三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    誰もが秘密を抱えていて「被害者であり加害者」という点で、最近見たちいかわの映画「人魚の島のひみつ」を思い出した。そしてこれは見ていないけれど、陽子に降りかかる災難に、おしんを思い出す。
    それぞれの登場人物の行動が、それぞれの思考に基づいていて、理に適っている。だから章ごとに登場人物に思い入れしたり怒ったりしてしまう。
    氷点の回収も見事。

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    2026年09月06日
  • 氷点(下)

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    誰もが秘密を抱えていて「被害者であり加害者」という点で、最近見たちいかわの映画「人魚の島のひみつ」を思い出した。そしてこれは見ていないけれど、陽子に降りかかる災難に、おしんを思い出す。
    それぞれの登場人物の行動が、それぞれの思考に基づいていて、理に適っている。だから章ごとに登場人物に思い入れしたり怒ったりしてしまう。
    氷点の回収も見事。

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    2026年09月06日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    いやーおもしろいな!二日で完読してしまった。
    戦後すぐの北海道という馴染みのない設定だが引き込まれる。
    旭川のよく知った場所(営林局など)が描かれており、頭の中で地図を書きながら読み進めた。というか三浦さんの旦那さんが営林局勤めだったのか。
    朝日新聞の1000万の懸賞小説で大賞をとったというが、文体も完成されていてすごい新人だよなぁと思う。笑点の由来になったというのもびっくり。
    三浦さん自身が肺結核やオホーツク海で入水自殺や戦争などの受難を生き抜いており、だからこそこんなに凄みある文章になるのだと思う。

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    2026年09月06日
  • 氷点(上)

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    いやーおもしろいな!二日で完読してしまった。
    戦後すぐの北海道という馴染みのない設定だが引き込まれる。
    旭川のよく知った場所(営林局など)が描かれており、頭の中で地図を書きながら読み進めた。というか三浦さんの旦那さんが営林局勤めだったのか。
    朝日新聞の1000万の懸賞小説で大賞をとったというが、文体も完成されていてすごい新人だよなぁと思う。笑点の由来になったというのもびっくり。
    三浦さん自身が肺結核やオホーツク海で入水自殺や戦争などの受難を生き抜いており、だからこそこんなに凄みある文章になるのだと思う。

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    2026年09月06日
  • あのポプラの上が空 新装版

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    亡き父の友人である陶吉のもとに下宿し、北大医学部を目指す淳一。下宿先は陶吉が薬局を経営する薬剤師、息子の浜雄が外科病院の院長と、まるで絵に書いたようなエリート一家。しかしその家に住む人々は全員が個室に鍵をかけ、食事も各々で済ませ、孫の景子は暴言や暴力を働く。この家を蝕む闇とは。

    一家を壊した直接の原因は"クスリ"だけど、あとがきにあるように"クスリ"がいちばんの問題ではない。
    人間の欲、業、罪深さなど、三浦綾子ワールドに浸ることができる作品。

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    2026年09月06日
  • 三浦綾子 電子全集 あさっての風-あなたと共に考える人生論

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    『人間のかかわりについて』『信と望みと愛と』『美しい結婚』『親と子と教師と』『風物によせて』の5本立てエッセイ人生訓。著者の慧眼に心酔。

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    2026年09月02日
  • 塩狩峠

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    ネタバレ

    素直に人の言葉に耳を傾けて、ものごとの表面だけではなく内面を理解しようとする信夫
    とことん真面目で、人の弱い部分に寄り添う深い愛情を持つ吉川
    豪快かつ自由、それでいて柔軟で優しい隆士
    彼らに気付かされることがたくさんあった

