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女性が人間らしく生きるとは?ガラシャ夫人を通して語りかける著者初の歴史小説。
明智光秀の娘・玉子は、織田信長の命により、16歳で細川忠興に嫁いだ。戦乱の世の常の政略結婚で、多くの女性がそれを運命として疑うことをしなかった中、玉子は、女たちが道具のように扱われることに、耐えられぬ思いを抱いていた。人間としての自我にめざめていた玉子(後のガラシャ夫人)を通して、女性が人間らしく生きることの意味を問う著者初の歴史小説。
「三浦綾子電子全集」付録として、『信徒の友』に掲載された著者談話「細川ガラシャ夫人を書き終えて」、西教寺住職の説明を受ける著者写真を収録!
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Posted by ブクログ
実家の本棚にあってずっと気になっていた本。母が亡くなって遺書物を片っ端から読んでいこうと手にした本だが、なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔するくらい面白かった。
地元亀岡市では大河ドラマ『麒麟が来る』というのがあったが全く興味もなく、明智光秀ってなんとなく織田信長の裏切り者っていう先入観でいい印象を持っていなかった(無知)んだけど、上巻ではガラシャよりも光秀がメインの流れになっており、いかにして光秀が信長を討ち取ったのかがよくわかる。そして、その人となりが娘玉子へと受け継がれるというのがよかった。まぁ、細川ガラシャもオンラインゲーム『戦国IXA』の攻略ブックのおまけのカードで知った程度で何者かも知らなかった。だから読みたかったんだけどね。
また小説とは別で明智光秀についてもっと知りたいと思うようになった。前に読んだ『極楽征夷大将軍』でも足利高尊氏が亀岡市の八幡宮で陣形を組んだ話とか地元亀岡市、結構いけてると思うんだよね。市役所さん、宣伝下手すぎくね?
Posted by ブクログ
今村翔吾作『じんかん』を読み、松永弾正や細川家に興味を持ち、フォロワーさんの方々が、この作品をレビューされていたのを思い出して読みました。
上巻は、玉子(ガラシャ夫人)の少女時代、及び主に玉子の父の明智光秀の人柄がよくわかりました。
明智光秀というと三日天下という悪いイメージしかなかったのですが、人徳者だったということを初めて知りました。
少女時代の玉子は非常に利発で美しい子でした。
戦国の世に生まれた玉子は、
「女はみなこのようにして、好きも嫌いもわからぬ人に嫁ぐのかと思うと、それが口惜しゅうございます」
と言って、細川忠興に16歳で嫁いでいきます。
そして、光秀は平生、茶道、短歌、俳句、花を好み、利休は明智光秀であったという言い伝えまであったそうです。
この作品を読む限りでは、信長の残忍さは常軌を逸しており、光秀の怒りはごく順当であったと思いました。
信長より、光秀の方が人格的にも優れているように思いました。
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