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Posted by ブクログ
恒星間航行を実現した地球から、遅れた外惑星オセアノの文明を正しく導くべく派遣された「外文明観察官」の働きを描いた開発援助(?)ストーリー。……っていうと辣腕の観察官が活躍する話のようですが、この物語では狩猟採集段階の文明のただ中にシャトルを墜落させ、観察対象であるスワリスと期せずして接触してしまいます。
こういう「遅れた文明への介入」では小さな差違が後々の歴史に大きな影響を及ぼすことが(物語の設定上)よくある話で、今回の主人公もご多分に漏れず、良かれと思った介入がだいたい裏目に出てしまいます。果たしてこの惑星(オセアノ)の文明はどのような道程を辿るのか、第2巻以降に期待したいところです。
そして、小川一水作品全般に言えることですが、この作品においても「リス様の生物(スワリスなど)が築いた文明」がどのような形をとるか、その世界で生物がどのような住居に住み、何をめぐって争うかが細かく描かれています。そういうディテールが物語を下支えして、読み応えのあるものに仕上がっている、そんな印象も受けます。
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