三浦綾子のレビュー一覧

  • 銃口 下

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    上巻は竜太が先生を目指す希望のある内容だったが、下巻はひたすら戦争に翻弄されていく姿が描かれている。戦時中の不条理はこんなものではなかったのだと思う。最後には希望があるが、こんな戦争を繰り返してはならない。

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    2025年09月12日
  • 続 氷点(下)

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    陽子の自殺未遂で終わった前編からの続編。ストーリーや登場人物の大枠が固まっているためか、前編に比べて内面に迫る場面や会話が多いように感じ、読み応えがあった。

    祖父の教え「一生を終えてのちに残るのは、集めたものではなく与えたもの」や、聖書からの引用の「罪のないものだけが石を投げよ」が特に心に響いた。

    読み進めるうちに、無意識の罪、自覚的な罪、妬みや狡さ、などなど、「自分の中にもあるある」と自らを振り返らずにはいられなくなる。

    最後に陽子が実母である恵子に電話をするに至るまでの心の動きが、必然性をもって迫ってきて、この結末は「こうなるべくしてなったもの」という納得感があった。

    場面設定など

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    2025年09月03日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    陽子の自殺未遂で終わった前編からの続編。ストーリーや登場人物の大枠が固まっているためか、前編に比べて内面に迫る場面や会話が多いように感じ、読み応えがあった。

    祖父の教え「一生を終えてのちに残るのは、集めたものではなく与えたもの」や、聖書からの引用の「罪のないものだけが石を投げよ」が特に心に響いた。

    読み進めるうちに、無意識の罪、自覚的な罪、妬みや狡さ、などなど、「自分の中にもあるある」と自らを振り返らずにはいられなくなる。

    最後に陽子が実母である恵子に電話をするに至るまでの心の動きが、必然性をもって迫ってきて、この結末は「こうなるべくしてなったもの」という納得感があった。

    場面設定など

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    2025年09月03日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    数十年ぶりの再読。以前読んだ時は「原罪がテーマ」の意味がよく分からないまま、ストーリーに惹かれて一気読みしたが、今回は「原罪」を考えながら読んだ。

    舞台が戦後の昭和で、人々の感覚や暮らしぶり、言葉があまりにも現代とかけ離れていて、そういった表面的なところでは正直鼻白らむ所もあった。夏枝の幼稚さや意地悪さ、身勝手さ、見た目と中身の乖離にうんざりするし、啓造の細かな心の動きには共感する部分が多いものの、陽子を性的対象として見る描写にもちょっとうんざりした。そんな中で、辰子と高木のサッパリさに救われる。

    一方で、時代を経ても本書のテーマである「原罪」を突きつけてくる迫力は色褪せないことに驚かされ

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    2025年08月30日
  • 氷点(下)

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    数十年ぶりの再読。以前読んだ時は「原罪がテーマ」の意味がよく分からないまま、ストーリーに惹かれて一気読みしたが、今回は「原罪」を考えながら読んだ。

    舞台が戦後の昭和で、人々の感覚や暮らしぶり、言葉があまりにも現代とかけ離れていて、そういった表面的なところでは正直鼻白らむ所もあった。夏枝の幼稚さや意地悪さ、身勝手さ、見た目と中身の乖離にうんざりするし、啓造の細かな心の動きには共感する部分が多いものの、陽子を性的対象として見る描写にもちょっとうんざりした。そんな中で、辰子と高木のサッパリさに救われる。

    一方で、時代を経ても本書のテーマである「原罪」を突きつけてくる迫力は色褪せないことに驚かされ

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    2025年08月30日
  • 氷点(下)

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    中学1年に読んで以来、30半ばになった今読んでみると陽子がかわいそうと思う気持ちと、分かりたくはないけども夏枝や哲三の気持ちもざわめきながらも感じるものがあった。誰が善で悪なのか決める事はできない、生きるとはその繰り返しなのかと思った。

