小川一水のレビュー一覧

  • 天冥の標 IX PART1 ヒトであるヒトとないヒトと

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    ずいぶん遠くまで来たものです。これまで様々な事実や因縁が明らかになってきましたが、今回さらなる驚きが。メニー・メニー・シープを取り巻く状況は予想をはるかに超えていました。そういうことだったのかという納得と驚きが心地よいです。
    混迷を極める状況に流されてきた主要な面子がやっと揃い何をするべきかが見えてくるのもよかった。皆それぞれ異なる立場や役割のもと、諦めず決断し行動していく姿に希望を感じる。
    さらなる広がりを物語はいったいどこに向かうのか楽しみでしょうがない。

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    2015年12月27日
  • 天冥の標 IX PART1 ヒトであるヒトとないヒトと

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    人類が到達した太陽系外の惑星の物語と思わせた
    第1巻から、はや6年とすこし。
    そこがどこであるのか、それまでの歴史も
    明かされたのがつい最近のように思えるが、
    まだまだ広がる世界と明らかにならない真実
    そして待ち受ける結末。
    もう少しだと思うけど、どうかこれまで懸命に
    29世紀まで、生きてきた全てのヒトたちが、
    全ての勢力が幸福で、その先、未来がある
    結末となりますように、と願いながらPart 2を待つ。

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    2015年12月21日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2

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    ネタバレ

    絶望の中に一縷の望みが見えてきたか…
    ようやくただただ重苦しかった時代から、それでも少し前向きな内容へと動きつつある
    僅かながら収束への道筋が見えつつあって、安堵というか期待が高まる巻だ

    遥か過去との邂逅ってのは、今まで読み続けてきた分、心惹かれるね
    メインストーリー以外でも、いろいろ繋がりがあった
    アクリラは人を超え、あの超情報生命体のやりとりに繋がるのかよ
    そして地球から来たという2人は一体?

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    2015年10月04日
  • 煙突の上にハイヒール

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    小川氏と言えばSF。

    今回は身近にありそうなSFの短編で、いろいろ興味深かった。
    小型の背負って飛べる飛行機や、ロボットなど、
    本当に近い未来に実現しそうな話でワクワク。
    どんな未来になるのか、考えるだけで楽しい気持ちにさせてくれます。

    そんな気分でいたところに最後の短編は
    重たいテーマで隕石が落ちてきたよう感じなんですが、
    でも、一番最後のウイルス感染の話がリアリティある。
    というか、本当に起きるんでないかい?

    いろんな未来を考えておくって、必要なことなのかもしれない。

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    2015年09月06日
  • 復活の地2

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    ネタバレ

    スミルも魅力的になってきましたねー、
    話が広がっているので3巻で終わるのはもったいない気もします。
    銀河英雄伝説ばりの長編でも読みたい、あ、でも復興が先伸ばしになるのは辛いか…

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    2015年08月20日
  • 砂星からの訪問者

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    少し「導きの星」を思わせる異星人との遭遇を描いたSF。「導きの星」よりもこちらのほうが人類がかなりローテクですが。
    登場する異星生物がまるで猫なのもいいですね。好奇心は猫をも殺すをそのまんまSFにしたような1編です。

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    2015年08月14日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2

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    何もかも変わってしまった世界で健気に生きる10代の女の子のお話として読むと、もう、涙なしでは…。

    それにしても、すごい世界を作ってくれたもんだ。巻末の”年表”と”人物・用語集”を読むだけでも十分楽しめる。

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    2015年07月18日
  • 天冥の標 IV 機械じかけの子息たち

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    このシリーズを勧めてきた友人が「もし4巻を受け付けなくても、その先の巻はもっと面白いから続けて読んで」と言っていたんだけど……なるほどエロかった。けど、シーンごとの話は良く作られてるし、1巻から気になってた人物の生い立ちは説明されるし、実際良くできた巻だと思います。

    ところどころ小話の間の綻び(矛盾)を、数行の説明的な文章で片付けてるところがあって気にはなったけど。逆に言えば不満らしい不満はそれくらい。ほんと、作者はどんな話でも上手く書くな、と感心しました。というかSFというジャンルに縛られてるの、もったいない。

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    2015年05月12日
  • コロロギ岳から木星トロヤへ

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    ネタバレ

    頭が2014年、しっぽが2233年に引っかかってしまった超時間生物(?)という壮大なアイデアによる時間SFだが、その対処がちまちましてかわいらしい。しかし、最後のカイアクの荒業は、そのちまちまとした苦労と努力が意味なかったものにしかねないような… そもそも、あれだけの変化で済むのか、リューセージとワランキが存在しなかったことになりかねない甚大な変化をもたらしかねないような…
    2014年コロロギ岳の女子2人の腐妄想がこの調子で繰り広げられ続けたらきついなーと思ったら、ほどほどですんでほっとした…

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    2015年04月20日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2

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    Part1は視点を変えた第1部の復習でした。人類の再起はここから。

    咀嚼者の襲撃と暗闇に混乱する人々をまとめ上げ、首都奪還を目指すエランカ新政府。この世界の真実の姿を確認するため、地上を目指すカドムら探索隊。宇宙規模の生存競争は熾烈を極め、太陽系の覇者だった人類は200万人に減ってしまった。敵は殲滅するしかないのか、共存共栄は理想にすぎないのか。多種多様な生態系、生命のせめぎ合いこそが世界の繁栄のはずだ。オムニフロラ自身ではなく彼らの破壊的生存戦略が敵なのだ。
    物語はクライマックスへ。

