三浦綾子のレビュー一覧

  • 海嶺(下)

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    終わってしまいました。幸せな結末にはならないと分かってはいましたがあまりに悲しいエンディングでした。氷点、塩狩峠、天北原野、泥流地帯、銃口等、高校生から20代の頃に三浦綾子さんの本はたくさん読んでいいました。久しぶりに手に取りましたが、特に下巻には著者らしい表現が多く見られ懐かしく思われました。これほど大変な思いをした3人が、その後の生活で幸せだと心から思って過ごせたことを祈っています。

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    2026年04月08日
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(下)

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    終わってしまいました。幸せな結末にはならないと分かってはいましたがあまりに悲しいエンディングでした。氷点、塩狩峠、天北原野、泥流地帯、銃口等、高校生から20代の頃に三浦綾子さんの本はたくさん読んでいいました。久しぶりに手に取りましたが、特に下巻には著者らしい表現が多く見られ懐かしく思われました。これほど大変な思いをした3人が、その後の生活で幸せだと心から思って過ごせたことを祈っています。

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    2026年04月08日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    氷点を経て、家族間のあらゆる隠し事はなくなった…はずなのに
    続氷点ではこんどは家族以外の人たちを大いに巻き込む。
    続氷点を読んで「氷点はよく考えれば所詮家族の話だったな」と思い知った。
    続氷点は本当に家族以外の人たちの思惑、下心、懺悔が蠢く。もう何も隠すことないはずの家族の行動が、どんどん他者をまきこんでゆく。

    流氷が赤く染まるとは、どういう比喩表現なのか。
    いろいろ解釈できて…えええ、驚くほどおもしろ。
    何が面白いのか、と言われれば困るけど
    氷点と続氷点には思いもしない面白さがある。

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    2026年04月07日
  • 続 氷点(下)

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    氷点を経て、家族間のあらゆる隠し事はなくなった…はずなのに
    続氷点ではこんどは家族以外の人たちを大いに巻き込む。
    続氷点を読んで「氷点はよく考えれば所詮家族の話だったな」と思い知った。
    続氷点は本当に家族以外の人たちの思惑、下心、懺悔が蠢く。もう何も隠すことないはずの家族の行動が、どんどん他者をまきこんでゆく。

    流氷が赤く染まるとは、どういう比喩表現なのか。
    いろいろ解釈できて…えええ、驚くほどおもしろ。
    何が面白いのか、と言われれば困るけど
    氷点と続氷点には思いもしない面白さがある。

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    2026年04月07日
  • 氷点(下)

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    え、これそんなに古い小説なの?
    と思うくらいとても面白くてびっくりした。

    「最後に残るのは集めてきたものじゃなく
    与えてきた物 自分以外のために」
    好きな曲の歌詞にそうあってある日「この歌詞の曲名なんだっけ?」と思って調べたところこの作品を知る。
    もしかしたらあの曲をかいたアーティストも読んだのではないか?と思い読み始めたらグイグイ引き込まれる展開にびっくり。

    もともと小説はミステリとかサスペンスが好きなのだが漂うサスペンス味がたまらん。
    先が気になりすぎて一気に読みました。
    半分くらい読んでから、「ああこの小説のタイトルは人の心が凍ったきっかけをテーマにしてるんだな」と気づくとなおのこと

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    2026年04月07日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    え、これそんなに古い小説なの?
    と思うくらいとても面白くてびっくりした。

    「最後に残るのは集めてきたものじゃなく
    与えてきた物 自分以外のために」
    好きな曲の歌詞にそうあってある日「この歌詞の曲名なんだっけ?」と思って調べたところこの作品を知る。
    もしかしたらあの曲をかいたアーティストも読んだのではないか?と思い読み始めたらグイグイ引き込まれる展開にびっくり。

    もともと小説はミステリとかサスペンスが好きなのだが漂うサスペンス味がたまらん。
    先が気になりすぎて一気に読みました。
    半分くらい読んでから、「ああこの小説のタイトルは人の心が凍ったきっかけをテーマにしてるんだな」と気づくとなおのこと

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    2026年04月07日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    ネタバレ