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    2025年08月21日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    中学1年に読んで以来、30半ばになった今読んでみると陽子がかわいそうと思う気持ちと、分かりたくはないけども夏枝や哲三の気持ちもざわめきながらも感じるものがあった。誰が善で悪なのか決める事はできない、生きるとはその繰り返しなのかと思った。

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    2025年08月21日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    ネタバレ

    「氷点」「続・氷点」と読みました。

    「氷点」では、登場してくる人物達の傲慢さ、浅はかさ、幼さ、自分本意の行動など、驚きの連続で、単なるお騒がせ夫婦のとんでもない小説(←言い過ぎ…)と感じてしまった。

    テーマは原罪…とのことだったが、思慮の浅い自分は過去に放送されていたような昼ドラのイメージで読んでしまっていた。

    しかし、「続・氷点」では、もちろん浅はかな行動の徹、猪突猛進の達哉、相変わらずの夏枝、そんな夏枝を許せない啓造、空気の読めない村井の、自分達から敢えて辛い運命に寄せていってないか?と思うほどの思慮の浅い言動に驚きつつも、三浦綾子の訴える「赦し」というテーマにぐっと引きこまれた。

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    2025年08月15日
  • 続 氷点(下)

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    ネタバレ

    「氷点」「続・氷点」と読みました。

    「氷点」では、登場してくる人物達の傲慢さ、浅はかさ、幼さ、自分本意の行動など、驚きの連続で、単なるお騒がせ夫婦のとんでもない小説(←言い過ぎ…)と感じてしまった。

    テーマは原罪…とのことだったが、思慮の浅い自分は過去に放送されていたような昼ドラのイメージで読んでしまっていた。

    しかし、「続・氷点」では、もちろん浅はかな行動の徹、猪突猛進の達哉、相変わらずの夏枝、そんな夏枝を許せない啓造、空気の読めない村井の、自分達から敢えて辛い運命に寄せていってないか?と思うほどの思慮の浅い言動に驚きつつも、三浦綾子の訴える「赦し」というテーマにぐっと引きこまれた。

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    2025年08月15日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    ネタバレ

    資格試験の勉強に集中したかったのもあり、しばらくぶりに読書を。

    氷点から続氷点単行本4冊、とても面白かったです。北海道の景色が目の前に広がるような、そんな清々しさと、人間のどうしようもない罪のコントラストが心に刺さる。ラストスパートは読む手が止まらず・・・深い感動に包まれました。しかし、三井(夫)の独白は辛かった。どこかに『戦争が発端となり、不義の子が生まれたのではないか。罪の根源は戦争にあるのではないか』というような文章があったと思うけど、本当にそうだと思う・・・。ただ、人間にはどうしようもない罪に向き合うチャンスが神様から与えられて、その時に自分を省みることができるのか、自分を謙り、他者

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    2025年08月07日
  • 続 氷点(下)

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    ネタバレ

    資格試験の勉強に集中したかったのもあり、しばらくぶりに読書を。

    氷点から続氷点単行本4冊、とても面白かったです。北海道の景色が目の前に広がるような、そんな清々しさと、人間のどうしようもない罪のコントラストが心に刺さる。ラストスパートは読む手が止まらず・・・深い感動に包まれました。しかし、三井(夫)の独白は辛かった。どこかに『戦争が発端となり、不義の子が生まれたのではないか。罪の根源は戦争にあるのではないか』というような文章があったと思うけど、本当にそうだと思う・・・。ただ、人間にはどうしようもない罪に向き合うチャンスが神様から与えられて、その時に自分を省みることができるのか、自分を謙り、他者

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    2025年08月07日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    中学1年生に読んで以来、ふと思い出して電子書籍で購入しました。今の時代、便利な機能ですね。すぐに読んで続編もさくっと購入して読んでいるところです。
    学生の頃にわくわくする話が面白くて好きだった純粋な気持ちのまま買いましたが、30も半ばになる大人が読むと、なんとも言えない心のざわめきを感じる本でした。それぞれの登場人物の気持ちが手に取るように感じられます。感じ方や考え方が変わってくるのも面白いです。夏枝の心の動きや憎悪が印象深かったです。更に歳を重ねた時に読み直したい本です。人生の荒波に揉まれた先の自分と向き合える本、次はどう感じるか楽しみです。

