あらすじ
「お便り拝見いたしました。わたくしは全身から血が流れるような衝撃を受けました。榎本さんの本当のお姿が浮かんで参りました。イエス・キリストの十字架のあとに、真剣に従きしたがって行こうとするお姿です。」婚約者の野村和子からの手紙である。京都世光教会を設立し、今治教会を経て、アシュラム運動の発展に尽くした榎本保郎の52年を描く。
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Posted by ブクログ
決して聖人君子の話でないところが何より良い。
牧師となりながら妻と口論したり迷い続ける人生。その中で神の摂理なのか、信仰が良い方向に進んでいく。
享年52歳、決して長いとは言えなかった一聖職者の生涯を見事に描いた評伝小説上下巻でした。