天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART3
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天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART3

880円 (税込)

4pt

2009年9月の刊行開始から10年、ついにメニー・メニー・シープの人類の運命が決着します。万感の最終巻、よろしくお願いします。

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天冥の標 のシリーズ作品

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1~17件目 / 17件
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)
    726円 (税込)
    西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープは入植300周年を迎えようとしていた。しかし臨時総督のユレイン三世は、地中深くに眠る植民船シェパード号の発電炉不調を理由に、植民地全域に配電制限などの弾圧を加えつつあった。そんな状況下、セナーセー市の医師カドムは、《海の一統》のアクリラから緊急の要請を受ける。街に謎の疫病が蔓延しているというのだが……小川一水が満を持して放つ全10巻の新シリーズ開幕篇。
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)
    726円 (税込)
    謎の疫病の感染源は、出自不明の怪物イサリだった。太古から伝わる抗ウイルス薬で感染を食い止めたカドムだったが、臨時総督府にイサリを奪われてしまう。一方、首都オリゲネスの議員エランカもまた、ユレイン三世の圧政に疑問を抱いていた。彼女は自由人の集団《恋人たち》と知りあうが、ユレイン三世はその大規模な弾圧を開始する。新天地を求めて航海に出た《海の一統》のアクリラは、驚愕すべき光景を目にするが……
  • 天冥の標 II 救世群
    836円 (税込)
    西暦201X年、謎の疫病発生との報に、国立感染症研究所の児玉と矢来はパラオへと向かう。そこで2人が目にしたのは、肌が赤く爛れ、目の周りに黒斑をもつリゾート客の無惨な姿だった。懸命な治療もかなわず、息絶えていく感染者たち。事態は世界的パンデミックへと拡大していく──すべての発端を描く第2巻。
  • 天冥の標 III アウレーリア一統
    968円 (税込)
    アウレーリア艦長と《酸素いらず》の一統が奪われた忘却炉「ドロテア・ワット」を追う。西暦2310年、小惑星帯を中心に太陽系内に広がった人類のなかでも、ノイジーラント大主教国は肉体改造により真空に適応した《酸素いらず》の国だった。海賊狩りの任にあたる強襲砲艦エスレルの艦長サー・アダムス・アウレーリアは、小惑星エウレカに暮らす救世群の人々と出会う。伝説の動力炉ドロテアに繋がる報告書を奪われたという彼らの依頼で、アダムスらは海賊の行方を追うことになるが……。シリーズ第3巻。
  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち
    1,034円 (税込)
    「守らせてください。従わせてください。わたしに生きる許しをください。そして─」「わたくしたち市民は、次代の社会をになうべき同胞が、社会の一員として敬愛され、かつ、良い環境のなかで心身ともに健やかに成長することをねがうものです。麗しかれかし。潔かるべし」――純潔(チェイスト)と遵法(ロウフル)が唱和する。「人を守りなさい、人に従いなさい、人から生きる許しを得なさい。そして性愛の奉仕をもって人に喜ばれなさい」――かつて大師父は仰せられた。そして少年が目覚めたとき、すべては始まる。シリーズ第4巻。
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河
    836円 (税込)
    西暦2349年、小惑星パラス。地下の野菜農場を営む40代の農夫タック・ヴァンディは、調子の悪い環境制御装置、星間生鮮食品チェーンの進出、そして反抗期を迎えた一人娘ザリーカの扱いに思い悩む日々だった。そんな日常は、地球から来た学者アニーとの出会いで微妙に変化していくが……。その6000万年前、地球から遠く離れた惑星の海底に繁茂する原始サンゴ虫の中で、ふと何かの自我が覚醒した。急展開のシリーズ第5巻。
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1
    792円 (税込)
    西暦2499年、人工宇宙島群スカイシー3で遭難した《救世群》の少女イサリは、《非染者》の少年アイネイアに助けられた。二人は、氷雪のシリンダー世界を脱出するための冒険行に出発するが――。一方、太陽系世界を支配するロイズ非分極保険社団傘下の、MHD社筆頭執行責任者ジェズベルは、近年、反体制活動を活発化させる《救世群》に対し、根本的な方針変更を決断しようとしていた。大いなる転換点を迎える第6巻前篇
