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Posted by ブクログ
いよいよ決戦も本番を迎えてきたという感じ。
七章は、Part1からの続きの部分なので、この作品ではここだけが異質の話という感じになっている。メニー・メニー・シープでの住民と救世群との戦いもなかなかこみ上げるものがあったのだが、今後の戦闘はスケールがかなり違うことが見て取れるので、犠牲も多く出るのではないかと感傷的になった。Part2で一旦落ち着くのかと思ったが、「Part3に続く」となっていたので「おお、まだ続くのか」とちょっと意表をつかれてしまった。
この先、どんどんスケールの大きな話になって行きそうだが、それだけに目が離せない展開となるだろう。Part3はどうなるのか。
Posted by ブクログ
この巻も前巻同様に中編で構成されているけど、前巻とはうって変わって時間軸に沿った流れとなっている。ただ、舞台は多岐にわたり同時並行的に物語が進んでいく。
内容的には、数巻にわたり貫かれた大きな物語に決着がつく場面もあり、解決策には若干の寂寥感を感じたりした。個人的には破壊ではなく、和解であって欲しかったというか。
また、物語全体に脈々と流れているテーマについては決着はつかず、次巻に持ち越し。テーマの解決策も提示されたけど、「ここで数巻前の、あのテーマを持ってくるのか」とちょっとビックリした。もっと科学的な解決方法だと思っていたので。まぁ、これもこの物語っぽくてありだよな、とも思ったりもした。
なんにせよ泣いても笑っても残り1巻。どのように物語が畳まれるのかを楽しみに待ちたい。
Posted by ブクログ
この長大な小説は「人間とは何か」を問うてきたんだと思っていたけど…そんな些細なことではなく、「生物とは何か。なぜそれが寿がれるべきか」だったのね!
物語はスペオペすら越えて、数多の形態をとる生命に満ちた宇宙樹のリングとか出てきて、ああもう『エンディミオン』のアウスター・バイオスフィアを思い出し、ロールが恋しくなるのですが、なんとなく収束が見えてきた…かも。
「今このようにあるのが当然だと思っていれば、かけらも気づくことができないが、このようになることができた、なってしまった何億年もの営みは、気が遠くなるほど貴重なものだった。その奇跡を表しているから、生き物が素晴らしいと言うんだな」
だから、人も猫も樹もバクテリアも、また生きる努力をするアンドロイドもロボットもみんな生き物だ。
いまこの狭い現代で暮らしている私の限定的な人生すら寿ぐべきものと気づかせてくれたこと、またこの素晴らしい旅に連れ出してくれたことを、作者の小川一水さんに感謝します。
星5つじゃないのは、今つけると、次の最終巻を評価しようがなくなるからですw
青葉よ、豊かなれ。青葉さん出るのかなー。
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