小川一水のレビュー一覧

  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)

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    最終巻の10巻シリーズが発売され始めたことを受けて、「天冥の標」の一気読みを始めました。

    序章の1巻・上巻。

    メニーメニーシープ各地で動き出した出来事が、惑星全土を揺るがす事件へ収束するのはいつの日か。

    贅沢な一気読みになりますように。

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    2019年02月08日
  • アリスマ王の愛した魔物

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    ここの作品紹介を読んで気付いたが、一水先生の短編集は『青い星まで飛んでいけ』を除いて全部読んでいることになるらしい。相変わらず、重厚かつ綿密な設定と軽い読み口の取り合わせが好感する。すごく読みやすかった。最初の作品からして少し意外性があって、最高じゃんこれ、ってなる。

    表題作はオチがよかった。これは自分が電子計算機でご飯を食べているというのもあると思うが、本来的に過程に過ぎないはずのものが「目的」足り得るという逆転する価値観が好き。『星のみなとのオペレーター』がかわいかった。ご都合主義的ハッピーエンド、嫌いじゃないし、このままドタバタ劇を追加してアニメ化でもしてほしくなる可愛さ。『リグ・ライ

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    2019年01月28日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1

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    いよいよ最終
    感想は真のラストまでとっておく。
    恥ずかしながら、
    前巻からのインターバルがあったため
    前巻を手元に置きながらのスタートだった。

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    2019年01月23日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1

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    待ってました。ようやく完結編。
    終わりに向かっている感じはするけれど、さらなる展開があってほしい。

    硫黄生命体か。
    地球上の生命は、水素、炭素、窒素、酸素からできている。
    硫黄のような、より原子量の大きい元素による生命は、より硬く重い身体をもち、大きなパワーを持っていそう。

    次巻ももうすぐ刊行される。楽しみだ。

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    2019年01月20日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1

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    いよいよ大詰め。だんだんとSF色がラノベっぽくなってきた。すごく優秀なAIやすごく優秀な異星人がポコポコ出てくる割にはあっさり話が進む。
    ハードな部分は、無い。にしても物語の終焉への期待感で星4つ。

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    2019年01月17日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1

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    人間とは、ヒトとはなんなのか。外見、繁殖、遺伝子すら改編していき、また星の彼方からやってきたものたちとも混じるとき、何をもってヒトと定義づけるのか。という深淵な問題を、スペオペに載せて問う大変なSFの最終章始まる! ホントにあと2冊で終われるんかい。
    あらゆるダイバーシティを内包して肯定して、違うからいいのだと、違っても理解し合えるのだと確信して生きていくことがヒトだと…それはこの21世紀の地球でしか生きられない私たちにも共通の真実だと私は思う。

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    2019年01月07日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1

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    待ちに待った10巻目!
    とりあえず数冊読み返してから読もうかと思っていたけど、サブタイトルに「青葉」の文字を見つけたら我慢できなくて読んじゃった。
    今のところ割と落ち着いた展開だけど、このあとどうなるのかほんとに楽しみ。いろいろ忘れているところもあるし、やっぱり1巻目から読み返そうかな。

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    2019年03月09日
  • フリーランチの時代

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    SF。短編集。
    粒揃いの作品集。どの短編も良い。

    「フリーランチの時代」
    ファーストコンタクト。軽く読めて良い。

    「Live me Me.」
    医療。人間と機械の境界。

    「Slowlife in Starship」
    スペースオペラ。これも軽い。AIのキャラが好き。

    「千歳の坂も」
    不老不死。森博嗣さんのWシリーズに似た設定。近未来はこうなるのかも。ディストピアですね。

    「アルワラの潮の音」
    長編『時砂の王』のスピンオフらしい。世界観もストーリーも濃密。長編も期待大。個人的ベスト。

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    2018年12月31日
  • 天冥の標 IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと

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    読み始めると途中でやめられないので、セーブしたり、間にほかの本はさんで調整しながら、最終巻発売を間近に迎えることができたぜ! でもその最終章も1冊じゃ終わるまいなー。何冊いくんだろーなー。いつ終わるのかなーw

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    2018年12月08日
  • 天冥の標 IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと

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    天冥の標
    最終巻前の9の下巻

    体調を大きく崩したので、戦況の描写が淡々と続くのが読んでて辛かった。

    その分セアキの活躍、種族間を個対個で
    向き合っていく感じが希望が持ててよかった。
    やっぱり一回話してみないと
    どこでもすれ違いが起きるのね。

