三浦綾子 電子全集 海嶺(下)
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三浦綾子 電子全集 海嶺(下)

小説・文芸
550円 (税込)

2pt

4.7

数奇な運命をたどりながら、強い心を持ち続けることの大切さ。人間いかに生くべきかを描く歴史伝記大長編。

イギリスの商社に窮地を救われ、軍艦イーグル号でロンドンに、ゼネラル・パーマー号でマカオに送り届けられた音吉、久吉、岩吉は、帰国を待ち続けていた。そしてようやく待ちに待った祖国・日本を目前にしたのだが……。
異国の人々の無償の愛に、人間として生きていくことは何かを考えさせる感動の大長編。

1983年(昭和58年)に松竹で映画化。西郷輝彦、竹下景子の主演で話題となった。

「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による本作の「創作秘話」を収録!

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三浦綾子 電子全集 海嶺 の一覧

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(上)
    550円 (税込)
    海の自然とちっぽけな人間の闘いを描いた実話を元にした大漂流記。 天保3(1832)年、知多半島の小野浦から江戸に向かって出航した千石船宝順丸は、遠州灘で嵐に遭い、難破してしまう。1年2か月間の漂流ののち、宝順丸は奇跡的に北アメリカのフラッタリー岬に漂着する。14名いた乗組員はこのときすでに、10代の音吉、久吉、そして舵取りの岩松だけとなっていた……。 強大な自然にも負けない人間の強さを描いた大長編。 1983年(昭和58年)に松竹で映画化。西郷輝彦、竹下景子の主演で話題となった。 「三浦綾子電子全集」付録として、著者がキリスト教関係の雑誌「けつたん」に載せたエッセイを収録!
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(中)
    550円 (税込)
    異国の地で知る人間の生き方とは、無償の愛とは何かを描く魂の物語。 遠州灘で遭難し、1年2か月間の漂流ののち、奇跡的に北アメリカに漂着した音吉、久吉、岩松(岩吉)は、この地に住むマカハ族に捕らえられ、奴隷にされてしまう。しかし、事情を知ったイギリスの商社ハドソン湾会社が3人を買い取り、とりあえずロンドンに連れっていってくれた……。 鎖国政策をとる祖国・日本との違いに「心の鎖国」が解き放されていく魂の物語。 1983年(昭和58年)に松竹で映画化。西郷輝彦、竹下景子の主演で話題となった。 「三浦綾子電子全集」付録として、著者が旭川の文芸誌「旭川市民文芸」に載せた歴史小説についてのエッセイを収録!
  • 三浦綾子 電子全集 海嶺(下)
    550円 (税込)
    数奇な運命をたどりながら、強い心を持ち続けることの大切さ。人間いかに生くべきかを描く歴史伝記大長編。 イギリスの商社に窮地を救われ、軍艦イーグル号でロンドンに、ゼネラル・パーマー号でマカオに送り届けられた音吉、久吉、岩吉は、帰国を待ち続けていた。そしてようやく待ちに待った祖国・日本を目前にしたのだが……。 異国の人々の無償の愛に、人間として生きていくことは何かを考えさせる感動の大長編。 1983年(昭和58年)に松竹で映画化。西郷輝彦、竹下景子の主演で話題となった。 「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による本作の「創作秘話」を収録!

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三浦綾子 電子全集 海嶺(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションの本当にあった話を山のような資料と本を読んだ上でフィクションに仕上げている。下巻は最後に近づくにつれなんとも堪らない気持ちといつの時代にもお上と政治家は自分らの都合のことしか考えないことに憤りを感じる。命とは何か、生きるとは何かを問われている一作。キリスト教を勧める作品では全くなく、キリスト教第一を訴求するような信者の作品では全くない。
    過去にこのような出来事、時代があったことを日本人にもっと知らしむべしと思う。

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

    終わってしまいました。幸せな結末にはならないと分かってはいましたがあまりに悲しいエンディングでした。氷点、塩狩峠、天北原野、泥流地帯、銃口等、高校生から20代の頃に三浦綾子さんの本はたくさん読んでいいました。久しぶりに手に取りましたが、特に下巻には著者らしい表現が多く見られ懐かしく思われました。これほど大変な思いをした3人が、その後の生活で幸せだと心から思って過ごせたことを祈っています。

    0
    2026年04月08日

    Posted by ブクログ

    日本が正しい、という感覚をずっと持ち続けていたのに、
    外国の人や考え方に触れ、そして外国から見た日本を改めて知ったときに正しさとは?何を信じるべきか?与えられているものを信じて正しいと思うだけではダメなのだなとおもった
    後書きでみんながそれぞれ人生を歩めていたのに安心した

