三浦綾子のレビュー一覧

  • 三浦綾子 電子全集 泥流地帯

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    掛け値なしの大作。こんなすごいストーリーテラーがいたのか。
    昨今問題になっている洪水や地震などの自然災害とも重なるところがある。
    人間の驕りと尊厳とは何か。
    つきつけてくる。

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    2026年09月27日
  • 三浦綾子 電子全集 母

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    小林多喜二の母の目線から書かれた小説。インタビュー形式で母セキさんが回想している感じで進んでいく。
    母の息子を思う気持ちが始終溢れている。
    三浦綾子さんの小説なので、やはり最後の方でキリストとの関わりも描かれている。

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    2026年09月22日
  • 母

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    小林多喜二の母の目線から書かれた小説。インタビュー形式で母セキさんが回想している感じで進んでいく。
    母の息子を思う気持ちが始終溢れている。
    三浦綾子さんの小説なので、やはり最後の方でキリストとの関わりも描かれている。

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    2026年09月22日
  • 塩狩峠

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    始終泣きながら読んだ。
    生きるとは、そして死ぬとは。私たちの人生は、何のために存在するのか。悩みもがく人間の痛切な想いに、三浦綾子は一クリスチャンとして答えを出すことを試みている。
    自分自身も実際に肺結核と脊椎カリエスを患い、信仰に生を支えられた経験を持つ。また、信夫のモデルである長野政雄の史実を知って感銘を受け、「塩狩峠」を書いたのだという。
    彼女の人生、彼女の「誠」がそのままに反映されたこの作品を読むと、私自身もこのように、もっと正直に生きることができるはずだと思わされる。傲慢な行いを顧み、罪を認め、より善く生きるために己を律することができるはずだと。
    フィクションに過ぎないと言われてしまえばそれまでなのだけれど、読後のこの感動をいつまでも新鮮に覚えていたい。道標のような作品。

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    2026年09月21日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    始終泣きながら読んだ。
    生きるとは、そして死ぬとは。私たちの人生は、何のために存在するのか。悩みもがく人間の痛切な想いに、三浦綾子は一クリスチャンとして答えを出すことを試みている。
    自分自身も実際に肺結核と脊椎カリエスを患い、信仰に生を支えられた経験を持つ。また、信夫のモデルである長野政雄の史実を知って感銘を受け、「塩狩峠」を書いたのだという。
    彼女の人生、彼女の「誠」がそのままに反映されたこの作品を読むと、私自身もこのように、もっと正直に生きることができるはずだと思わされる。傲慢な行いを顧み、罪を認め、より善く生きるために己を律することができるはずだと。
    フィクションに過ぎないと言われてしまえばそれまでなのだけれど、読後のこの感動をいつまでも新鮮に覚えていたい。道標のような作品。

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    2026年09月21日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    もっと早く読んでいたかったと感じました。
    今を大事に生きようと思わされました。どんなに大事な人がいても、親しい人との縁を大事にしていても、人生は終わる時には終わるんだなと感じました。キリスト教や明治時代にも興味を持てました。

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    2026年09月16日
  • 塩狩峠

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    もっと早く読んでいたかったと感じました。
    今を大事に生きようと思わされました。どんなに大事な人がいても、親しい人との縁を大事にしていても、人生は終わる時には終わるんだなと感じました。キリスト教や明治時代にも興味を持てました。

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    2026年09月16日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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     勉強をサボる邪な理由で読みはじめた本書。しかしながら、読み終えて良かったと思っている。満足している。
     私は宗教には無縁、関心もない今なのだが、どれほど人の価値観に影響を与えるものなのだろう。  
     昨今の少なくとも私が見聞きする情報は、いかに未来が不確定で不安なものか、そのためにいかに過ごすかというような、どうしても自己中心的考えになってしまうもので溢れているように思う。故に、犠牲がテーマのひとつでもある本書はとても胸が痛い。
     さて、今から私には何ができるかと考えるとしましょうか。

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    2026年09月13日
  • 塩狩峠

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     勉強をサボる邪な理由で読みはじめた本書。しかしながら、読み終えて良かったと思っている。満足している。
     私は宗教には無縁、関心もない今なのだが、どれほど人の価値観に影響を与えるものなのだろう。  
     昨今の少なくとも私が見聞きする情報は、いかに未来が不確定で不安なものか、そのためにいかに過ごすかというような、どうしても自己中心的考えになってしまうもので溢れているように思う。故に、犠牲がテーマのひとつでもある本書はとても胸が痛い。
     さて、今から私には何ができるかと考えるとしましょうか。

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    2026年09月13日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    下巻は読む方もどんどん追い詰められていく。
    内容も、結末も知っていても話に引き込まれていくし、幾度も考えさせられる。

