感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2021年08月29日
ついに終わった…!
長い長い旅路で、想像できる範囲をとうに越え読むのに時間がかかってしまったけど、終わりました…
ヒトもヒトでないものも、また生をつなぐことできたんだね…
このⅩ巻PART1~3は、月へと新天地を求める晩年の千茅から始まり、千茅へ励ましの手紙を送ろうとする青年の青葉で終わるというのが...続きを読む、なんて粋なことしてくれるんだ!と拍手喝采を送りたい。
そして全巻通して、人類の可能性と、宇宙という未知の世界と、そこに住む地球外生命体の営みとが目の前に提示されて、今まで自分の持っていた価値観がふっとんだ。大人になって行動範囲も物事の捉え方も随分広がったと思っていたけど、この物語の前では井の中の蛙でしかなかった。
また、最近は物語に触れることに慣れてしまい、小説を読んだりドラマを見たりしても気持ちが昂ることがあまりなくなって寂しかったけど、まだこんな動悸がするほどわくわくして夢中になれる世界があるんだ!と嬉しかった。
新たな価値を与えてくれたという点で間違いなく人生ベスト3に入る作品。私が死んだときは17冊全部棺桶に入れてほしい。
Posted by ブクログ 2021年04月18日
やっぱり1巻から読み直してよかった。あんなこと、こんなこと、大勢の登場人物たちに何が起こったのか、もう一度確認してからの最終巻に大満足。
終盤、スケールが大きくなりすぎて私の想像力が限界を迎えたところに、「ごじうごう」のような奴を登場させてくれるところがニクいというかうまいというか。
とにかく、いつ...続きを読むかまた絶対に最初から読むぞ。
Posted by ブクログ 2020年06月23日
PART3ではカン類のアカネカ女王らカンム周辺に集結していた銀河団諸族らと、オンネキッツの進める超新星爆発を阻止しようと協力してゆくあたりから物語が再加速する。ノルとミスチフの最後。そしてダダーと化したアクリラの力もあり人類や諸族は爆発を生き延びた。…最後は地球に還り着いたMMS人類(カルミアンらも...続きを読む)と、地球で冷凍睡眠していた人々、そしてカン類らカンムから地球への帰還に同行した諸種族たちが、ともに助け合いながら緑豊かな惑星を再び築いたであろうことが想像できる。「青葉よ、豊かなれ」このサブタイが心に響く。
ついに読み終えた。遅読の上いろいろと他の本にも寄り道して、1年4ヶ月。いつも心のなかにメニー・メニー・シープがあった。現代の東京に話が戻ってきたシーン。青葉が一度捨てかけた手紙は、確かに千茅に届いていたんだな。標ってそれだったのかなと思った。
Posted by ブクログ 2020年01月08日
最後の最後にいまこのときとか…もう、もう!
実はこのシリーズ、納得のいかないことがあるのだ。それはついに10巻で触れられた。
それでも納得いかないままだ。しこりとして。そういうものも全部ひっくるめて、未来のひとつ、希望のひとつに浸れて幸せでした。つらく楽しかった
Posted by ブクログ 2019年09月18日
とうとう最終巻。時間をかけて読んだから、全てを理解できたわけではないけれど、すごい作品でした。どんどん世界が広がるエスカレーションぶりや、各巻色々な切り口が楽しめたこと、複線の妙(あまり理解できていないように思いますが…)など。あと巻末の資料集は本当にありがたかったです。感謝。
Posted by ブクログ 2019年05月24日
とうとう最終巻。これだけの長い物語をきちんと完結させてくれたことにまず感謝。予想していた物語とは結構違ったけど、よくもこれだけ複雑に絡み合ったストーリーを思いつくなぁと思う。アクリラがこの後どうなるのかちょっと心配。後日談をいつか書いてくれないかな。
Posted by ブクログ 2019年03月28日
11:堂々の完結でした。めちゃめちゃ泣いた……すごい質量と情報量にめった打ちにされて、それでも何もかもがあるべきところにきっちり収まったという感じで、すごいものを読んだとしか今は言葉が出ない。十年、お疲れさまでした。この宇宙と並走できたことが嬉しいです。
Posted by ブクログ 2019年03月13日
10年に及ぶ大長編がついに完結。
スパンが長く途中の記憶があやふやなところもあるけれど、10巻の怒涛な展開はさすがのものでした。
満足のいく完結であり、また長年の愛読でもあったので寂しくもありました。
2巻が始まりの物語であり、完成度が高く、単独でも十分楽しめるものでしたが、これを10巻・17冊の...続きを読む広大なストーリーに膨らませ、終結まで至らせた作者の技量には感服するしかありません。
しばらくは感慨にふけて他のSF小説には手が出ないかな。
Posted by ブクログ 2019年08月11日
「誰も見たことがないし、来たこともないところまで来た。そして、行ったことのないところまで行くんだ――」
壮大な人類と非人類の物語の終わり。
長い間この世界のお話を読んできたけど、情報量がとても多くて、もう1回、いや2回くらい読み返さないと何たるかを記すことは出来ない気持ち。
人生のバイブルになり得...続きを読むる、ような気もするし、そうでない気もする。
十二国記に匹敵する存在になるか、な?
導きの星からこっちずっと小川一水のファンなので、上手いこと噛み砕いて、飲み込んで、消化したい。
当時2chラ板大賞で導きの星をお勧めしてくれた人々には本当に感謝してる。
現時点では、スーパーお仕事物SF作家爆発な2巻救世群と、超銀河構造スケールの5巻のノルルスカインの旅路が好き。特に2巻はたぶん全てのSFの中で一番好き。
Posted by ブクログ 2019年02月28日
わあ〜 読み終わってしまった…
最終章で胸がいっぱいになりました。
私は自分を含めて、あまりヒトが好きでありませんが、ヒトはヒトで、これでいいんだな、すてきな存在だな、と毎巻読むたびにいつもそう思わせてくれるシリーズでした。
まだまだ続きとか、本編の間を埋める話とか、あの人たちのその後とか…読みたい...続きを読む!