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART2
    836円 (税込)
    太陽系世界の均一化をめざすロイズ非分極保険社団に対して、《救世群(プラクティス)》副議長ロサリオ・クルメーロは、同胞に硬殻化を施して強硬路線を推し進める。その背後には密かに太陽系を訪れていた《穏健な者(カルミアン)》の強大なテクノロジーの恩恵があった。いっぽうセレス・シティの少年アイネイアは、人類初の恒星船ジニ号の乗組員に選ばれ、3年後の出航を前に訓練の日々を送っていたが……すべての因果が悲劇を生む第6巻第2弾
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART3
    968円 (税込)
    西暦2502年、異星人カルミアンの強大なテクノロジーにより、《救世群(プラクティス)》は全同胞の硬殻化を実施、ついに人類に対して宣戦を布告した。准将オガシ率いるブラス・ウォッチ艦隊の地球侵攻に対抗すべく、ロイズ側は太陽系艦隊(システムフリート)の派遣を決定。激動の一途を辿る太陽系情勢は、恒星船ジニ号に乗り組むセレスの少年アイネイア、そして人類との共存を望む《救世群(プラクティス)》の少女イサリの運命をも、大きく変転させていくが――第6巻完結篇
  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC
    924円 (税込)
    男性24905名。女性27339名。成人1029名。残存人類、52244名──第7巻のさらなる絶望 《救世群(プラクティス)》が太陽系全域へと撒いた冥王斑原種により、人類社会は死滅しようとしていた。 シェパード号によって《救世群》のもとから逃れたアイネイア・セアキは、辿りついた恒星船ジニ号でミゲラ・マーガスと再会する。 しかし混乱する状況のなかジニ号は小惑星セレスに墜落、かろうじて生き残ったアイネイアとミゲラは、 他の生存者を求めてセレス・シティへと通信を送るのだったが―― さらなる絶望を描くシリーズ第7巻
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1
    792円 (税込)
    「起きて、イサリ。奴らは撃ってきた。静かにさせましょう」いつとも、どことも知れぬ閉鎖空間でイサリは意識を取り戻した。ようやく対面を果たしたミヒルは敵との戦いが最終段階を迎えていることを告げ、イサリに侮蔑の視線を向けるばかりだった。絶望に打ちひしがれるイサリに、監視者のひとりがささやきかける――「人間の生き残りが、まだいるかもしれないのです」。壮大なる因果がめぐるシリーズ第8巻前篇。/掲出の書影は底本のものです
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2
    814円 (税込)
    西暦2803年、メニー・メニー・シープから光は失われ、《咀嚼者》の侵入により平和は潰えた。絶望のうちに傷ついたカドムは、イサリ、ラゴスらとともに遥かな地へと旅立つ。いっぽう新民主政府大統領となったエランカは、国家再興に向けた苛酷な道へと踏み出す――ふたたび物語が動き始めるシリーズ第8巻後篇
  • 天冥の標 IX PART1 ヒトであるヒトとないヒトと
    858円 (税込)
    カドム、イサリらは、ラゴスの記憶を取り戻すべく、セレスの地表にあるというシェパード号をめざしていた。しかし、セレス・シティの廃墟に到達した彼らを、倫理兵器たる人型機械の群れが襲う。いっぽう新民主政府大統領のエランカは、スキットルら《恋人たち》の協力も得て、《救世群》への反転攻勢に転ずるが――
  • 天冥の標 IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと
    858円 (税込)
    セレス地表で世界の真実を知ったカドムら一行は、再会したアクリラとともにメニー・メニー・シープへの帰還を果たした。そこでは新政府大統領のエランカが、《救世群》との死闘を繰り広げつつ議会を解散、新たな統治の道を探ろうとしていた。いっぽうカドムらと別れ、《救世群》のハニカムで宥和の道を探るイサリにも意外な出会いが――。あまりに儚い方舟のなか、数多のヒトたちの運命が交錯する、シリーズ第9巻完結篇。
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1
    836円 (税込)
    ついにカルミアンの母星に到達したセレスを超銀河団諸族の巨大艦隊が待ち受けていた。メニー・メニー・シープの未来は、どこに? 今世紀最大最高のSFシリーズ、万感の完結篇。3カ月連続刊行!
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART2
    836円 (税込)
    セレスの向かう状況が風雲急を告げるなか、MMS、《救世群》、2PAの連合軍は、ミヒル討伐のためドロテアへと進攻するが――。
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART3
    880円 (税込)
    2009年9月の刊行開始から10年、ついにメニー・メニー・シープの人類の運命が決着します。万感の最終巻、よろしくお願いします。