    信夫はやっぱり貞行と菊の子だな、と思った
    素敵な夫婦だった
    幼少の待子、可愛い

    信夫が最期に頷きかけた三堀はこの先どう生きていくのだろう
    結末が切なくて涙が出た


    ▪️印象に残った言葉

    「『おかあさま』
    信夫は、その喜びをいいたいような気がして母を呼んだ。だが、ひとことおかあさまと呼んだだけで、何もいわなくてもいいような、そのままそっくり自分の気持ちが母に流れていっ

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    2026年08月30日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    ネタバレ

    素直に人の言葉に耳を傾けて、ものごとの表面だけではなく内面を理解しようとする信夫
    とことん真面目で、人の弱い部分に寄り添う深い愛情を持つ吉川
    豪快かつ自由、それでいて柔軟で優しい隆士
    彼らに気付かされることがたくさんあった

    信夫はやっぱり貞行と菊の子だな、と思った
    素敵な夫婦だった
    幼少の待子、可愛い

    信夫が最期に頷きかけた三堀はこの先どう生きていくのだろう
    結末が切なくて涙が出た


    ▪️印象に残った言葉

    「『おかあさま』
    信夫は、その喜びをいいたいような気がして母を呼んだ。だが、ひとことおかあさまと呼んだだけで、何もいわなくてもいいような、そのままそっくり自分の気持ちが母に流れていっ

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    2026年08月30日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    本棚の整理をしていて、古い氷点を見つけて読みたくなった。
    改訂版が出ていると知り、そちらを購入して読んだ。
    平成の改訂版ては、フォントサイズが大きくなり、改行も多くなっていて、全体に読みやすくなっている印象。
    言葉遣いなどは現代にそぐわないものはあるけど、時代背景を考慮し、修正はされずに発表当時のままが使用されている。

    さて内容は記憶に残っている通り。
    何十年も経っているのに、よく覚えていることに感心する。それだけの文章力。
    妻の裏切り、失った子供、その復讐に犯人の子供を引き取る。という夫の心の動きを中心に、キリスト教の「汝の敵を愛す」が繰り返し問いかけられる。

    何十年経って読んでも、再び

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    2026年08月29日
  • 氷点(上)

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    本棚の整理をしていて、古い氷点を見つけて読みたくなった。
    改訂版が出ていると知り、そちらを購入して読んだ。
    平成の改訂版ては、フォントサイズが大きくなり、改行も多くなっていて、全体に読みやすくなっている印象。
    言葉遣いなどは現代にそぐわないものはあるけど、時代背景を考慮し、修正はされずに発表当時のままが使用されている。

    さて内容は記憶に残っている通り。
    何十年も経っているのに、よく覚えていることに感心する。それだけの文章力。
    妻の裏切り、失った子供、その復讐に犯人の子供を引き取る。という夫の心の動きを中心に、キリスト教の「汝の敵を愛す」が繰り返し問いかけられる。

    何十年経って読んでも、再び

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    2026年08月29日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    『氷点』上下巻と合わせて一気読み。50年以上前の小説なのになぜこんなにのめり込めたなかと考えたが、1番は登場人物が人の出生に関する重大な秘密を隠し持っていることへのハラハラ感、緊張感が持続しているからではないか。また、四季の移り変わりを感じさせる自然描写もさりげないが素敵で、人物のキャラクターも魅力的(村井はずっと嫌なやつ、笑)。視点が次々に変わり一人ひとりの心の機微が鮮やかに描かれている。それでいて、ハッとさせられるセリフやフレーズも散りばめられていて、面白くて読みやすいだけではない。すごい。

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    2026年08月27日
  • 続 氷点(下)

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    『氷点』上下巻と合わせて一気読み。50年以上前の小説なのになぜこんなにのめり込めたなかと考えたが、1番は登場人物が人の出生に関する重大な秘密を隠し持っていることへのハラハラ感、緊張感が持続しているからではないか。また、四季の移り変わりを感じさせる自然描写もさりげないが素敵で、人物のキャラクターも魅力的(村井はずっと嫌なやつ、笑)。視点が次々に変わり一人ひとりの心の機微が鮮やかに描かれている。それでいて、ハッとさせられるセリフやフレーズも散りばめられていて、面白くて読みやすいだけではない。すごい。

