三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(下)

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    なんと強く儚く物悲しい物語か。自分の気持ちを素直に言えない時代背景と状況と、相手を思いやり好きだからこそ伝えられない想いと。この時代を上手く描いている清く強く美しい物語。

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    2026年07月22日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(上)

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    面白い。でもかなり切ない展開だな。とは言え昔はこうゆうことはざらにあったのかも。恋愛という恋愛がなかなか出来ない時代だし、男尊女卑だし、モラルは低いし。愛と憎しみの表裏一体感とそれでも愛が上回る強さ。悪は滅び、英雄が栄える的なところはあるにせよ、でもそれがやっぱり面白いじゃない?

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    2026年07月22日
  • 塩狩峠

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    キリスト教がどうというよりかは、
    宗教を信仰することの認識をした気がする。
    人がどのように拠り所を見つけて生き方を模索するのか、というか。そんなことを感じた。

    小難しい宗教混じりのお話と思っていたが、読むと登場人物は少年少女、成長した若者あたりで、宗教観を通じて世の中の白黒つかないものに対して思考をする進行だった。言葉にできない蟠りやモヤモヤしたものをそのまま感情として言葉にされていたり、聖書や周囲の人間を喩えに考えを形成する感覚に、どこか懐かしさを感じた。

    私は特段キリスト教に思い入れがあるわけではないが、幼稚園での教育がキリスト教だった。言葉や人はわかりやすい表面的な要素で、本質は主に

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    2026年07月16日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    キリスト教がどうというよりかは、
    宗教を信仰することの認識をした気がする。
    人がどのように拠り所を見つけて生き方を模索するのか、というか。そんなことを感じた。

    小難しい宗教混じりのお話と思っていたが、読むと登場人物は少年少女、成長した若者あたりで、宗教観を通じて世の中の白黒つかないものに対して思考をする進行だった。言葉にできない蟠りやモヤモヤしたものをそのまま感情として言葉にされていたり、聖書や周囲の人間を喩えに考えを形成する感覚に、どこか懐かしさを感じた。

    私は特段キリスト教に思い入れがあるわけではないが、幼稚園での教育がキリスト教だった。言葉や人はわかりやすい表面的な要素で、本質は主に

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    2026年07月16日
  • 塩狩峠

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    信夫が塩狩峠で、殉死するまでの人生に運命を感じてしまう。死んだと聞かされていた母が生きており、キリスト教信者であったこと。父親に約束の大切さを説かれ、雨の中級友との約束を果たすために出掛けたことで吉川と親友になる。その吉川の妹ふじ子との出会い。障害のあるふじ子にかなり早くから惹かれながらも、ふじ子が病気になり、そのふじ子を支えているものがキリスト教だと知っていよいよ信夫もキリスト教の道を進むことになる。幼い信夫を育てた祖母はキリスト教を嫌い遠ざけていたのに、祖母の突然死からどんどんキリスト教が近づいてくる。そして、祖母や父の突然死を目の当たりにして、どのように人は生きるべきか漫然とはしていられ

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    2026年07月15日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    信夫が塩狩峠で、殉死するまでの人生に運命を感じてしまう。死んだと聞かされていた母が生きており、キリスト教信者であったこと。父親に約束の大切さを説かれ、雨の中級友との約束を果たすために出掛けたことで吉川と親友になる。その吉川の妹ふじ子との出会い。障害のあるふじ子にかなり早くから惹かれながらも、ふじ子が病気になり、そのふじ子を支えているものがキリスト教だと知っていよいよ信夫もキリスト教の道を進むことになる。幼い信夫を育てた祖母はキリスト教を嫌い遠ざけていたのに、祖母の突然死からどんどんキリスト教が近づいてくる。そして、祖母や父の突然死を目の当たりにして、どのように人は生きるべきか漫然とはしていられ

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    2026年07月15日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    ネタバレ

    最後の最後で、ふじ子は果たして救われたのだろうか。生まれつき足が悪く、肺を患い、回復してからいよいよ恋人と結納だというタイミングでその相手を失い。この後、ふじ子はどうなったのだろう。時代背景とかを考えるとこれ以降の結婚は難しいのかな。今の時代だったら、結婚だけが幸せじゃないって考えもあるけど、当時はそうもいかないだろうし。キリストへの信仰が心の支えにはなるだろうけど、それがどこまで大きな力となってくれるのかな。不憫でならない。吉川と信夫は良い関係性の友達になれて良かった。小学校時代の、唯一、夜間に学校に集まろうという約束を守ったもの同士。それがきっかけで仲良くなって、あろうことか義理の兄弟にも

