【感想・ネタバレ】導きの星Ⅰ 目覚めの大地のレビュー

あらすじ

銀河に進出して数多くの異星人と邂逅した地球は、文明の遅れた彼らを宇宙航行種族にすべく〈外文明支援省〉を設立。〈外文明観察官〉を派遣して、秘密裏に援助を開始した。だが、若き観察官・辻元司と三人の美少女アンドロイドが発見した「スワリス」との意外な接触(と失敗)が、やがて銀河全体を波乱へと巻き込んでいく……。第40回日本SF大賞受賞作家である小川一水が描く、ハートフル・ファーストコンタクトSF。第一巻は「炎」の発明と大航海時代。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

読み逃していたシリーズ。意外と面白い。いろいろ伏線が出てきて今後の展開が楽しみ。天冥の試行版みたいな感じ。

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2021年08月21日

Posted by ブクログ

あらすじのコピー、“ハートフルSF”に騙されてはいけない。
スワリスみたく可愛い顔して中身はハードです。
硬質ながら暖かい、そんな面白い妙味に溢れたシリーズ。
“物語”とはかくあるべし。

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2012年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 恒星間航行を実現した地球から、遅れた外惑星オセアノの文明を正しく導くべく派遣された「外文明観察官」の働きを描いた開発援助(?)ストーリー。……っていうと辣腕の観察官が活躍する話のようですが、この物語では狩猟採集段階の文明のただ中にシャトルを墜落させ、観察対象であるスワリスと期せずして接触してしまいます。
 こういう「遅れた文明への介入」では小さな差違が後々の歴史に大きな影響を及ぼすことが(物語の設定上)よくある話で、今回の主人公もご多分に漏れず、良かれと思った介入がだいたい裏目に出てしまいます。果たしてこの惑星(オセアノ)の文明はどのような道程を辿るのか、第2巻以降に期待したいところです。

 そして、小川一水作品全般に言えることですが、この作品においても「リス様の生物(スワリスなど)が築いた文明」がどのような形をとるか、その世界で生物がどのような住居に住み、何をめぐって争うかが細かく描かれています。そういうディテールが物語を下支えして、読み応えのあるものに仕上がっている、そんな印象も受けます。

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2012年02月12日

Posted by ブクログ

小川一水が贈るハートフル・ファースト・コンタクト・SF。

進化の果てに種の滅亡に向かう人類と、今まさに進化の始まりを得た「スワリス」のと物語がここに始まる・・・。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

主人公と女性型アンドロイド3人は失敗ばかり…というドタバタコメディーで始まりますが、最後は宇宙規模の秘密に迫ることになります。人類はなぜ知恵を得て文明を築くことができたのか、永遠のテーマですね。登場するリス型宇宙人は見た目はかわいいのですが、なかなか狂暴です。

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2021年11月18日

Posted by ブクログ

地球文明より劣った文明状態の異星人に介入して正しい文明へと導こうとするお話です。その設定そのものがおかしな話だとは思うのですが、任務を負った少年が悪戦苦闘するさまが可笑しくもあり悲しくもあります。

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2013年05月25日

Posted by ブクログ

人間の進化に実は宇宙人が関わっていて神を演じていました。と言うSFはよくあるけど、人類が逆に他の星野進化を見守り育てるという逆パターンの話はあるようでなかったなぁ。今回の異星人は私のイメージでは肉食兎です。文明の進歩の節目節目でどう関わっていくのか、どう進んでいくのか面白いので次巻も楽しみです。

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2010年11月05日

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