっている。視力気力記憶力などの問題で、小さい字の本を長時間読むとか大部の本を読み切るのがしんどい。
というわけで、原作より先にコミックを読んだわけだけれど、うん、面白いしワクワクする要素がしっかりある。
先日、頑張って「三体」を1作目だけだけど読み切ったので、こちらの原作も読もうかな。

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

「というかあなた女の子じゃないですか」
「そんなの関係ないです」

という大人気百合SFのコミカライズ第1巻。
小川一水ひさびさのコミックなので売れてほしい。そして最後までやってほしい。
時砂の王の映像化も待ってるんですけど・・・?

木星型外惑星の軌道上に入植して幾百年、惑星特産の「なんにでも変化できる粘土」製空飛ぶ魚を網で捕る生活をしている社会が舞台。
狭い船で長年暮らしたもんでムラ社会化している中で、男女ペアのお仕事を女女ペアでやろうとしてワチャワチャします。

漫画家さんは同人出身の初商業?かな?
表情が魅力的なところが良い。検収塔職員のお兄さんが好き。
全体的に白っぽいのはイメージと違うこともないこともない・・・。
SF描写がんばってください。

0
2024年07月24日

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