小川一水のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
突然の事故により漂流してしまった宇宙船を舞台に描かれるSFサバイバル小説。
SF小説は理論が難しかったり、その世界独特のギミックが想像しにくかったりするのですが、この小説の場合はそんなこともなく細かい設定にもリアリティが感じられ世界観をしっかりと楽しむことができました。
もちろん宇宙船を舞台にしたということもあり空気や圧力の問題やAIなど他のサバイバルジャンルでは決して問題になることのないことが次々と持ち上がってくるのも新鮮。そういう点を主人公たちがどう乗り越えていくのかも楽しんで読めました。
登場人物たちのそれぞれの個性や思惑も光っています。
最近無人島でのサバイバルの小説を読んだこ -
Posted by ブクログ
近未来を舞台にした短編集。
現在では適わない科学技術や設定が軸となっているものの、登場人物や物語は普遍的なので違和感なく読めた。
奇数話は結構よかった。
『煙突の上にハイヒール』
結婚詐欺に引っかかりそうになった主人公が一人乗りヘリコプターを衝動買いする話。
OLの悲哀が根底に流れている。
『カムキャット・アドベンチャー』
誰かが勝手にえさを与えているせいで太ってしまった飼い猫。
犯人を突き止めるために猫の首輪にカメラを取り付けたら、相手は近くのコンビニで働く店員だった。
ちょっと青臭い感じの恋愛交じり。
『イブのオープンカフェ』
恋人に捨てられた主人公が雪の降るクリスマスイブに、オープ