    啓造の立場、夏枝の立場、高木の立場、徹、そして陽子。
    下巻は特に夏枝の心の動きが身勝手すぎて、嫌悪する。

    氷点と言えば、原罪。
    「原罪」とは何か?を常に考えながら読み進める。
    生まれながらに持っている罪とは何か?
    「汝の敵を愛せ」
    啓造、高木、夏枝、それぞれの身勝手な思惑で陽子の人生を狂わせてしまう。
    人とは恐ろしい。誰しも恐ろしさを持っている。
    それを見せつける小説。
    キリスト教を超えた深い教えがある。

    これがデビュー作なのが信じられない。
    今回37年ぶりに読み返したけど、全く色褪せることなく何年たって読んでも傑作は傑作。
    内容も鮮明に覚えていたことに驚いた。
    それくらい、初めて読んだ時、自分にも衝撃だったのだろう。
    塩刈峠と氷点は人間とは何かを思い出すために時々読むのがいいかもしれない。

    引き続き続編も読もう。

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    2026年09月10日
  • 氷点(下)

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    下巻は読む方もどんどん追い詰められていく。
    内容も、結末も知っていても話に引き込まれていくし、幾度も考えさせられる。

    啓造の立場、夏枝の立場、高木の立場、徹、そして陽子。
    下巻は特に夏枝の心の動きが身勝手すぎて、嫌悪する。

    氷点と言えば、原罪。
    「原罪」とは何か?を常に考えながら読み進める。
    生まれながらに持っている罪とは何か?
    「汝の敵を愛せ」
    啓造、高木、夏枝、それぞれの身勝手な思惑で陽子の人生を狂わせてしまう。
    人とは恐ろしい。誰しも恐ろしさを持っている。
    それを見せつける小説。
    キリスト教を超えた深い教えがある。

    これがデビュー作なのが信じられない。
    今回37年ぶりに読み返したけど、全く色褪せることなく何年たって読んでも傑作は傑作。
    内容も鮮明に覚えていたことに驚いた。
    それくらい、初めて読んだ時、自分にも衝撃だったのだろう。
    塩刈峠と氷点は人間とは何かを思い出すために時々読むのがいいかもしれない。

    引き続き続編も読もう。

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    2026年09月10日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    誰もが秘密を抱えていて「被害者であり加害者」という点で、最近見たちいかわの映画「人魚の島のひみつ」を思い出した。そしてこれは見ていないけれど、陽子に降りかかる災難に、おしんを思い出す。
    それぞれの登場人物の行動が、それぞれの思考に基づいていて、理に適っている。だから章ごとに登場人物に思い入れしたり怒ったりしてしまう。
    氷点の回収も見事。

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    2026年09月06日
  • 氷点(下)

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    誰もが秘密を抱えていて「被害者であり加害者」という点で、最近見たちいかわの映画「人魚の島のひみつ」を思い出した。そしてこれは見ていないけれど、陽子に降りかかる災難に、おしんを思い出す。
    それぞれの登場人物の行動が、それぞれの思考に基づいていて、理に適っている。だから章ごとに登場人物に思い入れしたり怒ったりしてしまう。
    氷点の回収も見事。

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    2026年09月06日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(上)

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    いやーおもしろいな!二日で完読してしまった。
    戦後すぐの北海道という馴染みのない設定だが引き込まれる。
    旭川のよく知った場所(営林局など)が描かれており、頭の中で地図を書きながら読み進めた。というか三浦さんの旦那さんが営林局勤めだったのか。
    朝日新聞の1000万の懸賞小説で大賞をとったというが、文体も完成されていてすごい新人だよなぁと思う。笑点の由来になったというのもびっくり。
    三浦さん自身が肺結核やオホーツク海で入水自殺や戦争などの受難を生き抜いており、だからこそこんなに凄みある文章になるのだと思う。

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    2026年09月06日
  • 氷点(上)

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    いやーおもしろいな!二日で完読してしまった。
    戦後すぐの北海道という馴染みのない設定だが引き込まれる。
    旭川のよく知った場所(営林局など)が描かれており、頭の中で地図を書きながら読み進めた。というか三浦さんの旦那さんが営林局勤めだったのか。
    朝日新聞の1000万の懸賞小説で大賞をとったというが、文体も完成されていてすごい新人だよなぁと思う。笑点の由来になったというのもびっくり。
    三浦さん自身が肺結核やオホーツク海で入水自殺や戦争などの受難を生き抜いており、だからこそこんなに凄みある文章になるのだと思う。

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    2026年09月06日
  • あのポプラの上が空 新装版

