小川一水のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ初期作のためか、若干語り口がライトな印象を受けるが読み応えはあった。
「ギャルナフカの迷宮」
当初は話をどう持っていくのか見えなかったが、なるほどそっちに行くか、と。しかもそれすら予定調和であったという面白い展開。
「老ヴォールの惑星」
表紙のこれ生命体かよ!とびっくり。スケールの大きいファーストコンタクトを人間の側から描くものは数多いが、異星の側から描くものというのは稀だったように思う。最後のコンタクトは胸熱。
「幸せになる箱庭」
思考実験。ARやVRが一般的になってきた現状においてはあまり笑える話でもないし、ここに明確な答えが出せるものでもない。
「漂った男」
本作刊行後に『ゼロ・ -