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    2015年04月10日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2

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    長い長い物語もいよいよ佳境。前の巻と間が空くので忘れてしまうものが多く、さらに綿々と張られた伏線と同じく歴代の登場人物たちの相関と立ち位置が巻末に用語集と年表があったとしても、読んでいる方としては、つたない記憶ではシーケンシャルに繋がらないので、細部はおいておいて包括的に楽しむ感が強く、最終的には全巻、一気に読み返さないと全容は理解できなさそう。

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    2015年03月31日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    ネタバレ

    3巻にしてようやくのSF展開。ひと段落してきたところで少し気になりだしたのが人が死にすぎる安易な展開。舞台となる時空が広大なので登場人物が使い捨てになりがち。あと、意外性を追求するあまりに話の作りが荒く、その「実は」って設定は本当に必要なの?みたいなところもボチボチ。あと人称も雑で、それが輪をかけて「実は」展開を安っぽくしちゃってる気がする。
    隔離された集団同士が接触した際のウィルス交換のリスク。大航海時代に実際に起きていた問題だけど、SFの世界では不思議と忘れられていた概念だったかも。この辺をリアルに言及してるのは面白いと思った。
    呼吸(酸素)不要=真空でも大丈夫、って誤解が後を絶たないとい

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    2015年03月30日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2

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    ネタバレ

    カドムたちとメニーメニーシープの新政権が時間軸も前後しながら展開。時折、アクリラにも切り替わる。どれも過渡期で次の展開が気になる。
    カドムたちがアイネイアの実家で情報を得たんで次はシェパード号にたどり着けるかな。

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    2015年03月10日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1

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    ネタバレ

    ついにⅠにつながった。前巻辺りから徐々に明らかになってきてはいたけど、イサリが本人とは思わなかった…
    イサリは結局言わなかった。言えなかったのかなぁ。
    さて、ここからは新展開。どうなるのか楽しみ。

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    2015年03月10日
  • トネイロ会の非殺人事件

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    ①現実に近いSF風味、完全密室での犯人と手法の謎、
    ②死人はいても殺しは無いファンタジー風味謎解き、
    ③殺しがあって、短い間にどんでん返しの応酬な、
    非犯人と順番を巡る嘘つき、裏切者の謎の三作。
    さらっとサクサク読める。
    表題作は、落ち着いて考えればブラックな結末だけど、
    なぜだか、達成感があって、すがすがしい。
    そして『トネイロ』会ねぇ。あの作品だろうとは
    わかっても意味するところが掴めなかったが。。。
    見ていても気づきにくい、書いてみて気づく。
    これもどんでん「返し」のひとつかな。

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    2015年02月20日
  • フリーランチの時代

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    ネタバレ

    ひょっとして隠れたテーマって「生きるということ」ってことなんだろうか?
    感想書く直前にふと思ったことですが。

    『老ヴォールの惑星』の次に買ったのはまた短編集でした。
    なかなか長編を買う踏ん切りがつかなくて(^-^;

    話によって重さに違いがあるので読み進めるスピードは
    変わりましたけどどの話も面白く読めました。
    お気に入りは究極の自分探し「Live me Me」と
    活動的ひきこもりのささやかな一歩「Slowlife in Starship」

    表題作の「フリーランチの時代」は軽さに似合わぬ重いテーマが色々考えさせるから好きなんだけど、もうちょっと長い尺で読みたいかも。
    「千歳の坂も」が一番困

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    2015年02月14日
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2

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    メニー・メニー・シープでの物語が、
    弓を射る直前、
    引き絞りの限界近くまでじわじわと進行してゆく。
    巻末の年表と人物・用語集を毎回熟読してしまう。
    すごい物語だ。
    ark と arc はどちらもアーク。

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    2015年01月29日
  • トネイロ会の非殺人事件

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    ネタバレ

    小川一水の珠玉の3篇。自分的には「くばり神の記」が一番かな。泰風会のやり方がいいのか悪いのか考えさせられる。くばり神が広がると本当にそうなくのかは疑問だけど。

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    2015年03月10日
  • 青い星まで飛んでいけ

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    表題の「青い星まで飛んでいけ」が実に良い。
    そうか、自分はこうしたコンタクトものが大好きなんだと気が付かされた。

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    2015年01月18日
  • トネイロ会の非殺人事件

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    ああ、私はまだまだミステリを甘く見てたな。ある程度のパターンは読んできたんじゃないの?と驕っていたなあ、と、横っ面を張られて嬉しいドMの境地に、今作を読んで達しました、若輩ミステリスキーです(・ω・)ノこんにちはー←

    こんな!
    斜め上の発想が!
    まだまだあるのね〜〜〜o(^▽^)o狂喜!

    三作品中、間の『くばり神』に関しては、SF?ホラー?なオチだったのが少し拍子抜けだったけど(私好みではなかった、ってだけですが汗)、最初と最後の2作が秀作でございました。

    『星風』に関しては、トリックの発想が、なんと言うかもう玄人好み(笑)。あー!そっちー?!って嬉しい雄叫びを上げざるを得ない(笑)。

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    2015年01月13日