三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘

    Posted by ブクログ

    またまた引き込まれる三浦綾子ワールド!
    クズとか世間ズレだとかカテゴライズは簡単だが
    一人ひとりの背景や心情を理解しようとすると
    他人にはわからない世界があるんだと気づく
    凡人の私にはムリかもだけど忘れたくない視点

    0
    2025年01月23日
  • 母

    Posted by ブクログ

    小林多喜二の生涯、人間性を母からの目線で書かれている小説です。
    同時に母の生涯も描かれています。
    お母さんがインタビューを受けているように書かれていて、東北なまりのしゃべり言葉が温かみを感じます。

    まず、お母さんの人柄が良すぎます!
    明るくて、優しくて、働き者。
    このお母さんにかかれば、どんな人もいい人になってしまうのではないかな〜。
    周りを明るく優しく包みこんでくれる存在なんです。

    多喜二もこの親にしてこの子というような、親思い、兄弟思いなんです。
    初任給で音楽好きの弟のためにバイオリンを買ってきたエピソードには泣けました…。(のちに弟はバイオリン奏者に)
    そして、本当に平等を目指しているのに感動しました。
    それが偽善でなく、芯から一貫しているんですよね。
    それがわかるのが、タミちゃんの借金の肩代わりをして、自由な身にしたあとのこと。
    「ここですぐおれのお嫁さんになってくれといえば、おれの金で救い出されたタミちゃんは断るにも断れん」と言って、手を出さないんです。

    共産主義というと、理想は高いけれどなかなか行動が伴わないことが多いように感じていました。
    しかし、多喜二は本当に理想を実践していたんだと思いました。
    そのまっすぐさが死に追いやってしまったんでしょうね。

    多喜二が警察に捕まり死んだ後の話は、子どもがいる人は号泣してしまうかもしれません(注意!)
    子どもを拷問で亡くした親の気持ちは私には到底理解できないでしょう。
    寄り添うことも難しいかもしれません。
    そのときに寄り添ってくれるのが宗教なのかもしれないなと思いました。
    お母さんもキリスト教に救われたんだろうな~。

    0
    2025年01月20日
  • 三浦綾子 電子全集 母

    Posted by ブクログ

    小林多喜二の生涯、人間性を母からの目線で書かれている小説です。
    同時に母の生涯も描かれています。
    お母さんがインタビューを受けているように書かれていて、東北なまりのしゃべり言葉が温かみを感じます。

    まず、お母さんの人柄が良すぎます!
    明るくて、優しくて、働き者。
    このお母さんにかかれば、どんな人もいい人になってしまうのではないかな〜。
    周りを明るく優しく包みこんでくれる存在なんです。

    多喜二もこの親にしてこの子というような、親思い、兄弟思いなんです。
    初任給で音楽好きの弟のためにバイオリンを買ってきたエピソードには泣けました…。(のちに弟はバイオリン奏者に)
    そして、本当に平等を目指しているのに感動しました。
    それが偽善でなく、芯から一貫しているんですよね。
    それがわかるのが、タミちゃんの借金の肩代わりをして、自由な身にしたあとのこと。
    「ここですぐおれのお嫁さんになってくれといえば、おれの金で救い出されたタミちゃんは断るにも断れん」と言って、手を出さないんです。

    共産主義というと、理想は高いけれどなかなか行動が伴わないことが多いように感じていました。
    しかし、多喜二は本当に理想を実践していたんだと思いました。
    そのまっすぐさが死に追いやってしまったんでしょうね。

    多喜二が警察に捕まり死んだ後の話は、子どもがいる人は号泣してしまうかもしれません(注意!)
    子どもを拷問で亡くした親の気持ちは私には到底理解できないでしょう。
    寄り添うことも難しいかもしれません。
    そのときに寄り添ってくれるのが宗教なのかもしれないなと思いました。
    お母さんもキリスト教に救われたんだろうな~。

    0
    2025年01月20日
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘

    Posted by ブクログ

    愛することは、赦し続けること、相手を生かすこと
    人間は完璧な存在ではない、私も過ちを犯しながら生きている
    自分が正しいと思うことは傲慢である

    自分に余裕がないと、どうしても視野狭窄に陥ってしまう
    相手を理解するよう努めること、相手に興味を持ち続けられるようになりたい

    0
    2025年01月01日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(下)

    Posted by ブクログ

    人間は生きる上で必ず罪をおかす。人間の原罪。これにより他人から苦しめられる人生。つらくても生きなければならない意味とは?
    答えは神のみぞ知るところで人間には計り知れないものなのでしょう。

    0
    2024年12月14日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(上)

    Posted by ブクログ

    理不尽な苦しみはいつの時代もありますね。昔ほど自由がきかず多くの人が辛かったことと想像されます。今はまだ恵まれていますねぇ。いつ死ぬかわからないから、身勝手に生きるのか、それともだからこそ正直でありたいのか、さすが三浦綾子さん。

    0
    2024年11月27日
  • 続 氷点(上)

