小川一水のレビュー一覧

  • 妙なる技の乙女たち

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    さすが一水。ともいうべきか。
    SFをあまり読まない私でも、この宇宙エレベーターがある世界にどっぷり浸れた。

    宇宙産業の下で従事する女性の視点は、実は現代とさほど変わらない。
    ただ、ハイテクな環境の中で人間がどのように感じ、考え、行動するのか。
    近い将来が本を通じて身近に感じた。

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    2014年09月05日
  • 復活の地1

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    大規模な地震によって壊滅状態にある惑星国家の再建を描くお話。
    他の惑星国家の思惑や、私利私欲に動く者などいろいろいて飽きない。

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    2014年09月03日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    まるで巨大なループが悠久の時の流れを経てつながったことに深い感動を覚える。
    小川さんのこの作品は、日本のみならず全世界でもっともっと評価されるべき。
    あまりに壮大な物語ゆえに、未だその因果律が良くわからない。
    いつか進化の終着点を見せてもらえるのだろうか。
    毎度のことだが、続きをはやく読みたい。

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    2014年08月23日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

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    ネタバレ

    ガチガチの戦争ものになった
    途中から明らかに敵側の思惑というか真意が見え隠れしてきて、主人公サイドの行動に素直に感情移入できなかったから、カタルシス的な読後感はなかった
    あったのはただただ謎、謎だけである
    なので、この間だけではいかんとも評価しにくいが、それが収束するであろう期待や想像する楽しみがある
    焦らすなぁ…

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    2014年08月19日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART2

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    ネタバレ

    読んだ。少しずつ、1巻の時代に近づくあるのかな。 1巻で出てきた、1匹の怪物が、何故人間に優しかったのか、やっと分かった。 ここまで、綿密に話を作っていたのか。。。あー。。ってなった。 しかし、物凄い屈辱を受けた人は、あそこまで無慈悲に人を殺せるのかな。なんていうか、ローマ人の物語に出てきた、スッラを思い出した。あと、マリウス。 このシリーズ、どんどん楽しくなってきてる。 さて、次読もう。

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    2014年08月18日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)

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    ネタバレ

    まだ最初だから、全貌は推測しきれないがかなり大きな物語のようだ
    技術進歩した未来だが、隔絶された植民地故に文化レベルが低いという何とも魅力的な設定
    過去の技術や資産、知るものと知らないものが見え隠れして、ゼノギアス的な膨らみを予感させる

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    2014年08月11日
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

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    うーん、ようやく本当の敵というか、表面にはなかなかでてこなんだ謎の登場人物(?)の存在と経緯が明らかになってきた。そこに未来の食料事情、農業の状況なんかがからんで、おもしろかったなぁ。激しいドンパチもないけど。

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    2014年08月02日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    ネタバレ

    2014/07/19 第45回星雲賞、日本長編部門受賞作。ということで早速。
    書店でこの作者の本はよく見かけ、装丁からハードSFを想像していた。ところが、この作品は、ライトな感じの、ちょいと前に読んだ野尻抱介とも似た、ユーモアあふれる読みやすい作風。しかも最近マイブームの時間ものと来れば、読まないわけにはいかん。短めのボリュームも手伝って、通勤2日で読破してしまった。

    物語は、4次元の世界に生きる謎の生物?カイアクが、「泉」の中で「楔」に引っかかってスタック。200年の時と木星近く小惑星と北アルプスとにまたがって動けなくなってしまい、動けなくなった「尾」の解放のため主人公たちに協力を求める。

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    2014年07月24日
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

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    一度では理解できず二度読み。早く次の巻に進みたいのにー。二度読んで、やっと、なんとなくわかってきました。ダダーのことが。
    このシリーズを読んでいたら、小説で表現できるありとあらゆることが楽しめるような気がする。本作では、章立てが有効。さらに期待が膨らみます。

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    2014年07月19日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    少しずつ謎が解けていくようで、1巻にどう繋がっていくのか、2巻からの繋がりはどうなのか、さらに謎が深まるような...でも、やっぱ忘れんようになるべくまとめて読んだほうがいいのかな。

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    2014年07月13日
  • 妙なる技の乙女たち

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    時は2050年、宇宙へと繋がる機動エレベータが設置された赤道直下の島リンガ。そこで働く女性たちの物語。
    最近少しだけSFへの興味が膨れまして、手に取った本です。しかし近未来が舞台のSFに属する物語ですが、技術革新よりも働くこと自体に焦点が当てられているため、現代と同じ感覚で読むことができます。と言うよりも技術が変われども仕事への取り組み方自体は変わらないものだなあと思ったり。宇宙服のデザイン、海上タクシーの乗り手、軌道エレベータの乗務員、保育士などなど、それぞれの仕事と時代設定の絡み方が巧いです。

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    2014年07月06日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    『メニー・メニー・シープ』からここまで一気読み。
    作者のものすごいエネルギーを感じる。SFで、というか小説でできることを全部やろうとしてないか?
    ちなみに本作は「ザ・スペースオペラ」

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    2014年06月28日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

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    めまぐるしく、いろんなことが起こり、いろんな人(?)が現れ、そしてばったばったと死んでゆく。
    えー!どうなっちゃうの?

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    2014年06月28日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    つ、遂に話が一周した!。しかし、この物語が何処に着地しようとしているのかは未だに見えない!。
    後半では今まで脇役で登場するものの物語に殆ど絡まなかったフェオドールがついに登場。
    異星人と、人工知能と、ロボットとアンドロイドたちと…この物語の主人公は人類ではないのかも知れない。

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    2014年06月23日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    第1巻メニーメニーシープがイサリの視点から描かれる。ここまできてようやく理解できたりする。

    そして、いろいろと変化が出始め、さあこれからどうなっていくのか?話が大きく進む期待が膨らむ。
    次巻が待ち遠しい。

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    2014年06月15日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    シリーズ8(11冊目)でついに1巻に話が繋がったというか戻ってきた。今後どんな展開になるのかPART2が楽しみ。

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    2014年06月08日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    ようやく第1巻に話が繋がって、生き残った人類が今後どうなっていくかの展開になります。いやあ永かったですねえ、ここまで来るのに。かすかな希望も感じさせる内容ですが、果たしてどうなっていくんでしょう。残すところ2~3巻でしょうが、この物語にどんな結末が待っているのか、本当に楽しみになってきました。

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    2014年06月01日
  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC

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    ながかった…やっと時間軸が戻ってきました。
    すべてが崩壊した後の、「今」が作られるまさに暗黒の開拓時代のお話。いくら基礎が少しだけ残っていたとしても、あの人数でよくできたな、としか思えない。一歩間違えれば完全にアウトな閉鎖空間で、よくがんばった!
    地味だけど激動の章でした。

    ちなみに、救世群って不老になったんですかな?

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    2014年04月27日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    4/14頃から読み始め。5/15に終了。GWはさんだとはいえ一ヶ月もかかってしまった・・・ハードなSFなので読み詰まるとなかなか進まなかったが、アダムスは可愛いしセアキの危なっかしい性格のおかげで読み終えることができた。前に読んだ3冊分の片鱗がチラホラ出てきたのも良かった。

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    2014年05月16日
  • 煙突の上にハイヒール

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    近未来の社会が舞台で個人飛行用プロペラやロボットが登場するのですが、SFという言葉を使ってしまうには良い意味で現実味があり過ぎる。
    テクノロジーが生活の中に自然に溶け込んでいるからか、登場人物が素敵だからか。
    いずれにせよ、他に類のない魅力的な作風です。

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    2014年04月14日