三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘

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    人を許すことの難しさ。自分は人を許すことが出来ているか?と自問自答した
    しかし人は許される他ないと思う

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    2024年06月29日
  • 三浦綾子 電子全集 細川ガラシャ夫人(下)

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    ★★★★★ フルプライス出せる!

    細川ガラシャの伝記という以上に、人生の道標ともなる作品だった。

    味土野での孤独、そして夫と再会してからも味わう寂寥感に、玉子は既存の価値観を疑うようになる。
    幸せを他人に求めていたら、その人が自分の意にそぐわぬ言動をした際に自分を保てなくなる。だから自分の中にその基準を求めなければならないというのは、現代でも全く変わらないところだと思った。ガラシャはそれを信仰に求めたが、別に信仰でなくてもいい。ただ危機に陥った時にどう行動すればいいのか、その判断の基準を一つ持っておけば良いだけなのだという教えを感じた。
    一つ筋の通った人は強い。秀吉に襲われそうになった際の

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    2024年06月05日
  • 三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編

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    もともと気になっていた三浦さんだが「母」きっかけで一気に自伝まで。戦中の教員としての経歴から教科書墨塗りをへて、キリスト教に出会ったという大まかな経歴は知ってはいたが、現代の私たちには想像のできない闘病の凄まじさ。その中で、自身は妖婦だと書かれているが、友人がひっきりなしに見舞いに来る三浦さん、きっと話も人柄も魅力的だったのだろうなあ。そんな自暴自棄で、そして傍目に自由奔放な彼女が求道者としてキリスト教と向き合い、洗礼を受け、前川正との別れを経て三浦光世と出会うまでを描いている。

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    2024年05月27日
  • 三浦綾子 電子全集 母

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    小林多喜二の母セキが作者に語る形で綴られる小林多喜二の人生と母の思い。幼い頃の思い出、遺体が戻ってきたときの怒り悲しみ、死後の絶望。セキさんの真っ直ぐな性格とあいまって、多喜二への思いがぐさりと刺さる。北海道に1人やっていた長男もなくしていたというセキさん、若くして子供を立て続けになくす悲しみが辛すぎて電車の中では読み進められなかった。
    それにしても昔の女性はこんなにも真っ直ぐに子供を愛せていたのかと思うと羨ましくもある。セキさんの言葉に自分の時間がとか自分の人生が、とか自己犠牲を嘆く姿は全くない。子供が大きくなったらその家々を回って布団を繕ってやることを夢見る、そんな人生。もっとも、セキさん

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    2024年05月21日
  • 母

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    小林多喜二の母セキが作者に語る形で綴られる小林多喜二の人生と母の思い。幼い頃の思い出、遺体が戻ってきたときの怒り悲しみ、死後の絶望。セキさんの真っ直ぐな性格とあいまって、多喜二への思いがぐさりと刺さる。北海道に1人やっていた長男もなくしていたというセキさん、若くして子供を立て続けになくす悲しみが辛すぎて電車の中では読み進められなかった。
    それにしても昔の女性はこんなにも真っ直ぐに子供を愛せていたのかと思うと羨ましくもある。セキさんの言葉に自分の時間がとか自分の人生が、とか自己犠牲を嘆く姿は全くない。子供が大きくなったらその家々を回って布団を繕ってやることを夢見る、そんな人生。もっとも、セキさん

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    2024年05月21日
  • 海嶺(下)

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    ネタバレ

    歴史に翻弄された男たちの数奇な運命!

    岩松改め岩吉、久吉、音吉の3人は、幾多の困難を乗り越え、5年ぶりに日本を目の前にしている。しかし彼らに対する祖国の仕打ちは容赦ないものだった……感動巨編、涙の完結編。

    史実を元に描いているが、本当に祖国である日本の仕打ちがひどい。体制維持を是とする幕府側の頑なさと隣人愛を解くキリスト圏に保護されたが故の物語だったのだろう。

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    2024年05月02日
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(下)

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    ネタバレ

    歴史に翻弄された男たちの数奇な運命!

    岩松改め岩吉、久吉、音吉の3人は、幾多の困難を乗り越え、5年ぶりに日本を目の前にしている。しかし彼らに対する祖国の仕打ちは容赦ないものだった……感動巨編、涙の完結編。

    史実を元に描いているが、本当に祖国である日本の仕打ちがひどい。体制維持を是とする幕府側の頑なさと隣人愛を解くキリスト圏に保護されたが故の物語だったのだろう。

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    2024年05月02日
  • 三浦綾子 電子全集 泥流地帯

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    初め読み始めは「第一次大戦後の古き北海道集落の貧しい話」だと思って読んでました。
    途中まで「幸せとは?」とか「真面目な人間ほど苦労するのかな?」とか考えさせられながら読んでました。
    で、最後の方になると、読み応えがある内容がギッシリのスペシャル。
    最後は眠気も覚めて一気に読みました。
    良い話かどうかわかりませんが、一度手に取って読んでもらいたい1冊です。
    衝撃のラストをいろいろな人に読んでもらいたいです。

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    2024年05月01日
  • 母

    購入済み

    蟹工船は昔読んだことがありましたが、小林多喜二の人生はよく知りませんでした。母親の目線から語られる多喜二は自分の正義に真っ直ぐ向かう強さを持っていて、そして惨い最期を遂げます。なぜ人を助けようと行動することが罪になるのか、母親の苦悩にキリスト教が最終的に支えとなったのは自然の流れかと思います。理不尽がまかり通った時代の子を思う親の気持ちに身につまされる思いでした。

