小川一水のレビュー一覧

  • 第六大陸2

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    下巻に入って面白くなった。妙も可愛くなったと思う。
    でも、エピソードがどれも性急に展開していた印象が拭えなかった。
    上下巻ではなく、三巻か四巻くらいの余裕があればなあ……説明に枚数食われるので、長さは必要だと思う。
    せっかくもっと面白くなる話なのに勿体ない。

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    2009年10月07日
  • 第六大陸1

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    題材はとても面白いと思う。タイトルも秀逸。
    ちょっと説明が長いわりにトラブルがあっさり解決してしまう印象なのがマイナス。
    もっとドタバタじたばたさせてよかった。
    あとヒロインの妙にそれほど魅力を感じなかったのもなあ。

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    2009年10月07日
  • 復活の地1

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    導きの星を読んでいたら、旦那が「それはいまいち。こっちの方がおもしろい」とこの本を薦めてくれたのですが、読み始めて最初は「なに、どこが?」と思っておりました。
    3巻まで読み終わった時に感動しました。
    一応、SFの部類なのかも知れませんが、この本の真のストーリーは災害対策です。考えさせられます。多くの人に読まれればいい、と思います。

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    2009年10月04日
  • フリーランチの時代

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    あらすじにもある通り、全五篇の短編集。
    「フリーランチの時代」は地球外生命体の手によって、人類が不老不死を取得する話。「Live me,ME」は事故で脳死一歩手前までいった少女が機械に自分を移す話。「SlowLife in Starship」は個人用宇宙船乗りの話。「千歳の坂も」は医療の飛躍的な進歩で寿命がなくなった世界の話。「アルワラの潮の音」は時砂の王からのスピンオフ。
    内容は異なりますが、すべて不老もしくは不死を様々なテーマとアプローチによって描いています。

    個人的に一番面白かったのが「アルワラの潮の音」。
    作者らしい話だと感じたのは「SlowLife in Starship」。無機質

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    2015年04月10日
  • フリーランチの時代

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    不老不死をテーマにした短編五本収録
    全体的に小粒と感じてしまったのは正直なところだけど、不死を得てしまった人類の行く末まで描いた「千歳の坂」は良かった。
    他は『時砂の王』の外伝的な話などは、ファンにとって(私もですが)は面白いのではと思う。

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    2009年11月13日
  • フリーランチの時代

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    良くも悪くもまさにSF小説。
    こんな設定を良く考え付くなーと思いつつ、なんというか、この本全体に対してある感情を抱く。

    それは、人間はあくまで「容器」に過ぎない、という点。

    幸か不幸か、この作品に登場する主人公たちは、ある事故的なものにより、人間以外への存在へと姿を変えていく。
    その共通する姿とは、肉体的な死から逃れた形となっている。
    食べ物をとらないと動けない、病気もする、大きな怪我をすれば死んでしまう。
    そして未来が不定である以上、これらは常に付きまとう問題である。
    (もちろん、それあるゆえに人はその日その日を生きていこうとする、という解釈もあるのだが)

    思うに、作者はこの問題こそが

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    2009年10月04日
  • 第六大陸2

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    センス・オブ・ワンダーの始まりって,人間の根源的なエゴなのかもね.
    それってすっごい素敵なことだと思う.

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    2009年10月04日
  • 第六大陸1

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    これはいいローファンタジー.
    地続きのSFっていうのかなあ.
    着想は突飛かもしれないけれど,そこに向かって現実から一歩ずつ組み立ててるから,違和感がない.

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    2009年10月04日
  • フリーランチの時代

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    小川一水さんの新刊でてる〜と購入しました。
    今回のお話は自分的にはちょっと…かな?

    短編集ということを失念していてなんとなく次の話に最初の話がつながっているのかと思い、途中まで読んでそんなはずはなかった、と気が付きました。迂闊。

    明るく楽しく、軽く。簡単に読めるのでちょっと出かけるときとか良いですね〜
    最後の時砂の王の世界観のお話がちょっと切なくて好きでした。

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    2009年10月07日
  • 復活の地3

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    最終巻。再びやってくる大地震を前に、人間は何ができるのかを問う力作。SF的要素も後半は増え、なかなかの読み応えでした。

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    2009年10月04日
  • 復活の地1

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    大地震で大打撃を受けた国の、政治的問題なども絡めた架空復興物語。悪役的立場の人間の論理もあり、勧善懲悪でないところがまたすばらしい。

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    2009年10月04日
  • 導きの星III 災いの空

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    小川一水が贈るハートフル・ファースト・コンタクト・SF。


    人類の進化の模倣を急速なスピードで成し遂げた「スワリス」。

    ありえないはずの核爆発も起こされて…!?


    監視員の辻本の過去、見え隠れする超地球知性体(O・T・I)の影など、緊迫の第三巻!!

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    2009年10月04日
  • ハイウイング・ストロール

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    少年の成長物語という点において、爽快なまでにジュブナイルなのだろう。
    私個人としては複葉機で機銃でドッグファイトなだけでおなかいっぱい満足してしまった(笑)

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    2009年10月04日
  • 老ヴォールの惑星

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    ネタバレ

    小川一水、初の短編集。
    四篇ともどれも趣きが異なっていて飽きが来ない。


    ギャルナフカの迷宮
    反社会的な政治犯として一枚の地図とともに地下迷宮に落とされた元教師テーオ。地下には人数分の水場ときのこみたいなものが生える餌場しかない。生き残るために水場と餌場の記されている地図の奪い合いが起こり、人々は疑心暗鬼になっていた。一部の人間は、食べ物を求める欲望を抑えきれずに、野蛮な生肉食いと化していた。テーオはこの無秩序な迷宮に、文明的な社会を作ることを決意した。

    閉鎖された厳しい環境下での生への渇望がナマナマしくてエグい。嫌いじゃないけど。


    老ヴォールの惑星
    巨大な海の惑星。その表面に生きる知

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    2023年03月08日
  • 復活の地3

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    震災復興SF最終巻。一応の主人公であったセイオとスミルを軸としつつも、やはり真の主人公はそこに生きている全ての人たち。現実ではこうはいかないのでは、と思えるほどのご都合主義理想論な気もするが、やはりそういう世界があってほしい。

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    2009年10月04日
  • 復活の地1

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    震災復興SF。小川一水はやはり素晴らしい。1巻は一応の主人公セイオとスミルの馴れ初めを描きながら、震災の惨劇混乱を描いている。時代が変わっても、世界が変わっても、きっと人間はそんなに変わらない。どんなときでも一生懸命生きてる人は輝いている、そういう作品。

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    2009年10月04日