三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 光あるうちに ―道ありき 第三部 信仰入門編

    Posted by ブクログ

    人間、すなわち自分自身のくだらなさ、どうしようもなさをあげつらって、虚しくなることで終わらないのがいいと思う。闇と光が混交した現実世界。

    0
    2023年11月05日
  • 三浦綾子 電子全集 忘れてならぬもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     殺人犯の娘陽子を通して原罪というテーマを扱った「氷点」、長野政雄氏の生涯を描いた「塩狩峠」、明智光秀の娘「細川ガラシャ夫人」、天塩と北見に股がる膨大な原野「天北原野」。肺結核、脊椎カリエス、13年間の大病を患った三浦綾子さん(1922~1999)「忘れてならぬもの」、2002.2発行。①対話とは、単に言葉が通ずることではなく、心情が通ずることが第一 ②自分をほめる人は、ひとには決して、ほめられない。自分をせめる人を、ひとは責め立てない。

    0
    2023年10月28日
  • 続 氷点(下)

    Posted by ブクログ

    陽子のその後の話
    小説の名を借りたキリスト教入門書ともとれる
    等身大の陽子の疑問や葛藤は私たちの普遍的な問題とも共通しているから、読んでいて飽きない
    ただ終わり方については納得いかない部分はある
    それはたぶん私の宗教観も関わってると思う
    色んな人の感想が聞いてみたくなる作品

    0
    2023年10月09日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

    Posted by ブクログ

    陽子のその後の話
    小説の名を借りたキリスト教入門書ともとれる
    等身大の陽子の疑問や葛藤は私たちの普遍的な問題とも共通しているから、読んでいて飽きない
    ただ終わり方については納得いかない部分はある
    それはたぶん私の宗教観も関わってると思う
    色んな人の感想が聞いてみたくなる作品

    0
    2023年10月09日
  • 三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編

    Posted by ブクログ

    文章が侍(?)のように、きりりっとしていて、真面目。色々と、悩んだり、困難にぶつかったり、悲しみにくれたりもするけど、どこかカラッとしていて、明るい。
     前川正をはじめ、稀有な人格者がたくさんでてくるが、同じ人間なのか、怪しくなると同時に、素直に頭が下がる。

    0
    2023年10月07日
  • 三浦綾子 電子全集 水なき雲

    Posted by ブクログ

    家族間で対話が不足しているがゆえの悲劇だと思った。
    半年後に結婚するので、相手に対する思いやりを忘れずにいきたいです。
    本の内容とは関係ないが、普段使わないデバイスで読んだので疲れた。
    この人の作品は本で読みたいかな。

    0
    2023年10月04日
  • 母

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    朗読会の作品として取り上げられていたため、読んでみたかった。
    三浦綾子作品はほぼ読んだつもりだったが、知らなかった。
    蟹工船の作者である小林多喜二の母セキの物語。
    セキが自分語りをする中で浮かび上がる、貧しさと明るさ、清らかさ。
    7人産み3人が亡くなる。そのうちの一人が次男である多喜二。多喜二が身請けしたタミちゃんのこと。

    日本一の小説家でなくていいから、朝晩のごはん、冗談を言い蓄音機を聞きぐっすり眠る、そんな夢も叶わなかった

    もちろん時代も違うけど幸せの基本はここにあると痛感する。多喜二が警察で拷問を受け亡くなったとき、
    私は多喜二だけの母親ではない、と生き続けたこと。
    産んだ子を失う

    0
    2023年09月20日
  • 三浦綾子 電子全集 母

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    朗読会の作品として取り上げられていたため、読んでみたかった。
    三浦綾子作品はほぼ読んだつもりだったが、知らなかった。
    蟹工船の作者である小林多喜二の母セキの物語。
    セキが自分語りをする中で浮かび上がる、貧しさと明るさ、清らかさ。
    7人産み3人が亡くなる。そのうちの一人が次男である多喜二。多喜二が身請けしたタミちゃんのこと。

    日本一の小説家でなくていいから、朝晩のごはん、冗談を言い蓄音機を聞きぐっすり眠る、そんな夢も叶わなかった

    もちろん時代も違うけど幸せの基本はここにあると痛感する。多喜二が警察で拷問を受け亡くなったとき、
    私は多喜二だけの母親ではない、と生き続けたこと。
    産んだ子を失う

    0
    2023年09月20日
  • 三浦綾子 電子全集 忘れえぬ言葉―私の赤い手帖から

    Posted by ブクログ

    三浦綾子さんにハマってしまいました
    旭川に記念館があるのも知らず、今までとても無知な私でした
    去年で生誕100周年とのこと!機会があれば行きたいです!

    三浦さんの本を読んでいると、人としての根本の部分に着目させられます
    奉仕の心、謙虚であること、それを実践している人たちの言動

    簡単にできることではないですが、出てくる人たちで偉ぶっている人は一人もいません

    謙虚で居続ける大切さを学びました

    0
    2023年09月03日
  • 三浦綾子 電子全集 この土の器をも ―道ありき 第二部 結婚編

    Posted by ブクログ

    30代後半で初めて結婚して小さい家に住むことになった2人の幸福感あふれる日々が、読者にも平安な気持ちをもたらしてくれる。幸福感とは、甘い新婚生活ではない、2人とも病弱でしかも、経済的に貧しい中での、日々の神への祈りと感謝に満ちた生活である。いろいろな幸福とは言えない人生へ歩んでしまっている知人との再会が、著者にとっても心の痛みになっているが、「結婚」に対する誤った姿勢がそのことを招いていることを著者ははっきりと感じている。後段は雑貨店を始めるに至った経緯、そしていよいよ朝日新聞懸賞小説への応募と1964年7月10日の1位入選発表への劇的なクライマックスへ。そこでの夫・光世氏の冷静な感謝の姿勢と