    Posted by ブクログ

    三浦綾子の代表作【氷点】の続編。
    無性に昭和小説が読みたくなるときがある。

    普段理知的な人ですら整合性の取れない行いを選びとってしまう「感情の生き物」としての人間の醜さ。だからこその愛おしさ。
    ストーリーはドロドロ展開の連続だけど、上下巻に通じる大テーマ「赦し」のベールが全体の印象をやさしくさせる。

    「あくせくして集めた金や財産は、誰の心にも残らない。しかしかくれた施し、真実な忠告、あたたかい励ましの言葉などは、いつまでも残るのだね。」

    0
    2024年11月22日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

    Posted by ブクログ

    三浦綾子の代表作【氷点】の続編。
    無性に昭和小説が読みたくなるときがある。

    普段理知的な人ですら整合性の取れない行いを選びとってしまう「感情の生き物」としての人間の醜さ。だからこその愛おしさ。
    ストーリーはドロドロ展開の連続だけど、上下巻に通じる大テーマ「赦し」のベールが全体の印象をやさしくさせる。

    「あくせくして集めた金や財産は、誰の心にも残らない。しかしかくれた施し、真実な忠告、あたたかい励ましの言葉などは、いつまでも残るのだね。」

    0
    2024年11月22日
  • 三浦綾子 電子全集 光あるうちに ―道ありき 第三部 信仰入門編

    Posted by ブクログ

    面白かった 面白かった。著者がクリスチャンであることや、神の存在、神を信じることの素晴らしさ、聖書の奥深さなどが書かれていて、目に見えるものしか信じないのは人間の限界に閉ざされているだけ的なことで、実際には人間がはかりし得ないものが存在している、と。ここはまさにそうだと思う。
    この本は昭和57年に発刊されており、今でこそ、見えないものの存在を認知しつつある学問が出来つつあるが、この昭和のイケイケな時代において、宗教、キリスト教を広げるのは難しかったんじゃないかな、と思う。
    個人的な疑問で、キリスト教とスピリチュアルの棲み分け的な考え方は何だろうな、と思った。

    0
    2026年03月14日
  • 三浦綾子 電子全集 続 泥流地帯

    Posted by ブクログ

    最後にキリスト教的な話も出てくるけれど、全体として人は正直に生きるべしって気がしました。そのほうが自分として気持ちが良いから。

    良いことをすれば良いことが起こり、悪いことをすれば悪いことが起こるというのは人間の希望であって、現実は悪いヤツが良い思いをしっ放しだったりもする。それを怒っている時間がもったいない。

    主人公たち一家が精一杯生きていく姿に清々しく生きるということを思い出させてもらいました。そして人は1人で生きているのではないという事も感じました。

    いずれ富良野や美瑛に行くときは、ここに広がる景色は十勝岳大噴火の泥流を乗り越えての美しさなのだと思いながら眺めたいと思います。

    0
    2024年11月13日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

    Posted by ブクログ

    人間と罪とを考える 話の盛り上がりは続に入って落ち着いてきたものの、最後となるこの巻も面白かった。また新たな局面になり、今後の展開が見えてきそうな感じで終わったが、人間と罪、を本当に面白く描いている。特に戦争を経験している時代を描くとより罪、について深く考えざるを得ない状況になるし、混沌として人間模様がこの時代はリアルにあったと思う。

    0
    2026年03月14日
  • 続 氷点(下)

    Posted by ブクログ

    人間と罪とを考える 話の盛り上がりは続に入って落ち着いてきたものの、最後となるこの巻も面白かった。また新たな局面になり、今後の展開が見えてきそうな感じで終わったが、人間と罪、を本当に面白く描いている。特に戦争を経験している時代を描くとより罪、について深く考えざるを得ない状況になるし、混沌として人間模様がこの時代はリアルにあったと思う。

    0
    2026年03月14日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

    Posted by ブクログ

    物語の山は越えた感はあるものの、その後の展開が。 続は、本編に比べたら刺さるポイントは減るものの、思わず読んでしまう面白さはある。若干、啓造のことが多く書かれているかな、という印象。

    0
    2026年03月14日
  • 続 氷点(上)

    Posted by ブクログ

    物語の山は越えた感はあるものの、その後の展開が。 続は、本編に比べたら刺さるポイントは減るものの、思わず読んでしまう面白さはある。若干、啓造のことが多く書かれているかな、という印象。

    0
    2026年03月14日
  • 続 氷点(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作「氷点」よりも興味深く読めた。前作はフィクションを読んでいるという感が大きく、テーマの「原罪」を意識することが難しかった気がするが、今作は「罪のゆるし」について漠然とだが考えながら読むことができた。
    登場人物それぞれの視点で描かれており、とある事象が夏枝としては考えがあってのことでも啓造視点では全く別のように捉えられている。どの登場人物も身勝手に都合の良いように考えていて、人間はそういう生き物なんだろうなと感じた。
    最終盤で陽子が「人間同士のゆるしには、恐らく完全を求めることはできないであろう」と考えているが、だから神という存在が生まれたのだと思う。神がゆるすとすれば人間の手の出しようがないところで落とし所がつく。
    読んだ時の状況や年齢で感じ方が変わる気がするので、また何年後かに読んでみたい。

