三浦綾子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
祖母、父を子供時代にあっけなく亡くして、生と死に向き合いだす。
尊敬できる友人と出会い、影響を受け成長し、自分自身にも正直になっていく。
執着せず、フットワークも軽く、変化していく。
主人公の変化、成長していくさまの描き方がよかった。
人の生き方、幸せとは、自分を満たすことだけではない。
現代の生き方や幸せは、お金に集中しすぎているけど、いろんな生き方、考え方があると思えれば、もう少し生きやすいのかもしれない。
内容とはそれるが、宗教の教えに忠実に生きる人が聖人のようになる一方で、戦争の原因になるのも宗教で、
どうしてこんなにも両極になるんだろうと思う。 -
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祖母、父を子供時代にあっけなく亡くして、生と死に向き合いだす。
尊敬できる友人と出会い、影響を受け成長し、自分自身にも正直になっていく。
執着せず、フットワークも軽く、変化していく。
主人公の変化、成長していくさまの描き方がよかった。
人の生き方、幸せとは、自分を満たすことだけではない。
現代の生き方や幸せは、お金に集中しすぎているけど、いろんな生き方、考え方があると思えれば、もう少し生きやすいのかもしれない。
内容とはそれるが、宗教の教えに忠実に生きる人が聖人のようになる一方で、戦争の原因になるのも宗教で、
どうしてこんなにも両極になるんだろうと思う。 -
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陽子の自殺未遂で終わった前編からの続編。ストーリーや登場人物の大枠が固まっているためか、前編に比べて内面に迫る場面や会話が多いように感じ、読み応えがあった。
祖父の教え「一生を終えてのちに残るのは、集めたものではなく与えたもの」や、聖書からの引用の「罪のないものだけが石を投げよ」が特に心に響いた。
読み進めるうちに、無意識の罪、自覚的な罪、妬みや狡さ、などなど、「自分の中にもあるある」と自らを振り返らずにはいられなくなる。
最後に陽子が実母である恵子に電話をするに至るまでの心の動きが、必然性をもって迫ってきて、この結末は「こうなるべくしてなったもの」という納得感があった。
場面設定など -
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陽子の自殺未遂で終わった前編からの続編。ストーリーや登場人物の大枠が固まっているためか、前編に比べて内面に迫る場面や会話が多いように感じ、読み応えがあった。
祖父の教え「一生を終えてのちに残るのは、集めたものではなく与えたもの」や、聖書からの引用の「罪のないものだけが石を投げよ」が特に心に響いた。
読み進めるうちに、無意識の罪、自覚的な罪、妬みや狡さ、などなど、「自分の中にもあるある」と自らを振り返らずにはいられなくなる。
最後に陽子が実母である恵子に電話をするに至るまでの心の動きが、必然性をもって迫ってきて、この結末は「こうなるべくしてなったもの」という納得感があった。
場面設定など -
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数十年ぶりの再読。以前読んだ時は「原罪がテーマ」の意味がよく分からないまま、ストーリーに惹かれて一気読みしたが、今回は「原罪」を考えながら読んだ。
舞台が戦後の昭和で、人々の感覚や暮らしぶり、言葉があまりにも現代とかけ離れていて、そういった表面的なところでは正直鼻白らむ所もあった。夏枝の幼稚さや意地悪さ、身勝手さ、見た目と中身の乖離にうんざりするし、啓造の細かな心の動きには共感する部分が多いものの、陽子を性的対象として見る描写にもちょっとうんざりした。そんな中で、辰子と高木のサッパリさに救われる。
一方で、時代を経ても本書のテーマである「原罪」を突きつけてくる迫力は色褪せないことに驚かされ -
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数十年ぶりの再読。以前読んだ時は「原罪がテーマ」の意味がよく分からないまま、ストーリーに惹かれて一気読みしたが、今回は「原罪」を考えながら読んだ。
舞台が戦後の昭和で、人々の感覚や暮らしぶり、言葉があまりにも現代とかけ離れていて、そういった表面的なところでは正直鼻白らむ所もあった。夏枝の幼稚さや意地悪さ、身勝手さ、見た目と中身の乖離にうんざりするし、啓造の細かな心の動きには共感する部分が多いものの、陽子を性的対象として見る描写にもちょっとうんざりした。そんな中で、辰子と高木のサッパリさに救われる。
一方で、時代を経ても本書のテーマである「原罪」を突きつけてくる迫力は色褪せないことに驚かされ