小川一水のレビュー一覧
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「ハイウイング・ストロール」を思い出しました。バチゴンドウのところです。
あれも、ミッションをクリアしてゆくタイプの物語で、ゲームプレイしている感覚になりました。「ツインスター」も、そのためテンポがよくて読みやすい。
タイトルから、表紙の二人が行く先々で大立ち回りを演じて、旅を続けてゆくみたいな珍道中かな、と想像していました。
「ツインスター」はあっていたけど、「サイクロン」と「ランナウェイ」がちょっと違うか。続編があるなら「サイクロン」と「ランナウェイ」で3部作みたいな形になったりするのでしょうか。
終盤で明かされた世界の真実とダイオードの夢が、実現する時が「ランナウェイ」になるはず。
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Posted by ブクログ
壮大なタイムパラドックス、タイムリープSF小説。宇宙規模の戦いの歴史をコンパクトにまとめて居るけれど内容はかなり重め。でも文章は非常にこなれていて非常に読みやすいです。人類を救うために作られたクローン?人造人間?のメッセンジャーと言われる人々が、奮闘して人類を滅亡から救おうとするのですが、敵も味方も時代を超越して戦うので26世紀頃と卑弥呼の時代と紀元前10万年を入り乱れてで壮大極まりありません。
パラレルワールドの何処か一つでも人類が生き残る未来があれば、そこを死守するという人類の大義と、今この時に愛着を持ってしまったメッセンジャーオーヴィルの奮闘が次第に目的がずれて行く所がとても美しい。
結 -
Posted by ブクログ
ネタバレどれも面白かった~。読みやすい。
『フリーランチの時代』
「私は人類をたいらげたい」と物騒なことを言ってるけど、食べたい、同一化したい、という意味なんだと掘り下げられて面白かった。コメディ。同一化することで、メリットはデメリットは?と素朴に進んでいくのが良い。問題を生じるだろうけど、それは置いといてな感じで進むのも面白かった。軽く読める。
『Live me Me.』
機械の自分ではなく肉体のほうに語りかける母親を見るのは辛いなと思った。機械化する段階での、コマ数でのやりとりなど面白かった。ゲームやパソコンの進化を見ているよう。
魂や思考を電気信号と突き詰めればそうなるが、機械に自我が宿るの -
Posted by ブクログ
ネタバレ卑弥呼は出てくるけど知ってる卑弥呼とその時代ではないのが面白かった。
歴史改変SF。小川さんの小説は読みやすい。長編SFは設定や世界観を頭に入れるのがだるくなってきてので短編ばかり読んでたけど、また長編読もうかなと思った。小川さんの作品をもっと読みたい。
卑弥呼とオーヴィルが恋仲になるのはなんかなって思った。命の恩人だけど。そこはオーヴィルにはサヤカ一筋でいて欲しいような、しかし10万年かけて守ってきたしなあとも思う。体感だと何年位なんだろう?何百年くらい?
カッティ・サークの元ネタはあるのか調べたけどわからなかった。船の名前が出てきた。あとウィスキー。でもほんとの元ネタは詩?の出来事?
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Posted by ブクログ
ネタバレ銀英伝公式同人誌な短編集6編。どの作家さんも普通に外伝を読んでいる気持ちになって懐かしく嬉しい。同盟派なのでヤンの士官学校時代の仲間とのやり取りには終始にやにやしてしまう。著作既読は小川さん石持さん太田さんの3人だったけど皆それぞれの持ち味も上手く混ざっていて流石だと感心した。特に石持さん「士官学校生の恋」におけるキャゼルヌ夫人の名探偵っぷりが正に石持さんでまたこんな過去があるから皆頭上がらないのねー、と本編に繋がりそうな違和感の無さが凄い。藤井さんの「晴れ上がる銀河」ゴールデンバウム王朝初期時代といった一見枠外に思わせて実は礎だったのがとても良かった。締めも効いてる。第二弾あるかな。