三浦綾子のレビュー一覧

  • 続 氷点(下)

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    人のこころを最後まで描き切る、描写でストーリーを語るだけでない、深く、時にはこころを傷つけそうな文学。これが本当の文学かもしれないが。
    啓造、陽子の内省が、浅はかであるときもあり心理に近い時もあり。しかし本当の善悪はどこでつけられるか。杓子定規らに見ると明らかな悪も、弥吉の戦時中の罪により咎められないものにもなる。
    もしかしたら原罪というゆるしは、人間がどこかで持っている罪深さをお互いに許し合う、ということなのかもしれない。

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    2025年11月15日
  • 塩狩峠

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    面白いとか面白くないとかじゃなく、「読んで良かった」と思える作品。誇張でもなんでもなく、死ぬまでに読めて良かった、出会えて良かったと思える作品でした。

    時代背景が、家父長制の色濃く残る明治だったり、キリスト教の話が全体を貫いているので、馴染みがない人にはやや理解し難い部分もあるかもしれないですが、多くの人に読んでもらいたい小説です。著者のプロフィールを改めて読むと、まさに三浦綾子さんにしか書けない作品なんだなということが、よくわかりました。

    表紙絵も、読後に見ると一際胸にくるものがあります…

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    2025年11月09日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    面白いとか面白くないとかじゃなく、「読んで良かった」と思える作品。誇張でもなんでもなく、死ぬまでに読めて良かった、出会えて良かったと思える作品でした。

    時代背景が、家父長制の色濃く残る明治だったり、キリスト教の話が全体を貫いているので、馴染みがない人にはやや理解し難い部分もあるかもしれないですが、多くの人に読んでもらいたい小説です。著者のプロフィールを改めて読むと、まさに三浦綾子さんにしか書けない作品なんだなということが、よくわかりました。

    表紙絵も、読後に見ると一際胸にくるものがあります…

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    2025年11月09日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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     何てところで終わるんだ。下巻では完全に村井とよろしくやってる未来しか想像できない。啓造も捻じ曲がっているが、夏枝の身勝手さには同じ女として理解できる部分はあれど到底許容できない。再会した村井が醜く変わっていたことで手のひらを返す夏枝の浅ましいこと。夫への復讐に焦がれ、徹の存在を都合良く忘れているのが腹立たしい。啓造も自分も苦しむとはいえ、復讐のために無垢の子どもをだしに使う悍ましさときたら。この壊れた家族がどうなるのか、気になって仕方ない。

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    2025年11月03日
  • 氷点(上)

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     何てところで終わるんだ。下巻では完全に村井とよろしくやってる未来しか想像できない。啓造も捻じ曲がっているが、夏枝の身勝手さには同じ女として理解できる部分はあれど到底許容できない。再会した村井が醜く変わっていたことで手のひらを返す夏枝の浅ましいこと。夫への復讐に焦がれ、徹の存在を都合良く忘れているのが腹立たしい。啓造も自分も苦しむとはいえ、復讐のために無垢の子どもをだしに使う悍ましさときたら。この壊れた家族がどうなるのか、気になって仕方ない。

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    2025年11月03日
  • 続 氷点(下)

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    氷点4冊一気に読み終わった!
    続編もたるむことなく面白かった。
    登場人物全員の気持ちに共感出来るところもあって
    「原罪」について深く考えさせられた。

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    2025年10月31日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    氷点4冊一気に読み終わった!
    続編もたるむことなく面白かった。
    登場人物全員の気持ちに共感出来るところもあって
    「原罪」について深く考えさせられた。

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    2025年10月31日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(上)

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    上巻なので本筋は置いて、
    村井はほんとのところ何を考えているんだ?
    20年も…
    村井と高木視点はないのかな

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    2025年10月25日
  • 続 氷点(上)

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    上巻なので本筋は置いて、
    村井はほんとのところ何を考えているんだ?
    20年も…
    村井と高木視点はないのかな

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    2025年10月25日
  • 続 氷点(下)

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    啓造が気持ち悪すぎる。夏枝は普通の女ですよ。続でも夏枝が不憫で、この夏枝の寂しさを啓造は想像することもできず聖書を読んでさらに今は改心した、今の自分は正しいと思い込もうとしているように感じる。
    いかに自分の娘ではないとしても赤ん坊の頃から育てた陽子に性を感じるような男が、他者から人格者だと尊敬されるような描写には辟易します。

    しかし氷点の面白さは損なわれない!
    というか、当時はこんなキモい男を読者は受け入れられたんですか?信じられない!

    最後の選択肢、
    陽子が幸せだったといえる
    人生になることを願います!

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    2025年10月25日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    啓造が気持ち悪すぎる。夏枝は普通の女ですよ。続でも夏枝が不憫で、この夏枝の寂しさを啓造は想像することもできず聖書を読んでさらに今は改心した、今の自分は正しいと思い込もうとしているように感じる。
    いかに自分の娘ではないとしても赤ん坊の頃から育てた陽子に性を感じるような男が、他者から人格者だと尊敬されるような描写には辟易します。

    しかし氷点の面白さは損なわれない!
    というか、当時はこんなキモい男を読者は受け入れられたんですか?信じられない!

    最後の選択肢、
    陽子が幸せだったといえる
    人生になることを願います!