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    2026年07月09日
  • 塩狩峠

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    ネタバレ

    最後の最後で、ふじ子は果たして救われたのだろうか。生まれつき足が悪く、肺を患い、回復してからいよいよ恋人と結納だというタイミングでその相手を失い。この後、ふじ子はどうなったのだろう。時代背景とかを考えるとこれ以降の結婚は難しいのかな。今の時代だったら、結婚だけが幸せじゃないって考えもあるけど、当時はそうもいかないだろうし。キリストへの信仰が心の支えにはなるだろうけど、それがどこまで大きな力となってくれるのかな。不憫でならない。吉川と信夫は良い関係性の友達になれて良かった。小学校時代の、唯一、夜間に学校に集まろうという約束を守ったもの同士。それがきっかけで仲良くなって、あろうことか義理の兄弟にも

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    2026年07月09日
  • 海嶺(下)

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    ノンフィクションの本当にあった話を山のような資料と本を読んだ上でフィクションに仕上げている。下巻は最後に近づくにつれなんとも堪らない気持ちといつの時代にもお上と政治家は自分らの都合のことしか考えないことに憤りを感じる。命とは何か、生きるとは何かを問われている一作。キリスト教を勧める作品では全くなく、キリスト教第一を訴求するような信者の作品では全くない。
    過去にこのような出来事、時代があったことを日本人にもっと知らしむべしと思う。

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    2026年07月02日
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(下)

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    ノンフィクションの本当にあった話を山のような資料と本を読んだ上でフィクションに仕上げている。下巻は最後に近づくにつれなんとも堪らない気持ちといつの時代にもお上と政治家は自分らの都合のことしか考えないことに憤りを感じる。命とは何か、生きるとは何かを問われている一作。キリスト教を勧める作品では全くなく、キリスト教第一を訴求するような信者の作品では全くない。
    過去にこのような出来事、時代があったことを日本人にもっと知らしむべしと思う。

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    2026年07月02日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(下)

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    細川ガラシャの一生を題材にしたドラマや小説にはこれまで出会ったことがなかったのでとても興味深く読めた。
    人が人らしく生きることがこれ程までに困難な時代に、忠興に閉じ込められ続けても自分らしく生き、自分らしく幕を閉じた玉子の生き様が凄まじい。
    初之助が登場する場面はいつととても切なかった。

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    2026年07月02日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

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    高校生だった頃の私は、陽子と同じように「周りが変わっても、自分だけは変わらない」と本気で信じていた。
    でも振り返ると、その後の私は驚くほど変わり続けてきた。

    作品では、「若いうちは一年でも別人のように変わる」と描かれていたが、実際には年齢を重ねた今のほうが、考え方や価値観は大きく変化しているように感じる。

    ただ、その変化を以前ほど行動に移さなくなったため、外から見れば昔とあまり変わっていない人間に映るのかもしれない。

    この作品を読んで「変わる」ということは見た目や環境だけではなく、自分の内側で静かに積み重なっていくものでもあるのだと気づいた。

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    2026年06月29日
  • 続 氷点(上)

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    高校生だった頃の私は、陽子と同じように「周りが変わっても、自分だけは変わらない」と本気で信じていた。
    でも振り返ると、その後の私は驚くほど変わり続けてきた。

    作品では、「若いうちは一年でも別人のように変わる」と描かれていたが、実際には年齢を重ねた今のほうが、考え方や価値観は大きく変化しているように感じる。

    ただ、その変化を以前ほど行動に移さなくなったため、外から見れば昔とあまり変わっていない人間に映るのかもしれない。

    この作品を読んで「変わる」ということは見た目や環境だけではなく、自分の内側で静かに積み重なっていくものでもあるのだと気づいた。

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    2026年06月29日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    人は誰しも生きていたら心に闇があるものであるが、その闇を人に明かすことが簡単ではないから、人を巻き込んでまで苦しんでしまうのだと思う。
    私も神様と私しか知らない罪を抱えて生きていて、誰かに打ち明けるなど恥ずかしくてできない。
    自分の一番愛するべき人を一瞬でも傷つけてしまった瞬間がある。そのことをずっと後悔している。
    過去は変えられない。自分も自分の力では変えられない。神様に全てを謝り、罪を背負ってくれたイエス様に感謝して委ねていくことができれば、この重荷が楽になるのだと思う。
    罪をどんなに重ねた人間でも、神様の目から見れば雪より真っ白な高価で尊い存在なのだろうか。
    私が罪を犯す前から神様は私を