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    2024年04月26日
  • 海嶺(中)

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    ネタバレ

    遠州灘で遭難し奇跡的に北アメリカに漂着した岩松ら3人は、先住民に奴隷にされる。しかしイギリスの小社の援助で日本に帰国できる道が開かれる。希望を持った3人を待ち受けたものとは……。

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    2024年04月20日
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(中)

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    ネタバレ

    遠州灘で遭難し奇跡的に北アメリカに漂着した岩松ら3人は、先住民に奴隷にされる。しかしイギリスの小社の援助で日本に帰国できる道が開かれる。希望を持った3人を待ち受けたものとは……。

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    2024年04月20日
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(上)

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    ネタバレ

    天保3年(1832年)、知多半島から出航した千石船宝順丸が、遠州灘で難破する。岩松、久吉、音吉の3人は、1年2ヶ月後、奇跡的に北アメリカに漂着する。彼らには想像を超えた運命が待っていた。

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    2024年04月11日
  • 海嶺(上)

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    ネタバレ

    天保3年(1832年)、知多半島から出航した千石船宝順丸が、遠州灘で難破する。岩松、久吉、音吉の3人は、1年2ヶ月後、奇跡的に北アメリカに漂着する。彼らには想像を超えた運命が待っていた。

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    2024年04月11日
  • 三浦綾子 電子全集 続 泥流地帯

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    耕作が悩みながらひとつひとつ乗り越えて成長するさまがいい。兄の拓一は命懸けで大切な人、大切なものを守ろうとする言わば理想の人だ。泥流地帯の不毛な土地を復興させようと、挫けずにポジティブに汗を流し続ける。暴漢に襲われた弟耕作の代わりに大怪我をしても。
    正しいことをして報いはなくても、試練と受け止めて生きる拓一。そんな兄を尊敬し、精神的な成長を遂げていく耕作。
    この兄弟が泥流地帯を開拓するように、未来を切り拓いていく。
    私が好きな場面は、節子の真実を耕作が受け止める場面。姉のために家族のために中学進学を諦めた耕作を思い、人知れず泣いた節子。それが耕作の胸に届いてよかった。

    福子の幸せをみんなで祈

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    2024年04月01日
  • 三浦綾子 電子全集 泥流地帯

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    耕作が教師になって同じ境遇の子の綴り方に涙ぐむ優しさにふれる。耕作の恩師、菊川先生のようだ。
    耕作が尊敬する菊川先生も、論語や聖書に精通する耕作のおじいちゃんも慈愛に満ちた人だ。もの知りなだけではない。人が学ぶうえで、生きるうえで、本当に大切なことを教えてくれる。
    徴兵制のある時代、小作人が蔑まれた時代、お金のために子どもが売られた時代、そんな時代の話。読み進めるのが辛い場面、切ない場面もあるが、読むことをやめることができない。
    貧しさの中、理不尽な扱いを受けながらも凛として生きていく耕作。そしてその兄、拓一。

    そして十勝岳噴火、山津波。
    良子は母に会えることを楽しみにしていたのに
    それも叶

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    2024年03月31日
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘

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    相手につい文句を言ってしまいがち。
    でも自分も相手と同じ人間なのだから、自分も同じことをする可能性は十分ある存在だ、と考えることでストレスなく人を受け入れることができるようになった。

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    2024年03月21日
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘

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    読んだのは中学生ぶりくらいだった気がする。当時受けた衝撃よりも今年改めて受けた衝撃の方が大きい。ある程度歳をとった今、この作品を通して「ゆるす」ということの難しさと尊さを感じることができて良かった。このタイミングで出会うべき本だったように思う。

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    2024年03月20日
  • 三浦綾子 電子全集 ひつじが丘

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    50年以上前の作品。
    それでも現在でも難なく読めた作品。

    舞台は戦後四、五年後の若き女子高校生達(女学校から高校生に変わる頃)の、男女間のもつれなお話。

    どなたかが感想に“コンパクトな氷点”と表現していたが、確かにそんな感じがしました。

    テーマは“愛”と“赦し”。

    とは言え、氷点よりドロっとした感じは否めない。登場人物を若めにしているせいか、まだまだ人生経験が足りない者も居れば、駄目の三冠王みたいな男も居る。

    良一の扱いが今作のキーとなるだろう。
    駄目の三冠王・良一(酒に溺れる、女たらし、妻に手を挙げる)は、初めのうちは見るに耐えないクズ男だが、肺病の初期段階における吐血するところか

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    2024年03月17日
  • 嵐吹く時も(新潮文庫)

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    三浦作品のおもしろさにハマってるらしい
    人間の中にあるずるくて自己中心的な一面を
    むき出してくるあの人間臭さがたまらない!
    個性的で嫌悪さえおぼえる人物がなぜか愛おしい
    そして作品の舞台が地元だったりするのもリアル

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    2024年02月12日
  • 三浦綾子 電子全集 天北原野(上)

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    三浦綾子さんの作品、氷点に続いて2作目をこの順で読んで正解でした。
    母親として健気に生きる貴乃を応援しながら人生を歩んだ。
    昔の時代、身も心も綺麗でも苦労する。
    あき子のような孤独からの奔放も自分を苦しめる。
    今の時代の俳優で映像で観てみたいです。

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    2024年02月10日