小川一水のレビュー一覧

  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    歴史改変がテーマのSFアンソロジーって斬新。
    ただ元ネタをあまり知らなくて…もっと作品を味わえたはずなのに惜しいことをした。
    それでも、伴名練さんの『二〇〇〇一周目のジャンヌ』は楽しめた。
    よくあるループものも歴史改変を絡めるとこうなるのか!と。
    あの舞台設定と結末、好きだな。

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    2025年07月06日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ4

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    ネタバレ

    漁師スペオペ最終巻。
    読み終えた後、すぐに第3巻から読み直してみた。いや、なんかイロイロ忘れてるもんだから。紫雲上尉とか琳瑯・四頭雲閣下とかカマラカとか? 隕沙門と防軍と伐戎処ってどんな関係だっけ?
    英米文化と中華文化が混交した宇宙ってのも雑多で賑やかしくて興味深いんだけど、言葉がすんなり入ってこないのは慣れないせいなんだろな。
    4巻冒頭でエダ・マギが試した万夢蘭についても、3巻でテラが言及してたことにようやく気付けた。
    (ちゃんと読んでるつもりでも、あんましアタマに入ってない証拠。「シン読解力」を拾い読みして以降、自分のソレがいかに怪しいものだったのか自覚しつつあり)

    そうしてみると、第3

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    2025年06月17日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

    購入済み

    固有名詞だらけで窒息しそう

     欠点とし舞台がSFなのか、固有名詞が多く、船を「礎柱船」、燃料を「AMC粘土」と書いてあって、少し考えないとわからない単語が連発されます。

     これにより状況がわかりにくく、今何をやっているのか、分からなくなる事がよくあります。

     また、挿絵が一つもないので、状況の確認や休憩もできず、水中を潜ってるような息苦しさを感じました。

     ただ百合要素は好きで、上手くいかなかった主人公がヒロインと出会いで、前向きになっていく感じがよかったです。

    #じれったい

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    2025年04月30日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3

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    前巻読んでからしばらく時間が空いてしまい、覚えていないことが多くあまり物語にのめり込めなかった。
    星間をめぐる、宇宙船の表現はいつもながら素晴らしい。スケール感をもろに感じる。

    次巻が完結とのこと楽しみ。

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    2025年03月07日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    SFアンソロジー?
    最初の三人のそれはSFではなかったですね…最初の三人の作品はつまらなかった。
    小川さんと伴名さんのは面白かった。これをSFって言うんだよね…
    後半の二作だけでよかったなぁ

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    2025年02月16日
  • 第六大陸2

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    ご都合展開は気にならないが(最後半の異星文明機械以外)ヒロインの成長とか親子ドラマとか男女仲とかがただ展開用のキーに据えただけって感じに薄っぺらくて邪魔にしか感じられなかった。それら無しにしてトコトン中島みゆきの「地上の星」が似合うような空想お仕事小説に徹してもらいたかった。そこらへんが面白かったから。この話の面白さの全てそこじゃないのかなあ。目的施設の荒唐無稽さもちょい引いたが、多分何だってよいからかけ離れてるもんが良かったのだろう。まあその分利用者も働く人材も限定されすぎで長くはもつまい。きっと別のものとして拡張されてゆくのだろう、と想像できる。あと、世界観が一々すごい羨ましい。2025年

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    2025年02月08日
  • 天冥の標 V 羊と猿と百掬の銀河

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    ネタバレ

    CL 2025.1.21-2025.1.24
    汎天体動的共同体の主星パラスで農場を営むタックとその娘ザリーカを中心に進む今の宇宙の話。
    タックは元海賊エルゴゾーンの闘士。ザリーカはイシスのクローン。
    そして断章のノルルスカインの物語。スケールが大き過ぎて途方もないお話なんだけど、やっとここでノルルスカインとミスチフを取り込んだオムニフロラの話が明らかになる。
    長い時代を跨いで、登場人物もどんどん増えて、なかなかにわかりにくいところもあるけど、ここからどう展開していくか楽しみなシリーズ。

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    2025年01月24日
  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち

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    ネタバレ

    CL 2025.1.18-20251.20
    3巻の2年後で、話も人も繋がっているのに、今までと趣が違う。全編セックスまみれ。
    《恋人たち》ラバーズの成り立ち、ラゴスの誕生、シェパード号の登場。
    《恋人たち》ラバーズを語る上で必要だったのはわかるけど1巻丸々は長すぎない?(笑)

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    2025年01月20日
  • 老ヴォールの惑星

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    【ギャルナフカの迷宮】RPGゲーム古典ウィザードリィは、当初マッピング機能がなくダンジョン地図はプレイヤー自身が作るしかなかった。そのステージを1万倍にしたような曠大な地下空間に、モンスターはいないが不定期に送り込まれてくる「反社会行動」の囚人同士は利益相反する。彼に最低限の食と水が発生するポイント(両者は移動数時間距離)の地図を持たされて…/超管理主義政権はおそらく殺し合いで自滅を期待したが 
    【老ヴォールの惑星】地球人類は、木製型惑星の大気中に生涯成長し続け巨体で知性を持ち、天体観測して他の恒星系を認識する生物を発見
    【幸せになる箱庭】
    【漂った男】

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    2025年01月19日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ 2