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    亡き父の友人である陶吉のもとに下宿し、北大医学部を目指す淳一。下宿先は陶吉が薬局を経営する薬剤師、息子の浜雄が外科病院の院長と、まるで絵に書いたようなエリート一家。しかしその家に住む人々は全員が個室に鍵をかけ、食事も各々で済ませ、孫の景子は暴言や暴力を働く。この家を蝕む闇とは。

    一家を壊した直接の原因は"クスリ"だけど、あとがきにあるように"クスリ"がいちばんの問題ではない。
    人間の欲、業、罪深さなど、三浦綾子ワールドに浸ることができる作品。

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    2026年09月06日
  • 三浦綾子 電子全集 あさっての風-あなたと共に考える人生論

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    『人間のかかわりについて』『信と望みと愛と』『美しい結婚』『親と子と教師と』『風物によせて』の5本立てエッセイ人生訓。著者の慧眼に心酔。

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    2026年09月02日
  • 塩狩峠

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    ネタバレ

    素直に人の言葉に耳を傾けて、ものごとの表面だけではなく内面を理解しようとする信夫
    とことん真面目で、人の弱い部分に寄り添う深い愛情を持つ吉川
    豪快かつ自由、それでいて柔軟で優しい隆士
    彼らに気付かされることがたくさんあった

    信夫はやっぱり貞行と菊の子だな、と思った
    素敵な夫婦だった
    幼少の待子、可愛い

    信夫が最期に頷きかけた三堀はこの先どう生きていくのだろう
    結末が切なくて涙が出た


    ▪️印象に残った言葉

    「『おかあさま』
    信夫は、その喜びをいいたいような気がして母を呼んだ。だが、ひとことおかあさまと呼んだだけで、何もいわなくてもいいような、そのままそっくり自分の気持ちが母に流れていっているような、そんな気持ちがした。」
    ------
    「いいえね、たった一年二ヶ月でも、何だかわたしの過ごしてきた十何年の楽しかったことを全部集めても、この楽しさにはくらべられないと思ったの」
    ------
    「とうの昔に、こんな死を、吉川は知っていたような気がした。激しい衝撃と共に、心のどこかに、揺らがないひとところがあった。全身をゆさぶられるような衝撃のはずなのに、心のひとところだけは、きわめて静かだった。それは、信夫を知っている吉川の友情であったかもしれない。」



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    2026年08月30日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    ネタバレ

    素直に人の言葉に耳を傾けて、ものごとの表面だけではなく内面を理解しようとする信夫
    とことん真面目で、人の弱い部分に寄り添う深い愛情を持つ吉川
    豪快かつ自由、それでいて柔軟で優しい隆士
    彼らに気付かされることがたくさんあった

    信夫はやっぱり貞行と菊の子だな、と思った
    素敵な夫婦だった
    幼少の待子、可愛い

    信夫が最期に頷きかけた三堀はこの先どう生きていくのだろう
    結末が切なくて涙が出た


    ▪️印象に残った言葉

    「『おかあさま』
    信夫は、その喜びをいいたいような気がして母を呼んだ。だが、ひとことおかあさまと呼んだだけで、何もいわなくてもいいような、そのままそっくり自分の気持ちが母に流れていっているような、そんな気持ちがした。」
    ------
    「いいえね、たった一年二ヶ月でも、何だかわたしの過ごしてきた十何年の楽しかったことを全部集めても、この楽しさにはくらべられないと思ったの」
    ------
    「とうの昔に、こんな死を、吉川は知っていたような気がした。激しい衝撃と共に、心のどこかに、揺らがないひとところがあった。全身をゆさぶられるような衝撃のはずなのに、心のひとところだけは、きわめて静かだった。それは、信夫を知っている吉川の友情であったかもしれない。」



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    2026年08月30日
  • 氷点(上)

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    本棚の整理をしていて、古い氷点を見つけて読みたくなった。
    改訂版が出ていると知り、そちらを購入して読んだ。
    平成の改訂版ては、フォントサイズが大きくなり、改行も多くなっていて、全体に読みやすくなっている印象。
    言葉遣いなどは現代にそぐわないものはあるけど、時代背景を考慮し、修正はされずに発表当時のままが使用されている。

    さて内容は記憶に残っている通り。
    何十年も経っているのに、よく覚えていることに感心する。それだけの文章力。
    妻の裏切り、失った子供、その復讐に犯人の子供を引き取る。という夫の心の動きを中心に、キリスト教の「汝の敵を愛す」が繰り返し問いかけられる。

    何十年経って読んでも、再び引き込まれる氷点の世界観。
    これがデビュー作なのだから、やはりすごいと思う。

    三浦綾子の氷点と塩刈峠は、時々読んで考えたい。


    今読むと、内容的には韓ドラにありそうな感じなので、三浦綾子さんって、すごい時代の先取りだったのかも。
    下巻も続けて改訂版で読もうと思う。

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    2026年08月29日