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    2025年10月25日
  • 三浦綾子 電子全集 続 氷点(下)

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    この物語における「事件」は前作冒頭に起きた事件のみ。犯人も捕まっていて解決済みのひとつの事件が影響を与えていくという、不思議なミステリーだった。登場人物1人ひとりの細かい心理描写があり、「ゆるし」ということについて考えさせられる。
    私のまわりにも軽薄で思考が浅いと感じる人はいてがっかりしたりイライラしたりはする。しかし、そのような人は決して思いやりがないとか優しくないわけでもなく、思考の軸がこちらとは違うだけで、優しい気持ちも思いやりも持っていて、ある意味では、深く読みし過ぎてしまう私たちよりも素直で、気持ちも強い部分があるのだと思う。そしてそれが深読みし、共感し過ぎて疲弊する人間にとっては救

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    2025年10月20日
  • 続 氷点(下)

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    この物語における「事件」は前作冒頭に起きた事件のみ。犯人も捕まっていて解決済みのひとつの事件が影響を与えていくという、不思議なミステリーだった。登場人物1人ひとりの細かい心理描写があり、「ゆるし」ということについて考えさせられる。
    私のまわりにも軽薄で思考が浅いと感じる人はいてがっかりしたりイライラしたりはする。しかし、そのような人は決して思いやりがないとか優しくないわけでもなく、思考の軸がこちらとは違うだけで、優しい気持ちも思いやりも持っていて、ある意味では、深く読みし過ぎてしまう私たちよりも素直で、気持ちも強い部分があるのだと思う。そしてそれが深読みし、共感し過ぎて疲弊する人間にとっては救

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    2025年10月20日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    ネタバレ

    とにかく夏枝が可哀想だとしか思えなかった。少し浮ついた気分を楽しんでいたけど彼女に不倫をする勇気はないですよね。
    それよりロリコン夫の論理と性欲キモすぎです。
    遺書にもあった通り娘を殺した男の娘を育てられるのは並大抵のことじゃないと思う。たまに男にちやほやされることでの憂さ晴らし位可愛いものだと思います。
    辰子さんのわかってる風な寄り添い方も嫌でした。

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    2025年10月16日
  • 氷点(下)

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    ネタバレ

    とにかく夏枝が可哀想だとしか思えなかった。少し浮ついた気分を楽しんでいたけど彼女に不倫をする勇気はないですよね。
    それよりロリコン夫の論理と性欲キモすぎです。
    遺書にもあった通り娘を殺した男の娘を育てられるのは並大抵のことじゃないと思う。たまに男にちやほやされることでの憂さ晴らし位可愛いものだと思います。
    辰子さんのわかってる風な寄り添い方も嫌でした。

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    2025年10月16日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    まじでクソきも親父なんですけど、本筋に関係ないところでいうと妻の太ももに足を置いて靴下を履かせてもらう描写があってほんとによくここまで女性の尊厳が認められたなあと感心しました。

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    2025年10月16日
  • 氷点(上)

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    まじでクソきも親父なんですけど、本筋に関係ないところでいうと妻の太ももに足を置いて靴下を履かせてもらう描写があってほんとによくここまで女性の尊厳が認められたなあと感心しました。

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    2025年10月16日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    再読。ン十年ぶり。カトリック女子大に通っていたころ、三浦綾子さんにはまってよく読んだ。
    すっかり日焼けした、小さな文字の文庫本の奥付には平成2年とある。
    実話をもとに書かれた小説であるが、まあ、そんなことはどうでもよい。とにかく純粋な主人公永野信夫という人とその人生にひきこまれる。
    明治の時代、不治の病と思われていた脊椎カリエスを患っている恋人を長年見舞い、一途に愛し続ける。それだけでもありえないような話なのに、その大切な人たちを置いて、縁のない偶然に客車に乗り合わせた人々のために自らのからだをもってその多くの命を救う。
    この人のなしえたことのただひとつも自分はできないであろう。

    多くの三浦

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    2025年10月08日
  • 塩狩峠

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    再読。ン十年ぶり。カトリック女子大に通っていたころ、三浦綾子さんにはまってよく読んだ。
    すっかり日焼けした、小さな文字の文庫本の奥付には平成2年とある。
    実話をもとに書かれた小説であるが、まあ、そんなことはどうでもよい。とにかく純粋な主人公永野信夫という人とその人生にひきこまれる。
    明治の時代、不治の病と思われていた脊椎カリエスを患っている恋人を長年見舞い、一途に愛し続ける。それだけでもありえないような話なのに、その大切な人たちを置いて、縁のない偶然に客車に乗り合わせた人々のために自らのからだをもってその多くの命を救う。
    この人のなしえたことのただひとつも自分はできないであろう。

    多くの三浦

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    2025年10月08日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    ネタバレ

    なんとなく結末は知っていたものの、主人公にモデルがいて、実際の事故を元にしたお話だとは知りませんでした。

    『氷点』シリーズを読んだ後だったので、信夫と、海難事故の際の牧師さんの姿が重なりました。

    他者のために自己犠牲が出来るかと自分に問うと、無理だと即答してしまいます。
    また、宗教心も全く持ち合わせていません。

    だからこそ、自分とは異なる信夫を通して、「生き方」「信仰」について考えさせられました。

    幸せの絶頂手前で、婚約者を失ったふじ子さんの、ラストの慟哭が涙を誘いました。
    が、あのふじ子さんなら、ひとしきり泣いた後は、信夫を誇りに思い、変わらず清廉に生きていくのではないだろうかとも思

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    2025年09月25日