    前作で提示された人の原罪について、理解が深まった。
    存在そのものの罪は前作で言う陽子のように、親の不義・犯罪行為によって生じるもので、たいていの人には生じないものであると考えていたが、今作を読んで、あらゆる人に生じるものだと理解することができた。
    生きているだけで、意図せず、しかも自分が認識していないところで他人を傷つける可能性がある。
    例えば、誰かを愛し、愛されることは、また誰かを深く傷つけることになる。陽子が自分を愛してくれた徹を意図せず深く傷つけたように。
    世界は無数の因果関係で結ばれている。自分の存在・言動が自分の糸や認識範囲を超えて、他人を傷つける可能性は常に存在している。であれば、

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    2026年04月05日
  • 続 氷点(下)

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    ネタバレ

    前作で提示された人の原罪について、理解が深まった。
    存在そのものの罪は前作で言う陽子のように、親の不義・犯罪行為によって生じるもので、たいていの人には生じないものであると考えていたが、今作を読んで、あらゆる人に生じるものだと理解することができた。
    生きているだけで、意図せず、しかも自分が認識していないところで他人を傷つける可能性がある。
    例えば、誰かを愛し、愛されることは、また誰かを深く傷つけることになる。陽子が自分を愛してくれた徹を意図せず深く傷つけたように。
    世界は無数の因果関係で結ばれている。自分の存在・言動が自分の糸や認識範囲を超えて、他人を傷つける可能性は常に存在している。であれば、

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    2026年04月05日
  • 海嶺(中)

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    助かったとはいえフラッタリー岬では奴隷としての辛い生活。その後救助されフォートバンクーバーへ移り天国のような生活を経験しいよいよ動き出す。ハワイに立ち寄った後ホーン岬を経てロンドンへ。そしていよいよアジアへ向かう。漂流から既に2年半、長い長い旅になりました。3人の適応力には驚くばかりです。

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    2026年04月02日
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(中)

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    助かったとはいえフラッタリー岬では奴隷としての辛い生活。その後救助されフォートバンクーバーへ移り天国のような生活を経験しいよいよ動き出す。ハワイに立ち寄った後ホーン岬を経てロンドンへ。そしていよいよアジアへ向かう。漂流から既に2年半、長い長い旅になりました。3人の適応力には驚くばかりです。

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    2026年04月02日
  • 母

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    面白かった。多喜二の母のインタビュー形式という形を模した本作。三浦綾子の創作ではあるが、話し言葉から方言、思いなどがありありと思い浮かばれる。一人芝居、一人語りでも成り立つ劇になると思う。とりあえず、蟹工船を読まなくては。

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    2026年03月25日
  • 三浦綾子 電子全集 母

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    面白かった。多喜二の母のインタビュー形式という形を模した本作。三浦綾子の創作ではあるが、話し言葉から方言、思いなどがありありと思い浮かばれる。一人芝居、一人語りでも成り立つ劇になると思う。とりあえず、蟹工船を読まなくては。

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    2026年03月25日
  • 三浦綾子 電子全集 銃口 (下)

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    素晴らしい。非常に面白かった。まぁ、有り得ない奇跡みたいなことが起こるのは小説かもだけど、この人の凄いところは淡々とした飾らない言葉で当時あった出来事をある程度忠実に伝えつつ、全体としてのストーリーも成り立っていて様々な事件に触れていることも非常に興味深い。もちろん主人公の心情もありありと描写していて、具体的な箇所が良いのではなく、まるまる1冊、この物語全体が素晴らしい。

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    2026年03月22日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    これほどまでに激しく、生々しい感情を揺さぶられた小説は、かつてなかったかもしれない。物語を貫くのは、人間が抱える「邪悪さ」だ。
    まず、母・夏枝の姿に戦慄する。自分の欲望を優先し、何も知らない養女・陽子を復讐の道具にするその姿。美しく成長する陽子に女として嫉妬し、彼女の想い人を誘惑し、最悪の形で出自を暴露して嘲笑う。何より恐ろしいのは、彼女が常に「自分は被害者だ」と言い聞かせ、自らの醜悪さを一切反省しないことだ。まさに、「吐き気を催す邪悪」がそこにある。
    一方、夫・啓造もまた救いようがない。彼は「隣人愛」という高潔な言葉を盾に、陽子を復讐の道具として家庭に招き入れた。理性的に自らの卑怯さを自覚し