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    日本の鎖国時代、船が遭難して危うく助かり外国を見てしまった船乗りや漁師はたくさんいたのだろう。

    ジョン万次郎は有名だが、この小説の主人公音吉も世界を見てしまったために日本に帰れなくなってしまう不幸を味わった。実話だそうである。

    地球を一周するように世界を見てしまうのはそもそも太平洋を1年2ヵ月も漂流し、北アメリカに着いてしまったからだ。

    14人居た乗組員たちも3人となってしまう過酷な漂流、流れ着いた北アメリカもインデアンの住むところで奴隷にされてしまう辛い経験の後、イギリスの商社に助けられた。

    しかし簡単には帰国できないのである。すなわち鎖国の日本、イギリスが日本との通商を望む思惑、などあり西回りの世界一周とも言える船旅をする5年の歳月がかかったのだ。

    そしてたどり着いた日本は3人に酷い仕打ちをする。送って貰ったイギリスの商船に江戸時代も終わらんとする幕府は砲撃するのである。

    結局日本には帰れなかった3人の運命はこの小説にはない。

    19世紀のはじめころ、キリシタンを禁じている鎖国時代、音吉14歳から19歳、英語を習得し、キリスト教の精神欧風の精神を学び、人間が人間らしいというのはどういうことかを知り、日本を外から見てしまったのだ。

    世界を見てしまう、今なら造作もないかどうか?

    鎖国時代の音吉たちが愕いた世界、相変わらずわたし達もいまだに愕いているのではないか!

    0
    2020年08月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    歴史に翻弄された男たちの数奇な運命!

    岩松改め岩吉、久吉、音吉の3人は、幾多の困難を乗り越え、5年ぶりに日本を目の前にしている。しかし彼らに対する祖国の仕打ちは容赦ないものだった……感動巨編、涙の完結編。

    史実を元に描いているが、本当に祖国である日本の仕打ちがひどい。体制維持を是とする幕府側の頑なさと隣人愛を解くキリスト圏に保護されたが故の物語だったのだろう。

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    救われたいがために信じるのに、その信じるものの違いで裏切られることになるのはなんとも悲しい、酷い結末の話だと思った。
    とはいえ、幕府がキリスト教を禁じていたのは日本の神仏への信心というよりは権力の維持のためだというのが不条理だと思う。人間は身勝手な存在だと思った。

    その他にもいろいろ考えさせられた。自分が岩吉のように、子どもや親との一時のつもりの別れが今生の別れとなった際にどんな気分になるか。なかなか耐え難い。
    あとはやっぱ、マカオに戻ってその後の人生を生きた音吉のように自分もどんなに辛い状況でも前向きに生きる人でありたいと思った。祖国に裏切られた後、音吉を支えたのはなんなのか気になる。キリスト教の教え?もしくは音吉たちに尽くした欧米の人たちの存在?

    名古屋に住んでいるときに読んでおけばよかった。小野浦行ってみたくなった。

    0
    2021年07月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フィクションであればどれだけよかっただろうと、思わずにはいられないラスト。


    恥ずかしながら、「異国船船打払令」のために二度と祖国の地を踏むことが許されなかった方々が実際にいたということをこの作品を読んで初めて知りました。


    いつ命を落としてもおかしくはない苛酷な状況下で、音吉たちが何度も生き抜くことができたのは、「家族にまた逢いたい」というたった一つの願いを持ち続けたからであるにも関わらず、目の前にまできた祖国に迎えられるどころか、砲撃された音吉たちの絶望と痛みは私たちの想像を絶するものであったと思います。


    引き裂かれるような裏切りにあっても、その後も異国で懸命に生き続けた音吉たちに、尊敬の念に堪えません。


    小説なので、ところどころフィクションや作者の三浦綾子さんの創作エッセンスが加えられているとは思いますが、作中には心に留めておきたい言葉もたくさん散りばめられています。


    「焼かれても、焼けないものが残ります」
    「辛いことでも、過ぎ去れば懐かしいもの」
    「何もかも、今に思い出になる」



    こういったフレーズは、音吉たちの生き様を表しているようで、とても哀しいけれど、美しく強い言葉だと思います。


    音吉たちの1/100でも強くなりたい。



    ちなみに、音吉の遺灰は2005年、遠州灘での遭難後実に173年ぶりに故郷の小野浦に還ることができたそうです。

    音吉たちの知っている小野浦はもうないかもしれないけど、きっと どこかで 家族と会えていますようにと 願わずにはいられません。






    0
    2022年04月18日

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