    あまりにも壮大な話なので
    作者のあとがきが「神様の苦悩」の
    様にも読めて面白かった。

    急展開もあり、遂に最終巻へ

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    2018年12月06日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    一巻の別視点バージョン
    何が起きて、どのように続いていたのかがわかる。長かった…
    小出しの答え合わせで、まだまだ謎
    別々の種族、境遇の者達が集結

    あとは8 のパート2
    9 全2巻
    10 全3巻(予定)とまだまだ長いが

    ちょっと駆け足で読みすぎたので
    ペースを落とそう。

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    2018年10月19日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1

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    前半戦で描かれてきた
    様々な種族が絡み始める。
    いきなりパート1〜3まである大ボリューム
    で幕開けの後半戦
    もつれるなぁ…

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    2018年08月28日
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

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    宇宙農家と知的生命体の話が交互に進む。
    多分ノルルスカインの話だけだと
    「読者、置いてけぼりになる」危険性があるためと思われる。
    前作に比べて、やや落ち着いてるけど
    農業を絡めてくるあたりと
    毎回登場していたアイツの正体がわかる。

    こんなに読む巻ごとに違った切り口で
    一つの話を束ねているシリーズがすごい。

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    2018年08月18日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    天冥の標シリーズ三作目
    宇宙船乗りの一族が
    古代兵器を追うというド派手なアクションSF
    スペオペ要素満載です。
    随所に出てくるキーワード
    二作目の登場人物の子孫
    そしてまだ一作目と、結びつかない事象など
    まだまだ全体像が見えない。
    リアルタイムで読んでた人達
    よくこのモヤモヤに耐えれたなぁ…

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    2018年08月03日
  • 天冥の標 II 救世群

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    舞台は現代へ
    パンデミックが起きる中
    文章に現れるキーワードの数々
    あれ?この感じ
    私の大好物「手塚先生の火の鳥」の感じやん

    時代や場所、星を超えて様々な部族、人間
    が線を描いていく面白さ
    二巻を読むと、なんとなく一巻は
    様々な重要な要素の表面の点が
    見えていたことに気づく
    様な気がする…
    的な…
    どうなんの!?

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    2018年07月30日
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

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    SF。シリーズ5作目。
    西暦2349年と、その6000万年前を舞台に、交互に進む物語。
    農業SFと知的生命誕生。
    内容的にも、時間のスケール的にも遠く離れていそうだが、繋がってしまった…。
    断章のノルルスカインのパートが好き。

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    2018年07月22日
  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち

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    SF。シリーズ4作目。
    主役は《恋人たち》(ラバーズ)、舞台は《ハニカム》。
    時系列的には、3作目のすぐ後らしく、すんなり物語に入っていけた。
    なんともエッチぃ作品。イメージ的に、全体の4割くらいは性描写。それでも、しっかりSFしてる。
    ラゴスとスキットル、いいキャラですね~。
    2作目《救世軍》、3作目《酸素いらず》、4作目《恋人たち》と、一通りの紹介は終わったかな?次作からの展開に期待が高まる。

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    2018年07月05日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

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    「日本の『ハイペリオン』だからぜひ!」と目利きの後輩たちに勧められて読み始めたが、外見描写もなくうじゃうじゃ出てく流キャラ、すごいスピードで進む話。うわわ、これは読書力のすべてを投じても太刀打ちできるか…?と必死で100ページ読んで、「あ、これ下巻」と気づいたわけです。
    あらためて上巻から読み直したら…すごいなあ! わかりやすいしw
    ああ、このキャラが「シュライク」っぽいのね、そして、続巻にはアイネイアという人物が出るのねと、あくまでハイペリオン類似点に萌えつつ、いや、これは素晴らしくスケールのでっけえオリジナル世界に没入させてもらえる傑作。
    人の死に方と言ったらイデオン並みだが、間にいろい

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    2018年06月29日
  • 老ヴォールの惑星

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    【こんなに生きているものの力を信じて書かれたSFは読んだことがない】

    一つ一つはそれぞれの秩序によって構成されているのに、四篇全て美しい藍色に包まれている。

    渇望した奇跡は生き物が放つ光の中で簡単に色褪せ、生き物が生き物であるという事実の前で単なる必然に成り下がってしまう。

    そのことに人は気づけないまま、起こった偶然に手を合わせ神に感謝する。

    夢の中を心から楽しめるような、空想を頼りに道を歩くような、すごくここに居てくれるSFだった。

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    2018年06月15日
  • 美森まんじゃしろのサオリさん

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    田舎を舞台にした民俗学的なミステリーですが、そこに近未来的なSF要素を絡めてるところが小川一水らしい。SFとはいえ、描かれているのは現在の延長線上にある手が届きそうな未来なので、10年もすればこれはもうSFではないかも。

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    2018年05月03日