小川一水のレビュー一覧

  • アリスマ王の愛した魔物

    Posted by ブクログ

    おすすめしてもらった、ろーどそうるずも良し。
    一番は、最後の短編かな。
    権利とか、資格とか決めてるのは人間で、
    時が経つにつれて捉え方も変化して
    だから何だって自分次第なのよきっと(飛躍?)

    0
    2019年11月06日
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

    Posted by ブクログ

    被展開体という生命か…。神の新しい解釈ですな。悪い宇宙人といい宇宙人がいるという説にも反しないね。しかし、まだメニーメニーシープには結びつかないなぁ。役者はだいぶ揃ったのだけれど。

    0
    2019年09月22日
  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち

    Posted by ブクログ

    ラゴスやラバーズのルーツが明らかに。ただ…マージの求道は…密教などの性を伴う修行に似て、何か禁忌を感じてしまう。メニーメニーシープへ至る道はまだ明らかにされていない。

    0
    2019年09月15日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     夏はSFが読みたい気分で、以前読んだ『天涯の砦』がめちゃくちゃ面白かったので選ぶ。話が難しい時間SFであり、未知との遭遇でもある。未来の少年二人が読んでいてどっちがどっちかよくイメージできない。最期は感動的だった。

    0
    2019年09月05日
  • 時砂の王

    Posted by ブクログ

    壮大な話が読みやすい文章で書かれている。
    翻訳本にはない日本らしい言葉遣いが美しく、清々しい気持ちになった。

    0
    2019年08月26日
  • アリスマ王の愛した魔物

    Posted by ブクログ

    車載AIから太陽系内に人類が広がっているような世界まで、いろいろなタイプのSFが詰まってます。表題作の「アリスマ王の愛した魔物」は数学、統計、コンピューターあたりがテーマですが、こちらはファンタジー色が強いかな。
    個人的には「星のみなとのオペレーター」が一番好きかな。

    0
    2019年07月27日
  • 天冥の標 II 救世群

    Posted by ブクログ

    全10巻の第2巻
    地球上のパンデミックのお話
    全10巻のスケールが大きすぎて自分にはついていけるか心配。すでに第一巻の内容も忘れてしまっているし・・・

    0
    2019年07月06日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

    Posted by ブクログ

    SF。時間SF。
    ストーリーもシンプルで、キャラクターもコミカルで読みやすい。
    サクッと読めて気楽に楽しめる一冊。
    カイアクの会話が、少しズレていて面白い。

    0
    2019年06月05日
  • 時砂の王

    Posted by ブクログ

    人類を滅亡させた謎の生命体を滅ぼすべく、特殊な兵士たちが何度も過去へ遡るタイムリープものSF。この手のジャンルではタイムパラドックスにどう説明をつけるかが肝になってくるが、本作では過去に遡った時点で未来に影響を与える行為をすると即座に現世に反映されるシステムを採用しているため(タイムリープ小説の時系列を説明する時の時制のややこしさは異常)過去に遡った兵士たちは、もう二度と自分達の生まれた現世に戻ることはできない。

    22世紀初頭や第二次世界大戦期など様々な時代に飛んだ兵士たちは一進一退の攻防を繰り広げるが、最後には敗れてしまいその都度過去の時代に飛んでいく。物語が始まるのはまだ日本に邪馬台国が

    0
    2019年05月06日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART3

    Posted by ブクログ

    随分と壮大な構想で長きにわたって楽しませてもらったシリーズ。ありがとう。
    このところ話がどう収束するのか?本当にこのままでまとまるのか?と心配していたのだがXのパート1〜3では、まとまりきらず少々強引な幕引き感もないことはない。
    最近のSFを読んでいてふと思うのが、50年前のSFと想像できているテクノロジーのアイデアがあんまり変わらないなぁということ。確かに実際のテクノロジーや科学の発展で表現は進化してるのだろう。でも、昔の作家達が描いていたワープや人工知能、クローンとかを超える科学的な未来テクノロジーや未来社会って読んでみたいなぁ。

    0
    2019年04月07日
  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC

    Posted by ブクログ

    小惑星セレスの地下シェルターに逃げ込んだ人類のあけぼの。

    ここでやっと「メニーメニーシープ」につながりました。彼の地の始まり、そして太陽系の終幕。

    次巻から「メニーメニーシープ」の続きになっていくのか?「救世群」が外で何をしているかはわからないけども。「メニーメニーシープ」は西暦2803年。「新世界ハーブC」終了時点は2555年。この語られていない時間で、「咀嚼者」たちは何をしていたのか。

    メララの子守唄に込められた心情が、未来への希望になってくれることを願わずにはいられない。
    『ちゃぁこいアラート、ちゃぁこいアラート
    サソリに遭ったら逃げ込んだおることよ
    ぼんだい体とか

    0
    2019年03月10日
  • アリスマ王の愛した魔物

    Posted by ブクログ

    星雲賞受賞の表題作『アリスマ王のー』ほか、全5篇収録の短編集。

    『アリスマ王』は、何もかもを数字で予測しコントロールしようという装置"算廠"が不気味。
    はじめ、アリスマ王子は数字に取り憑かれた、「ただの天才」だった。ほかに理解者がいないとあきらめた時に魔物が現れ、王子が狂気の力をふるいはじめるくだり、今まさに私たちの日々もデータとして集められ続けている不気味さに通じるようで。

