小川一水のレビュー一覧

  • 天涯の砦

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    サバイバル。海猿の宇宙構造物版みたいな感じ。
    エンターテイメントとしては面白いけど何かを得られるかとすると、なんとなくもの足りない。

    あとがきに「お楽しみください」と書いてあることですし、楽しめたならいいんでしょう。

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    2012年08月25日
  • 青い星まで飛んでいけ

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    6篇を収めた短篇集。
    boy meets girl なものとか、異星人とのファーストコンタクトとか。

    「グラスハートが割れないように」は「水からの伝言」に影響を受けたと思われる短編。どことなく水色時代っぽい。

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    2012年08月25日
  • 青い星まで飛んでいけ

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    短編集。とても好きな作家さん。このかたは、SF的世界の中で、人間がどう生きるかということを、常に書いていらっしゃると思う。私のSFへの興味もまさにそこ。だから好きだ。

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    2012年08月21日
  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち

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    評判を読んで、躊躇してたんだけど、危惧したほどではなかた。ラバーズたちの性愛のことが中心ではあるが、そのことをかりて、(生命の)存在理由を書いているんだと思った。(たしかにエロいし、その分量が半端なくて嫌いな人もいるだろうなと思う)生命とは何かとか・・・まああまり考えずに読めばいいですけど。面白かったです。

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    2012年08月12日
  • 妙なる技の乙女たち

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    宇宙に超音速エレベーターで行くことができるようになった時代が舞台のSFお仕事小説短編集。
    SFとカテゴライズすれば敬遠してしまう人も多いと思いますが(自分もそうでした)、各章で登場する女性たちの仕事内容がどれも地に足がついたものなので全く違和感なく、むしろ現代が舞台の作品以上にすんなりと受け入れてしまう魅力的な作品です。
    雑誌の書評に惹かれてチャレンジして良かった。
    食わず嫌いは駄目ですね。

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    2012年08月08日
  • 天涯の砦

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    突然の事故により漂流してしまった宇宙船を舞台に描かれるSFサバイバル小説。

    SF小説は理論が難しかったり、その世界独特のギミックが想像しにくかったりするのですが、この小説の場合はそんなこともなく細かい設定にもリアリティが感じられ世界観をしっかりと楽しむことができました。

    もちろん宇宙船を舞台にしたということもあり空気や圧力の問題やAIなど他のサバイバルジャンルでは決して問題になることのないことが次々と持ち上がってくるのも新鮮。そういう点を主人公たちがどう乗り越えていくのかも楽しんで読めました。

    登場人物たちのそれぞれの個性や思惑も光っています。

    最近無人島でのサバイバルの小説を読んだこ

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    2012年07月30日
  • 青い星まで飛んでいけ

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     都市と星のような、そしてもっと純粋にかわいい「都市彗星のサエ」、既読で今回もあまり面白くない「グラスハートが割れないように」、この手は苦手だな~と思う「静寂に満ちていく潮」、悪くないけど面白くも無い「占職術師の希望」。

     後半は、物理人類と転算(仮想)人類と異星人というすばらしい背景か光り、ドラマチックなエンディングが心に残る「守るべき肌」。最後は表題作。既読だがクラーク的というかまさにクラーク節でとても良い作品の「青い星まで飛んでいけ」。オーバーロードの誕生を描くとはなかなか気に入った!

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    2012年07月15日
  • 煙突の上にハイヒール

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    短編5作。
    コバルト文庫を読んでた頃を思い出す、どこかしら懐かしい感じ。
    日常の線上にあるちょっとした未来は強ち遠い世界の話でもなく、ほどよくキャッチー、だけどいい加減さはない。
    Mewあったらほしいな。

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    2012年07月13日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1

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    やっとメニーメニーシープに近づいてきたのぅ。

    やっぱ、メニーメニーシープはドロテアワットなんだろうか?

    セアキとイサリの出会い。イサリは最初の化け物のようになっちゃうんだろうか…

    疑問だらけ!
    2巻ぶりに面白かった!
    前の、ハニカムと農夫の巻は伏線なのかねぇ。

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    2012年07月11日
  • 煙突の上にハイヒール

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    近未来を舞台にした短編集。
    現在では適わない科学技術や設定が軸となっているものの、登場人物や物語は普遍的なので違和感なく読めた。
    奇数話は結構よかった。

    『煙突の上にハイヒール』
    結婚詐欺に引っかかりそうになった主人公が一人乗りヘリコプターを衝動買いする話。
    OLの悲哀が根底に流れている。

    『カムキャット・アドベンチャー』
    誰かが勝手にえさを与えているせいで太ってしまった飼い猫。
    犯人を突き止めるために猫の首輪にカメラを取り付けたら、相手は近くのコンビニで働く店員だった。
    ちょっと青臭い感じの恋愛交じり。