1回読んだだけじゃまだまだ掴みきれていない部分もあるので、細かい部分とか、複雑な考察とか、個人的に好きな異星人達の描写とかをじっくりと読み込んで、頭の中で妄想映像化したいと思います♪
とりあえず「樹恵にございます」を家の中で流行らせたい(笑)
Posted by ブクログ 2019年02月27日
サブタイトルと裏に書かれたあらすじだけで
色々と込み上げるものがありますが、
読んで下さいとしか言いようがない。
リアルタイムの読者の人もすごいし
作者もすごい
SFは、しばらく読まなくてもいいくらい
良かった。
Posted by ブクログ 2019年02月28日
最後の一冊を手にした時、まだ一文字も読んでいないのに、ただタイトルを目にしただけなのに、薄っすら鳥肌が立ち、少しだけ手が震えた。
ある惑星に移住した人類が謎の疫病と謎の生物に出会い、謎多きまま第1巻が終わり、壮大な物語が始まったのが10年前とは。
次巻では物語上の時間を大きくさかのぼり、そして次々...続きを読むと第1巻まで繋がる物語、歴史が紡がれ、その一つ一つをどんなに楽しみに胸躍らせながら読んできたことか。
それもこの一冊で一つの大きな区切りを迎える、迎えてしまった。その寂しさと、この10年この物語を読者としてともに過ごした胸に迫る思い。
正直、最終巻3作は人類を離れ、量的にも、スケールが色々大きく、ついていくのがやっとだったところもある。
けど、読み終わった、色々な人々と、生命と、一緒に何百年を、10年を一緒に生きた、そんな充実感が溢れた。
青葉、オバちゃん、再びあえてよかったよ。
青葉よ、豊かなれ
Posted by ブクログ 2019年02月24日
ついに完結。
サブタイトルから、たぶんエピローグにはオバちゃんが出てくるだろう予想してはいたが、もう、ただただ感涙。
オバちゃん、貴女が蒔いた種は1000年後にはとてつもなく大きく育ち、豊かに繁っているよ。
Posted by ブクログ 2019年02月20日
天冥の標もついに完結。
この巻も大切に読もうと思っていたけど、あっという間の一気読みでした。この物語を日本語でリアルタイムで読めて本当に幸せでした。
読み終わった瞬間に「ついに終わってしまった」という感慨に包まれる反面「あれ、まだ終わってない物語もいくつかあるぞ」と思ってしまった。ちょうど、「ハイ...続きを読むペリオンの没落」を読み終わった時と同じ感覚を受けたというか。
後書きを読むとその謎が解けた気がした。これから、次の拡張時代が来るんだろうな、と。
Posted by ブクログ 2022年10月31日
大河ドラマ的に壮大な(すぎる)SF叙事詩
●純粋知性体
「違うね。僕がやっていたのは、何をしないかを決めることだ」
ー ダダーのノルルスカイン
●
愛欲こそは、自と他を溶かし合う営みこそは、短く儚く焼け死ぬ者にも、無明の混迷に彷徨う者にも、等しく達成の境地をもたらす福音なのだ。
Posted by ブクログ 2021年05月06日
色々細かいところは解らない事も多いけど、何とか生き延びて、またこの先も今までのように慈しみ合い、争い合い、奪い合い、愛し合い、しながらヒトとヒトでないものも、生きていく…。という事ですね!ラストは青葉で終わるんですね。久々に2804年から2019年という年号に戻ってきて、とても身近な感じで終わって、...続きを読むずっと不思議な夢を見てたみたいだった。
Posted by ブクログ 2019年04月07日
随分と壮大な構想で長きにわたって楽しませてもらったシリーズ。ありがとう。
このところ話がどう収束するのか?本当にこのままでまとまるのか?と心配していたのだがXのパート1〜3では、まとまりきらず少々強引な幕引き感もないことはない。
最近のSFを読んでいてふと思うのが、50年前のSFと想像できているテク...続きを読むノロジーのアイデアがあんまり変わらないなぁということ。確かに実際のテクノロジーや科学の発展で表現は進化してるのだろう。でも、昔の作家達が描いていたワープや人工知能、クローンとかを超える科学的な未来テクノロジーや未来社会って読んでみたいなぁ。
Posted by ブクログ 2020年07月15日
全巻、初版で買っていたけれども…という感じ。
ようやく読み終わりました~ 書かれた作者も長かっただろうけれども読んでいるだけの読者も長く感じました(笑)いや、時空が違うだろうけど。
というわけで最後はスケールがデカくなりすぎて、なんとなくふぅんという感じになってしまったり。ミスチフも悪、という位置...続きを読むづけではない方が面白かったかな~なんて読み終わってぼんやり思いました。対決というよりは進化、という解決策は面白いな。
色々と大きすぎて読み終わってはぁ~という感じ。
そういえば火星麦ってお話に何か関連があったんだっけ?とか思ったり。そのうちキチンと最初から読み返したいなぁ~
Posted by ブクログ 2019年04月29日
第1巻から想像のつかない展開。
大スペクタル。
まあ、さすがに恒星と恒星の激突は想像の斜め上なので。
長い長い道のりだったけど、結局ラスボスがよくわからず。
被展開体ってのが理解しきれなかったのかなぁ。と。
そんな実体のない、概念的なものが敵なのに植物で蔦を伸ばすとか言われてもなぁ…