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    2026年03月21日
  • 氷点(上)

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    これほどまでに激しく、生々しい感情を揺さぶられた小説は、かつてなかったかもしれない。物語を貫くのは、人間が抱える「邪悪さ」だ。
    まず、母・夏枝の姿に戦慄する。自分の欲望を優先し、何も知らない養女・陽子を復讐の道具にするその姿。美しく成長する陽子に女として嫉妬し、彼女の想い人を誘惑し、最悪の形で出自を暴露して嘲笑う。何より恐ろしいのは、彼女が常に「自分は被害者だ」と言い聞かせ、自らの醜悪さを一切反省しないことだ。まさに、「吐き気を催す邪悪」がそこにある。
    一方、夫・啓造もまた救いようがない。彼は「隣人愛」という高潔な言葉を盾に、陽子を復讐の道具として家庭に招き入れた。理性的に自らの卑怯さを自覚し

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    2026年03月21日
  • 海嶺(上)

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    すごい物語です。平穏な日常を経ての前途洋々の船出、嵐に翻弄される恐怖の船上、永遠に続く苦しい漂流、陸地が見えた歓喜と苦難の道のりを予感させる上陸と、展開や描写が素晴らしく一気に読まされました。とても印象深かった同じく実話を基にした吉村さんの「漂流」を思い出しました。海の漂流から次は世界を漂流することとなるのでしょうか。楽しみです。

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    2026年03月18日
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(上)

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    すごい物語です。平穏な日常を経ての前途洋々の船出、嵐に翻弄される恐怖の船上、永遠に続く苦しい漂流、陸地が見えた歓喜と苦難の道のりを予感させる上陸と、展開や描写が素晴らしく一気に読まされました。とても印象深かった同じく実話を基にした吉村さんの「漂流」を思い出しました。海の漂流から次は世界を漂流することとなるのでしょうか。楽しみです。

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    2026年03月18日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    ネタバレ

    とんでもない小説を知ってしまった!

    イエスキリストの「汝の敵を愛せよ」という言葉をテーマに登場人物は皆がそれぞれに許してほしい、許したいと思っているような罪を抱えている。妬んだり僻んだりして生きていく中で、人は人を許すことができるのか。
    陽子は唯一純粋無垢な人物として育つのだが、原罪として自分の血が汚れていることが自分で許せない。汚れた感情が内にあるのだと。
    そんな陽子がどうなっていくのかは続・氷点ではっきりするのかな?

    正木の自殺理由は私も全く同じことを考えてしまうな。
    この世で何者でもない自分の生きる価値とはなんなんだろうと嫌になるときもあるけど、それでも前を向いて生きていたい。


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    2026年03月04日
  • 氷点(下)

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    ネタバレ

    とんでもない小説を知ってしまった!

    イエスキリストの「汝の敵を愛せよ」という言葉をテーマに登場人物は皆がそれぞれに許してほしい、許したいと思っているような罪を抱えている。妬んだり僻んだりして生きていく中で、人は人を許すことができるのか。
    陽子は唯一純粋無垢な人物として育つのだが、原罪として自分の血が汚れていることが自分で許せない。汚れた感情が内にあるのだと。
    そんな陽子がどうなっていくのかは続・氷点ではっきりするのかな?

    正木の自殺理由は私も全く同じことを考えてしまうな。
    この世で何者でもない自分の生きる価値とはなんなんだろうと嫌になるときもあるけど、それでも前を向いて生きていたい。


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    2026年03月04日
  • 塩狩峠

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    ネタバレ

    人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。

    恥ずかしながらこの歳になるまで、キリスト教思想について無知であった。この小説を読んではじめて少しだけキリスト教の教えに触れたようなものである。
    自分が無知すぎてまだまだ落とし込めない引用もたくさんあったが、自分もどこかキリスト教とは自分とは遠く離れたものであると思っていたところからは少しだけ近づけたような気はする。
    何よりこの小説が実話に基づいているというのが衝撃でした。
    友のために命を捨てるということ。果たして自分にできるだろうかと。
    ここで言う友とは、決して現代の意味で言う仲の良い友達という範囲に留まるものではなく、「他

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    2026年02月28日