    個人的には、『ゴールデンブレッド』や、『星のみなとのオペレーター』『ろーどそうるず』の方が好み。
    異文化間であったり、AIと人間であったりしても、きっと理解しあえる、信頼しあえる…というSFらしい愛と希望と夢がいい。

    0
    2019年02月27日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1

    Posted by ブクログ

    メニーメニーシープのイサリがフェロシアンで孤立していた理由の根源は、アイネイアとの出会いにあるということか。
    救世群が咀嚼者のあの異形の姿になったのはここから。

    隠遁先の和歌山で「人間を恨まないで下さい」「無理です」。柊と千茅のやり取り。
    青葉や圭伍との関わりが、千茅個人にとっては怨みを抱かない処方だったのだろうけども、冥王斑患者全体にそれが届くはずもなく。
    今は無理でも遠い未来では、という願いをこめたであろう言行録も、圧しかかる世間に克ちえず、曲げられてしまう。

    救世群の熱狂を疑い、隠された真実を知り、融和への狭い道を見つけたイサリが、どう決断をするのか。
    それはPART2を読まないと、

    0
    2019年02月25日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART2

    Posted by ブクログ

    PART1を読んだあと全巻読み直してからPART2に手を付けようと思っていたのに、我慢できず読んじまった。
    この長い長い物語が終わってしまうと思うと寂しいけど、早く続きを読みたくてたまらない気持ちもあり。ああ、なんと幸せな悩みであろうか。

    0
    2019年02月24日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1

    M

    購入済み

    最終章、だよね?

    今回の過去編二章は、以前ならそれぞれ1冊になったのでは?と思わせるが、最終章なので急ぎ足でまとめた感もある。
    なかなかメインのストーリーが進まないが、ここまで広がった話がどう収束するのか目が離せない。

    0
    2019年02月13日
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

    Posted by ブクログ

    ダダーのノルルスカインの半生。断章という形で語られるノルルスカインですが、メインはこちらだと思わないでもない。表舞台に現れない彼の存在なので、断章なんでしょうけど。
    ダダーとミスチフの関係、オムニフロラとは何か。三者の起源が語られた5巻。

    タック・ヴァンディたちに幸あれ、と祈りながら6巻へ。
    未来への光を照らしたアニーが眩しく、父娘の邂逅が柔らかな日差しを注ぐ。
    あの農園は、きっとだいじょうぶ。


    0
    2019年02月11日
  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち

    Posted by ブクログ

    「恋人(プロスティテュート)」の起源。
    まだ呼び名はラバーズで、そう呼ばれるのはこの先の年月が必要か。メニーメニーシープで彼らのリーダーであった「ラゴス」が誕生した時から、「恋人」たちの歴史が始まったということか。

    エランカがラゴスに子供を作ると言ったのは、崩壊を迎えるメニーメニーシープ。
    あの一言を手に入れるための長い長い旅路は、キリアン・ゲルトレッド・アウローラ・ラゴスの4人が融合した時に始まりました。

    生殖の為のSEX。
    目的を失い、手段だけが加速・暴走していく中で、探し求めた「混爾(マージ)」という理。
    達した先で手に入れたものは仮初であって、真実には決してとどかない。その煩悶があ

    0
    2019年02月10日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART2

    Posted by ブクログ

    この長大な小説は「人間とは何か」を問うてきたんだと思っていたけど…そんな些細なことではなく、「生物とは何か。なぜそれが寿がれるべきか」だったのね!
    物語はスペオペすら越えて、数多の形態をとる生命に満ちた宇宙樹のリングとか出てきて、ああもう『エンディミオン』のアウスター・バイオスフィアを思い出し、ロールが恋しくなるのですが、なんとなく収束が見えてきた…かも。
    「今このようにあるのが当然だと思っていれば、かけらも気づくことができないが、このようになることができた、なってしまった何億年もの営みは、気が遠くなるほど貴重なものだった。その奇跡を表しているから、生き物が素晴らしいと言うんだな」
    だから、人

    0
    2019年02月09日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

    Posted by ブクログ

    プラクティスと宇宙海賊とアウレーリア。地球外文明の遺産を巡る三つ巴の争奪戦。
    真っ向勝負のスペースオペラ。

    ドロテア上での最終決戦で明かされたダダーとミスチフの関係。2巻の冥王斑の曝露が物語の始まりかと思っていたけど、データに生きる彼らの誕生、生存理由が起源であり、伏流水のように地球人類の歴史と進化・未来と共に生きていくのだろうか。
    彼らが表舞台に束の間現れたのが、ドロテアでの決闘か。
    観察・共生のダダーと、そうでないミスチフ。
    「オムニフロアと睦んでしまった」というのはどういうこたなのか?

    断章で語られたダダーと羊飼いの接触。メニーメニーシープへの伏線がまた一つ。

    断章のナンバリングが

    0
    2019年02月04日
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART2

    Posted by ブクログ

    大詰めに近づいてきた。
    多くの宇宙生物が出てくる。最終局面であることが意識される。
    カルミアンの総女王が計画する超新星爆発はどうなる?

    人間は生き残ることができるか?
    決着がついたあとは、どんな宇宙になっていくのだろう?

    最終巻を待つ。

    0
    2019年02月03日