    『イブのオープンカフェ』
    恋人に捨てられた主人公が雪の降るクリスマスイブに、オープ

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    2012年07月08日
  • 煙突の上にハイヒール

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    ネタバレ

    現実に起りそうな出来事が起きているちょっと先の未来を描いた5本の短編
    1番目の冒頭だけ読むと、恋愛ものかと思うがそうでもなかった。
    3番目と4番目のロボットの物語は、ロボットの在り方に一石を投じてるようにも思える。
    5番目の真相に、ちょっとずつ迫っていくのがよかった。

    全体的に.文章が優しい。そのおかげで、5番目の物語の重さがちょっと和らいでいる。

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    2012年07月08日
  • 煙突の上にハイヒール

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    中村佑介さんのイラストを見てジャケ買い。

    近未来的な発想がおもしろく、またロボットの感情表現がとても豊かに描かれていて、こんなロボットがホントにできれば、人間らしい感情を忘れずに明るく幸せな未来が開ける気がした。

    また、ロボットや機械を通して、良くも悪くも「人間らしさ」が際立っていた。

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    2012年07月02日
  • 復活の地2

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    国家再生SF第2巻。
    相変わらずテンポよくするする読める。
    2巻は災害後の復興メイン。
    政治的な駆け引きや主人公の成長など含め飽きさせない。
    各々の思惑をはらんだ動きと予想される次なる災害にどう決着つけてくれるのか。
    3巻も楽しみだ!

    ただ、主人公の無私、無欲っぷり、権威に媚びず、傲岸不遜に正論を吐き続ける姿に若干厨二病くささも感じられる。
    「そんなものであなたは納得しないだろう。だからこう言う。民衆のため、だ」
    かっこよすぎじゃないですか?
    まぁひねくれた見方で、無双っぷりを楽しめばいいんだろうけど。

    地震の原因も最後に明かされるけど、あれでそんなピンポイントに発生するのかなぁ?
    それに

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    2012年07月01日
  • 復活の地1

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    久々に日本作家のSF(と言っていいのか?まぁSFだけど)!

    惑星レンカの首都トレンカを未曾有の大地震が襲った!
    政府も、行政組織も壊滅した混乱の中、若き官僚セイオが帝国再興に向け奮闘する!

    1巻は大地震とその後の混乱、救援、登場人物たちの配置がメイン。
    これからそれぞれの思惑で対立、共闘していくんでしょう。

    小川一水は初めて読んだけど、もともとライトノベル系の作者さんだったようで大変読みやすく、するするいける。
    ドロドロした情念とかはないけど、そういうのを求めなければおすすめ!
    あ、SF部分もこの舞台設定のためって気がするので、ハードSFとか求めるのも×。
    (地震もただの地震じゃなさそう

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    2012年06月29日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1

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    Ⅰ、Ⅱで見知った名前がぽろぽろ出てくるんで、巻末に年表等がついていてよかった。

    評価は続きを読んでからにします。

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    2012年06月27日
  • 青い星まで飛んでいけ

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    今年はまっている作家。小川一水。SFの人だ。

    SFってふと読みたくなることがある。
    理科がどうしようもなく苦手だと気付いたのは最近なんだけど、そのお陰でSFもするする読めるのかもしれない。という気がする。

    短篇集の本作には「SF?」というものも結構含まれている。
    解説によれば、「未知との遭遇への憧れと探究」が全体のテーマだということなんだけど。
    それというのは「恋愛」というのも含まれる概念だということで、なんだかしっくりくるような、発見があるような、感じ。

    中でも「占職術師の希望」が良かったな。
    サスペンスも書けるんだ!と思って。

    知らなかった作家に出会って、既刊をひたすら読んでいく間

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    2012年06月24日
  • 煙突の上にハイヒール

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    Mew欲しいわー。パラは場所選ぶからなー。

    ちょっと未来の、楽しかったり辛かったりする短篇集。

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    2012年06月23日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1

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    点と点の話がつながって線の話になり、
    線と線の話がつながって面の話になる。
    ゾワゾワとした興奮を覚える。
    まだまだ先がある。
    楽しみだ。

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    2012年06月23日
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1

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    やっと物語の核心というか、「メニーメニーシープ下」で「えええ!!!?」と叫んだ謎の一端が見えてきた感じ。
    続き気になります。
    続き出たらもう一度読む。

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    2020年03月17日
  • 導きの星Ⅰ 目覚めの大地

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    あらすじのコピー、“ハートフルSF”に騙されてはいけない。
    スワリスみたく可愛い顔して中身はハードです。
    硬質ながら暖かい、そんな面白い妙味に溢れたシリーズ。
    “物語”とはかくあるべし。

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    2012年05月01日