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    2026年08月27日
  • 塩狩峠

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    ネタバレ

    裏表紙に「自らの命を犠牲に」という言葉があったので結末の想像は出来ましたが、それでも泣いてしまいました。信夫の幼少期からの心の動き、悩み、成長や信夫の家族・友人達との交流が丁寧に描かれています。温かなその描写を読んだ後、残りの50ページほどで予想している結末が来るのだと思うと辛くて一旦読むのを止めてしまいました。心を打たれる作品です。

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    2026年08月23日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    ネタバレ

    裏表紙に「自らの命を犠牲に」という言葉があったので結末の想像は出来ましたが、それでも泣いてしまいました。信夫の幼少期からの心の動き、悩み、成長や信夫の家族・友人達との交流が丁寧に描かれています。温かなその描写を読んだ後、残りの50ページほどで予想している結末が来るのだと思うと辛くて一旦読むのを止めてしまいました。心を打たれる作品です。

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    2026年08月23日
  • 氷点(下)

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    ネタバレ

    やっぱり昼ドラの印象が強い。誰がどうだったからというような話ではないんだろうけど、私のような小物は言いたい。夏枝の自己中心的な考えや行動が全ての元凶のように思われてならない。近くにいた周囲の人たちは振り回されてしまったようだ。知らない方が幸せだった。いや、真実を知った方が幸せだったのか。人の生き方を変えてしまう秘密を。北海道の寒さが美しく身に染みる。タイトル回収が素晴らしい。

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    2026年08月21日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    ネタバレ

    やっぱり昼ドラの印象が強い。誰がどうだったからというような話ではないんだろうけど、私のような小物は言いたい。夏枝の自己中心的な考えや行動が全ての元凶のように思われてならない。近くにいた周囲の人たちは振り回されてしまったようだ。知らない方が幸せだった。いや、真実を知った方が幸せだったのか。人の生き方を変えてしまう秘密を。北海道の寒さが美しく身に染みる。タイトル回収が素晴らしい。

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    2026年08月21日
  • 氷点(上)

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    時代背景が古い故に最初は物語に入り込むのに時間がかかってしまったが、後半から怒涛の展開。一気に読み進めてしまった。
    『塩狩峠』ではキリスト教の教えが重く心に残ったが、こちらはドロドロの展開のせいかそこは薄まっており、それぞれの心情に理解できる部分もある。ドラマも観たくなった。

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    2026年08月20日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    時代背景が古い故に最初は物語に入り込むのに時間がかかってしまったが、後半から怒涛の展開。一気に読み進めてしまった。
    『塩狩峠』ではキリスト教の教えが重く心に残ったが、こちらはドロドロの展開のせいかそこは薄まっており、それぞれの心情に理解できる部分もある。ドラマも観たくなった。

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    2026年08月20日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    ネタバレ

    あらすじからするに、暴走列車と格闘するようなパニック小説の類かと思っていましたが、タイトルにも出ている塩狩峠での列車のシーンは物語の最終盤にサッと出てくるだけで、基本的には信夫の生涯について、誠の愛と信心の話でした。
    その犠牲の死という最終的な結末に至るまで、この永野信夫という大人物がどのように生きてきたのか、胸に深く沁みる物語でした。

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    2026年08月17日
  • 塩狩峠

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    ネタバレ

    あらすじからするに、暴走列車と格闘するようなパニック小説の類かと思っていましたが、タイトルにも出ている塩狩峠での列車のシーンは物語の最終盤にサッと出てくるだけで、基本的には信夫の生涯について、誠の愛と信心の話でした。
    その犠牲の死という最終的な結末に至るまで、この永野信夫という大人物がどのように生きてきたのか、胸に深く沁みる物語でした。

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    2026年08月17日