小川一水のレビュー一覧

  • 臨機巧緻のディープ・ブルー

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    予想の数段上を行く展開だった。後から考えれば、伏線はあったわけだが…
    ひとまず落ち着いた訳だけど、このままで終わるわけもないから、この先どうなるか気になるけど、それはまた別の話なんだろうなぁ。
    それにしても、人類以外の生態や社会などの描写はピカイチだ。

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    2014年03月27日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)

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    確かにえーって終わり方。いいキャラがでてくるけど、ちょっとこの終わり方はって感じやけど、まだ第1巻。これからどうなるんやら。

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    2014年03月22日
  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC

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    ようやく話が最初に繋がったという感があるのではあるが、それにしても、もう覚えていないぞという感じである。巻末の解説を読み返し、本作を読み、そうか、あの人は前から登場していたのに、こういう人たち、もしくは子孫だったのかということで、やあ、これは覚えらていられないわなという感が強い。

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    2014年03月21日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    壮大でかつとてもちっちゃな話。すごくおもしろい。
    人間以外の心情や社会を書かせたら右に出るものはないね。今回は想像を越える生物…でいいんだよね…だったけど。

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    2014年03月16日
  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC

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    久々にSF読んだかな。太陽系にわずかに生き残った人類。で、どうやって植民星メニー・メニー・シープの1巻に続くのかと思ってたら、なるほどという感じ。でもまだ地下からやってくる咀嚼者と日本特定患者群連絡医師団との絡みが明らかにされてないね。楽しみ

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    2014年03月06日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART3

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    ついに太陽系が大変なことに…
    シェパード号で助かったかに見えたジニ号の乗組員たちも落ちちゃうし、メララたちもどうしているか。イサリは?
    メニーメニーシープにつながるんだから、助かるんだろうけど、どうなるのか。
    アインが感染したのにメニーメニーシープのセアキが未感染だったのはそういうわけだ…

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    2014年03月02日
  • 臨機巧緻のディープ・ブルー

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    ストーリーがとんとん拍子で進み、主人公の人たらし的なキャラ一本で地球人のみならず、異星人をも魅了し、全ての危地を乗り切るという話であるため、軽い印象があり、ひたすら重い大作の天冥の標と比較すると、そのライト感が際立つ。ただし、実際は結構、重い話であり、その結末はまさしくタイトル通りである。人類が知りたいという単純な欲求のみで、いかなる事態においても武よりも知を力とする理性的な対応を行うことができる程、成熟する未来があるとは思えないし、人類側が優位に立つファーストコンタクトというものもないだろうと思うが、本作の設定は新鮮であり、別の星での次回作があっても良いので期待したい。ただし、そうそういつも

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    2014年01月10日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    スペース・ファンタジー。1巻でもでてきた”酸素いらず”の人々や救世群を中心に2巻の後の世界、1巻の前の世界。救世群やセアキ、フェオドール、ダダー、羊、ミスチフ、ドロテア、電気、船、海賊、開拓者、情報生命体。

    人々の意志は時代をまたぎ受け継がれ断絶し、繋がれる。
    環境と技術は人の一族の生き方さえも変えてしかし変わらないところも残しつつ一族という枠、居住地という線引をもって思想で団結し反発し、利益を奪い合ったり自身の誇りを取り戻そうとする。

    しかし、物語は場所を変え時を変え紡がれて大きな情報生命体の物語を描く。かれは偏在し、多くの目を持ち、ある時は人と接触し、生き抜いていく。ただ彼の思想は思っ

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    2013年12月20日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    現代(西暦2014年)北アルプスコロロギ岳山頂観測所に頭を、
    西暦2231年、木星前方トロヤ群で尻尾をはさまれ、動けなくなった巨大時間蛇・カイアク。
    このあたりの時間に横たわって 動けないカイアクは、観測所で太陽観測をする天文学者・岳樺百葉(だけかんばらももは)らの協力を得て、未来にある尻尾の挟まりをなんとかして欲しいと言う。尻尾のあたりには二人の人間がいる。カイアクを通して調べると、それは二人の少年で、どうやら宇宙船に閉じ込められて困っているらしい。
    カイアクの尻尾をなんとかし(でないと、地球がえらいことになる)未来の二人も助けたい。
    そして壮大なスケールの文通がはじまる。


    普段、SFを

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    2013年12月14日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART2