    1960年代の生活や時代背景が垣間見えたのと、北海道のいろんな描写が書かれていて楽しかった。本編ではないが解説の「文学とは何か?それは人間を解明するものである、ということができよう」という言葉が心に残った。

    陽子:本当によく頑張っている。高潔すぎて生きていくのは大変だと思うが幸せになってほしい。
    夏枝:基本的に自分中心の考え方で(他の人のためと言っている部分も自分に都合の良いように考えている)全く共感できないが、女性の本質はこんな感じなんだろなと思った。陽子と正反対で世渡り上手というか、何があっても最後まで生き残るタイプだと思う。
    啓造:流石に流されすぎでは。もう少し自分の考えを持った方が良いと思う。
    村井:理解不能。普通に気持ち悪かった。
    北原:辻口家の事情に直接関係ないのに足を失うことになり一番可哀想。陽子は北原と結婚する決意を固めて物語は終わるが、北原は断りそう。
    達哉:最初はちょっとかわいいくらいに思っていたが流石に暴走しすぎ。恵子に同情さえする。
    弥吉:出番はほぼないが赦しを一番体現していた人物。戦争に行った人にしかわからない気持ちがあるのだと思う。

    0
    2024年10月12日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作「氷点」よりも興味深く読めた。前作はフィクションを読んでいるという感が大きく、テーマの「原罪」を意識することが難しかった気がするが、今作は「罪のゆるし」について漠然とだが考えながら読むことができた。
    登場人物それぞれの視点で描かれており、とある事象が夏枝としては考えがあってのことでも啓造視点では全く別のように捉えられている。どの登場人物も身勝手に都合の良いように考えていて、人間はそういう生き物なんだろうなと感じた。
    最終盤で陽子が「人間同士のゆるしには、恐らく完全を求めることはできないであろう」と考えているが、だから神という存在が生まれたのだと思う。神がゆるすとすれば人間の手の出しようがないところで落とし所がつく。
    読んだ時の状況や年齢で感じ方が変わる気がするので、また何年後かに読んでみたい。

    1960年代の生活や時代背景が垣間見えたのと、北海道のいろんな描写が書かれていて楽しかった。本編ではないが解説の「文学とは何か?それは人間を解明するものである、ということができよう」という言葉が心に残った。

    陽子:本当によく頑張っている。高潔すぎて生きていくのは大変だと思うが幸せになってほしい。
    夏枝:基本的に自分中心の考え方で(他の人のためと言っている部分も自分に都合の良いように考えている)全く共感できないが、女性の本質はこんな感じなんだろなと思った。陽子と正反対で世渡り上手というか、何があっても最後まで生き残るタイプだと思う。
    啓造:流石に流されすぎでは。もう少し自分の考えを持った方が良いと思う。
    村井:理解不能。普通に気持ち悪かった。
    北原:辻口家の事情に直接関係ないのに足を失うことになり一番可哀想。陽子は北原と結婚する決意を固めて物語は終わるが、北原は断りそう。
    達哉:最初はちょっとかわいいくらいに思っていたが流石に暴走しすぎ。恵子に同情さえする。
    弥吉:出番はほぼないが赦しを一番体現していた人物。戦争に行った人にしかわからない気持ちがあるのだと思う。

    0
    2024年10月12日
  • 続 氷点(下)

    Posted by ブクログ

    陽子の弟、三井達哉の独走的な振舞いに腹立たしかった。北原が止めてるのに、何で達哉と話しする為に車に乗ったの〜!と陽子にも腹が立った。
    順子が佐石の娘ということに、ひっくり返るくらい驚いた。
    続編は往々にしてトーンダウンして面白味が無くなると思っていたが、最後まで惹きつけられる昨日でした。

    0
    2024年09月15日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

    Posted by ブクログ

    陽子の弟、三井達哉の独走的な振舞いに腹立たしかった。北原が止めてるのに、何で達哉と話しする為に車に乗ったの〜!と陽子にも腹が立った。
    順子が佐石の娘ということに、ひっくり返るくらい驚いた。
    続編は往々にしてトーンダウンして面白味が無くなると思っていたが、最後まで惹きつけられる昨日でした。

    0
    2024年09月15日
  • 母

    Posted by ブクログ

    純粋に「なぜ多喜ニは殺されなければならなかったのか?」その一言に尽きる。
    母親とは言え第三年者目線視点から小林多喜ニの人生が描かれている。
    読み手側は本書を通じて、小林多喜ニの人生とその時代を客観的に捉えることができる。

    0
    2024年08月04日
  • 三浦綾子 電子全集 母

    Posted by ブクログ

    純粋に「なぜ多喜ニは殺されなければならなかったのか?」その一言に尽きる。
    母親とは言え第三年者目線視点から小林多喜ニの人生が描かれている。
    読み手側は本書を通じて、小林多喜ニの人生とその時代を客観的に捉えることができる。

    0
    2024年08月04日