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天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART3 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月18日

    やっぱり1巻から読み直してよかった。あんなこと、こんなこと、大勢の登場人物たちに何が起こったのか、もう一度確認してからの最終巻に大満足。
    終盤、スケールが大きくなりすぎて私の想像力が限界を迎えたところに、「ごじうごう」のような奴を登場させてくれるところがニクいというかうまいというか。
    とにかく、いつ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月08日

    最後の最後にいまこのときとか…もう、もう!

    実はこのシリーズ、納得のいかないことがあるのだ。それはついに10巻で触れられた。
    それでも納得いかないままだ。しこりとして。そういうものも全部ひっくるめて、未来のひとつ、希望のひとつに浸れて幸せでした。つらく楽しかった

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    Posted by ブクログ 2019年11月04日

    怒涛の一気読み。17冊も積みかさねてきた物語の結末だけに、咽が詰まるような感情の波が半端ない。アクリラ、万歳…いや、億歳、兆歳。

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    Posted by ブクログ 2019年09月18日

    とうとう最終巻。時間をかけて読んだから、全てを理解できたわけではないけれど、すごい作品でした。どんどん世界が広がるエスカレーションぶりや、各巻色々な切り口が楽しめたこと、複線の妙(あまり理解できていないように思いますが…)など。あと巻末の資料集は本当にありがたかったです。感謝。

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    Posted by ブクログ 2019年05月24日

    とうとう最終巻。これだけの長い物語をきちんと完結させてくれたことにまず感謝。予想していた物語とは結構違ったけど、よくもこれだけ複雑に絡み合ったストーリーを思いつくなぁと思う。アクリラがこの後どうなるのかちょっと心配。後日談をいつか書いてくれないかな。

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    Posted by ブクログ 2019年03月28日

    11:堂々の完結でした。めちゃめちゃ泣いた……すごい質量と情報量にめった打ちにされて、それでも何もかもがあるべきところにきっちり収まったという感じで、すごいものを読んだとしか今は言葉が出ない。十年、お疲れさまでした。この宇宙と並走できたことが嬉しいです。

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    Posted by ブクログ 2019年03月13日

    10年に及ぶ大長編がついに完結。
    スパンが長く途中の記憶があやふやなところもあるけれど、10巻の怒涛な展開はさすがのものでした。
    満足のいく完結であり、また長年の愛読でもあったので寂しくもありました。

    2巻が始まりの物語であり、完成度が高く、単独でも十分楽しめるものでしたが、これを10巻・17冊の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月11日

    「誰も見たことがないし、来たこともないところまで来た。そして、行ったことのないところまで行くんだ――」

    壮大な人類と非人類の物語の終わり。
    長い間この世界のお話を読んできたけど、情報量がとても多くて、もう1回、いや2回くらい読み返さないと何たるかを記すことは出来ない気持ち。
    人生のバイブルになり得...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月27日

    サブタイトルと裏に書かれたあらすじだけで
    色々と込み上げるものがありますが、
    読んで下さいとしか言いようがない。

    リアルタイムの読者の人もすごいし
    作者もすごい

    SFは、しばらく読まなくてもいいくらい
    良かった。

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月28日

    最後の一冊を手にした時、まだ一文字も読んでいないのに、ただタイトルを目にしただけなのに、薄っすら鳥肌が立ち、少しだけ手が震えた。

    ある惑星に移住した人類が謎の疫病と謎の生物に出会い、謎多きまま第1巻が終わり、壮大な物語が始まったのが10年前とは。
    次巻では物語上の時間を大きくさかのぼり、そして次々...続きを読む

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