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女性が人間らしく生きるとは?ガラシャ夫人を通して語りかける著者初の歴史小説。
明智光秀の娘・玉子は、織田信長の命により、16歳で細川忠興に嫁いだ。戦乱の世の常の政略結婚で、多くの女性がそれを運命として疑うことをしなかった中、玉子は、女たちが道具のように扱われることに、耐えられぬ思いを抱いていた。人間としての自我にめざめていた玉子(後のガラシャ夫人)を通して、女性が人間らしく生きることの意味を問う著者初の歴史小説。
「三浦綾子電子全集」付録として、『信徒の友』に掲載された著者談話「細川ガラシャ夫人を書き終えて」、西教寺住職の説明を受ける著者写真を収録!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2023年12月24日
実家の本棚にあってずっと気になっていた本。母が亡くなって遺書物を片っ端から読んでいこうと手にした本だが、なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔するくらい面白かった。
地元亀岡市では大河ドラマ『麒麟が来る』というのがあったが全く興味もなく、明智光秀ってなんとなく織田信長の裏切り者っていう先入観でい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月11日
読んだのは相当昔ですが、主人公の最期に泣いたし、以降私の中の明智光秀はこの本の細川ガラシャの父のイメージ。
2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」ではコロナ禍において収録が中断になるなどの状況下で心配いたしましたが、玉子(ガラシャ夫人)も無事登場しましたね。ドラマは本能寺の変で終わりですから、玉子の悲...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月06日
中学生のとき指定図書でしたが、歴史が苦手すぎて何も理解できず挫折しました。大人になってドラマ「真田丸」や「麒麟が来る」を見てようやく理解しました。
そのうえで読むと情景が浮かんでくるようで読みやすかったです。上巻はまだ本能寺の変までは行っていないので人となりと夫婦生活について描かれています。登場人物...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月23日
今村翔吾作『じんかん』を読み、松永弾正や細川家に興味を持ち、フォロワーさんの方々が、この作品をレビューされていたのを思い出して読みました。
上巻は、玉子(ガラシャ夫人)の少女時代、及び主に玉子の父の明智光秀の人柄がよくわかりました。
明智光秀というと三日天下という悪いイメージしかなかったのですが...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月17日
謀反者として無念の死を遂げた明智光秀の娘、玉子の生涯。
女性としての生き方に強い疑問を持ちながらも、戦乱の時代を強く生きた。
政略のためならば、実の娘さえも人質にするのが当たり前な時代に、自分らしい生き方を見つけていく姿勢にどんどん惹きつけられる。
信仰との出逢いに迷うところがとても共感...続きを読む
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