三浦綾子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ資格試験の勉強に集中したかったのもあり、しばらくぶりに読書を。
氷点から続氷点単行本4冊、とても面白かったです。北海道の景色が目の前に広がるような、そんな清々しさと、人間のどうしようもない罪のコントラストが心に刺さる。ラストスパートは読む手が止まらず・・・深い感動に包まれました。しかし、三井(夫)の独白は辛かった。どこかに『戦争が発端となり、不義の子が生まれたのではないか。罪の根源は戦争にあるのではないか』というような文章があったと思うけど、本当にそうだと思う・・・。ただ、人間にはどうしようもない罪に向き合うチャンスが神様から与えられて、その時に自分を省みることができるのか、自分を謙り、他者の心を推しはかることができるのか。そこが分かれ目になるのではないかと、思った。好きと愛することの違いも頷ける。終始、読み手である自分自身にも突き刺さってくる言葉がたくさんあった。
ひとつ、敬造さん、あなた最終的に改心したような雰囲気になってるけど、序盤で出てきた10代の頃に犯した罪、あれとちゃんと向き合って欲しい。あれ以来語られず、無かったことのようになっていることがどうしても不快だった。
しばらく余韻を味わいます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ資格試験の勉強に集中したかったのもあり、しばらくぶりに読書を。
氷点から続氷点単行本4冊、とても面白かったです。北海道の景色が目の前に広がるような、そんな清々しさと、人間のどうしようもない罪のコントラストが心に刺さる。ラストスパートは読む手が止まらず・・・深い感動に包まれました。しかし、三井(夫)の独白は辛かった。どこかに『戦争が発端となり、不義の子が生まれたのではないか。罪の根源は戦争にあるのではないか』というような文章があったと思うけど、本当にそうだと思う・・・。ただ、人間にはどうしようもない罪に向き合うチャンスが神様から与えられて、その時に自分を省みることができるのか、自分を謙り、他者の心を推しはかることができるのか。そこが分かれ目になるのではないかと、思った。好きと愛することの違いも頷ける。終始、読み手である自分自身にも突き刺さってくる言葉がたくさんあった。
ひとつ、敬造さん、あなた最終的に改心したような雰囲気になってるけど、序盤で出てきた10代の頃に犯した罪、あれとちゃんと向き合って欲しい。あれ以来語られず、無かったことのようになっていることがどうしても不快だった。
しばらく余韻を味わいます。 -
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三浦綾子さん自身が青春時代に読んで、
感性、思索、想像力、そして心の奥深さの
根源となった読書案内。
エッセイのように当時の彼女の様子も
描かれつつどういった本なのかを紹介している。
少年の成長、様々な生き様、複雑な恋愛模様、
詩バトル、戦争、キリスト教など
昔の言葉で書かれているものも多く、
正確には読み取れないかもしれないが
かなり興味が湧いた。
以下、紹介されていた本たち
・ヘッセ 「デミアン」
・芥川龍之介「奉教人の死」
・「現代詩歌集」より抜粋
・ヒルティ「眠られぬ夜のために」
・ジョルジュ・サンド「愛の妖精」
・中河与一「天の夕顔」
・清少納言「枕草子」
・吉田兼好「徒然草」
・林芙美子「放浪記」
・太宰治「人間失格」
・カミュ「異邦人」
・きけわだつみのこえ
・夏目漱石「三四郎」
・アンドレ・ジイド「田園交響曲」
・斎藤茂吉「歌集 赤光(しゃっこう)」
・宮本顕治・百合子「書簡集 十二年の手紙」
・聖書 -
Posted by ブクログ
愛するとは、ゆるすこと。一度や二度でなく、ゆるし続けること。相手を生かすということ。
序盤の、耕介の言葉を聞いて、なるほどと理解したつもりだったけど、最後まで読んだら、自分の考えている『ゆるす』ことがとても浅く狭いものだと痛切に突きつけられた気がした。
自分だったら、許せるだろうか。
相手を許せないという強く根深い感情を抱いた時、
それを手放せるだろうか。
キリスト教が多く引用される本書だが、
単に宗教のストーリーでは決してない。
人と生きるということ。
許すということの本当の意味を考えさせられる。
また歳を重ねてから読みたい。
その時の自分はどう思うか。