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    2025年07月27日
  • 氷点(上)

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    中学1年生に読んで以来、ふと思い出して電子書籍で購入しました。今の時代、便利な機能ですね。すぐに読んで続編もさくっと購入して読んでいるところです。
    学生の頃にわくわくする話が面白くて好きだった純粋な気持ちのまま買いましたが、30も半ばになる大人が読むと、なんとも言えない心のざわめきを感じる本でした。それぞれの登場人物の気持ちが手に取るように感じられます。感じ方や考え方が変わってくるのも面白いです。夏枝の心の動きや憎悪が印象深かったです。更に歳を重ねた時に読み直したい本です。人生の荒波に揉まれた先の自分と向き合える本、次はどう感じるか楽しみです。

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    2025年07月27日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    ネタバレ

    登場人物が少なく、心理描写も細かいのでとても読みやすい。善と悪とどちらともつかない感情の狭間で生きる葛藤をとてもリアルに描いていると思う。
    陽子に幸せになってほしい。

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    2025年07月24日
  • 氷点(上)

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    ネタバレ

    登場人物が少なく、心理描写も細かいのでとても読みやすい。善と悪とどちらともつかない感情の狭間で生きる葛藤をとてもリアルに描いていると思う。
    陽子に幸せになってほしい。

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    2025年07月24日
  • 三浦綾子 電子全集 ナナカマドの街から

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    三浦綾子さんのエッセイは、彼女の数多くの著作のヒントというか、このような見方をしているから『氷点』『塩狩峠』に代表されるような作品が生まれるんだなってことが、とてもよくわかります。

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    2025年07月16日
  • 三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編

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    戦後、教師を辞め、病に倒れ寝たきりとなった若き日の三浦綾子。彼女は人との出会いを通じて「自分に与えられた道」を探しながら、人が生きることの陰にある痛みにも気づいていく。実体験をもとにしたノンフィクション。

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    2025年07月14日
  • 三浦綾子 電子全集 わが青春に出会った本

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    三浦綾子さん自身が青春時代に読んで、
    感性、思索、想像力、そして心の奥深さの
    根源となった読書案内。

    エッセイのように当時の彼女の様子も
    描かれつつどういった本なのかを紹介している。

    少年の成長、様々な生き様、複雑な恋愛模様、
    詩バトル、戦争、キリスト教など
    昔の言葉で書かれているものも多く、
    正確には読み取れないかもしれないが
    かなり興味が湧いた。

    以下、紹介されていた本たち

    ・ヘッセ 「デミアン」
    ・芥川龍之介「奉教人の死」
    ・「現代詩歌集」より抜粋
    ・ヒルティ「眠られぬ夜のために」
    ・ジョルジュ・サンド「愛の妖精」
    ・中河与一「天の夕顔」
    ・清少納言「枕草子」
    ・吉田兼好「徒然草

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    2025年07月13日
  • 三浦綾子 電子全集 ちいろば先生物語(下)

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    榎本先生の信仰への情熱を知るほど、自分の信仰の甘さが身に沁みてなりません。自信を失いました。
    しかしさいごに糸井弁子氏のお言葉をもって、三浦綾子先生は信仰は覚醒だとおっしゃってくれました。
    続けていればいつか目覚める時が来るのかと思い希望が持てました。もう少し頑張れそうです。

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    2025年06月30日
  • ちいろば先生物語(下)

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    榎本先生の信仰への情熱を知るほど、自分の信仰の甘さが身に沁みてなりません。自信を失いました。
    しかしさいごに糸井弁子氏のお言葉をもって、三浦綾子先生は信仰は覚醒だとおっしゃってくれました。
    続けていればいつか目覚める時が来るのかと思い希望が持てました。もう少し頑張れそうです。

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    2025年06月30日