小川一水のレビュー一覧

  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち

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    ネタバレ

    シリーズ4巻は全編R18。もう少しでわたしが倫理兵器になるところでした…「純潔」じゃなく「遵法」になるけど。
    3巻から2年後らしいので、知った名前もまだ記憶に新しいです。ウルヴァーノ、覚えている。ノイジーラント大主教国とロイズ保険会社まだバチバチでした。

    ラゴスのキャラが違くない?と思ってたら4人混ざって《大工ラゴス》になったのね。
    現時点(?)のラゴス誕生譚と《恋人たち》とは何か、を知るためには必要な巻だったのだろうけど、読んでてキツかったです。聖少女警察はやってたことはアレだけどギャグ。
    ともかく、続きを読みます。

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    2023年11月25日
  • アリスマ王の愛した魔物

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    SF短編集。人間くさいAIの話がおもしろい。

    ■ろーどそうるず
    バイクの制御AIと指令センターとのやりとり。ライダーや所有者ののとをあれこれ言う様子がおもしろい。AIの一生みたいな話でちょっとほっこり。

    ■星のみなとのオペレーター
    宇宙港に出入りする船を管制するオペレーターの話。ラブコメっぽい。宇宙ウニってなんだ?

    ■リグ・ライト
    自動運転AIの話。責任を負わないはずのAIが運転手をかばうために責任を負おうとするのか?AIに罰則を課したらAIの判断ロジックが変わるのか?いろんな想像をさせる。

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    2023年09月06日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3

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    前巻ラストでついにFBBを飛び出した二人は、ついに汎銀河往来圏にたどり着く。
    事件を起こしたり解決したりしつつ、GIの星々を飛び回りやがて…という内容。

    舞台は氏族船とFBBから大きく広がっているが、前2巻に比べて読者に大目的が提示されるのが比較的遅いので若干のっぺりとした印象があった。
    もちろん個々の星で起きるエピソードは面白いのだけど…。
    話の動かし方という意味では期待を超えてこなかったように思う。

    ただ、終盤で続刊への強烈な引きを作ってきたので、話としての種まきの巻という意味では楽しみになった。

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    2023年07月27日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)

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    ①②③④と読んで、再び①に戻ってきたが、まだまだわからない部分が多い。。
    メイスンが好きなので今後活躍してほしい。

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    2023年07月21日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3

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    う〜ん,ちょっと今ひとつ……
    FBB じゃ皆んな生き生きしてたじゃん.3巻で舞台が広がったのに何か狭苦しい話になって滅入ったところに,いきなり終盤の急展開ですよ.完全に置いてけぼりにされました.

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    2023年07月12日
  • フリーランチの時代

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    フリーランチとはどういう意味かと思ったら、まじでフリーのランチだった。slowlife in starshipが、SF界のニートって感じで面白かった。この設定でライトノベルとかSFほのぼのコメディとか、いくらでも話が広がりそう。

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    2023年06月30日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2

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    SF。シリーズ8作目part2。通して12冊目。
    時系列的に、ようやく1巻の続き。
    カドムとイサリ達の冒険が中心か。
    個人的な印象では、物語の結末への序章、前振り的な一冊だったのではないかと想像。
    スキットル可愛いな。

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    2023年06月26日
  • 青い星まで飛んでいけ

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    軽快で読みやすい文章と骨太な世界観の設定、そこで展開される物語、どれも粒揃いの短編集でさすがの小川先生だなー。都市彗星での生活に閉塞感を覚えている少女サエと、都市を保持する緩衝林を守る少年ジョージィの合流を描いた王道ボーイ・ミーツ・ガールSFの「都市彗星のサエ」が好きでした。「青い星まで飛んでいけ」はのラストはちょうど「幼年期の終り」を最近読んだばかりで、故郷と同じ青い星を目指すラストにジーンと来るものがあった。

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    2023年06月06日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    最近よく聞く改変歴史SFってどんなの?と気になったら読んでみるといいですよと人に薦められる5人の作家さんによる短編集。伴名練氏の「二〇〇〇一周目のジャンヌ」が印象的だか、他の作品もバラエティに富んでいて、さくっと読めて良いです。

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    2023年05月17日
  • 青い星まで飛んでいけ

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    ファーストコンタクトを描いた短編集。SFというよりはラノベっぽい。

    「都市彗星のサエ」:小彗星を脱出したいワンパク少女が、同じ願望を持つクールな少年と出会う冒険活劇。テンポが良くて分かりやすい。

    「グラスハートが割れないように」:小型の癒しアイテムであるグラスハート。体に抱いて祈るとおなかが空かないという、いかにも胡散臭いが、その正体は...
    こういうアイテム実在しそうだな。

    「静寂に満ちていく潮」:電気的な感覚信号をネットワーク共有することによる多感覚的性交の話。おかしな言葉遣いをする異星人が出て来てドタバタと交わる様は筒井康隆先生の小説っぽい。

