三浦綾子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前川正、、、涙
当時の日本人にとって、敗戦は根幹を覆される出来事だったのだな。
結核との闘病の様子も辛い。月を手鏡で反射しないと眺められない。母に押さえてもらえないと手紙が書けない。前川正の逝去シーンは涙なしにはとても読めなかった。
私はクリスチャンではないので受洗の様子は少々読み飛ばしたけど、確かに敗戦後の辛い闘病生活では、信仰が相当救いになったんだろうなぁ。
前半の三浦綾子は生きる意味や信条を深く考えて悩んでいて、とても共感した。深く考えすぎだよ!と綾子さんにも自分にも言いたくなった。
表現が豊かで、眼前に風景が広がる素敵な文章だったー。父に勧められた本で敬遠してたけど、読んでよかった。
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Posted by ブクログ
よりによってなんで大事な日に客車が離れる事故が起きるんだよ!と、その見えない運命が憎すぎて腹が立った…。
主人公の永野と友人の吉川兄妹の関係は彼らが小学生のころから知っている(大半のページにわたり書かれている)ので、この悲しすぎる結末に胸が痛くなり泣けた。とくにふじ子さんを想うともう…切なすぎる。
最初からすーっと物語に入り込め、読む手がとまらず、しまいには居眠りしたときの夢の中にも出てくるほど夢中になれる。
「塩狩峠」はわたしが中学のころに母から教えてもらった本で母に借りたけど結局読まずに返却。あれから数十年、やっと読めた。読んで本当によかった。
「不朽の名作」に納得です。 -
Posted by ブクログ
よりによってなんで大事な日に客車が離れる事故が起きるんだよ!と、その見えない運命が憎すぎて腹が立った…。
主人公の永野と友人の吉川兄妹の関係は彼らが小学生のころから知っている(大半のページにわたり書かれている)ので、この悲しすぎる結末に胸が痛くなり泣けた。とくにふじ子さんを想うともう…切なすぎる。
最初からすーっと物語に入り込め、読む手がとまらず、しまいには居眠りしたときの夢の中にも出てくるほど夢中になれる。
「塩狩峠」はわたしが中学のころに母から教えてもらった本で母に借りたけど結局読まずに返却。あれから数十年、やっと読めた。読んで本当によかった。
「不朽の名作」に納得です。 -
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明治時代の北海道を舞台に鉄道会社に勤める青年・永野信夫の生涯を描いた物語。モデルとなる人物がいたということに驚き。
少年時代はキリスト教に否定的だったけど、そこから教会学校の校長になり周りから信頼され尊敬される存在になるまでの心境や成長が丁寧に描かれているので洗礼を受けるということが自然と受け入れられた。
自責や葛藤を抱えつつも「自分がどう生きるべきか」「本当に自分が信じるべきもの」を問い続けていく信夫。
後半の揺るぎない信念を得て周りから信頼を得ている君子のような信夫より、私は前半の人間味のある信夫の方が共感できるなぁ。
私は信夫のような行動なんて到底できないし、自己犠牲は美徳といわれても残された家族の立場にたったらたまらないと思うしその自己犠牲に対しては感動はできないんだけど、でも信夫が「自分にとっての正義とは何か」を長年問い続けてきた結果、その答えが自分にとっては自分の命を使うことであり、その特別な使命を背負ってこの世に生まれて来たのかもしれないなと思った。 -
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明治時代の北海道を舞台に鉄道会社に勤める青年・永野信夫の生涯を描いた物語。モデルとなる人物がいたということに驚き。
少年時代はキリスト教に否定的だったけど、そこから教会学校の校長になり周りから信頼され尊敬される存在になるまでの心境や成長が丁寧に描かれているので洗礼を受けるということが自然と受け入れられた。
自責や葛藤を抱えつつも「自分がどう生きるべきか」「本当に自分が信じるべきもの」を問い続けていく信夫。
後半の揺るぎない信念を得て周りから信頼を得ている君子のような信夫より、私は前半の人間味のある信夫の方が共感できるなぁ。
私は信夫のような行動なんて到底できないし、自己犠牲は美徳といわれても残された家族の立場にたったらたまらないと思うしその自己犠牲に対しては感動はできないんだけど、でも信夫が「自分にとっての正義とは何か」を長年問い続けてきた結果、その答えが自分にとっては自分の命を使うことであり、その特別な使命を背負ってこの世に生まれて来たのかもしれないなと思った。