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    前回6月に発売された第1巻から丁度半年後、第2巻がこの12月に発売された。半年に2冊のペース。第2巻は原作のどの箇所かと調べたら、まだ文庫版(1に相当)の半分の位置。来年来月の1月に文庫版4が発売される予定なので、もし文庫版が4で終了すると仮定したら、コミックスは16冊かかり、終了するのは7年後という計算になる。もし文庫版が4で終わらなかったら・・・

    裏世界ピクニックでも同じ傾向にあるのだが、原作の一定のページ数(ツインスターでは文庫の1/4のページ数)に相当する分だけの漫画を作成しなければならないようだ。なので、内容が濃い所と薄い所でも均等に画数を作成しなければならないと見た。今回の第2巻

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    2024年12月11日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ

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    遂に小川一水さん初読みです!

    前々から気になる作家さんだったんですよ
    SF好きなら一度は読まないと!っていうね

    SF設定のほうは「ほほう」って感じ
    上手い!と思いました

    まぁ、漁です
    ガチ漁です
    お船に乗って漁をするんですが、捕まえるのが魚じゃなくて、魚の(ような)生態の「資源」なんですね
    まぁ僅か三行では説明しきれないので、そこはもう捨て置きます

    で、そこの肝となるSF設定はエグいんですが、その他の部分が男子中高生が大喜びしそうな設定で、おじさんちょっと肌に合わない
    そしてまず間違いなく男子中高生に向けて書いているので、たぶん百点

    これぞまさに合わなかった〜ってやつやな

    シリーズ

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    2024年12月06日
  • 時砂の王

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    ネタバレ

    途中時系列が分からなくなる瞬間があったがすんなり読めた。卑弥呼の時代は守れたけど、ETとの戦いは続くということ…だよね?

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    2024年12月04日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    うーむ、さすが小川一水先生、現代の高山太陽観測所と、23世紀の植民コロニーを結び、ちょっとドラえもん的なネタながら、時間とは、絆とは、BLとはなどなどに想いを馳せさせる中篇!

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    2024年09月01日
  • 時砂の王

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    タイムトラベルもののSFでは通常タブーとされがちな過去干渉によるパラドックス上等の構築が新鮮味あった。卑弥呼が魅力的過ぎる

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    2024年08月25日
  • アリスマ王の愛した魔物

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    どれも面白いんだけど会話が多いというか一水さんの短編集にしてはピンと来なかった。「アリスマ王の〜」もアマチュアの人が書いたファンタジあやかし系小説のような。
    一番好きだったのは最後のアサカと車の人を愛する機械の話。

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    2024年08月16日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ1

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    「というかあなた女の子じゃないですか」
    「そんなの関係ないです」

    という大人気百合SFのコミカライズ第1巻。
    小川一水ひさびさのコミックなので売れてほしい。そして最後までやってほしい。
    時砂の王の映像化も待ってるんですけど・・・?

    木星型外惑星の軌道上に入植して幾百年、惑星特産の「なんにでも変化できる粘土」製空飛ぶ魚を網で捕る生活をしている社会が舞台。
    狭い船で長年暮らしたもんでムラ社会化している中で、男女ペアのお仕事を女女ペアでやろうとしてワチャワチャします。

    漫画家さんは同人出身の初商業?かな?
    表情が魅力的なところが良い。検収塔職員のお兄さんが好き。
    全体的に白っぽいのはイメージと

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    2024年07月24日
  • 天涯の砦

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    ネタバレ

    割と最初の方に真空状態になった(まだ生きてる)人と対峙するシーンが、本当に一瞬の描写だったけどショックでトラウマになりそう…
    偶発的に生き残って極限状態を迎える状況、そんなに上手くいくか行かないかはさておき、絶望的でハラハラする。宇宙を背景に繰り広げられる群像劇。もっと明るさとか起死回生の盛り上がりとか欲しかった。

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    2024年06月24日
  • Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー

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    川野芽生さんの作品が読みたくて借りた。
    神の豚と時間飼ってみたも面白かった。子豚かわいい。肉を配ることが重要で個包装のカップ麺とかじゃダメだという気持ちはなんとなくわかる。

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    2024年06月06日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    「歴史改変」という言葉からはある一部分で歴史ががらっと変わって現代ではこうなって〜…てイメージだったけど、これは改編された歴史の一部分、場面に焦点を当てている。ちょっとコンパクトな歴史改変。
    でもそれぞれ正史の知識があったら比較が出来て楽しいんだろうな〜と思う。
    元々は「二〇〇〇一周目のジャンヌ」を読みたくて(webで既読していたけれど)購入したのだけれど、「一一六二年のlovi'n life」も面白かった。ラストであの歌が出てきたときはあっ、ここに繋がるのかて思いました。

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    2024年03月20日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    歴史改変をテーマにしたSF短編集。作家陣が豪華で手に取りました。伴名練「二〇〇〇〇一周目のジャンヌ」がお気に入り。

    量子計算機の発達により過去を高精度に再現できるようになった社会が舞台。歴史改変のターゲットにされたジャンヌ・ダルクは何度も処刑されるが、そのジャンヌも同じシーンを何度も繰り返し経験することで、歴史改変を目論む者の意図を意図せずくぐり抜けてしまう様が面白かった。

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    2024年03月09日