小川一水のレビュー一覧
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6個の短編集。そのうち「グラスハートが割れないように」と「静寂に満ちていく潮」は理解できなかったので、☆3つ。
都市衛星のサエ
竹宮恵子の「地球へ・・・」を思い出させるような内容。氷塊をカタパルトで打ち出して、それで衛星から逃げるっていうのは面白いな、と思った。
占職術師の希望
SFではないかもしれないけれど、面白い!これドラマとかにしてほしいなあ。SPとにたような感じになっちゃうかもしれないけど。
守るべき肌
仮想世界もの。ラストがよかった。
青い星まで飛んでいけ
表題作、これが一番おもしろかった!ホモサピエンスとは何か。それにしても時間軸が気の遠くなるようなスパンだけど! -
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東南アジアの、軌道エレベーターの麓の島で頑張る女性たちを描く連作短篇。
当人の人生にとって重要ないくつかの事件を解決することで、ゆっくりと世界も変わっていくような感覚。こういう、地道目の改革は女性的なのだろうかと、少し思う。
小川さんの話は、女の子がひどい目にあって、それをきっかけに男がまた大きなことをやらかす、という印象が結構あるのだけど、女の子が自分で頑張ると、こうなるような。
ああ、でも、支える男たちはそれぞれ良い男だねえ。
私の読書は女性に移入するのは苦手なのだけれど、支える格好の良い男を見ることで、だいぶ楽しめている所があるかもしれない。
そういう意味でか、好きだったのは機械彫刻の -
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この本を一番先に読んでいたら他の本に手をださなかった気がします。震災・復興・立場を違えた色々な人間の思惑と行動が交差し、果ては外宇宙の他国の政治が絡んできてう~ん、と言う感じです。この作者のディテールの細かさにはいつも痛み入るのですが今回はちょっと色々とエピソードが絡みすぎて分かりづらく、本筋を追うのに苦労しました… 自分の頭の中で地球ではない宇宙のどこかの惑星、と言うのが一番先に頭にあったからかも知れないのですけれども。
後もうひとつ気になったのが挿絵です。今まで挿絵の無い文庫だったのでちょっと戸惑いました。絵が良いとか悪いとかではなく… 絵で表現されると良くも悪くもその表現の範疇に収ま -
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人気SF作家による海洋SF的な作品の新装版。
海洋SFって言えば自ずと想像するのはやはり
未知なる生物との邂逅、そしてトラブル、それを
乗り越える人類って構図だよね、うん。
殆ど記憶が薄れてしまっていますが昔に読んだ
梅原克文さんの傑作「ソリトンの悪魔」を思い出します。
やはり今作もその期待を外さない内容でニュークと
名付けられる未知なる巨大な海洋生物が現れ、タンカーなどの
巨大船を襲撃していく...というストーリーですが、そのニュークに
対峙する面子は民間の資源探索を行うスタッフ達。
ハードな軍用用語や名称、呼称が飛び交う、割と本格的なゴツさと
その登場人物達はライトノベルのような軽妙なキ -
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氏の本を読むのは久しぶりですが、ずいぶんと文体が軽くなった印象を受けました。
元々重い話を書く人ではありませんでしたが、今まで以上に軽い感じ。
短編で求めるのは酷だと理解しつつも、個人的には第六大陸ぐらいのを求めていたのでガッカリというよりは肩透かしをくらった気分。
そういう意味では短編としての奥行きの浅さが(あくまでも私にとっては)悪い意味で出てしまったのかもしれません。
■都市彗星のサエ
巻末の解説でボーイミーツガールと書かれていますが、正しくはガールミーツボーイな話。
小川氏らしい、スケールの大きな話をちまちま進めていって最後のカタルシスにつなげる話。
結末も氏のテイスト満載のオプティ