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心晴れぬまま大学生となった陽子は、ある日キャンパスで実母・恵子の次男・達哉と出会う。達哉は異父姉と知らぬまま、以後、陽子に直情的に近づいてくる。それをきっかけに、陽子を中心とした複雑な人間関係が白日のもとにさらされ、それぞれの罪と秘密が明らかになっていく。そして陽子が恵子と顔を合わせる日がやってくる――。人間の愛と罪と赦しをテーマに繰り広げられた壮大なストーリー、いよいよ感動の結末。
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Posted by ブクログ
人のこころを最後まで描き切る、描写でストーリーを語るだけでない、深く、時にはこころを傷つけそうな文学。これが本当の文学かもしれないが。 啓造、陽子の内省が、浅はかであるときもあり心理に近い時もあり。しかし本当の善悪はどこでつけられるか。杓子定規らに見ると明らかな悪も、弥吉の戦時中の罪により咎められな...続きを読むいものにもなる。 もしかしたら原罪というゆるしは、人間がどこかで持っている罪深さをお互いに許し合う、ということなのかもしれない。
氷点4冊一気に読み終わった! 続編もたるむことなく面白かった。 登場人物全員の気持ちに共感出来るところもあって 「原罪」について深く考えさせられた。
啓造が気持ち悪すぎる。夏枝は普通の女ですよ。続でも夏枝が不憫で、この夏枝の寂しさを啓造は想像することもできず聖書を読んでさらに今は改心した、今の自分は正しいと思い込もうとしているように感じる。 いかに自分の娘ではないとしても赤ん坊の頃から育てた陽子に性を感じるような男が、他者から人格者だと尊敬される...続きを読むような描写には辟易します。 しかし氷点の面白さは損なわれない! というか、当時はこんなキモい男を読者は受け入れられたんですか?信じられない! 最後の選択肢、 陽子が幸せだったといえる 人生になることを願います!
この物語における「事件」は前作冒頭に起きた事件のみ。犯人も捕まっていて解決済みのひとつの事件が影響を与えていくという、不思議なミステリーだった。登場人物1人ひとりの細かい心理描写があり、「ゆるし」ということについて考えさせられる。 私のまわりにも軽薄で思考が浅いと感じる人はいてがっかりしたりイライラ...続きを読むしたりはする。しかし、そのような人は決して思いやりがないとか優しくないわけでもなく、思考の軸がこちらとは違うだけで、優しい気持ちも思いやりも持っていて、ある意味では、深く読みし過ぎてしまう私たちよりも素直で、気持ちも強い部分があるのだと思う。そしてそれが深読みし、共感し過ぎて疲弊する人間にとっては救いであり、必要な存在であると思った。根本的な考え方の違いということを受け入れる=ゆるすことで生きやすくなるのかもしれないと感じた。
一気に読みました。氷点がかなり面白かったので、続編こわいな〜と思って二の足を踏んでいましたが、読み始めたらすぐ読んでしまった。おもしろかった。読んでてしんどかったりもどかしかったりする話だけど離さない引力のある話だな〜と氷点同様思った。 上巻、夏枝へのヘイト溜めすぎじゃない!?!?というほど執拗に書...続きを読むかれているような気がした。わたしは氷点のときから、夏枝という女がなんだかんだ嫌いではないというか、彼女はどうしようもなく箱入りのお嬢さんのままで、水と土が良ければ完璧な美しい花で、本当に素敵な女性で本当に素敵な母だったのだと思う。だからどちらかというと啓造のほうに苛立つというか、自分は正しいことしかしていないという風なところがかなり鼻についたような感じ。 そういうと辰子も村井もむかっとくるんだけど。 陽子の産みの母、その家族も登場して話が動いていくと「どうなっちゃうのー!」とハラハラしてしまってややつらかった。 今作は「ゆるし」がテーマとのことで、あらゆる登場人物が自身の罪に向き合い、あるいは他人の罪をいかにゆるしたか、というシーンが出てくる。陽子は自身の罪というより、不義を犯した母が何よりゆるせない。その果てに生まれた自分が祝福されなかった子供であることを憂う。という葛藤がたびたび出てきて、ラストの流氷のシーンがある。なんどもキリスト教のおしえが出てくるんだけど、人と人の間のゆるしてほしいという気持ちとゆるしは永久ではないのだなと思った。なんていうか言い方が難しいのだけど。だから人には神さまが必要なのかもしれない。
1年遅れで北大に入学した陽子。 夏枝と離れて兄の徹や北原さんと穏やかな大学生活を送れると思っていたら、生みの母親の家族との接点が出来てしまう。 不義の子を産んだ母も、不義の子として生まれた自分も許せず思い悩む陽子。罪と許しについて考えさせられました。こんな重い話、私の身には降りかからないけど。...続きを読む 育ての母である夏枝が浅はかで、わがままで、苦手。でも私も似たようなもんなんじゃないかと思ったりして、自分省みるためにもたまに読もう。氷点〈上・下〉、続・氷点〈上・下〉全4巻の中で夏枝が圧倒的にやばいキャラかと思いきや、もっとやばい奴が出てきます。面白かった。
この数年で読んだ中でも傑作中の傑作であり、勧めてくれた友人に感謝。 4冊の締めくくりに再度タイトルの意味に立ち返り、湧き起こる思いが、自分の日常に深く切り込み読み終えた後なおも影響を与える。 随に沁みる一冊
学びや自己覚知のない母夏枝の存在が 自己愛性の強い女性の象徴に感じられてならない 人物それぞれの視界が広がり重なって変化し 万事を受け入れて生きる人間の強さに胸が熱くなる
達哉が自分勝手過ぎてイライラしてしまった笑 達哉にもまた原罪が生まれたのであろうと思います。 さて、上記の点は抜きにして続編もみるみるうちに氷点の世界に引き込まれた。 本当の陽子の人生はここから始まるのだと思います。 結局、どういう道を選ぶのかは読者の想像にお任せということでしょうか。 全ての罪が晴...続きを読むれるわけではありませんが彼女の本当の人生を歩んでいってほしいと願うばかりです。
氷点苦手な人ランキングを作れと言われたら、達哉が一位になるかも...と感じながら、どんどん読み進めました。 一番印象に残っているのが三井弥吉の手紙のシーン。うまく言えませんが、氷点シリーズの中でもここは読んでいて違う感情の動きになりました。私にとっての燃える流氷、赦しに触れる何かだったのかなと思いま...続きを読むす。 本当に面白かった。読んでいて全く楽しくないのに読んでよかったと思える本です。
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氷点
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三浦綾子
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