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    人類を手玉にとった、ノルルスカインとミスチフの覇権争い。
    そこへ第3の勢力カルミアンが参入し、事態は予測不能、制御不能の泥沼へ。
    かつては虐げられし者であった救世群が最凶の捕食者に変貌しました。
    舞台が宇宙に移っても、相互の不理解、価値観の押し付けが悲劇を生むという構図は変わりません。
    最悪の異文化交流です。
    行く先は破滅でも、もう止まれない、進むしかない、救世群。
    太陽系全人類を巻き込み、part3に続きます。

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    2013年11月23日
  • 青い星まで飛んでいけ

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    表題作が一番好き。グラスハートが割れないようにもSF感は薄いけどよかった。
    短編って短い分設定とか背景をいかに伝えるかってのが難しいと思うけど、そこがやっぱうまいなって思う。

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    2013年11月07日
  • 臨機巧緻のディープ・ブルー

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    小川一水の軽いタッチの3種族ファーストコンタクト。
    主人公の高機能AIカメラがなかなか楽しい。たぶん一眼レフ

    異星種族との困難なコミュニケーションにともなう可笑しさが楽しい。
    まぁ軍人でも研究者でもない広報のカメラマンが、いつのまにやら種族間のコミュニーケーションを成立させ戦争を防いじゃうけど、ラノベだからいいかな

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    2013年11月03日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1

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    隔離と差別。狭い居住区。厳しい戒律。
    息苦しく、不自由な生活を強いられる日々。
    怨念は何百年もかけ醸成され、『非染者』への憎しみだけが生きる糧。
    その救世群が異星人のテクノロジーを手に入れた…。
    裏には情報生命体たちの暗躍、熾烈な生存競争があります。
    破滅の予感しかしません。

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    2013年10月31日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    ーーー西暦2231年、木星前方トロヤ群の小惑星アキレス。
    戦争に敗れたトロヤ人たちは、ヴェスタ人の支配下で屈辱的な生活を送っていた。
    いっぽう2014年、北アルプス・コロロギ岳の山頂観測所。
    太陽観測に従事する天文学者、岳樺百葉(だけかんばももは)のもとを訪れたのは……。
    21世紀と23世紀を“つないで"描く異色の時間SF長編。


    いまハマっているSF作家、小川一水の長編
    いわゆる"タイムスリップもの"の時間SFではなく
    人類が把握している枠組を超えた存在で、今と未来と過去をつなぐ。

    なんといってもこの超越者にワクワクさせられる。
    全くの未知の概念に対して、主

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    2013年10月23日
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

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    とある農家の日常と、シリーズで暗躍していたノルルスカインの数億年に渡る物語が対比的に描かれる。そしてシリーズの後ろに潜むものも判明する

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    2013年10月04日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    前作、前前作と趣を変え、まさかのスペースオペラだった。

    一巻にも登場したアンチオックスという種族が、2300年代の宇宙を舞台に縦横無尽に駆け回る。
    奔放にして大胆なアンチオックスは読んでいて楽しい。宇宙技術の発達した時代に、白兵戦を武器に艦隊を蹴散らしていく様は痛快でもある。
     その一方で、二巻と一巻の繋がりも見えてくるため、ようやく物語の全体像が、ぼんやりとではあるがわかってくる。

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    2013年10月04日
  • 風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記 上

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    中世ヨーロッパ、町を興す物語です。
    有象無象の人々が集まり、活気が満ち、富が集中する。町が栄えればトラブルも増える。
    行政の困難さを描く...というあたりは中途半端になってしまった感じがしますが。
    冒険活劇あり、ラブロマンスあり、超常現象ありのとても楽しめる内容になっております。是非是非、ご一読を。

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    2013年09月30日
  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち

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    初読のときは完全にキリアン目線でどきどきしながら読んでいた。
    で、今回二読目。前回完全に読み飛ばしていた伏線を発見。
    なんていうか…あの……まあ、面白いですけど。
    小川さんの広さを感じる。

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    2013年08月18日
  • 復活の地1

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    ディザスターSFは数あれど、復興SFってのは初めて読んだ。
    日本人じゃなきゃ書けなかったSFって気がする。
    早く続きよまなきゃ。

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    2013年07月15日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    時間もの。
    サクサク読めてサクサク進む。

    あまり暗い感情を誘発する要素がないので、楽しく読めた。
    それと現在側の主人公を「腐」にする必要性があまり感じられなかった。まぁ笑いを誘う要素としては十分機能したと思うけど。

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    2013年07月11日