    「占職術師の希望」:腕を振る様子から

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    2023年05月11日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    ネタバレ

    SFは普段全く読まないジャンルだが、斜線堂有紀さんの『1162年のlovin life』が面白そうだったので購入。
    帥は本当に死んだのだろうか?それともタイムトラベラー的な何かなのか?なと面白く読めた。改変歴史と謳ってるが、私の教養が足らず元の歴史を調べながら読んだりしたが、最初の二篇はスラスラとは読み進めることができなかった。

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    2023年04月17日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

    H

    購入済み

    歴史改変の6つの物語です。私は、最後の
    ジャンヌ・ダルクが楽しく読めましたが、残念ながらその他は少しもの足りませんでした。

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    2023年02月02日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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     そうそうたる執筆陣なので期待したが、今一つ物足りない。内容が軽いのだ。ラノベ系文庫のレーベルから出版されているし、表紙カバーのイラストもそれっぽい。

     そんな中でも、 小川一水氏の「大江戸石廓突破仕留(おおえどいしのくるわをつきやぶりしとめる)」は、お薦めできるかな。

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    2023年01月10日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    それぞれの作品は面白かったですし,確かに全作品"改変歴史SF"です.ただ,ちょっとまとまりが無い感じが気になりました.

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    2022年12月19日
  • ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2

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     なんだかまた続きがありそうな感じ。楽しく読んだけど、ぶっ刺さりはしなかったのと、価値観がひっくり返る感じは1巻の方が良かったかも知れない。
     勿論舞台からして徹底的にSFではあるんだけど、今回特に「サイエンス・フィクション」っぽかったのは、あるベッシュを捕まえるところ。彼らの生態を解き明かすところは、エンタメしてるのに科学的な謎解きで良かったな。それだけじゃなくて、この辺りまであんまり良いところなしだったけど、ようやく本領発揮というか、自由な発想過ぎて余人に御しきれず軽視されがちなテラが、それに合わせられるだけのダイオードと組んで目を見張るような成果を上げる、というような、この作品の基本的な

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    2022年11月30日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    竹を加えた御三家以外の出版社から「SF」と銘打ったアンソロジーが出版されるなど、一昔前なら珍事の類いだった。この慶事をまずは言祝ぎたい。その上で、このメンツの中ではプロパーのSF作家と呼ばれるべき小川・伴名両氏の作が、出来においても、お題(改変歴史)に対する正面からの向き合い方においても、まずは一枚上と見なせること(まあ、好みもあるけどね)も上々吉と見た。いや、めでたい。

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    2022年11月13日
  • 天涯の砦

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    他の作品と比べると共感できる度合いが1段階落ちるなーという印象。
    登場人物の掘り下げがあまりなされてない。群像劇っぽい構成だから仕方ないというわけではないと思う。それなりの分量もある作品だし。他の作品では多少登場人物が多くてもきちんと掘り下げられているし。
    悪い奴がなぜ悪いことをするのかというのもイマイチよく理解できなかった。
    他方で人災が発生する部分の描写はとても面白かったし、宇宙空間という環境を十分に活用した困難とその克服の過程はスリリングでよかった。
    うーん著者の作品は概ね大好きなので、期待しすぎちゃったかなー。

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    2022年11月08日
  • ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー

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    改変歴史SFに特化した短編集。テーマが一貫しているので、SFアンソロジーの中でも読みやすい部類かと思います。

    中でも印象的なのは、伴名練さんの「20001周目のジャンヌ」。様々な思惑のもとジャンヌダルクの火炙りをシュミレート上で繰り返すという酷い話なのですが、結果としてシュミレーション上の歴史改変に止まらず、実際の歴史にも影響を及ぼすという流れがとても興味深かったです。ラストの展開も綺麗で、印象的な作品でした。

    異常論文に掲載された「解説──最後のレナディアン語通訳」もそうでしたが、こういった作風も描けるところが伴名練さんの大きな魅力ですね。他作品も素晴らしかったですが、この作品を読めただ

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    2022年10月25日
  • 時砂の王

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    初一水。『卑弥呼』と聞いて相当期待したんだけど…思ってた程ではなかった。結局ETとはなんだったのだ?私は別の人類が造ったものだと思う…。オーヴィル(人工生命体)のサヤカへの想いは、紛れもなく愛だった。目の前の人を救うのか——はたまたそれらを見捨て、人類の未来を選ぶのか——よくある疑問だが、わたしは名もわからぬ人類より、目の前の大切なひとを救うことこそ未来を救うことに他ならないと思う。それにしてもオーヴィルの時空を越えた、長い長い闘いには言葉もないよ…。星三つ半。

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    2022年10月23日
  • 導きの星III 災いの空

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    前作に比べサクサク話が進むのは良かった。
    内容は重めでこれまたいいのだが、あっさりと終わらせ過ぎな箇所も見受けられる。

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    2022年09月11日