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    2026年06月26日
  • 氷点(下)

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    人は誰しも生きていたら心に闇があるものであるが、その闇を人に明かすことが簡単ではないから、人を巻き込んでまで苦しんでしまうのだと思う。
    私も神様と私しか知らない罪を抱えて生きていて、誰かに打ち明けるなど恥ずかしくてできない。
    自分の一番愛するべき人を一瞬でも傷つけてしまった瞬間がある。そのことをずっと後悔している。
    過去は変えられない。自分も自分の力では変えられない。神様に全てを謝り、罪を背負ってくれたイエス様に感謝して委ねていくことができれば、この重荷が楽になるのだと思う。
    罪をどんなに重ねた人間でも、神様の目から見れば雪より真っ白な高価で尊い存在なのだろうか。
    私が罪を犯す前から神様は私を

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    2026年06月26日
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(上)

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    さすが!としか言いようがない。最初三分の一くらいの序章部分はあまり動きがないのと、登場人物が多くて読み進めづらかったが、なんのこっちゃない。その後はとんとんと話が進んで引き込まれる。さすがである。昔の船乗り達が主人公で、新しい面が見えそうな三浦綾子作品。次巻と下巻が読むのが楽しみ。

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    2026年06月26日
  • 海嶺(上)

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    さすが!としか言いようがない。最初三分の一くらいの序章部分はあまり動きがないのと、登場人物が多くて読み進めづらかったが、なんのこっちゃない。その後はとんとんと話が進んで引き込まれる。さすがである。昔の船乗り達が主人公で、新しい面が見えそうな三浦綾子作品。次巻と下巻が読むのが楽しみ。

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    2026年06月26日
  • 三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編

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    前川正、、、涙
    当時の日本人にとって、敗戦は根幹を覆される出来事だったのだな。
    結核との闘病の様子も辛い。月を手鏡で反射しないと眺められない。母に押さえてもらえないと手紙が書けない。前川正の逝去シーンは涙なしにはとても読めなかった。
    私はクリスチャンではないので受洗の様子は少々読み飛ばしたけど、確かに敗戦後の辛い闘病生活では、信仰が相当救いになったんだろうなぁ。
    前半の三浦綾子は生きる意味や信条を深く考えて悩んでいて、とても共感した。深く考えすぎだよ!と綾子さんにも自分にも言いたくなった。
    表現が豊かで、眼前に風景が広がる素敵な文章だったー。父に勧められた本で敬遠してたけど、読んでよかった。

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    2026年06月25日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    娘を殺された事から始まる。

    社会的に富裕層の家族が、娘の殺人事件から勘違いや嫉妬が絡んで数奇な人生を送っていく。
    誰の立場で小説に入り込みむかで、人によって印象は違うかと思います。子を持つ男として啓造の立場で考えてしまう。
    自他共に認める美貌の夏枝の思考には、腹立たしさをを超えて怒りを感じる。
    人間とは、人とは、男とは、女とはを考えさせられる。

    個人的には、登場人物を今まで出会った誰かに置き換える事によって、一層興味深くなりました。

    入り込める作品です。
    60年前の小説でも、充分に楽しめる。

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    2026年06月23日
  • 氷点(下)

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    娘を殺された事から始まる。

    社会的に富裕層の家族が、娘の殺人事件から勘違いや嫉妬が絡んで数奇な人生を送っていく。
    誰の立場で小説に入り込みむかで、人によって印象は違うかと思います。子を持つ男として啓造の立場で考えてしまう。
    自他共に認める美貌の夏枝の思考には、腹立たしさをを超えて怒りを感じる。
    人間とは、人とは、男とは、女とはを考えさせられる。

    個人的には、登場人物を今まで出会った誰かに置き換える事によって、一層興味深くなりました。

    入り込める作品です。
    60年前の小説でも、充分に楽しめる。

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    2026年06月23日