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自分が辻口家を不幸にした殺人犯の子であるとして、自殺をはかった陽子。一命をとりとめ、父・啓造や母・夏枝からすべてを謝罪されたが、自分が不倫の末の子であったという事実は潔癖な陽子を苦しめた。陽子は実母・恵子への憎しみを募らせていく。一方、兄・徹はその恵子に会い、彼女なりの苦しみを知ることになる――。大ベストセラー『氷点』のその後、“真実”を前に苦悩する人々を描いた珠玉のドラマ。
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Posted by ブクログ
上巻なので本筋は置いて、 村井はほんとのところ何を考えているんだ? 20年も… 村井と高木視点はないのかな
養女の陽子が服毒自殺を図ったところで終わった前作。どう続くのか気になってましたが、自殺騒動の後から続いてました。いきなり10年後とかじゃなくて良かった。 養女にした経緯や、生みの親の素性など誤解は解けたはずなのに元通りとはいかない辻口家の皆さんですが、少しずつ前に進んでいきます。まずは日常を取...続きを読むり戻すところからなのでゆ〜っくりですが。 啓造に想いを寄せていた女由香子はファザコンなんじゃないかな。早くに親を亡くし、唯一の肉親であるお兄さんが結婚しちゃって寂しくて心細かったのもあるんじゃないかな? あと夫の部下に言い寄られてウキウキしちゃった夏枝さんが嫉妬深い。愛人がいる人ほど配偶者の浮気を疑うって聞いた事あるけど、まさにそんな感じ。
清く正しく美しい心を輝かせていた陽子が 世の中の澱みや人間の歪みを知り変化していく 母夏枝の無邪気さと父啓造の気持ちの変化が 物語を結末へと繋げていく
小説を愉しんだ後に思う場合が在る。作中の最終盤辺りの経過の後、「如何いうようになってしまう?」ということが凄く気になる場合が在って、「こういうように?」と勝手に考えを巡らせてしまう場合も在る。 『氷点』という小説を読んだ。不幸な事件が契機で、一家は重大な秘密を密かに抱え込んでしまう。その秘密に関るヒ...続きを読むロインは、その秘密を突き付けられる羽目に陥り、最終盤で騒動を起こしてしまう。やがて一家の秘密の真相を知る人物が、その真相を伝える。そういう具合で「ヒロインの陽子は如何なる?」という場面で物語が幕を引くのが『氷点』であった。 作者の三浦綾子の中で、『氷点』は発表されている「ヒロインの陽子は如何なる?」という場面で完結していたようである。が、小説が大好評を博し、三浦綾子が次々と作品を発表するようになって行く中で「『氷点』の陽子のその後?」という声は高まったようである。色々な人達が随分と、その件を話題にしていたらしい。 そういうことで、取材を重ねた上で登場した「続篇」である。 『氷点』は「昭和30年代の終盤頃」という時期迄の物語である。対して『続 氷点』は「昭和40年代前半頃」という時期の物語である。 『氷点』に登場の啓造、夏枝、徹、陽子という「辻口家の人達」は『続 氷点』でも引き続き主要な人物達ということになる。そして『氷点』に登場した、辻口家の人達と交流が在る人達も引き続き登場する。その他方で、『続 氷点』には新たな人物達も登場する。 上巻は、『氷点』の最終盤での騒動の直後という情況から物語が起こる。そして時間が少し経過し、『続 氷点』の鍵になる「三井家の人達」が登場するようになる。 下巻では、血の繋がらない兄の徹と、兄の友人ということで知り合って親しくなった北原との間で揺れていた陽子、そして「三井家の人達」を巡る挿話が多くなる。 『氷点』は陽子が成長する過程の子ども時代が相当に入るのに対し、『続 氷点』は陽子が既に高校生や高校卒業後、或いは大学生である。それ故に「陽子の目線」という部分が多い。 『氷点』の最終盤で陽子は高校2年であるが、『続 氷点』の中では大学生になっている。数年経っているということになる。そういった事情を踏まえ、<見本林>が在って、辻口邸が建っていることになっている神楽や旭川の街での挿話に加え、札幌での挿話も少し多くなり、加えて作中人物達が旅行に出るような場面も在る。
早く読みたかった続編。 前回に比べると緩い感じではあるが一気に辻口家に氷点の世界へと引き込まれていく。 下巻も楽しみですp(^^)q
学生以来、2度目の読破。今になって良くわかる心理描写が多く、人の生きる姿勢についてあらためて考えさせられる。「一生を終えてのちに残るのは、集めたものではなくて、与えたものである」はこの小説により刻まれた言葉だったんだ。生きる目的、死、憎悪、罪、愛について、胸に響く内容。
続編は「ゆるし」がテーマ 前作の終わり方が衝撃だったので、続編も読みたくなった。誤解が解けて落ち着いたようにみえても、真実を知ると新たな業を背負ってしまう。宿命を探し求めることは避けては通れないのかな。 前作ほど緊迫感はなく、登場人物の心の成長がみれる。 下巻の展開と終わり方を期待します。
『氷点』の続編。辻口夫婦の嫉妬や憎悪のような負の感情の動きに注目すると人の根本は変わらないと感じるも、娘の陽子の変化は予想がつかない。「死」という一つのキーワードが人間関係と絡むと、人間の思考が変わるものなのか。 「許し」もこの物語において重要な要素であるが、許す行為を人間が行う時、大なり小なり「死...続きを読む」について考えているのかもしれない。 「一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである」 この言葉(名言)が続編下に繋がっていそう。
三浦綾子の代表作【氷点】の続編。 無性に昭和小説が読みたくなるときがある。 普段理知的な人ですら整合性の取れない行いを選びとってしまう「感情の生き物」としての人間の醜さ。だからこその愛おしさ。 ストーリーはドロドロ展開の連続だけど、上下巻に通じる大テーマ「赦し」のベールが全体の印象をやさしくさせる...続きを読む。 「あくせくして集めた金や財産は、誰の心にも残らない。しかしかくれた施し、真実な忠告、あたたかい励ましの言葉などは、いつまでも残るのだね。」
余韻を残して終わった『氷点』の続編。 自殺未遂を起こした陽子ちゃんが助かり、特に後遺症もなく暮らしていくなかで、より著者のキリスト教的な視点が強く表現されていく作品でした。 キリスト教における「原罪」と「許し」をティーンエイジャーの陽子ちゃんがどう自分のなかで消化(昇華)していくのかのお話。 陽...続きを読む子ちゃんが我が子を殺した犯人の子ではないと知ってもお母さんは未熟な人間のまま。これは一生変わらなさそう。 医師のお父さんも良い人であろうとし過ぎていくつになっても迷いっぱなし。 そこに暴動機関車のような陽子ちゃんの実の弟などが出てきて、とにかくお話としては飽きさせませんでした。 ただ、陽子ちゃんまでぐじぐじし始めてスッキリする感じはないお話ですね。
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