    0
    2023年08月19日
  • 銃口 下

    Posted by ブクログ

    治安維持法による数ヶ月の拘束。釈放後の保護監察による監視、赤紙による召集により満州関東軍へ、軍隊内の暴力、敗戦と帰国など、暗い展開のなか、主人公の周りには、人の心を持った善人が多くいる。
    ストーリー展開されるので、大戦の年譜が頭に入りやすい。
    1941.12真珠湾
    1942夏くらいから、敗戦続き
    1945.8原発2発で、敗戦。
    配色濃厚の状態から、よく3年も戦争を継続したと思った。。

    0
    2023年08月11日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

    Posted by ブクログ

    ちょっと長い気もするけど氷点のエピローグのような、原罪というよりも赦しがテーマの話し。

    芸術性としては氷点のみでも良かった気もするが、
    「続」によって赦しと救いのある話しになっているので、三浦綾子さんの優しさを感じる。

    0
    2023年07月04日
  • 続 氷点(上)

    Posted by ブクログ

    ちょっと長い気もするけど氷点のエピローグのような、原罪というよりも赦しがテーマの話し。

    芸術性としては氷点のみでも良かった気もするが、
    「続」によって赦しと救いのある話しになっているので、三浦綾子さんの優しさを感じる。

    0
    2023年07月04日
  • 三浦綾子 電子全集 岩に立つ

    Posted by ブクログ

    塩狩峠記念館の受付の方にすすめられて読みました。同じ著者の作品で「母」という作品もあるのですが、この「岩に立つ」と同様に、主人公本人に語らせるような表現がとても読みやすく、作品に入り込めるような印象でした。

    0
    2023年07月01日
  • 三浦綾子 電子全集 泥流地帯

    Posted by ブクログ

    ヨブ記を題材とした、正しく生きるとは、善く生きるとは何か(=信じるとは何か)を苦難を通して表現した作品。

    ヒューマンドラマの形式で、
    信仰心(正しく生きる)とは何かを、寓意的に読者にわかりやすく説明していく。

    「善因善果・悪因悪果の否定」という構造で非常に分かりやすく信仰心を理解できる一方で、物語全体が善行善果になってしまっているのも否めない。

    本家の「ヨブ記」自体も同じ構造になっているので、本当の意味での信仰の深さや神秘性を、言葉や物語を通して表現する事に限界があるのかなと感じました。

    一般大衆向けに書かれていると思うのでしょうがないですが、ニーチェが言うところのルサンチマンに陥って

    0
    2023年11月07日
  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (上)

    Posted by ブクログ

    戦中〜戦後の時代背景で正誤の倫理観の揺らぎや、
    正しく生きるとは、というテーマも分かりやすく深く描かれています。

    ただ上巻から下巻の中盤くらいまではグイグイ読ませる勢いがありましたが、ラストに近づくにつれて、ストーリーの綿密さ弱くなり、ご都合主義的な印象を感じました。

    もしかしたら、もうその時はだいぶ体調を崩されていたのかな。

    とはいえ代表作というのも理解出来る、重要な作品だと思います。

    0
    2023年06月28日
  • 三浦綾子 電子全集 続 泥流地帯

    Posted by ブクログ

    どんな理不尽が襲い掛かってきても、真面目に生きることで道は開けることを証明して見せた続編。
    拓一・耕作兄弟は、祖父母、姉、妹、田畑を失った。それでも折れず、先祖が汗水流して開拓した土地をまた作物が育つような田畑にしたいという一心で、真っ直ぐ生きる彼らに勇気をもらった。
    前作とは違い、拓一・耕作兄弟にとって唯一の近くにいる身内といってもよい修平叔父が出てくるたびに息が詰まる思いだった。
    「因果応報は人間の理想だよな」耕作の放ったこの言葉がこの作品の最大のテーマと言ってもいいと思う。

    0
    2023年05月11日
  • 三浦綾子 電子全集 私にとって書くということ

    Posted by ブクログ

    自らが書かれた作品に対しての思いとか、考え方なんかが書かれていて、楽しく読めました。ただ、短編集「病める時も」に収録されている『奈落の声』が「割合おほめの言葉を頂いた作品」と書かれていたのに驚いた。考えさせられはしたけど。

    0
    2023年05月06日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(下)

    Posted by ブクログ

     本巻では、本能寺の変直前から細川ガラシャが没する関ケ原の戦い直前までを描く。
     細川ガラシャという人物はキリスト教の教えに従い天寿を全うした印象が強いが、キリスト教の洗礼を受けたのは死の約10年前と割と短め。それでも洗礼を受ける前からキリスト教思想の影響を受けていたことが伺える。
     周りの人への慈愛と信仰に則った凛とした姿勢に思わず感嘆してしまう。

    0
    2023年05月06日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(上)

    Posted by ブクログ

     キリスト教信仰に生きた細川ガラシャの生涯を描く著者初の歴史小説。
     日本史上最大の謀反とも言われる本能寺の変で、主君織田信長を倒した明智光秀。その子として生まれたが故に、悲劇的な生涯を送ることになった玉子(後のガラシャ)。
     この上巻では、玉子の誕生から本能寺の変直前までの流れが描かれている。まだ玉子はキリスト教に帰依しておらず、信仰に纏わる話はほとんど出てこない。政争の道具として扱われた当時の女性の様子と、信長の性格とそれを取り巻く人間模様が中心に描かれている。
     大河ドラマを読んでいるようで、とても興味深く、面白い。歴史ものなので登場人物は多いが、文章の内容が分かりやすいので、人物関係に

    0
    2023年05月05日