小川一水のレビュー一覧

  • 煙突の上にハイヒール

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    設定が近未来ではあるものの、SF色は強くなく、むしろ人間味を際立たせるための一要素になっています。でもその匙加減が絶妙。こういった感じのSF小説はいいですね。『天冥の標』シリーズを手に取るのは躊躇しますが、この人の他の作品も読んでみたいです。

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    2015年02月05日
  • トネイロ会の非殺人事件

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    すごく変わった状況で起きた事件なのに、ミステリーなので解決は割とオーソドックスなのが物足りない感じ。一番面白かったのは、「くばり神の紀」の相続をめぐる経済のイフ世界ものみたいな考察。これはスリリングだった。

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    2015年02月01日
  • 妙なる技の乙女たち

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    舞台は2050年のシンガポール沖にあるリンガ島。近未来の宇宙産業で活躍する女性たちの短編。

    近い将来、こんなに宇宙産業が発達したら、すごいことなんだろうなーって思った。

    SF小説になるけれど、現実味あるストーリー。

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    2015年02月01日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2

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    もはや「人類」をどう定義してよいのか判らない。人類の末裔がそれでも「生き延びよう」とする。
    「知性体とは何か」「生命体とは何か」を問う超大河小説もいよいよ終盤へ。

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    2015年01月19日
  • トネイロ会の非殺人事件

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    小川一水作品は初めて。SF作家さんなんですね。そのせいか普通のミステリとは毛色が違います。ストーリーの構成にユーモアがあって、「くばり神の紀」みたいな気持ち悪いんだか悪くないんだか分からない話でも、面白く読めました。

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    2015年02月05日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    SF的な要素は理解できたか不明…(^_^;)

    でも、少年が頑張る姿はいい。
    だから一水作品は好きです。

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    2015年01月10日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2

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    1巻でセンスオブワンダーをやってのけてそこに至る歴史を語ったシリーズもついに1巻に追いつき、その先。
    いろいろと衝撃的な展開で。

    外を目指す主人公たちをみてADDとかDDのパーティ想起した。

    ますます先が楽しみである。

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    2014年12月29日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    1巻に戻る。一応裏で進む話。でも表の話を忘れているのでだいなし。

    でも1巻衝撃のラストの後が書かれていてよやくすっきり。
    あとはさらに待ち受ける大きな敵とか。
    まだまだ続く感あり。・・・まあ、全10話のうち8話目だしな。しかもまだ終わってないし。

    一番ラストのぶっちゃけもびっくりものだったけどな。

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    2014年12月14日
  • 復活の地3

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    災害からの復活の過程をうまくまとめられていた。
    大河ドラマほどの壮大さはないが、その手の話がすきな人には十分楽しめる話

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    2014年10月30日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    やっと1巻に繋がりましたね。正直1巻を読んだときは謎が多すぎて、あまり面白くないなーと思ったんですが、実に壮大な話です。・・・壮大すぎて途中ちょっと忘れてる(涙)。

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    2014年10月25日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    未来の男の子と、現在の女性ということで
    『未来(あした)のおもいで』(梶尾真治先生)
    のような話かと思っていたら、全然違った。
    時間と空間を超えて、というより人類の認識と
    まったく異なる概念の中に存在する生物(?)を通して
    人が地球を守るため、
    かつ赤の他人を助けるために知恵を絞ったり、
    かる~く、ゆるやかに、やさしく奮闘する
    ハードSFライトノベル・ブレンド。
    もうちょっとSF側で書き込んでページ数が増えれば、
    もうちょっとライト側で男子二人の関係や
    それに萌える女性二人の妄想を書き込めば、
    チョッと引いたかも。最後まで楽しく読みましょう。

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    2014年09月30日
  • 妙なる技の乙女たち

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    未来の話かはたまた別世界の話かわかりませんが大きな夢を持って実現に向けて努力を惜しまない人々の姿っていいですね。

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    2014年09月23日
  • 天涯の砦

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    うまいこと生き延びた人達のサバイバル話。
    なにしろ短い時間で判断しなければならないことだらけなので仕方ないのだけど、なんか、女子と技術者が短慮でなあ。そんなに考えなしに開けたり閉めたり?という箇所が気になる。
    ネタバレになるが、その解決策はひでえよ。トイレ我慢して損したよ。

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    2014年09月19日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    設定はバリッバリのSFだけど、語り口調はライトで、要点はといえばファンタジー。

    謎の生き物?が次元にひっかかってしまった(か何かそんな感じ)ために、現代の地球と200年後の惑星トロヤがつながってしまい、現代の女性が中心となって死の危機に瀕している200年後の2人の少年たちを救う物語。

    タイムパラドックスを扱うのに、本人たちはまったく移動しない、というのが斬新です。やってることは、要するに200年にわたって見も知らぬ人間の善意に頼り続けること、なんですが、時間という枠内での矛盾を取り除くためのあれやこれや、などは、しっかり本格的なSFだなあと思うし、救出の手段にはひとつひとつ細やかな伏線が貼

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    2014年09月07日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    一気読み!相変わらずの読みやすさ。いよいよ謎の大半が見えてきた。この巻は、良くも悪くもそこのみ。
    しかし、これからの終盤戦がますます楽しみになってきた。

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    2014年08月31日
  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC

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    前巻から想像のうちではあったが、1巻に繋がる話。
    想像以上に過酷ではあったが、復活の地や天涯の砦を経た作者の真骨頂かもしれない。

    まだあと250年ほどあるし、次巻がサブタイトルが「巨大箱舟」なのでもうちょいと展開あるかもしれないが、1巻の体制はほぼそろったのかな、と。

    あとは1巻の続きだな。

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    2014年08月06日
  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち

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    一冊ごとに全然知らない世界が展開し、これはいったい何が起こっているのだ?と思っているうちに、ああ、こうやってつながるのだね、と納得。
    いや、しかし、電車の中では読みづらかったなー。

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    2014年07月19日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)

    ネタバレ 購入済み

    四巻目途中まで、読みました。
    面白いけれど、逼塞感の強い世界ばかりです。酸欠になりそうなので、ギブアップです。

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    2014年07月12日
  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC

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    帯に絶望してなかなか読めずにおりましたがようやく読みました。人類とか文明ってけっこうヤワな感じで請われるものなのだなあなんて思ったり。でも全滅ってことは無いと思うんですけどね。

    とは言え子供たちだけ避難させるってのは現実的にアリなのだろうか?子供だけ生き残ったってねえ… たとえば教育プログラムロボットとか居ればまだしも。ってそういうプログラムも生活環境を整える仕組みもなくガキンコを五万人施設に閉じ込めたって何割生き延びられるやら。そしてここがルーツで一巻にループするのね…となんとなく感慨深かったり。いやあ、長かった。
    この勢いで8巻を読もうっと!

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    2014年07月30日
  • 時砂の王

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     タイムパラドックスに並行世界に宇宙生物に人工知性に「邪馬台国」とてんこ盛りの内容だが、緻密な設定と骨太のストーリーが緊密に結びついていて、アイデア倒れでない一級の「小説」になっている。ただしラストの方の展開が個人的に気に入らなかった(実体としての「くに」「故郷」を否定する一方で、「想像の共同体」としての国家意識にすがるナショナリズムと、敵を殲滅してめでたしめでたしというマッチョイズム)。

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    2018年08月16日